.\" Updated Tue Apr 10 11:19:58 JST 2001 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
.\" Updated 2009-02-12 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
.\"
-.TH STRSEP 3 2011\-09\-28 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.TH STRSEP 3 2014\-02\-25 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
strsep \- 文字列からトークンを取り出す
.SH 書式
\fBstrsep\fP(): _BSD_SOURCE
.SH 説明
\fI*stringp\fP が NULL の場合、 \fBstrsep\fP() 関数は何もせずに NULL を返す。 さもなければ、文字列
-\fIstringp\fP を \fIdelim\fP に含まれる文字で区切った トークンのうち最初のものを返す。 トークンは、区切り文字を NULL バイト
+\fIstringp\fP を \fIdelim\fP に含まれるいずれかのバイトで区切ったトークンのうち最初のものを返す。 トークンは、区切り文字をヌルバイト
(\(aq\e0\(aq) で上書きすることで 終端される。 \fI*stringp\fP は切り出されたトークンの次の位置を示すように更新される。
区切り文字が見つからない場合、\fI*stringp\fP 文字列全体がトークンとして 扱われ、\fI*stringp\fP は NULL となる。
.SH 返り値
-\fBstrsep\fP() 関数は、トークンへのポインタを返す。 つまり、元の \fI*stringp\fP の値を返す。
+\fBstrsep\fP() 関数は、トークンへのポインターを返す。 つまり、元の \fI*stringp\fP の値を返す。
+.SH 属性
+.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
+\fBstrsep\fP() 関数はスレッドセーフである。
.SH 準拠
4.4BSD.
.SH 注意
\fBindex\fP(3), \fBmemchr\fP(3), \fBrindex\fP(3), \fBstrchr\fP(3), \fBstring\fP(3),
\fBstrpbrk\fP(3), \fBstrspn\fP(3), \fBstrstr\fP(3), \fBstrtok\fP(3)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.54 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。