.\" Translated Tue Oct 19 02:13:45 JST 1999
.\" by FUJIWARA Teruyoshi <fujiwara@linux.or.jp>
.\"
-.TH WCSNCPY 3 2011\-09\-28 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.TH WCSNCPY 3 2013\-11\-25 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
wcsncpy \- 固定長のワイド文字文字列をコピーする
.SH 書式
.fi
.SH 説明
\fBwcsncpy\fP() 関数は、 \fBstrncpy\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は \fIsrc\fP
-が指すワイド文字文字列から、 終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を 含めて最大 \fIn\fP 個のワイド文字を、\fIdest\fP
+が指すワイド文字文字列から、 終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を 含めて最大 \fIn\fP 個のワイド文字を、\fIdest\fP
が指す配列にコピーする。 ちょうど \fIn\fP 個のワイド文字が \fIdest\fP に書き込まれる。 \fIwcslen(src)\fP の長さが \fIn\fP
-より小さければ、\fIdest\fP が指す 配列の残りのワイド文字の部分は NULL ワイド文字で埋められる。 \fIwcslen(src)\fP の長さが
-\fIn\fP 以上ならば、\fIdest\fP が指す文字列 が NULL ワイド文字で終端されることはない。
+より小さければ、\fIdest\fP が指す 配列の残りのワイド文字の部分は ヌルワイド文字で埋められる。 \fIwcslen(src)\fP の長さが \fIn\fP
+以上ならば、\fIdest\fP が指す文字列 がヌルワイド文字で終端されることはない。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
プログラマは、少なくとも \fIn\fP 個のワイド文字が入る領域を \fIdest\fP に確保しなければならない。
.SH 返り値
\fBwcsncpy\fP() は \fIdest\fP を返す。
+.SH 属性
+.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
+関数 \fBwcsncpy\fP() はスレッドセーフである。
.SH 準拠
C99.
.SH 関連項目
\fBstrncpy\fP(3)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.54 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.67 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。