.\" References:
.\" /usr/lib/gcc/i486-linux-gnu/4.1.1/include/stddef.h
.\" glibc-doc
+.\"*******************************************************************
.\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2006 Akihiro MOTOKI
-.\" all rights reserved.
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+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
.\"
-.TH OFFSETOF 3 2008-07-12 "GNU" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH OFFSETOF 3 2008\-07\-12 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
offsetof \- 構造体のメンバーのオフセットを返す
.SH 書式
.nf
-.B #include <stddef.h>
+\fB#include <stddef.h>\fP
.sp
-.BI "size_t offsetof(" type ", " member );
+\fBsize_t offsetof(\fP\fItype\fP\fB, \fP\fImember\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-.BR offsetof ()
-マクロは、フィールド \fImember\fP の
-構造体 \fItype\fP の先頭からのオフセットを返す。
+\fBoffsetof\fP() マクロは、フィールド \fImember\fP の 構造体 \fItype\fP の先頭からのオフセットを返す。
-このマクロが有用なのは、
-構造体を構成するフィールドのサイズは実装によって変化するし、
-コンパイラによりフィールド間に挿入するパディングのバイト数も
-違う可能性があるからである。
-その結果、あるエレメントのオフセットは必ずしもそれより前の
-エレメントのサイズの合計とはならない。
+このマクロが有用なのは、 構造体を構成するフィールドのサイズは実装によって変化するし、 コンパイラによりフィールド間に挿入するパディングのバイト数も
+違う可能性があるからである。 その結果、あるエレメントのオフセットは必ずしもそれより前の エレメントのサイズの合計とはならない。
-\fImember\fP がバイト境界に位置していない場合
-(すなわち、ビットフィールドの場合) には、
-コンパイラでエラーが発生する。
+\fImember\fP がバイト境界に位置していない場合 (すなわち、ビットフィールドの場合) には、 コンパイラでエラーが発生する。
.SH 返り値
-.BR offsetof ()
-は、指定された
-.I member
-の指定された
-.I type
-の中でのオフセットを、バイト単位で返す。
+\fBoffsetof\fP() は、指定された \fImember\fP の指定された \fItype\fP の中でのオフセットを、バイト単位で返す。
.SH 準拠
-C89, C99, POSIX.1-2001.
+C89, C99, POSIX.1\-2001.
.SH 例
-Linux/i386 システムで、
-.BR gcc (1)
-のデフォルトオプションで
-コンパイルされた場合、下記のプログラムは以下のような出力を返す。
+Linux/i386 システムで、 \fBgcc\fP(1) のデフォルトオプションで コンパイルされた場合、下記のプログラムは以下のような出力を返す。
.in +4n
.nf
-.RB "$" " ./a.out"
+$\fB ./a.out\fP
offsets: i=0; c=4; d=8 a=16
sizeof(struct s)=16
.fi
-.nf
.SS プログラムのソース
\&
.nf
/* 出力はコンパイラ依存である */
- printf("offsets: i=%ld; c=%ld; d=%ld a=%ld\\n",
+ printf("offsets: i=%ld; c=%ld; d=%ld a=%ld\en",
(long) offsetof(struct s, i),
(long) offsetof(struct s, c),
(long) offsetof(struct s, d),
(long) offsetof(struct s, a));
- printf("sizeof(struct s)=%ld\\n", (long) sizeof(struct s));
+ printf("sizeof(struct s)=%ld\en", (long) sizeof(struct s));
exit(EXIT_SUCCESS);
}
.fi
+.SH この文書について
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.40 の一部
+である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
+http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。