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+.\" Japanese Version Copyright (c) 1996,1997,1998
+.\" ISHIKAWA Mutsumi, TAKAHASHI Mutsuji
+.\" all rights reserved.
+.\" Translated Mon Jul 21 03:12:45 JST 1997
+.\" by ISHIKAWA Mutsumi <ishikawa@linux.or.jp>
+.\" and TAKAHASHI Mutsuji <muz@ilp.iijnet.or.jp>
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.TH CONSOLE_CODES 4 2012\-08\-05 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
console_codes \- Linux コンソールのエスケープシーケンスとコントロール シーケンス
\fBterminfo\fP(5) をサポートしている。 コンソールエスケープシーケンスをわざわざ入力するよりも、ほとんどの場合 terminfo
の情報を参照する \fBncurses\fP(3), \fBtput\fP(1), や \fBreset\fP(1)
などのスクリーンライブラリやユーティリティーを使いたいと思うであろう。
-.SS "Linux console controls"
+.SS "Linux コンソールコントロール"
この章では Linux コンソールにおいて特殊な機能(つまり、現在のカーソル位置に
文字のイメージを印字する以外のこと)を起こさせる全てのコントロール文字と エスケープシーケンスについて述べる。
.PP
ESC [ 13 ] スクリーンをアンブランク(Unblank)する。
ESC [ 14 ] VESA電源停止インターバル(VESA powerdown interval)をセットする。
.TE
-.SS "Character sets"
+.SS 文字集合
カーネルは、バイト列からコンソールスクリーン符号の変換を 4 つ 知っている。 4 つの変換テーブルとは、a) Latin1 \-> PC, b)
VT100 graphics \-> PC, c) PC \-> PC, d) ユーザー定義, である。
.PP
ユーザー定義のマッピングテーブルは \fBmapscrn\fP(8) を使って定義できる。 マッピングの結果、シンボル c が印字されるとシンボル s =
map[c] が ビデオメモリに送られる。s に対応するビットマップはキャラクター ROM にあり、 \fBsetfont\fP(8)
により変更可能である。
-.SS "Mouse tracking"
+.SS マウストラッキング
マウストラッキング機能は、 \fBxterm\fP(1)\-互換の マウスステータスリポート(mouse status
reports)を返させるためのものである。 コンソールドライバーはマウスのデバイスや種類について知る方法が
ないので、仮想ターミナルドライバーがマウス更新の ioctl を受け取った時だけ、 マウスステータスリポートがコンソールの入力ストリームに送られる。
高位のビットには、ボタンが押された時にどのモディファイアがダウンしていたかが エンコードされる: 4=Shift, 8=Meta,
16=Control。 そして、上位と下位ビットが加算される。 ここでも \fIx\fP と \fIy\fP は、マウスイベントが起こった時の x と y
座標であり、左上の隅が(1,1)である。
-.SS "Comparisons with other terminals"
+.SS 他のターミナルとの比較
.\"
多くの異なるターミナルタイプが、Linux コンソールのように、"VT100互換"を 名乗っている。 ここでは、Linux コンソールと 2
つの最も重要なターミナルである DEC VT102 と \fBxterm\fP(1) との違いについて述べる。
.HP
DC3 (0x13, \fB^S\fP, XOFF) は VT100 に XOFF と XON 以外のコードを無視(そして 送信の停止)を起こさせる。
.LP
-VT100\-like DC1/DC3 processing may be enabled by the terminal driver.
+端末ドライバーにより VT100 に似た DC1/DC3 処理を有効にする。
.LP
.\"
\fBxterm\fP(1) (VT100 モード)は BEL, BS, HT, LF, VT, FF, CR, SO, SI, ESC の
Sequences\fP ドキュメントを参照されたい。 このドキュメントは、簡潔なものであるが、このマニュアルページより 遥かに長いものである。
年代順の概観としては、
.PP
-.in +4n
+.RS
.UR http://invisible\-island.net\:/xterm\:/xterm.log.html
.UE
-.in
+.RE
.PP
には xterm の変更の詳細がある。
.PP
\fIvttest\fP は
.PP
-.in +4n
+.RS
.UR http://invisible\-island.net\:/vttest/
.UE
-.in
+.RE
.PP
で入手でき、これらのコントロールシーケンスの多くに関するデモを行う。 \fBxterm\fP(1) ソース配布パッケージには
その他の機能を学ぶことが出来るサンプルスクリプトが入っている。
.SH 関連項目
\fBconsole\fP(4), \fBconsole_ioctl\fP(4), \fBcharsets\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.67 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。