X-Git-Url: http://git.osdn.net/view?p=linuxjm%2FLDP_man-pages.git;a=blobdiff_plain;f=draft%2Fman7%2Ficmp.7;fp=draft%2Fman7%2Ficmp.7;h=0000000000000000000000000000000000000000;hp=38bda14570b823587d505a268b985d2e02756886;hb=2460a0b8024ceb8570acdbc9208713d79458efcb;hpb=83f9e5d087c3464d5131604d3c9893479e6228eb diff --git a/draft/man7/icmp.7 b/draft/man7/icmp.7 deleted file mode 100644 index 38bda145..00000000 --- a/draft/man7/icmp.7 +++ /dev/null @@ -1,152 +0,0 @@ -.\" This man page is Copyright (C) 1999 Andi Kleen . -.\" -.\" %%%LICENSE_START(VERBATIM_ONE_PARA) -.\" Permission is granted to distribute possibly modified copies -.\" of this page provided the header is included verbatim, -.\" and in case of nontrivial modification author and date -.\" of the modification is added to the header. -.\" %%%LICENSE_END -.\" -.\" $Id: icmp.7,v 1.6 2000/08/14 08:03:45 ak Exp $ -.\" -.\"******************************************************************* -.\" -.\" This file was generated with po4a. 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デフォルト: 無効; Linux 2.6.12 以降) -.\" The following taken from 2.6.28-rc4 Documentation/networking/ip-sysctl.txt -これを無効にすると、ICMP エラーメッセージは、 出力インターフェースのプライマリアドレスで送信される。 - -これを有効にすると、エラーメッセージは ICMP エラーの原因となったパケットを 受信したインターフェースのプライマリアドレスで送信される。 -この動作は、多くのネットワーク管理者がルーターに対して期待しているものであり、 これにより複雑なネットワークレイアウトのデバッグがより容易になる。 - -選択されたインターフェースでプライマリアドレスが存在しない場合は、 この設定に関わらず、最初のループバック以外のインターフェースで、 -プライマリアドレスを持つインターフェースのプライマリアドレスが使用される点に 注意すること。 -.TP -\fIicmp_ignore_bogus_error_responses\fP (ブール値; デフォルト: 無効; Linux 2.2 以降) -.\" precisely: since 2.1.32 -.\" The following taken from 2.6.28-rc4 Documentation/networking/ip-sysctl.txt -ルーターの中には、RFC1122 に違反し、ブロードキャストフレームに対して 偽の応答を送信するものがある。 -このような違反は通常カーネルの警告としてログに記録される。 このパラメーターを有効にすると、カーネルはこのような警告を出さなくなり、 -ログファイルに雑音のような情報が記録されるのを避けることができる。 -.TP -\fIicmp_paramprob_rate\fP (Linux 2.2 から 2.4.9 まで) -.\" Precisely: from 2.1.102 -\fBICMP_PARAMETERPROB\fP パケットの最大送信レート。 これらのパケットは不正な IP ヘッダーを持つパケットが到着した場合に -送信される。 -.TP -\fIicmp_ratelimit\fP (integer; default: 1000; Linux 2.4.10 以降) -.\" The following taken from 2.6.28-rc4 Documentation/networking/ip-sysctl.txt -種別が \fIicmp_ratemask\fP (下記参照) にマッチした ICMP パケットの、 特定の送信先への送信レートの最大値を制限する。 0 -はレート制限を無効にすることを、 0 以外の値は応答間の最小間隔 (ミリ秒単位) を示す。 -.TP -\fIicmp_ratemask\fP (integer; default: 下記参照; Linux 2.4.10 以降) -.\" The following taken from 2.6.28-rc4 Documentation/networking/ip-sysctl.txt -レート制限を行う ICMP タイプを決めるマスク。 - -有効ビット: IHGFEDCBA9876543210 -.br -デフォルトマスク: 0000001100000011000 (0x1818) - -ビット定義 (Linux カーネルソースファイル \fIinclude/linux/icmp.h\fP を参照): - -.RS 12 -.TS -l l. -0 Echo Reply -3 Destination Unreachable * -4 Source Quench * -5 Redirect -8 Echo Request -B Time Exceeded * -C Parameter Problem * -D Timestamp Request -E Timestamp Reply -F Info Request -G Info Reply -H Address Mask Request -I Address Mask Reply -.TE -.RE - -アスタリスク印 (*) が付いたビットは、 デフォルトでレート制限が有効になっている (上記のマスクのデフォルトも参照)。 -.TP -\fIicmp_timeexceed_rate\fP (Linux 2.2 から 2.4.9 まで) -\fBICMP_TIME_EXCEEDED\fP パケットの最大送信レート。 これらのパケットはパケットがあまりに多くの hop を通過した場合に、 -ループを防ぐために送られる。 -.SH バージョン -\fBICMP_ADDRESS\fP 要求に対するサポートは 2.2 で削除された。 -.PP -\fBICMP_SOURCE_QUENCH\fP は Linux 2.2 で削除された。 -.SH 注意 -.\" not really true ATM -.\" .PP -.\" Linux ICMP should be compliant to RFC 1122. -他の多くの実装では、 \fBIPPROTO_ICMP\fP raw ソケットがサポートされていない。 この機能は移植性が必要なプログラムでは用いるべきでない。 -.PP -Linux がルーターとして動作していないときには、 \fBICMP_REDIRECT\fP パケットは送信されない。 -またこれらが受け取られるのも、発信元がルーティングテーブルに定義されている 古いゲートウェイで、リダイレクトルート (redirect route) が -適当な時間の後に期限切れになっている場合に限られる。 -.PP -\fBICMP_TIMESTAMP\fP から返される 64 ビットのタイムスタンプは、 紀元 (Epoch) である 1970\-01\-01 00:00:00 -+0000 (UTC) からの経過時間をミリ秒単位で表したものである。 -.PP -Linux ICMP は ICMP を送るために内部で raw ソケットを用いる。 raw ソケットは \fBnetstat\fP(8) の出力に 0 -inode として出力される。 -.SH 関連項目 -\fBip\fP(7) -.PP -\fBRFC\ 792\fP: ICMP プロトコルの説明 -.SH この文書について -この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部 -である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は -http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。