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-.TH URI 7 2000\-03\-14 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.TH URI 7 2013\-05\-18 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
-uri, url, urn \- uniform resource identifier (URI), URL と URN も含む.
+uri, url, urn \- uniform resource identifier (URI) (URL と URN も含めて)
.SH 書式
.nf
.HP 0.2i
GET 問い合わせ形式の間には、不幸な関係がある。 一つ以上のキーの含まれる URI が SGML/XML 文書 (HTML もそう)
に埋めこまれる際には、アンパサンド (&) は & と書かなければならない。 全ての問い合わせがこの形式を使うわけではない。
フォームが長くなると URI に入れるには長すぎるから、 別の通信メカニズム (POST と呼ばれる) が用いられる。 POST では URI
-にはデータは含まれない。 より詳しい情報は、 <http://www.w3.org/CGI> にある Common Gateway
-Interface の仕様書を見よ。
+にはデータは含まれない。 より詳しい情報は、
+.UR http://www.w3.org\:/CGIE
+.UE
+にある Common
+Gateway Interface の仕様書を見よ。
.PP
\fBftp \- ファイル転送プロトコル (FTP)\fP
.PP
「参照できる全てのニュースグループ」の意味になる。 例としては <news:comp.lang.ada> など。
.PP
\fImessage\-id\fP は
-.UR http://www.ietf.org/rfc/rfc1036.txt
-IETF RFC\ 1036
+.UR http://www.ietf.org\:/rfc\:/rfc1036.txt
+IETF RFC\ 1036,
.UE
の Message\-ID から、囲みの "<" と ">" を取ったものに対応する。 Message\-ID は
-\fIunique\fP@\fIfull_domain_name\fP という形式をとる。メッセージの指定には "@" 文字が含まれるので、
+\fIunique\fP@\fIfull_domain_name\fP という形式をとる。メッセージ ID には "@" 文字が含まれるので、
ニュースグループの名前と区別できるだろう。
.PP
\fBtelnet \- telnet ログイン\fP
.br
file:\fIpath_segments\fP
.PP
-これはローカルに直接アクセスできるファイルを示す。 特殊なケースとして、 \fIhost\fP には "localhost"
+これはローカルに直接アクセスできるファイルを示す。 特殊なケースとして、 \fIip_server\fP には "localhost"
という文字列を用いたり、空文字にしてもよい。 これは「URI が解釈されたマシン」とみなされる。 path
がディレクトリの場合は、ビューアはディレクトリの内容を リンクを張ったかたちで表示するとよいだろう。
しかし現在は、まだ全てのビューアがこの動作をするわけではない。 KDE は生成ファイル (generated file) を URL
.br
ldap://\fIhostport\fP/\fIdn\fP?\fIattributes\fP?\fIscope\fP?\fIfilter\fP?\fIextensions\fP
.PP
-このスキームは Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) へのクエリー
-をサポートする。 LDAP は複数のサーバに分散した、 階層化された情報 (人々
-や計算資源など) に問い合わせるための プロトコルである。 LDAP の URL ス
-キームに関するより詳しい情報は
-.UR http://www.ietf.org/rfc/rfc2255.txt
+このスキームは Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) へのクエリーをサポートする。 LDAP は、
+複数のサーバに分散した、 階層化された情報 (人々や計算資源など) に問い合わせるための プロトコルである。 LDAP の URL
+スキームに関するより詳しい情報は
+.UR http://www.ietf.org\:/rfc\:/rfc2255.txt
RFC\ 2255
.UE
-ã\82\92å\8f\82ç\85§ã\81\97ã\81¦ã\81»ã\81\97ã\81\84ã\80\82ã\81\93ã\81® URL ã\81¯ä»¥ä¸\8bã\81®è¦\81ç´ ã\81\8bã\82\89æ§\8bæ\88\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8b。
+ã\82\92å\8f\82ç\85§ã\81®ã\81\93ã\81¨ã\80\82 ã\81\93ã\81® URL ã\81®æ§\8bæ\88\90è¦\81ç´ ã\81®è©³ç´°ã\81¯ä»¥ä¸\8bã\81®é\80\9aã\82\8a。
.IP hostport 12
クエリーを行う LDAP サーバ。ホスト名を書く。続けてコロンとポート番号を 追加することもできる。 LDAP のデフォルトのポートは TCP ポート
389 である。 省略されると、どの LDAP サーバを用いるかはクライアントが決定する。
.IP dn
LDAP の Distintuished Name (識別名)。 LDAP 検索の base オブジェクトを指定するものである (
-.UR http://www.ietf.org/rfc/rfc2253.txt
+.UR http://www.ietf.org\:/rfc\:/rfc2253.txt
RFC\ 2253
.UE
-の section 3 を見よ)。
+のセクション 3 を参照)。
.IP attributes
コンマ区切りの、返される属性 (attribute) のリスト。 RFC\ 2251 の section 4.1.5
を見よ。省略されると全ての属性が返される。
のいずれかを指定する。 省略すると "base" が仮定される。
.IP filter
検索フィルタ (返されるエントリのサブセット) を指定する。 省略されると、全てのエントリが返される。
-.UR http://www.ietf.org/rfc/rfc2254.txt
+.UR http://www.ietf.org\:/rfc\:/rfc2254.txt
RFC\ 2254
.UE
-の section 4 を見よ。
+のセクション 4 を参照。
.IP extensions
コンマで区切られた type=value ペアのリスト。 ここで =value の部分は、それを要求しないオプションに対しては 省略できる。
\(aq!\(aq が前置された extension は critical (サポートしていなければならない) であり、 そうでなければ
wais://\fIhostport\fP/\fIdatabase\fP/\fIwtype\fP/\fIwpath\fP
.PP
このスキームは WAIS のデータベース、検索、文書を指定する (WAIS に関する詳しい情報は
-.UR http://www.ietf.org/rfc/rfc1625.txt
+.UR http://www.ietf.org\:/rfc\:/rfc1625.txt
IETF RFC\ 1625
.UE
-を見よ)。 hostport は、ホスト名にコロンとポート番号を付加したものである (コロン + ポート番号は省略可。デフォルトのポート番号は 210
-である)。
+を参照)。
+hostport は、ホスト名にコロンとポート番号を付加したものである (コロン + ポート番号は省略可。デフォルトのポート番号は 210 である)。
.PP
最初の書式は WAIS のデータベースに対する検索の指定である。 二つめの書式は特定の WAIS データベース \fIdatabase\fP
に対する検索の指定である。 三つめの書式は WAIS データベースにある特定の文書を取出す指定である。 \fIwtype\fP は WAIS
"Oxford Dictionary for Writers and Editors" によれば 「新しい (new) 引用方式」あるいは「論理的
(logical) な引用方式」 と呼ばれており、 イギリス人や世界中のハッカー達はこちらの慣習を好んでいる (より詳しい情報は Hacker
Writing Style の Jargon File のセクション
-\fIhttp://www.fwi.uva.nl/~mes/jargon/h/HackerWritingStyle.html\fP を見よ)。 古い文書では、
-"URL:" という文字列を URI の直前に挿入することを 勧めているものもあるが、しかしこの形式はまったく流行しなかった。
+.UR http://www.fwi.uva.nl\:/~mes\:/jargon\:/h\:/HackerWritingStyle.html
+.UE
+を見よ)。 古い文書では、 "URL:" という文字列を URI の直前に挿入することを
+勧めているものもあるが、しかしこの形式はまったく流行しなかった。
.PP
URI の書式は曖昧さを排除するように設計されている。 しかし URI が広まるにつれ、昔ながらのメディア (TV、ラジオ、新聞、 看板などなど) は
URI 参照を省略したかたち、すなわち 機関部とパス部だけでリソースを指定することが多くなっている (例:
文書内部でのハイパーテキストリンクには省略形 URI を使ってはならない。 上述の標準フォーマットを使うこと。
.SH 準拠
.PP
-\fIhttp://www.ietf.org/rfc/rfc2396.txt\fP (IETF RFC\ 2396),
-\fIhttp://www.w3.org/TR/REC\-html40\fP (HTML 4.0).
+.UR http://www.ietf.org\:/rfc\:/rfc2396.txt
+(IETF RFC\ 2396)
+.UE ,
+.UR http://www.w3.org\:/TR\:/REC\-html40
+(HTML 4.0)
+.UE .
.SH 注意
Linux システムで URI を受付けるツール (例えば web ブラウザなど) は、 上にあげた全てのスキームを (直接または間接に)
扱えるべきである。 man: や info: も含めて、である。 スキームの処理に他のプログラムを実行するのは良いことだし、
デスクトップ環境、ローカルユーザの好み、 現在実行されているツール) などを自動的に検知して、 任意の URI をロードし、その URI
に適したツールを起動するような 標準的な仕組みがあるといいのだろうが。
.SH 関連項目
-\fBlynx\fP(1), \fBman2html\fP(1), \fBmailaddr\fP(7), \fButf\-8\fP(7),
-.UR http://www.ietf.org/rfc/rfc2255.txt
+\fBlynx\fP(1), \fBman2html\fP(1), \fBmailaddr\fP(7), \fButf\-8\fP(7)
+
+.UR http://www.ietf.org\:/rfc\:/rfc2255.txt
IETF RFC\ 2255
.UE
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.41 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。