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-.TH MSYNC 2 2008\-04\-22 Linux "Linux Programmer's Manual"
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+.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HANATAKA Shinya
+.\" all rights reserved.
+.\" Translated Sun Feb 23 19:45:43 JST 1997
+.\" by HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\" Updated and revised Fri Oct 24 23:34:51 JST 2003
+.\" by Suzuki Takashi.
+.\" Updated 2007-01-01 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
+.\"
+.TH MSYNC 2 2014\-04\-20 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
msync \- ファイルをマップしたメモリと同期させる
.SH 書式
\fBmsync\fP() が使用可能な POSIX システムでは \fB_POSIX_MAPPED_FILES\fP と
\fB_POSIX_SYNCHRONIZED_IO\fP の両方が \fI<unistd.h>\fP で 0 より大きい値に定義される。
(\fBsysconf\fP(3) を参照すること。 )
+.SH 注意
+.\" commit 204ec841fbea3e5138168edbc3a76d46747cc987
+POSIX では \fBMS_SYNC\fP と \fBMS_ASYNC\fP のいずれかは必ず \fIflags\fP に指定しなければならないとされており、
+実際にこれらのフラグのいずれかを指定しなかった場合 \fBmsync\fP() が失敗するシステムもある。 しかし、 Linux
+ではこれらのフラグのいずれも指定せずに \fBmsync\fP() を呼び出すことができ、 その場合の動作は (現在のところ) \fBMS_ASYNC\fP
+を指定した場合と等価である。 (Linux 2.6.19 以降では \fBMS_ASYNC\fP は実際には no\-op (何もしない命令) である。
+これはカーネルが正しく dirty ページを追跡し、必要に応じてストレージにそれらをフラッシュするからである。) Linux
+の動作に関係なく、アプリケーションの移植性を考慮し、将来も確実に動くようにするには、 \fBMS_SYNC\fP か \fBMS_ASYNC\fP のいずれかを必ず
+\fIflags\fP に指定するようにすべきである。
.SH 関連項目
\fBmmap\fP(2)
B.O. Gallmeister, POSIX.4, O'Reilly, pp. 128\-129 and 389\-391.
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.51 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。