デフォルトでは、 \fBpthread_create\fP() で作成されたすべてのスレッドはプログラム名を継承する。
\fBpthread_setname_np\fP() 関数を使うとスレッドに固有の名前を設定することができる。
スレッド固有の名前はマルチスレッド・アプリケーションのデバッグに便利である。 スレッド名は意味のある C 言語の文字列である。 その長さは 16
-文字に限定されており、 終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) も 16 文字に含まれる。 \fIthread\fP
+文字に限定されており、 終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) も 16 文字に含まれる。 \fIthread\fP
引き数で名前を変更するスレッドを指定する。 \fIname\fP には新しい名前を指定する。
\fBpthread_getname_np\fP() 関数を使うと、 スレッド名を取得することができる。 \fIthread\fP
引き数は名前を取得するスレッドを指定する。 バッファ \fIname\fP はスレッド名を返すのに使用される。 \fIlen\fP には \fIname\fP
-の大きさをバイトで指定する。 \fIname\fP で指定されたバッファの大きさは最低でも 16 文字とすべきである。 出力バッファに返されたスレッド名は
-NULL 終端される。
+の大きさをバイトで指定する。 \fIname\fP で指定されたバッファの大きさは最低でも 16 文字とすべきである。
+出力バッファに返されたスレッド名はヌル終端される。
.SH 返り値
成功すると、これらの関数は 0 を返す。
エラーの場合、0 以外のエラー番号を返す。
.nh
\fBprctl\fP(2), \fBpthread_create\fP(3), \fBpthreads\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.67 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。