.\" Copyright (c) 1990, 1993
.\" The Regents of the University of California. All rights reserved.
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.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
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.\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY
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.\" @(#)dbopen.3 8.5 (Berkeley) 1/2/94
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-.TH DBOPEN 3 1994\-01\-02 "" "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 1999 Shouichi Saito
+.\" all rights reserved.
+.\" Translated Thu Jul 22 00:00:00 JST 1999
+.\" by Shouichi Saito <ss236rx@ymg.urban.ne.jp>
+.\" Proofed Tue Aug 19 1999 by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
+.\" Updated 2012-05-01, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\"
+.TH DBOPEN 3 2012\-05\-04 "" "Linux Programmer's Manual"
.UC 7
.SH 名前
dbopen \- データベースアクセスメソッド
\fB#include <sys/types.h>\fP
\fB#include <limits.h>\fP
\fB#include <db.h>\fP
+\fB#include <fcntl.h>\fP
\fBDB *dbopen(const char *\fP\fIfile\fP\fB, int \fP\fIflags\fP\fB, int \fP\fImode\fP\fB, DBTYPE \fP\fItype\fP\fB,\fP
\fB const void *\fP\fIopeninfo\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
+\fI大事な注意\fP:
+このページは、バージョン 2.1 までの glibc が提供するインターフェースに
+ついて説明している。バージョン 2.2 以降の glibc では、もはやこれらの
+インターフェースは提供されていない。おそらく、このページではなく、
+\fIlibdb\fP ライブラリが提供する API をお探しなのだろう。
+
\fBdbopen\fP() はデータベースファイルに対するライブラリインターフェースである。 サポートされているファイルフォーマットは btree,
hash, UNIX ファイルに指向したフォーマット, の 3 つである。 btree フォーマットは、ソートされたバランスツリー構造である。
hashed フォーマットは、拡張可能な動的 hash スキームである。 フラットファイル (flat\-file) フォーマットは、
ファイルが正しくフォーマットされていない。
.TP
\fBEINVAL\fP
-指定したパラメータ(ハッシュ関数、バイト埋めなど)が現在のファイル仕様に 合っていない、パラメータが関数にとって無意味
-(例えばあらかじめ初期化しないでカーソルを使うとか)、 ファイルとソフトウェアのバージョンが合っていない。
+指定したパラメータ (ハッシュ関数、バイト埋めなど) が現在のファイル仕様
+に合っていない、パラメータが関数にとって無意味 (例えば、あらかじめ初期
+化しないでカーソルを使うとか)、ファイルとソフトウェアのバージョンが
+合っていない。
.PP
\fIclose\fP ルーチンは失敗するとライブラリルーチン \fBclose\fP(2), \fBread\fP(2), \fBwrite\fP(2),
\fBfree\fP(3), \fBfsync\fP(2) で指定されているエラーに応じた \fIerrno\fP をセットする。
.PP
-\fIdel\fP, \fIget\fP, \fIput\fP と \fIseq\fP ルーチンは失敗するとライブラリルーチン \fBread\fP(2), \fBwrite\fP(2),
+\fIdel\fP, \fIget\fP, \fIput\fP, \fIseq\fP ルーチンは失敗するとライブラリルーチン \fBread\fP(2), \fBwrite\fP(2),
\fBfree\fP(3), \fBmalloc\fP(3) で指定されているエラーに応じた \fIerrno\fP をセットする。
.PP
\fIfd\fP ルーチンはメモリ内データベースに対し失敗すると \fIerrno\fP に \fBENOENT\fP をセットする。
どのアクセスメソッドも、同時アクセス、ロック、トランザクション の仕組みは備えていない。
.SH 関連項目
\fBbtree\fP(3), \fBhash\fP(3), \fBmpool\fP(3), \fBrecno\fP(3)
-.sp
+
\fILIBTP: Portable, Modular Transactions for UNIX\fP, Margo Seltzer, Michael
Olson, USENIX proceedings, Winter 1992.
+.SH この文書について
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.64 の一部
+である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
+http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。