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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / kill.2
index cf9154c..7b4763f 100644 (file)
@@ -59,7 +59,7 @@
 .\" Updated 2005-12-05, Akihiro MOTOKI, Catch up to LDP man-pages 2.16
 .\" Updated 2008-08-06, Akihiro MOTOKI, LDP v3.05
 .\"
-.TH KILL 2 2013\-02\-05 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.TH KILL 2 2013\-09\-17 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 kill \- プロセスにシグナルを送る
 .SH 書式
@@ -79,16 +79,16 @@ glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参
 \fBkill\fP(): _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 1 || _XOPEN_SOURCE || _POSIX_SOURCE
 .ad b
 .SH 説明
\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 ã\82³ã\83¼ã\83«ã\81® \fBkill\fP()  ã\81¯ã\80\81ä»»æ\84\8fã\81®ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\83»ã\82°ã\83«ã\83¼ã\83\97ã\82\82ã\81\97ã\81\8fã\81¯ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81«ã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\82\92 é\80\81ã\82\8bã\81®ã\81«ä½¿ã\82\8fã\82\8cã\82\8bã\80\82
+システムコールの \fBkill\fP()  は、任意のプロセスグループもしくはプロセスにシグナルを 送るのに使われる。
 .PP
 \fIpid\fP に正の値を指定した場合、シグナル \fIsig\fP が \fIpid\fP で指定された ID を持つプロセスに送られる。
 .PP
-\fIpid\fP ã\81« 0 ã\82\92æ\8c\87å®\9aã\81\97ã\81\9få ´å\90\88ã\80\81 å\91¼ã\81³å\87ºã\81\97å\85\83ã\81®ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81®ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\83»ã\82°ã\83«ã\83¼ã\83\97ã\81«å±\9eã\81\99ã\82\8bã\81\99ã\81¹ã\81¦ã\81®ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81« \fIsig\fP ã\81§æ\8c\87å®\9aã\81\97ã\81\9fã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\81\8cé\80\81ã\82\89ã\82\8cã\82\8bã\80\82
+\fIpid\fP に 0 を指定した場合、 呼び出し元のプロセスのプロセスグループに属するすべてのプロセスに \fIsig\fP で指定したシグナルが送られる。
 .PP
 \fIpid\fP に \-1 を指定した場合、 \fIsig\fP で指定したシグナルが、 呼び出し元のプロセスがシグナルを送る許可を持つ全てのプロセスに
 送られる。但し、プロセス番号 1 (\fIinit\fP) へはシグナルは送られない。 以下の関連部分も参照のこと。
 .PP
-\fIpid\fP ã\81« \-1 ã\82\88ã\82\8aå°\8fã\81\95ã\81ªå\80¤ã\82\92æ\8c\87å®\9aã\81\97ã\81\9få ´å\90\88ã\80\81 ID ã\81\8c \fI\-pid\fP ã\81®ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\83»ã\82°ã\83«ã\83¼ã\83\97ã\81«å±\9eã\81\99ã\82\8bã\81\99ã\81¹ã\81¦ã\81®ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81« \fIsig\fP
+\fIpid\fP に \-1 より小さな値を指定した場合、 ID が \fI\-pid\fP のプロセスグループに属するすべてのプロセスに \fIsig\fP
 で指定したシグナルが送られる。
 .PP
 \fIsig\fP に 0 を指定した場合、シグナルは送られないが、 エラーのチェックは行われる。これを使って、プロセス ID や プロセスグループ ID
@@ -97,7 +97,7 @@ glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参
 プロセスがシグナルを送信する許可を持つためには、 プロセスが特権 (Linux では \fBCAP_KILL\fP ケーパビリティ (capability))
 を持つか、 送信元プロセスの実ユーザー ID または実効ユーザー ID が 送信先プロセスの実 set\-user\-ID または保存
 set\-user\-ID と 等しくなければならない。 \fBSIGCONT\fP の場合、送信プロセスと受信プロセスが
-同じセッションに属していれば十分である。
+同じセッションに属していれば十分である。 (過去には、 ルールは違っていた; 「注意」の節を参照。)
 .SH 返り値
 成功した場合 (少なくとも一つのシグナルが送信された場合)、 0 が返される。エラーの場合 \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
 .SH エラー
@@ -109,12 +109,12 @@ set\-user\-ID と 等しくなければならない。 \fBSIGCONT\fP の場合
 プロセスが、受信するプロセスのいずれに対しても シグナルを送る許可を持っていない。
 .TP 
 \fBESRCH\fP
\8c\87å®\9aã\81\97ã\81\9fã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81¾ã\81\9fã\81¯ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\83»ã\82°ã\83«ã\83¼ã\83\97ã\81\8cå­\98å\9c¨ã\81\97ã\81ªã\81\8bã\81£ã\81\9fã\80\82 ã\82¾ã\83³ã\83\93ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81¯å­\98å\9c¨ã\81\99ã\82\8bã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81¨ã\81\97ã\81¦ã\81¿ã\81ªã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82
+指定したプロセスまたはプロセスグループが存在しなかった。 ゾンビプロセスは存在するプロセスとしてみなされる。
 ゾンビプロセスとはすでに処理は終了しているが、親プロセスによる \fBwait\fP()  処理が行われていないプロセスのことである。
 .SH 準拠
 SVr4, 4.3BSD, POSIX.1\-2001.
 .SH 注意
-プロセス番号 1 の \fIinit\fP プロセスに送ることができるシグナルは、 \fIinit\fP が明示的にシグナルハンドラを設定したシグナルだけである。
\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ç\95ªå\8f· 1 ã\81® \fIinit\fP ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81«é\80\81ã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\81\8cã\81§ã\81\8dã\82\8bã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\81¯ã\80\81 \fIinit\fP ã\81\8cæ\98\8e示ç\9a\84ã\81«ã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\83\8fã\83³ã\83\89ã\83©ã\83¼ã\82\92設å®\9aã\81\97ã\81\9fã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\81 ã\81\91ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82
 こうなっているのは、誤ってシステムをダウンさせないようにするためである。
 .LP
 POSIX.1\-2001 では、 \fIkill(\-1,sig)\fP が 呼び出し元のプロセスがシグナルを送ることが出来るプロセス全てに \fIsig\fP
@@ -128,10 +128,11 @@ POSIX.1\-2001 では以下の動作になることを要求している。 自
 .SS "Linux での注意"
 .\" In the 0.* kernels things chopped and changed quite
 .\" a bit - MTK, 24 Jul 02
-Linux では、特権のないプロセスが他のプロセスにシグナルを送信するために 必要な権限についてのルールが、カーネルバージョンにより違っている。
-カーネル 1.0 から 1.2.2 では、送信側の実効ユーザーID が受信側の 実効ユーザー IDと一致すればシグナルを送信できた。 カーネル
-1.2.3 から 1.3.77では、送信側の実効ユーザーID が受信側の 実ユーザーID か実効ユーザーID
-のいずれかと一致すればシグナルを送信できた。 現在のルールは、POSIX.1\-2001 に準拠しており、カーネル 1.3.78 以降で 適用されている。
+Linux では、特権のないプロセスが他のプロセスにシグナルを送信するために必要な権限についてのルールが、カーネルバージョンにより違っている。 カーネル
+1.0 から 1.2.2 では、送信側の実効ユーザー ID が送信対象の実効ユーザー ID と一致するか、 送信側の実ユーザー ID
+が送信対象の実ユーザー ID と一致すれば、 シグナルを送信できた。 カーネル 1.2.3 から 1.3.77では、送信側の実効ユーザー ID
+が送信対象の実ユーザー ID か実効ユーザー ID のいずれかと一致すればシグナルを送信できた。 現在のルールは、POSIX.1\-2001
+に準拠しており、カーネル 1.3.78 以降で 適用されている。
 .SH バグ
 バージョン 2.6.7 以前の 2.6 系のカーネルには、 プロセスグループにシグナルを送ったときに、 呼び出し元のプロセスがプロセスグループの
 (全メンバーではなく) 一部のメンバーに対してのみシグナルを送る許可を持っていない場合に、 \fBkill\fP()  がエラー \fBEPERM\fP
@@ -140,6 +141,5 @@ Linux では、特権のないプロセスが他のプロセスにシグナル
 \fB_exit\fP(2), \fBkillpg\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBtkill\fP(2), \fBexit\fP(3),
 \fBsigqueue\fP(3), \fBcredentials\fP(7), \fBcapabilities\fP(7), \fBsignal\fP(7)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。