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(split) LDP: Update releases based on LDP 3.52 release
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / login.3
index 8ff5a7b..de626ea 100644 (file)
@@ -1,3 +1,7 @@
+.\" Derived from text written by Martin Schulze (or taken from glibc.info)
+.\" and text written by Paul Thompson - both copyright 2002.
+.\"
+.\" %%%LICENSE_START(GPLv2+_DOC_FULL)
 .\" This is free documentation; you can redistribute it and/or
 .\" modify it under the terms of the GNU General Public License as
 .\" published by the Free Software Foundation; either version 2 of
 .\" GNU General Public License for more details.
 .\"
 .\" You should have received a copy of the GNU General Public
-.\" License along with this manual; if not, write to the Free
-.\" Software Foundation, Inc., 675 Mass Ave, Cambridge, MA 02139,
-.\" USA.
+.\" License along with this manual; if not, see
+.\" <http://www.gnu.org/licenses/>.
+.\" %%%LICENSE_END
 .\"
-.\" Derived from text written by Martin Schulze (or taken from glibc.info)
-.\" and text written by Paul Thompson - both copyright 2002.
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2004-2005 Yuichi SATO
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated Thu Aug 26 06:04:53 JST 2004
-.\"         by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
-.\" Updated & Modified Sat Jan 15 06:38:41 JST 2005 by Yuichi SATO
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.TH LOGIN 3 2004-05-06 "GNU" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH LOGIN 3 2004\-05\-06 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 login, logout \- utmp と wtmp エントリを書き込む
 .SH 書式
-.B #include <utmp.h>
+\fB#include <utmp.h>\fP
 .sp
-.BI "void login(const struct utmp *" ut );
+\fBvoid login(const struct utmp *\fP\fIut\fP\fB);\fP
 .sp
-.BI "int logout(const char *" ut_line );
+\fBint logout(const char *\fP\fIut_line\fP\fB);\fP
 .sp
 \fI\-lutil\fP でリンクする。
 .SH 説明
-utmp ファイルは現在システムを使用しているユーザを記録する。
-wtmp ファイルはすべてのログインとログアウトを記録する。
-.BR utmp (5)
+utmp ファイルは現在システムを使用しているユーザを記録する。 wtmp ファイルはすべてのログインとログアウトを記録する。 \fButmp\fP(5)
 を参照すること。
 .LP
-関数
-.BR login ()
-は与えられた \fIstruct utmp\fP
-.I ut
-を utmp と wtmp ファイルの両方に書き込む。
+関数 \fBlogin\fP()  は与えられた \fIstruct utmp\fP \fIut\fP を utmp と wtmp ファイルの両方に書き込む。
 .LP
-関数
-.BR logout ()
-は utmp ファイルにあるエントリをクリアする。
+関数 \fBlogout\fP()  は utmp ファイルにあるエントリをクリアする。
 .SS "GNU 版の詳細"
-より正確には、
-.BR login ()
-は引き数
-.I ut
-構造体をとり、(もし存在するならば) フィールド
-.I ut\->ut_type
-を
-.B USER_PROCESS
-という値にし、(もし存在するならば) フィールド
-.I ut\->ut_pid
-を呼び出し元プロセスのプロセス ID の値にする。
-次にフィールド
-.I ut\->ut_line
-の値を設定しようとする。
-この関数は、標準入力・標準出力・標準エラー出力の中から
-端末 (tty) である最初のものをとり、
-対応するパス名から先頭の \fI/dev/\fP を引いたものを
-このフィールドに格納して、この構造体を utmp ファイルに書き込む。
-一方、端末名が見つからない場合は、このフィールドは "???" とされて、
-この構造体は utmp ファイルに書き込まれない。
-その後にこの構造体は wtmp ファイルに書き込まれる。
+より正確には、 \fBlogin\fP()  は引き数 \fIut\fP 構造体をとり、(もし存在するならば) フィールド \fIut\->ut_type\fP を
+\fBUSER_PROCESS\fP という値にし、(もし存在するならば) フィールド \fIut\->ut_pid\fP を呼び出し元プロセスのプロセス
+ID の値にする。 次にフィールド \fIut\->ut_line\fP の値を設定しようとする。
+この関数は、標準入力・標準出力・標準エラー出力の中から端末である最初のものをとり、対応するパス名から先頭の \fI/dev/\fP を引いたものを
+このフィールドに格納して、この構造体を utmp ファイルに書き込む。 一方、端末名が見つからない場合は、このフィールドは "???" とされて、
+この構造体は utmp ファイルに書き込まれない。 その後にこの構造体は wtmp ファイルに書き込まれる。
 .LP
-.BR logout ()
-関数は utmp ファイルから
-.I ut_line
-引き数にマッチするエントリを探す。
-レコードが見つかった場合、
-.I ut_name
-と
-.I ut_host
-フィールドをクリアして、
-.I ut_tv
-タイムスタンプフィールドを更新し、
-(もし存在するならば)
-.I ut_type
-フィールドを
-.B DEAD_PROCESS
-に更新する。
+\fBlogout\fP()  関数は utmp ファイルから \fIut_line\fP 引き数にマッチするエントリを探す。 レコードが見つかった場合、
+\fIut_name\fP と \fIut_host\fP フィールドをクリアして、 \fIut_tv\fP タイムスタンプフィールドを更新し、 (もし存在するならば)
+\fIut_type\fP フィールドを \fBDEAD_PROCESS\fP に更新する。
 .SH 返り値
-エントリをデータベースに書き込むのに成功した場合、
-.BR logout ()
-関数は 1 を返す。
-またエラーが起こった場合、0 を返す。
+エントリをデータベースに書き込むのに成功した場合、 \fBlogout\fP()  関数は 1 を返す。 またエラーが起こった場合、0 を返す。
 .SH ファイル
-.TP
-.I /var/run/utmp
-ユーザアカウントデータベース。
-.I <paths.h>
-における
-.B _PATH_UTMP
-で設定されている。
-.TP
-.I /var/log/wtmp
-ユーザアカウントログファイル。
-.I <paths.h>
-における
-.B _PATH_WTMP
-で設定されている。
+.TP 
+\fI/var/run/utmp\fP
+ユーザアカウントデータベース。 \fI<paths.h>\fP における \fB_PATH_UTMP\fP で設定されている。
+.TP 
+\fI/var/log/wtmp\fP
+ユーザアカウントログファイル。 \fI<paths.h>\fP における \fB_PATH_WTMP\fP で設定されている。
 .SH 準拠
-POSIX.1-2001 にはない。
-BSD 系に存在する。
+POSIX.1\-2001 にはない。 BSD 系に存在する。
 .SH 注意
-.I struct utmp
-のメンバ
-.I ut_user
-は、BSD では
-.I ut_name
-という名前である点に注意すること。
-そのため
-.I ut_name
-は
-.I <utmp.h>
-において
-.I ut_user
-のエイリアスとして定義されている。
+\fIstruct utmp\fP のメンバ \fIut_user\fP は、BSD では \fIut_name\fP という名前である点に注意すること。 そのため
+\fIut_name\fP は \fI<utmp.h>\fP において \fIut_user\fP のエイリアスとして定義されている。
 .SH 関連項目
-.BR getutent (3),
-.BR utmp (5)
+\fBgetutent\fP(3), \fButmp\fP(5)
+.SH この文書について
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部
+である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
+http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。