X-Git-Url: http://git.osdn.net/view?p=linuxjm%2FLDP_man-pages.git;a=blobdiff_plain;f=release%2Fman3%2Fdrand48.3;h=66c8689d27b0479e39001bdd6b1761319ebf6623;hp=1599171f41144516b026d7b8a89f3eda32cb9b41;hb=4fa3e54b837e5814a4598ec901d77446bf5cb9b3;hpb=f8a251df75590049b7aa6f3cd698b6ce733b1ea5 diff --git a/release/man3/drand48.3 b/release/man3/drand48.3 index 1599171f..66c8689d 100644 --- a/release/man3/drand48.3 +++ b/release/man3/drand48.3 @@ -25,49 +25,43 @@ .\" Lewine's _POSIX Programmer's Guide_ (O'Reilly & Associates, 1991) .\" 386BSD man pages .\" Modified Sat Jul 24 19:46:03 1993 by Rik Faith (faith@cs.unc.edu) +.\"******************************************************************* .\" -.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 YOSHINO Takashi -.\" all rights reserved. -.\" Translated Mon Jan 20 20:04:05 JST 1997 -.\" by YOSHINO Takashi +.\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" -.\" WORD: internal buffer 内部バッファ -.\" -.TH DRAND48 3 2007-07-26 "" "Linux Programmer's Manual" +.\"******************************************************************* +.TH DRAND48 3 2007\-07\-26 "" "Linux Programmer's Manual" .SH 名前 drand48, erand48, lrand48, nrand48, mrand48, jrand48, srand48, seed48, lcong48 \- 一様分布する疑似乱数を生成する関数 .SH 書式 .nf -.B #include +\fB#include \fP .sp -.B double drand48(void); +\fBdouble drand48(void);\fP .sp -.BI "double erand48(unsigned short " xsubi [3]); +\fBdouble erand48(unsigned short \fP\fIxsubi\fP\fB[3]);\fP .sp -.B long int lrand48(void); +\fBlong int lrand48(void);\fP .sp -.BI "long int nrand48(unsigned short " xsubi [3]); +\fBlong int nrand48(unsigned short \fP\fIxsubi\fP\fB[3]);\fP .sp -.B long int mrand48(void); +\fBlong int mrand48(void);\fP .sp -.BI "long int jrand48(unsigned short " xsubi [3]); +\fBlong int jrand48(unsigned short \fP\fIxsubi\fP\fB[3]);\fP .sp -.BI "void srand48(long int " seedval ); +\fBvoid srand48(long int \fP\fIseedval\fP\fB);\fP .sp -.BI "unsigned short *seed48(unsigned short " seed16v [3]); +\fBunsigned short *seed48(unsigned short \fP\fIseed16v\fP\fB[3]);\fP .sp -.BI "void lcong48(unsigned short " param [7]); +\fBvoid lcong48(unsigned short \fP\fIparam\fP\fB[7]);\fP .fi .sp .in -4n -glibc 向けの機能検査マクロの要件 -.RB ( feature_test_macros (7) -参照): +glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照): .in .sp .ad l -上記の全ての関数: .\" .BR drand48 (), .\" .BR erand48 (), .\" .BR lrand48 (), @@ -77,139 +71,61 @@ glibc 向けの機能検査マクロの要件 .\" .BR srand48 (), .\" .BR seed48 (), .\" .BR lcong48 (): -_SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE +上記の全ての関数: _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE .ad b .SH 説明 -これらの関数は線形合同アルゴリズムと 48ビット整数演算を用いて -疑似乱数を生成する。 +これらの関数は線形合同アルゴリズムと 48ビット整数演算を用いて 疑似乱数を生成する。 .PP -関数 -.BR drand48 () -と -.BR erand48 () -は、区間 [0.0, 1.0) で -一様分布する非負の倍精度浮動小数点実数値を返す。 +関数 \fBdrand48\fP() と \fBerand48\fP() は、区間 [0.0, 1.0) で 一様分布する非負の倍精度浮動小数点実数値を返す。 .PP -関数 -.BR lrand48 () -と -.BR nrand48 () -は 0 と 2^31 の間で一様分布する -非負のロング整数を返す。 +関数 \fBlrand48\fP() と \fBnrand48\fP() は 0 と 2^31 の間で一様分布する 非負のロング整数を返す。 .PP -関数 -.BR mrand48 () -と -.BR jrand48 () -は -\-2^31 と 2^31 の間で一様分布する符号付きロング整数を返す。 +関数 \fBmrand48\fP() と \fBjrand48\fP() は \-2^31 と 2^31 の間で一様分布する符号付きロング整数を返す。 .PP -関数 -.BR srand48 (), -.BR seed48 (), -.BR lcong48 () -は初期化関数 -である。 -関数 -.BR drand48 (), -.BR lrand48 (), -.BR mrand48 () -を -使用する前に、これらの初期化関数のいずれかを呼ぶべきである。 -関数 -.BR erand48 (), -.BR nrand48 (), -.BR jrand48 () -は初めに -初期化関数を呼ぶことを必要としない。 +関数 \fBsrand48\fP(), \fBseed48\fP(), \fBlcong48\fP() は初期化関数 である。 関数 \fBdrand48\fP(), +\fBlrand48\fP(), \fBmrand48\fP() を 使用する前に、これらの初期化関数のいずれかを呼ぶべきである。 関数 +\fBerand48\fP(), \fBnrand48\fP(), \fBjrand48\fP() は初めに 初期化関数を呼ぶことを必要としない。 .PP -ここで説明しているすべての関数は 48ビットの整数の -シーケンス (\fIXi\fP) を生成することで -機能している。生成方法は以下の線形合同の式による。 +ここで説明しているすべての関数は 48ビットの整数の シーケンス (\fIXi\fP) を生成することで 機能している。生成方法は以下の線形合同の式による。 .sp .nf .RS -.B Xn+1 = (aXn + c) mod m, +\fBXn+1 = (aXn + c) mod m,\fP .RE .fi .sp -ここで n >= 0 である。 -パラメータが \fIm\fP = 2^48 であるため、48ビット整数演算が行われている。 -.BR lcong48 () +ここで n >= 0 である。 パラメータが \fIm\fP = 2^48 であるため、48ビット整数演算が行われている。 \fBlcong48\fP() が呼ばれていない場合、\fIa\fP と \fIc\fP は以下の式で与えられる。 .sp .nf .RS -.B a = 0x5DEECE66D -.B c = 0xB +\fBa = 0x5DEECE66D\fP +\fBc = 0xB\fP .RE .fi .sp -関数 -.BR drand48 (), -.BR erand48 (), -.BR lrand48 (), -.BR nrand48 (), -.BR mrand48 (), -.BR jrand48 () -で返される値は次のようにして計算される。 -はじめに、次の48ビットの \fIXi\fP が計算される。 -そして、返すべきデータの型に依存した適切な -ビット数が \fIXi\fP の上位ビットからコピーされる。 -最後に、この値を返り値に変換する。 +関数 \fBdrand48\fP(), \fBerand48\fP(), \fBlrand48\fP(), \fBnrand48\fP(), \fBmrand48\fP(), +\fBjrand48\fP() で返される値は次のようにして計算される。 はじめに、次の48ビットの \fIXi\fP が計算される。 +そして、返すべきデータの型に依存した適切な ビット数が \fIXi\fP の上位ビットからコピーされる。 最後に、この値を返り値に変換する。 .PP -関数 -.BR drand48 (), -.BR lrand48 (), -.BR mrand48 () -は -最後に生成された48ビットの \fIXi\fP を内部バッファに格納する。 -配列の形の引数 \fIxsubi\fP に個々の \fIXi\fP の値を -格納できるような領域を確保することを、 -関数 -.BR erand48 (), -.BR nrand48 (), -.BR jrand48 () -は、 -呼び出し側のプログラムに要求する。 -これらの関数は、はじめてそれらの関数を呼ぶ前に \fIXi\fP の初期値を配列に -代入することで初期化される。 +関数 \fBdrand48\fP(), \fBlrand48\fP(), \fBmrand48\fP() は 最後に生成された48ビットの \fIXi\fP +を内部バッファに格納する。 配列の形の引数 \fIxsubi\fP に個々の \fIXi\fP の値を 格納できるような領域を確保することを、 関数 +\fBerand48\fP(), \fBnrand48\fP(), \fBjrand48\fP() は、 呼び出し側のプログラムに要求する。 +これらの関数は、はじめてそれらの関数を呼ぶ前に \fIXi\fP の初期値を配列に 代入することで初期化される。 .PP -初期化関数 -.BR srand48 () -は、\fIXi\fP の -上位32ビットを引数 \fIseedval\fP に設定する。 +初期化関数 \fBsrand48\fP() は、\fIXi\fP の 上位32ビットを引数 \fIseedval\fP に設定する。 下位の16ビットは、適当に決められた値である0x330Eに設定される。 .PP -初期化関数 -.BR seed48 () -は、\fIXi\fP の値を、 -配列の形をした引数である \fIseed16v\fP の中で指定された 48ビットの値に設定する。 -\fIXi\fP の前の値は内部バッファにコピーされ、このバッファへのポインタが -.BR seed48 () -によって返される。 +初期化関数 \fBseed48\fP() は、\fIXi\fP の値を、 配列の形をした引数である \fIseed16v\fP の中で指定された +48ビットの値に設定する。 \fIXi\fP の前の値は内部バッファにコピーされ、このバッファへのポインタが \fBseed48\fP() によって返される。 .PP -初期化関数 -.BR lcong48 () -は使用者が \fIXi\fP, \fIa\fP, \fIc\fP の -初期値を指定するための関数である。 -配列の形をした引数の要素はそれぞれ、\fIparam[0-2]\fP は \fIXi\fP を、 -\fIparam[3-5]\fP は \fIa\fP を、\fIparam[6]\fP は \fIc\fP を指定するもの -である。 -.BR lcong48 () -が呼ばれた後で、 -.BR srand48 () -か -.BR seed48 () -を呼ぶと、前述の \fIa\fP と \fIc\fP の -標準値が再び設定される。 +初期化関数 \fBlcong48\fP() は使用者が \fIXi\fP, \fIa\fP, \fIc\fP の 初期値を指定するための関数である。 +配列の形をした引数の要素はそれぞれ、\fIparam[0\-2]\fP は \fIXi\fP を、 \fIparam[3\-5]\fP は \fIa\fP +を、\fIparam[6]\fP は \fIc\fP を指定するもの である。 \fBlcong48\fP() が呼ばれた後で、 \fBsrand48\fP() か +\fBseed48\fP() を呼ぶと、前述の \fIa\fP と \fIc\fP の 標準値が再び設定される。 .SH 準拠 -SVr4, POSIX.1-2001. +SVr4, POSIX.1\-2001. .SH 注意 -SVID 3 ではこれらの関数は時代遅れと宣言されている。 -SVID 3 では -.BR rand (3) -が代わりに使用されるべきだと記述されている。 +SVID 3 ではこれらの関数は時代遅れと宣言されている。 SVID 3 では \fBrand\fP(3) が代わりに使用されるべきだと記述されている。 .SH 関連項目 -.BR rand (3), -.BR random (3) +\fBrand\fP(3), \fBrandom\fP(3)