\fBsize_t wcrtomb(char *\fP\fIs\fP\fB, wchar_t \fP\fIwc\fP\fB, mbstate_t *\fP\fIps\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-この関数が主に使われるのは、\fIs\fP が NULL でなく、 \fIwc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) でない場合である。
+この関数が主に使われるのは、\fIs\fP が NULL でなく、 \fIwc\fP がヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) でない場合である。
この場合には、 \fBwcrtomb\fP() 関数はワイド文字 \fIwc\fP をマルチバイト表 現に変換し、\fIs\fP が指す char
型の配列にこれを格納する。この関数は シフト状態 \fI*ps\fP を更新し、出力されたマルチバイト表現の長さ、すな わち \fIs\fP
に書き込まれたバイト数を返す。
.PP
-別のケースとしては、\fIs\fP は NULL でないが \fIwc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) のことがある。 この場合の
+別のケースとしては、\fIs\fP は NULL でないが \fIwc\fP がヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) のことがある。 この場合の
\fBwcrtomb\fP() 関数は、\fI*ps\fP を初期状態に戻すのに必 要なシフトシーケンスを \fIs\fP が指す char 型配列に格納し、その後に
\(aq\e0\(aq を格納する。この関数はシフト状態 \fI*ps\fP を更新し(つまり初期状態に戻 し)、シフトシーケンスの長さに 1
を加えた値を返す。この値は \fIs\fP に 書き込まれたバイト数である。
.SH 関連項目
\fBmbsinit\fP(3), \fBwcsrtombs\fP(3)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.64 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.67 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。