.\" Copyright 2002 Walter Harms (walter.harms@informatik.uni-oldenburg.de)
+.\"
+.\" %%%LICENSE_START(GPL_NOVERSION_ONELINE)
.\" Distributed under GPL
+.\" %%%LICENSE_END
+.\"
.\" 2002-07-27 Walter Harms
.\" this was done with the help of the glibc manual
.\"
.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
.\"
.\"*******************************************************************
-.TH ISGREATER 3 2010\-09\-20 "" "Linux Programmer's Manual"
+.TH ISGREATER 3 2012\-05\-06 "" "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
isgreater, isgreaterequal, isless, islessequal, islessgreater, isunordered \-
NaN に対して例外を発生せずに、浮動小数点数の大小関係の判定を行う
.RE
.ad b
.SH 説明
-(\fB<\fP、「小なり」のような) 通常の関係操作 (relation operations) は、 オペランドの一方が NaN
-の場合には失敗する。 これは例外の原因になる。 これを避けるため、C99 では次のようなマクロを定義している。 これらのマクロはオペランドを 1
-回だけ評価することが保証されている。 オペランドには任意の実数の浮動小数点数型を指定できる。
+(\fB<\fP、「小なり」のような) 通常の関係操作 (relation operations) は、
+オペランドの一方が NaN の場合には失敗する。 これは例外の原因になる。
+これを避けるため、C99 では以下のリストに示すマクロを定義している。
+
+これらのマクロでは、引き数を 1 回だけ評価することが保証されている。
+引き数には実数の浮動小数点数型を指定しなければならない。
+(注意: これらのマクロの引き数に整数値を渡さないこと。なぜなら
+整数値の引き数は実数の浮動小数点型に変換されないからである。)
.TP
\fBisgreater\fP()
\fI(x)\ >\ (y)\fP を決定する。 \fIx\fP または \fIy\fP が NaN でも例外を発生しない。
エミュレートされる場合は、性能上での不利となる。 NaN について心配しなくて構わない場合は、 これらの関数を使わないこと。
.SH 関連項目
\fBfpclassify\fP(3), \fBisnan\fP(3)
+.SH この文書について
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
+である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
+http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。