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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man5 / core.5
index 65c4752..0f8c643 100644 (file)
 core \- コアダンプファイル
 .SH 説明
 ある種のシグナルを受けた場合のデフォルトのアクションは、 プロセスを終了し (terminate)、 \fIコアダンプファイル (core dump
-file)\fP を生成することである。コアダンプファイルは、ディスク上に生成される 終了時のプロセスのメモリイメージを内容とするファイルである。
+file)\fP ã\82\92ç\94\9fæ\88\90ã\81\99ã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82ã\82³ã\82¢ã\83\80ã\83³ã\83\97ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81¯ã\80\81ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ä¸\8aã\81«ç\94\9fæ\88\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8b çµ\82äº\86æ\99\82ã\81®ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81®ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\82¤ã\83¡ã\83¼ã\82¸ã\82\92å\86\85容ã\81¨ã\81\99ã\82\8bã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82
 このイメージをデバッガ (例えば \fBgdb\fP(1))  に読み込んで、 プログラムが終了した時点のプログラムの状態を検査することができる。
 どのシグナルを受けたときにプロセスがコアダンプを生成するかのリストは \fBsignal\fP(7)  に書かれている。
 
\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81¯ã\82½ã\83\95ã\83\88ã\83»ã\83ªã\82½ã\83¼ã\82¹å\88¶é\99\90 \fBRLIMIT_CORE\fP ã\82\92設å®\9aã\81\99ã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\81§ã\80\81ã\80\8cã\82³ã\82¢ã\83\80ã\83³ã\83\97ã\80\8dã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\82\92å\8f\97ä¿¡ã\81\97ã\81\9fé\9a\9bã\81«ç\94\9fæ\88\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8b
+プロセスはソフトリソース制限 \fBRLIMIT_CORE\fP を設定することで、「コアダンプ」シグナルを受信した際に生成される
 コアダンプファイルのサイズに上限を課すことができる。詳細は \fBgetrlimit\fP(2)  を参照。
 
 コアダンプファイルが生成されない状況がいくつかある:
 .IP * 3
 プロセスがコアファイルを書き込む許可を持たない場合 (デフォルトでは、コアファイルは \fIcore\fP か \fIcore.pid\fP (\fIpid\fP
\81¯ã\82³ã\82¢ã\83\80ã\83³ã\83\97ã\82\92è¡\8cã\81\86ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81® ID) ã\81¨ã\81\84ã\81\86å\90\8då\89\8dã\81§ã\80\81ã\82«ã\83¬ã\83³ã\83\88ã\83»ã\83¯ã\83¼ã\82­ã\83³ã\82°ã\83»ディレクトリに生成される。 命名規則の詳細は下記を参照)。
\81¯ã\82³ã\82¢ã\83\80ã\83³ã\83\97ã\82\92è¡\8cã\81\86ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81® ID) ã\81¨ã\81\84ã\81\86å\90\8då\89\8dã\81§ã\80\81ã\82«ã\83¬ã\83³ã\83\88ã\83¯ã\83¼ã\82­ã\83³ã\82°ディレクトリに生成される。 命名規則の詳細は下記を参照)。
 コアファイルを生成しようとしたディレクトリが書き込み可能でない場合、 もしくは同じ名前のファイルが存在し、そのファイルが書き込み可能でも
 通常のファイルでもない場合 (例えば、ディレクトリやシンボリックリンク)、 コアファイルの生成は失敗する。
 .IP *
 コアダンプに使おうとしたのと同じ名前の (書き込み可能な、通常の) ファイルが すでに存在し、そのファイルに対するハードリンクが 2個以上ある場合。
 .IP *
 コアダンプファイルを生成しようとしたファイルシステムがフルであるか、 inode が全て使用されているか、読み込み専用でマウントされている場合。
-または、そのユーザのディスク使用量がそのファイルシステムの クオータ (quota) に達している。
\81¾ã\81\9fã\81¯ã\80\81ã\81\9dã\81®ã\83¦ã\83¼ã\82¶ã\83¼ã\81®ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ä½¿ç\94¨é\87\8fã\81\8cã\81\9dã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 ã\81® ã\82¯ã\82ªã\83¼ã\82¿ (quota) ã\81«é\81\94ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\80\82
 .IP *
 コアダンプファイルを生成しようとしたディレクトリが存在しない場合。
 .IP *
@@ -73,8 +73,8 @@ file)\fP を生成することである。コアダンプファイルは、デ
 .IP *
 .\" FIXME . Perhaps relocate discussion of /proc/sys/fs/suid_dumpable
 .\" and PR_SET_DUMPABLE to this page?
-プロセスが実行している set\-user\-ID (set\-group\-ID) プログラムの所有者の ユーザ (グループ) が、プロセスの実 UID (実
-GID) と異なる場合 (但し、 \fBprctl\fP(2)  \fBPR_SET_DUMPABLE\fP 操作の説明と、 \fBproc\fP(5)  の
+プロセスが実行している set\-user\-ID (set\-group\-ID) プログラムの所有者の ユーザー (グループ) が、プロセスの実 UID
+(実 GID) と異なる場合 (但し、 \fBprctl\fP(2)  \fBPR_SET_DUMPABLE\fP 操作の説明と、 \fBproc\fP(5)  の
 \fI/proc/sys/fs/suid_dumpable\fP ファイルの説明も参照のこと)。
 .IP *
 .\" commit 046d662f481830e652ac34cd112249adde16452a
@@ -127,7 +127,7 @@ GID) と異なる場合 (但し、 \fBprctl\fP(2)  \fBPR_SET_DUMPABLE\fP 操作
 ダンプ時刻、紀元 (Epoch; 1970\-01\-01 00:00:00 +0000 (UTC))  からの秒数。
 .TP 
 %u
-ダンプされたプロセスの実ユーザ ID (real UID)
+ダンプされたプロセスの実ユーザ ID (real UID)
 .PD
 .RE
 .PP
@@ -156,7 +156,7 @@ Linux 3.6 以降では、\fI/proc/sys/fs/suid_dumpable\fP が 2 ("suidsafe")
 プログラムは絶対パス名 (もしくはルートディレクトリ \fI/\fP からの 相対パス名) で指定されなければならない。 また、'|'
 文字の直後から始めなければならない。
 .IP *
-プログラムを実行するために生成されるプロセスは、 ユーザ、グループとも \fIroot\fP として実行される。
\83\97ã\83­ã\82°ã\83©ã\83 ã\82\92å®\9fè¡\8cã\81\99ã\82\8bã\81\9fã\82\81ã\81«ç\94\9fæ\88\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81¯ã\80\81 ã\83¦ã\83¼ã\82¶ã\83¼ã\80\81ã\82°ã\83«ã\83¼ã\83\97ã\81¨ã\82\82 \fIroot\fP ã\81¨ã\81\97ã\81¦å®\9fè¡\8cã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82
 .IP *
 コマンドライン引き数をプログラムに与えることができ (Linux 2.6.24 以降)、 引き数はホワイトスペースで区切る (1行の最大長は 128
 バイトが上限である)。
@@ -165,10 +165,10 @@ Linux 3.6 以降では、\fI/proc/sys/fs/suid_dumpable\fP が 2 ("suidsafe")
 \fI%p\fP を指定する。
 .SS どのマッピングをコアダンプに書き込むかを制御する
 カーネル 2.6.23 以降では、Linux 固有のファイル \fI/proc/PID/coredump_filter\fP を使って、対応するプロセス ID
-を持つプロセスに対してコアダンプが行われる 際に、どのメモリセグメントをコアダンプファイルに書き込むかを制御できる。
\82\92æ\8c\81ã\81¤ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81«å¯¾ã\81\97ã\81¦ã\82³ã\82¢ã\83\80ã\83³ã\83\97ã\81\8cè¡\8cã\82\8fã\82\8cã\82\8b é\9a\9bã\81«ã\80\81ã\81©ã\81®ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\82»ã\82°ã\83¡ã\83³ã\83\88ã\82\92ã\82³ã\82¢ã\83\80ã\83³ã\83\97ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81«æ\9b¸ã\81\8dè¾¼ã\82\80ã\81\8bã\82\92å\88¶å¾¡ã\81§ã\81\8dã\82\8bã\80\82
 
-このファイルの値はメモリマッピング種別 (\fBmmap\fP(2)  参照) のビットマスクである。
-マスク内のあるビットがセットされると、そのビットに対応する種別の メモリマッピングがダンプされる。セットされていないものはダンプされない。
\81\93ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81®å\80¤ã\81¯ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\83\9eã\83\83ã\83\94ã\83³ã\82°ç¨®å\88¥ (\fBmmap\fP(2)  å\8f\82ç\85§) ã\81®ã\83\93ã\83\83ã\83\88ã\83\9eã\82¹ã\82¯ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82
\83\9eã\82¹ã\82¯å\86\85ã\81®ã\81\82ã\82\8bã\83\93ã\83\83ã\83\88ã\81\8cã\82»ã\83\83ã\83\88ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\81¨ã\80\81ã\81\9dã\81®ã\83\93ã\83\83ã\83\88ã\81«å¯¾å¿\9cã\81\99ã\82\8b種å\88¥ã\81® ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\83\9eã\83\83ã\83\94ã\83³ã\82°ã\81\8cã\83\80ã\83³ã\83\97ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82ã\82»ã\83\83ã\83\88ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\81ªã\81\84ã\82\82ã\81®ã\81¯ã\83\80ã\83³ã\83\97ã\81\95ã\82\8cã\81ªã\81\84ã\80\82
 このファイルの各ビットは以下の意味を持つ。
 .PP
 .PD 0
@@ -189,7 +189,7 @@ bit 3
 ファイルと関連付けられた共有マッピング (file\-backed shared mappings) をダンプする。
 .TP 
 bit 4 (Linux 2.6.24 以降)
-ELF ヘッダをダンプする。
+ELF ã\83\98ã\83\83ã\83\80ã\83¼ã\82\92ã\83\80ã\83³ã\83\97ã\81\99ã\82\8bã\80\82
 .TP 
 bit 5 (Linux 2.6.28 以降)
 プライベートなヒュージページ (private huge page) をダンプする。
@@ -203,7 +203,7 @@ bit 6 (Linux 2.6.28 以降)
 \fBCONFIG_CORE_DUMP_DEFAULT_ELF_HEADERS\fP を有効にして作成された場合である)。 このファイルの値は 16
 進形式で表示される (したがって、デフォルト値は 33 と表示される)。
 
-\fIcoredump_filter\fP の値に関わらず、フレームバッファなどの memory\-mapped I/O に関する
+\fIcoredump_filter\fP ã\81®å\80¤ã\81«é\96¢ã\82\8fã\82\89ã\81\9aã\80\81ã\83\95ã\83¬ã\83¼ã\83 ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81ªã\81©ã\81® memory\-mapped I/O ã\81«é\96¢ã\81\99ã\82\8b
 ページは決してダンプされず、仮想 DSO ページは常にダンプされる。
 
 \fBfork\fP(2)  で作成される子プロセスは親プロセスの \fIcoredump_filter\fP の値を継承する。 \fBexecve\fP(2)
@@ -232,7 +232,7 @@ $\fB ./some_program\fP
 .\" way of telling which threading implementation the user-space
 .\" application is using). -- mtk, April 2006
 バージョン 2.6.27 以前の Linux では、 マルチスレッドプロセス (より正確には、 \fBclone\fP(2)  の \fBCLONE_VM\fP
-で生成された別プロセスとメモリを共有しているプロセス)  がコアダンプを生成する場合、 コアファイル名にプロセス ID が必ず付加される。 ただし、
\81§ç\94\9fæ\88\90ã\81\95ã\82\8cã\81\9få\88¥ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81¨ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\82\92å\85±æ\9c\89ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹)  ã\81\8cã\82³ã\82¢ã\83\80ã\83³ã\83\97ã\82\92ç\94\9fæ\88\90ã\81\99ã\82\8bå ´å\90\88ã\80\81 ã\82³ã\82¢ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«å\90\8dã\81«ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ ID ã\81\8cå¿\85ã\81\9aä»\98å\8a ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82 ã\81\9fã\81 ã\81\97ã\80\81
 \fI/proc/sys/kernel/core_pattern\fP の %p 指定によりコアファイル名のどこか他の場所にプロセス ID が
 すでに含まれている場合は、プロセス ID が末尾に付加されない。 (この機能が主に役に立つのはすでに使われなくなった LinuxThreads
 実装を利用している場合である。 LinuxThreads 実装では、プロセス内の個々のスレッドは異なるプロセス ID を持つ。)
@@ -320,6 +320,6 @@ main(int argc, char *argv[])
 \fBbash\fP(1), \fBgdb\fP(1), \fBgetrlimit\fP(2), \fBmmap\fP(2), \fBprctl\fP(2),
 \fBsigaction\fP(2), \fBelf\fP(5), \fBproc\fP(5), \fBpthreads\fP(7), \fBsignal\fP(7)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。