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(split) LDP: Update releases based on LDP 3.52 release
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man5 / nscd.conf.5
index 5532804..a387d06 100644 (file)
@@ -1,7 +1,7 @@
-.\" -*- nroff -*-
 .\" Copyright (c) 1999, 2000 SuSE GmbH Nuernberg, Germany
 .\" Author: Thorsten Kukuk <kukuk@suse.de>
 .\"
+.\" %%%LICENSE_START(GPLv2+_SW_3_PARA)
 .\" This program is free software; you can redistribute it and/or
 .\" modify it under the terms of the GNU General Public License as
 .\" published by the Free Software Foundation; either version 2 of the
 .\" General Public License for more details.
 .\"
 .\" You should have received a copy of the GNU General Public
-.\" License along with this program; see the file COPYING.  If not,
-.\" write to the Free Software Foundation, Inc., 59 Temple Place - Suite 330,
-.\" Boston, MA 02111-1307, USA.
+.\" License along with this manual; if not, see
+.\" <http://www.gnu.org/licenses/>.
+.\" %%%LICENSE_END
 .\"
 .\"*******************************************************************
 .\"
 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
 .\"*******************************************************************
-.TH NSCD.CONF 5 1999\-10\-01 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.TH NSCD.CONF 5 2013\-02\-12 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 /etc/nscd.conf \- ネームサービスキャッシュデーモンの設定ファイル
 .SH 説明
@@ -30,7 +30,7 @@
 各行には「属性・値」または「属性・サービス・値」を指定する。 フィールドはスペース文字またはタブ文字で区切られる。 \(aq#\(aq (ナンバー記号)
 はコメントの始まりを表す。 この記号から行末までは nscd によって解釈されない。
 
-指定可能なサービスは \fIpasswd\fP, \fIgroup\fP, \fIhosts\fP である。
+指定可能なサービスは \fIpasswd\fP, \fIgroup\fP, \fIhosts\fP, \fIservices\fP, \fInetgroup\fP である。
 
 \fBlogfile\fP \fIdebug\-file\-name\fP
 .RS
@@ -39,7 +39,7 @@
 
 \fBdebug\-level\fP \fIvalue\fP
 .RS
-希望するデバッグレベルを設定する。
+希望するデバッグレベルを設定する。デフォルトは 0。
 .RE
 
 \fBthreads\fP \fInumber\fP
 スレッドをいくつ起動してリクエストを待つのかを指定する。 少なくとも 5 つのスレッドが常に作成される。
 .RE
 
+\fBmax\-threads\fP \fInumber\fP
+.RS
+スレッドの最大数を指定する。デフォルトは 32。
+.RE
+
 \fBserver\-user\fP \fIuser\fP
 .RS
 このオプションが設定されると、 nscd は root ではなく、この user として実行される。 (\-S パラメータにより)
 各ユーザー毎に別々のキャッシュが使われる場合、 このオプションは無視される。
 .RE
 
+\fBstat\-user\fP \fIuser\fP
+.RS
+統計情報の参照を許可するユーザを指定する。
+.RE
+
+\fBreload\-count\fP unlimited | \fInumber\fP
+.RS
+キャッシュされたエントリが使用されなかったときに、 削除される前に何回リロードされるかを設定する。デフォルトは 5。
+.RE
+
+\fBparanoia\fP \fI<yes|no>\fP
+.RS
+パラノイアモードを有効にする。 パラノイアモードでは nscd を定期的に再起動する。デフォルトは無効。
+.RE
+
+\fBrestart\-interval\fP \fItime\fP
+.RS
+パラノイアモードが有効で定期的に再起動する場合の、 再起動間隔を \fItime\fP 秒に設定する。デフォルトは 3600。
+.RE
+
 \fBenable\-cache\fP \fIservice\fP \fI<yes|no>\fP
 .RS
-指定した \fIservice\fP のキャッシュを有効または無効にする。
+指定した \fIservice\fP のキャッシュを有効または無効にする。デフォルトは無効。
 .RE
 
 \fBpositive\-time\-to\-live\fP \fIservice\fP \fIvalue\fP
 .RS
 指定した \fIservice\fP のキャッシュにあるネガティブエントリ (失敗した問い合わせ) の TTL (time\-to\-live) を設定する。
 \fIvalue\fP の単位は秒である。 システムデータベースにない UID (ユーザーID) で所有されるファイル (たとえば root で tar
-を展開した linux カーネルのソース) が少ないと、 顕著な性能の向上が見られる。
+を展開した Linux カーネルのソース) が少ないと、 顕著な性能の向上が見られる。
 キャッシュのコヒーレンス問題を少なくするために小さな値にすべきである。
 .RE
 
 \fBsuggested\-size\fP \fIservice\fP \fIvalue\fP
 .RS
-内部ハッシュテーブルの大きさを指定する。 効率を最適にするために \fIvalue\fP は素数にしておくべきである。
+内部ハッシュテーブルの大きさを指定する。 効率を最適にするために \fIvalue\fP は素数にしておくべきである。デフォルトは 211 である。
 .RE
 
 \fBcheck\-files\fP \fIservice\fP \fI<yes|no>\fP
 .RS
 指定した \fIservice\fP に関連するファイルの変更のチェックを有効または無効にする。 ファイルは \fI/etc/passwd\fP,
-\fI/etc/group\fP, \fI/etc/hosts\fP である。
+\fI/etc/group\fP, \fI/etc/hosts\fP である。デフォルトは有効。
 .RE
 
-\fBmax\-threads\fP \fIthreads\fP
-.RS
-開始するスレッドの最大数を指定する。
-.RE
-
-\fBstat\-user\fP \fIusername\fP
-.RS
-統計情報の参照を許可するユーザを指定する。
-.RE
-
-\fBreload\-count\fP unlimited | \fInumber\fP
-.RS
-キャッシュされたエントリが使用されなかったときに、 削除される前に何回リロードされるかを設定する。
-.RE
-
-\fBparanoia\fP \fI<yes|no>\fP
+\fBpersistent\fP \fIservice\fP \fI<yes|no>\fP
 .RS
-パラノイアモードを有効にする。 パラノイアモードでは nscd を定期的に再起動する。
+サーバの再起動の前後で \fIservice\fP のキャッシュ内容を保持する。 \fBparanoia\fP
+モードが有効の場合に便利である。デフォルトは保持しない。
 .RE
 
-\fBrestart\-interval\fP \fItime\fP
+\fBshared\fP \fIservice\fP \fI<yes|no>\fP
 .RS
-パラノイアモードが有効で定期的に再起動する場合の、 再起動間隔を \fItime\fP 秒に設定する。
+\fIservice\fP の nscd データベースのメモリ・マッピングをクライアント間で共有する。
+これにより、検索を実行する度にソケット経由でデーモンに問い合わせを 行わずに、直接データベースを検索できるようになる。デフォルトは共有しない。
 .RE
 
-\fBpersistent\fP \fIservice\fP \fI<yes|no>\fP
+\fBmax\-db\-size\fP \fIservice\fP \fIbytes\fP
 .RS
-サーバの再起動の前後で \fIservice\fP のキャッシュ内容を保持する。 \fBparanoia\fP モードが有効の場合に便利である。
+\fIservice\fP のデータベースファイルの最大許容サイズ (バイト単位)。 デフォルト値は 33554432 である。
 .RE
 
-\fBshared\fP \fIservice\fP \fI<yes|no>\fP
+\fBauto\-propagate\fP \fIservice\fP \fI<yes|no>\fP
 .RS
-\fIservice\fP の nscd データベースのメモリ・マッピングをクライアント間で共有する。
-これにより、検索を実行する度にソケット経由でデーモンに問い合わせを 行わずに、直接データベースを検索できるようになる。
+サービス \fIpasswd\fP か \fIgroup\fP で \fIno\fP に設定すると、 \fI.byname\fP 要求は \fIpasswd.byuid\fP や
+\fIgroup.bygid\fP のキャッシュに追加されない。 このオプションは、 同じ ID を持つレコードが複数あるテーブルの場合に役に立つ。
+デフォルトは yes である。 このオプションはサービス \fIpasswd\fP と \fIgroup\fP でのみ有効である。
 .RE
 .SH 関連項目
 .\" .SH AUTHOR
 .\" was written by Thorsten Kukuk and Ulrich Drepper.
 \fBnscd\fP(8)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.41 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。