-.\" Hey Emacs! This file is -*- nroff -*- source.
-.\"
.\" Copyright (c) 1992 Drew Eckhardt (drew@cs.colorado.edu), March 28, 1992
.\"
+.\" %%%LICENSE_START(VERBATIM)
.\" Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this
.\" manual provided the copyright notice and this permission notice are
.\" preserved on all copies.
.\"
.\" Formatted or processed versions of this manual, if unaccompanied by
.\" the source, must acknowledge the copyright and authors of this work.
+.\" %%%LICENSE_END
.\"
.\" Modified by Michael Haardt <michael@moria.de>
.\" Modified by Thomas Koenig <ig25@rz.uni-karlsruhe.de>
.\" Modified 2004-06-24 by aeb
.\" Modified, 2004-11-30, after idea from emmanuel.colbus@ensimag.imag.fr
.\"
+.\"*******************************************************************
+.\"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.\"
.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 Kazuyuki Tanisako
.\" all rights reserved.
.\" Translated 1997-05-17, Kazuyuki Tanisako <tanisako@osa.dec-j.co.jp>
.\" Updated 2005-12-05, Akihiro MOTOKI, Catch up to LDP man-pages 2.16
.\" Updated 2008-08-06, Akihiro MOTOKI, LDP v3.05
.\"
-.\"WORD: signal ¥·¥°¥Ê¥ë
-.\"WORD: process group ¥×¥í¥»¥¹¡¦¥°¥ë¡¼¥×
-.\"WORD: permission µö²Ä
-.\"WORD: privileges Æø¢
-.\"WORD: set-user-id ¥»¥Ã¥È¥æ¡¼¥¶¡¼ID
-.\"WORD: signal handler ¥·¥°¥Ê¥ë¥Ï¥ó¥É¥é¡¼
-.\"
-.TH KILL 2 2009-09-15 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
-.SH ̾Á°
-kill \- ¥×¥í¥»¥¹¤Ë¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤ë
-.SH ½ñ¼°
+.TH KILL 2 2013\-09\-17 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.SH 名前
+kill \- プロセスにシグナルを送る
+.SH 書式
.nf
-.B #include <sys/types.h>
+\fB#include <sys/types.h>\fP
.br
-.B #include <signal.h>
+\fB#include <signal.h>\fP
.sp
-.BI "int kill(pid_t " pid ", int " sig );
+\fBint kill(pid_t \fP\fIpid\fP\fB, int \fP\fIsig\fP\fB);\fP
.fi
.sp
.in -4n
-glibc ¸þ¤±¤Îµ¡Ç½¸¡ºº¥Þ¥¯¥í¤ÎÍ×·ï
-.RB ( feature_test_macros (7)
-»²¾È):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照):
.in
.sp
.ad l
-.BR kill ():
-_POSIX_C_SOURCE\ >=\ 1 || _XOPEN_SOURCE || _POSIX_SOURCE
+\fBkill\fP(): _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 1 || _XOPEN_SOURCE || _POSIX_SOURCE
.ad b
-.SH ÀâÌÀ
-¥·¥¹¥Æ¥à¥³¡¼¥ë¤Î
-.BR kill ()
-¤Ï¡¢Ç¤°Õ¤Î¥×¥í¥»¥¹¡¦¥°¥ë¡¼¥×¤â¤·¤¯¤Ï¥×¥í¥»¥¹¤Ë¥·¥°¥Ê¥ë¤ò
-Á÷¤ë¤Î¤Ë»È¤ï¤ì¤ë¡£
+.SH 説明
+システムコールの \fBkill\fP() は、任意のプロセスグループもしくはプロセスにシグナルを 送るのに使われる。
.PP
-\fIpid\fP ¤ËÀµ¤ÎÃͤò»ØÄꤷ¤¿¾ì¹ç¡¢¥·¥°¥Ê¥ë \fIsig\fP ¤¬
-\fIpid\fP ¤Ç»ØÄꤵ¤ì¤¿ ID ¤ò»ý¤Ä¥×¥í¥»¥¹¤ËÁ÷¤é¤ì¤ë¡£
+\fIpid\fP に正の値を指定した場合、シグナル \fIsig\fP が \fIpid\fP で指定された ID を持つプロセスに送られる。
.PP
-\fIpid\fP ¤Ë 0 ¤ò»ØÄꤷ¤¿¾ì¹ç¡¢
-¸Æ¤Ó½Ð¤·¸µ¤Î¥×¥í¥»¥¹¤Î¥×¥í¥»¥¹¡¦¥°¥ë¡¼¥×¤Ë°¤¹¤ë¤¹¤Ù¤Æ¤Î¥×¥í¥»¥¹¤Ë
-\fIsig\fP ¤Ç»ØÄꤷ¤¿¥·¥°¥Ê¥ë¤¬Á÷¤é¤ì¤ë¡£
+\fIpid\fP に 0 を指定した場合、 呼び出し元のプロセスのプロセスグループに属するすべてのプロセスに \fIsig\fP で指定したシグナルが送られる。
.PP
-\fIpid\fP ¤Ë \-1 ¤ò»ØÄꤷ¤¿¾ì¹ç¡¢ \fIsig\fP ¤Ç»ØÄꤷ¤¿¥·¥°¥Ê¥ë¤¬¡¢
-¸Æ¤Ó½Ð¤·¸µ¤Î¥×¥í¥»¥¹¤¬¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤ëµö²Ä¤ò»ý¤ÄÁ´¤Æ¤Î¥×¥í¥»¥¹¤Ë
-Á÷¤é¤ì¤ë¡£Ã¢¤·¡¢¥×¥í¥»¥¹ÈÖ¹æ 1 (\fIinit\fP) ¤Ø¤Ï¥·¥°¥Ê¥ë¤ÏÁ÷¤é¤ì¤Ê¤¤¡£
-°Ê²¼¤Î´ØÏ¢Éôʬ¤â»²¾È¤Î¤³¤È¡£
+\fIpid\fP に \-1 を指定した場合、 \fIsig\fP で指定したシグナルが、 呼び出し元のプロセスがシグナルを送る許可を持つ全てのプロセスに
+送られる。但し、プロセス番号 1 (\fIinit\fP) へはシグナルは送られない。 以下の関連部分も参照のこと。
.PP
-\fIpid\fP ¤Ë \-1 ¤è¤ê¾®¤µ¤ÊÃͤò»ØÄꤷ¤¿¾ì¹ç¡¢
-ID ¤¬ \fI\-pid\fP ¤Î¥×¥í¥»¥¹¡¦¥°¥ë¡¼¥×¤Ë°¤¹¤ë¤¹¤Ù¤Æ¤Î¥×¥í¥»¥¹¤Ë
-\fIsig\fP ¤Ç»ØÄꤷ¤¿¥·¥°¥Ê¥ë¤¬Á÷¤é¤ì¤ë¡£
+\fIpid\fP に \-1 より小さな値を指定した場合、 ID が \fI\-pid\fP のプロセスグループに属するすべてのプロセスに \fIsig\fP
+で指定したシグナルが送られる。
.PP
-\fIsig\fP ¤Ë 0 ¤ò»ØÄꤷ¤¿¾ì¹ç¡¢¥·¥°¥Ê¥ë¤ÏÁ÷¤é¤ì¤Ê¤¤¤¬¡¢
-¥¨¥é¡¼¤Î¥Á¥§¥Ã¥¯¤Ï¹Ô¤ï¤ì¤ë¡£¤³¤ì¤ò»È¤Ã¤Æ¡¢¥×¥í¥»¥¹ ID ¤ä
-¥×¥í¥»¥¹¥°¥ë¡¼¥× ID ¤Î¸ºß³Îǧ¤ò¹Ô¤¦¤³¤È¤¬¤Ç¤¤ë¡£
+\fIsig\fP に 0 を指定した場合、シグナルは送られないが、 エラーのチェックは行われる。これを使って、プロセス ID や プロセスグループ ID
+の存在確認を行うことができる。
-¤¢¤ë¥×¥í¥»¥¹¤¬¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤ëµö²Ä¤ò»ý¤Ä¤Ë¤Ï¡¢
-¤½¤Î¥×¥í¥»¥¹¤¬Æø¢ (Linux ¤Ç¤Ï
-.B CAP_KILL
-¥±¡¼¥Ñ¥Ó¥ê¥Æ¥£) ¤ò»ý¤Ä¥×¥í¥»¥¹¤Ç¤¢¤ë¤«¡¢¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤ë¦¤Î¥×¥í¥»¥¹¤Î
-¼ÂUID ¤«¼Â¸úUID ¤¬¼õ¤±¤ë¦¤Î¥×¥í¥»¥¹¤Î¼Â set-UID ¤«
-Êݸ (saved) set-UID ¤¬°ìÃפ·¤Æ¤¤¤Ê¤±¤ì¤Ð¤Ê¤é¤Ê¤¤¡£
-.B SIGCONT
-¤Î¾ì¹ç¤Ï¡¢¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¿®¤¹¤ë¥×¥í¥»¥¹¤È¼õ¿®¤¹¤ë¥×¥í¥»¥¹¤¬
-Ʊ¤¸¥»¥Ã¥·¥ç¥ó¤Ë½ê°¤·¤Æ¤¤¤ì¤Ð½½Ê¬¤Ç¤¢¤ë¡£
-.SH ÊÖ¤êÃÍ
-À®¸ù¤·¤¿¾ì¹ç (¾¯¤Ê¤¯¤È¤â°ì¤Ä¤Î¥·¥°¥Ê¥ë¤¬Á÷¿®¤µ¤ì¤¿¾ì¹ç)¡¢
-0 ¤¬ÊÖ¤µ¤ì¤ë¡£¥¨¥é¡¼¤Î¾ì¹ç \-1 ¤¬ÊÖ¤µ¤ì¡¢
-.I errno
-¤¬Å¬ÀÚ¤ËÀßÄꤵ¤ì¤ë¡£
-.SH ¥¨¥é¡¼
-.TP
-.B EINVAL
-̵¸ú¤Ê¥·¥°¥Ê¥ë¤ò»ØÄꤷ¤¿¡£
-.TP
-.B EPERM
-¥×¥í¥»¥¹¤¬¡¢¼õ¿®¤¹¤ë¥×¥í¥»¥¹¤Î¤¤¤º¤ì¤ËÂФ·¤Æ¤â
-¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤ëµö²Ä¤ò»ý¤Ã¤Æ¤¤¤Ê¤¤¡£
-.TP
-.B ESRCH
-»ØÄꤷ¤¿¥×¥í¥»¥¹¤Þ¤¿¤Ï¥×¥í¥»¥¹¡¦¥°¥ë¡¼¥×¤¬Â¸ºß¤·¤Ê¤«¤Ã¤¿¡£
-¥¾¥ó¥Ó¥×¥í¥»¥¹¤Ï¸ºß¤¹¤ë¥×¥í¥»¥¹¤È¤·¤Æ¤ß¤Ê¤µ¤ì¤ë¡£
-¥¾¥ó¥Ó¥×¥í¥»¥¹¤È¤Ï¤¹¤Ç¤Ë½èÍý¤Ï½ªÎ»¤·¤Æ¤¤¤ë¤¬¡¢¿Æ¥×¥í¥»¥¹¤Ë¤è¤ë
-.BR wait ()
-½èÍý¤¬¹Ô¤ï¤ì¤Æ¤¤¤Ê¤¤¥×¥í¥»¥¹¤Î¤³¤È¤Ç¤¢¤ë¡£
-.SH ½àµò
-SVr4, 4.3BSD, POSIX.1-2001.
-.SH Ãí°Õ
-¥×¥í¥»¥¹ÈÖ¹æ 1 ¤Î
-.I init
-¥×¥í¥»¥¹¤ËÁ÷¤ë¤³¤È¤¬¤Ç¤¤ë¥·¥°¥Ê¥ë¤Ï¡¢
-.I init
-¤¬ÌÀ¼¨Åª¤Ë¥·¥°¥Ê¥ë¥Ï¥ó¥É¥é¤òÀßÄꤷ¤¿¥·¥°¥Ê¥ë¤À¤±¤Ç¤¢¤ë¡£
-¤³¤¦¤Ê¤Ã¤Æ¤¤¤ë¤Î¤Ï¡¢¸í¤Ã¤Æ¥·¥¹¥Æ¥à¤ò¥À¥¦¥ó¤µ¤»¤Ê¤¤¤è¤¦¤Ë¤¹¤ë¤¿¤á¤Ç¤¢¤ë¡£
+プロセスがシグナルを送信する許可を持つためには、 プロセスが特権 (Linux では \fBCAP_KILL\fP ケーパビリティ (capability))
+を持つか、 送信元プロセスの実ユーザー ID または実効ユーザー ID が 送信先プロセスの実 set\-user\-ID または保存
+set\-user\-ID と 等しくなければならない。 \fBSIGCONT\fP の場合、送信プロセスと受信プロセスが
+同じセッションに属していれば十分である。 (過去には、 ルールは違っていた; 「注意」の節を参照。)
+.SH 返り値
+成功した場合 (少なくとも一つのシグナルが送信された場合)、 0 が返される。エラーの場合 \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
+.SH エラー
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+無効なシグナルを指定した。
+.TP
+\fBEPERM\fP
+プロセスが、受信するプロセスのいずれに対しても シグナルを送る許可を持っていない。
+.TP
+\fBESRCH\fP
+指定したプロセスまたはプロセスグループが存在しなかった。 ゾンビプロセスは存在するプロセスとしてみなされる。
+ゾンビプロセスとはすでに処理は終了しているが、親プロセスによる \fBwait\fP() 処理が行われていないプロセスのことである。
+.SH 準拠
+SVr4, 4.3BSD, POSIX.1\-2001.
+.SH 注意
+プロセス番号 1 の \fIinit\fP プロセスに送ることができるシグナルは、 \fIinit\fP が明示的にシグナルハンドラーを設定したシグナルだけである。
+こうなっているのは、誤ってシステムをダウンさせないようにするためである。
.LP
-POSIX.1-2001 ¤Ç¤Ï¡¢ \fIkill(\-1,sig)\fP ¤¬
-¸Æ¤Ó½Ð¤·¸µ¤Î¥×¥í¥»¥¹¤¬¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤ë¤³¤È¤¬½ÐÍè¤ë¥×¥í¥»¥¹Á´¤Æ¤Ë
-\fIsig\fP ¤òÁ÷¤ë¤³¤È¤òÍ׵ᤷ¤Æ¤¤¤ë¡£
-⤷¡¢¥·¥¹¥Æ¥à¼ÂÁõ»þ¤ËÄê¤á¤é¤ì¤¿¥·¥¹¥Æ¥à¥×¥í¥»¥¹¤Ï
-¥·¥°¥Ê¥ë¤ÎÁ÷¿®Âоݤ«¤é½ü³°¤µ¤ì¤ë¡£
-Linux ¤Ç¤Ï¡¢¥×¥í¥»¥¹¤¬¼«Ê¬¼«¿È¤Ë¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤ì¤ë¤è¤¦¤Ë¤Ê¤Ã¤Æ¤¤¤ë¤¬¡¢
-Linux ¤Î \fIkill(\-1,sig)\fP ¤Ï¸Æ¤Ó½Ð¤·¸µ¤Î¥×¥í¥»¥¹¤Ë¤Ï¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤é¤Ê¤¤¡£
+POSIX.1\-2001 では、 \fIkill(\-1,sig)\fP が 呼び出し元のプロセスがシグナルを送ることが出来るプロセス全てに \fIsig\fP
+を送ることを要求している。 但し、システム実装時に定められたシステムプロセスは シグナルの送信対象から除外される。 Linux
+では、プロセスが自分自身にシグナルを送れるようになっているが、 Linux の \fIkill(\-1,sig)\fP
+は呼び出し元のプロセスにはシグナルを送らない。
.LP
-POSIX.1-2001 ¤Ç¤Ï°Ê²¼¤ÎÆ°ºî¤Ë¤Ê¤ë¤³¤È¤òÍ׵ᤷ¤Æ¤¤¤ë¡£
-¼«Ê¬¼«¿È¤Ë¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤ë¤È¡¢¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤Ã¤¿¥¹¥ì¥Ã¥É¤¬¤½¤Î¥·¥°¥Ê¥ë¤ò¥Ö¥í¥Ã¥¯
-¤·¤Æ¤ª¤é¤º¡¢Â¾¤Î¤É¤Î¥¹¥ì¥Ã¥É¤â¤½¤Î¥·¥°¥Ê¥ë¤ò¼õ¤±¤ë¾õÂ֤ˤâ¤Ê¤¯
-.BR sigwait (3)
-¤Ç¤½¤Î¥·¥°¥Ê¥ë¤òÂԤäƤ⤤¤Ê¤¤¾ì¹ç¡¢
-.BR kill ()
-¤¬ÊÖ¤ëÁ°¤Ë¾¯¤Ê¤¯¤È¤â°ì¤Ä¤Î¥Ö¥í¥Ã¥¯¤µ¤ì¤Æ¤¤¤Ê¤¤
-¥·¥°¥Ê¥ë¤¬¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤Ã¤¿¥¹¥ì¥Ã¥É¤ËÇÛÁ÷¤µ¤ì¤Ê¤±¤ì¤Ð¤Ê¤é¤Ê¤¤¡£
-.SS "Linux ¤Ç¤ÎÃí°Õ"
-Linux ¤Ç¤Ï¡¢Æø¢¤Î¤Ê¤¤¥×¥í¥»¥¹¤¬Â¾¤Î¥×¥í¥»¥¹¤Ë¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¿®¤¹¤ë¤¿¤á¤Ë
-ɬÍפʸ¢¸Â¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Î¥ë¡¼¥ë¤¬¡¢¥«¡¼¥Í¥ë¥Ð¡¼¥¸¥ç¥ó¤Ë¤è¤ê°ã¤Ã¤Æ¤¤¤ë¡£
-.\" 0.* ¥«¡¼¥Í¥ë¤ÎÏäϳ䰦¤·¡¢Â¿¾¯Êѹ¹¤·¤¿¡£- MTK, 24 Jul 02
-¥«¡¼¥Í¥ë 1.0 ¤«¤é 1.2.2 ¤Ç¤Ï¡¢Á÷¿®Â¦¤Î¼Â¸ú¥æ¡¼¥¶¡¼ID ¤¬¼õ¿®Â¦¤Î
-¼Â¸ú¥æ¡¼¥¶¡¼ ID¤È°ìÃפ¹¤ì¤Ð¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¿®¤Ç¤¤¿¡£
-¥«¡¼¥Í¥ë 1.2.3 ¤«¤é 1.3.77¤Ç¤Ï¡¢Á÷¿®Â¦¤Î¼Â¸ú¥æ¡¼¥¶¡¼ID ¤¬¼õ¿®Â¦¤Î
-¼Â¥æ¡¼¥¶¡¼ID ¤«¼Â¸ú¥æ¡¼¥¶¡¼ID ¤Î¤¤¤º¤ì¤«¤È°ìÃפ¹¤ì¤Ð¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¿®¤Ç¤¤¿¡£
-¸½ºß¤Î¥ë¡¼¥ë¤Ï¡¢POSIX.1-2001 ¤Ë½àµò¤·¤Æ¤ª¤ê¡¢¥«¡¼¥Í¥ë 1.3.78 °Ê¹ß¤Ç
-ŬÍѤµ¤ì¤Æ¤¤¤ë¡£
-.SH ¥Ð¥°
-¥Ð¡¼¥¸¥ç¥ó 2.6.7 °ÊÁ°¤Î 2.6 ·Ï¤Î¥«¡¼¥Í¥ë¤Ë¤Ï¡¢
-¥×¥í¥»¥¹¥°¥ë¡¼¥×¤Ë¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤Ã¤¿¤È¤¤Ë¡¢
-¸Æ¤Ó½Ð¤·¸µ¤Î¥×¥í¥»¥¹¤¬¥×¥í¥»¥¹¥°¥ë¡¼¥×¤Î (Á´¥á¥ó¥Ð¡¼¤Ç¤Ï¤Ê¤¯) °ìÉô¤Î¥á¥ó¥Ð¡¼
-¤ËÂФ·¤Æ¤Î¤ß¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤ëµö²Ä¤ò»ý¤Ã¤Æ¤¤¤ë¾ì¹ç¤Ë¡¢
-.BR kill ()
-¤¬¥¨¥é¡¼
-.B EPERM
-¤Ç¼ºÇÔ¤¹¤ë¤È¤¤¤¦¥Ð¥°¤¬¤¢¤ë¡£
-¤³¤Î¥¨¥é¡¼¤¬ÊÖ¤ë¤Ë¤â¤«¤«¤ï¤é¤º¡¢¤½¤Î¥·¥°¥Ê¥ë¤Ï¸Æ¤Ó½Ð¤·¸µ¤¬
-¥·¥°¥Ê¥ë¤òÁ÷¤ëµö²Ä¤ò»ý¤ÄÁ´¤Æ¤Î¥×¥í¥»¥¹¤ØÁ÷¤é¤ì¤ë¡£
-.SH ´ØÏ¢¹àÌÜ
-.BR _exit (2),
-.BR killpg (2),
-.BR signal (2),
-.BR sigqueue (2),
-.BR tkill (2),
-.BR exit (3),
-.BR credentials (7),
-.BR capabilities (7),
-.BR signal (7)
+POSIX.1\-2001 では以下の動作になることを要求している。 自分自身にシグナルを送ると、シグナルを送ったスレッドがそのシグナルをブロック
+しておらず、他のどのスレッドもそのシグナルを受ける状態にもなく \fBsigwait\fP(3) でそのシグナルを待ってもいない場合、 \fBkill\fP()
+が返る前に少なくとも一つのブロックされていない シグナルがシグナルを送ったスレッドに配送されなければならない。
+.SS "Linux での注意"
+.\" In the 0.* kernels things chopped and changed quite
+.\" a bit - MTK, 24 Jul 02
+Linux では、特権のないプロセスが他のプロセスにシグナルを送信するために必要な権限についてのルールが、カーネルバージョンにより違っている。 カーネル
+1.0 から 1.2.2 では、送信側の実効ユーザー ID が送信対象の実効ユーザー ID と一致するか、 送信側の実ユーザー ID
+が送信対象の実ユーザー ID と一致すれば、 シグナルを送信できた。 カーネル 1.2.3 から 1.3.77では、送信側の実効ユーザー ID
+が送信対象の実ユーザー ID か実効ユーザー ID のいずれかと一致すればシグナルを送信できた。 現在のルールは、POSIX.1\-2001
+に準拠しており、カーネル 1.3.78 以降で 適用されている。
+.SH バグ
+バージョン 2.6.7 以前の 2.6 系のカーネルには、 プロセスグループにシグナルを送ったときに、 呼び出し元のプロセスがプロセスグループの
+(全メンバーではなく) 一部のメンバーに対してのみシグナルを送る許可を持っていない場合に、 \fBkill\fP() がエラー \fBEPERM\fP
+で失敗するというバグがある。 このエラーが返るにもかかわらず、そのシグナルは呼び出し元が シグナルを送る許可を持つ全てのプロセスへ送られる。
+.SH 関連項目
+\fB_exit\fP(2), \fBkillpg\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBtkill\fP(2), \fBexit\fP(3),
+\fBsigqueue\fP(3), \fBcredentials\fP(7), \fBcapabilities\fP(7), \fBsignal\fP(7)
+.SH この文書について
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。