X-Git-Url: http://git.osdn.net/view?p=linuxjm%2FLDP_man-pages.git;a=blobdiff_plain;f=release%2Fman3%2Fgetgrent.3;h=195142b08e5429e29c84f6d30dbe85dc4326fb24;hp=430f79fbf56daecdecc01402851344e3fdf378e2;hb=83f9e5d087c3464d5131604d3c9893479e6228eb;hpb=385329a00e7910812cffee7720cbd7ae0321afc5 diff --git a/release/man3/getgrent.3 b/release/man3/getgrent.3 index 430f79fb..195142b0 100644 --- a/release/man3/getgrent.3 +++ b/release/man3/getgrent.3 @@ -39,9 +39,9 @@ .\" Updated & Modified 2004-05-30, Yuichi SATO .\" Updated & Modified 2005-09-06, Akihiro MOTOKI .\" -.TH GETGRENT 3 2013\-06\-21 "" "Linux Programmer's Manual" +.TH GETGRENT 3 2014\-10\-02 "" "Linux Programmer's Manual" .SH 名前 -getgrent, setgrent, endgrent \- グループファイルエントリの取得 +getgrent, setgrent, endgrent \- グループファイルエントリーの取得 .SH 書式 .nf \fB#include \fP @@ -74,38 +74,44 @@ _SVID_SOURCE || _BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 || _XOPEN_SOURCE\ &&\ _XOP .PD .ad b .SH 説明 -\fBgetgrent\fP() 関数は、グループ・データベースから取得したエントリを 要素毎に分解し、各要素を格納した構造体へのポインタを返す -(グループ・データベースの例: ローカルのグループファイル \fI/etc/group\fP, NIS, LDAP)。 \fBgetgrent\fP() -は、最初に呼び出された時は最初のエントリを返し、 それ以降は呼び出される毎に次のエントリを返す。 +\fBgetgrent\fP() 関数は、グループデータベースから取得したエントリーを 要素毎に分解し、各要素を格納した構造体へのポインターを返す +(グループデータベースの例: ローカルのグループファイル \fI/etc/group\fP, NIS, LDAP)。 \fBgetgrent\fP() +は、最初に呼び出された時は最初のエントリーを返し、 それ以降は呼び出される毎に次のエントリーを返す。 .PP -\fBsetgrent\fP() 関数を使うと、もう一度読み込めるように、 グループ・データベースの先頭に戻る。 +\fBsetgrent\fP() 関数を使うと、もう一度読み込めるように、 グループデータベースの先頭に戻る。 .PP -\fBendgrent\fP() 関数は、全ての処理が終わった後にグループ・ データベースをクローズする。 +\fBendgrent\fP() 関数は、全ての処理が終わった後にグループ データベースをクローズする。 .PP \fIgroup\fP 構造体は \fI\fP で以下のように定義されている: .sp .in +4n .nf struct group { - char *gr_name; /* グループ名 */ - char *gr_passwd; /* グループのパスワード */ - gid_t gr_gid; /* グループ ID */ - char **gr_mem; /* グループのメンバ */ + char *gr_name; /* グループ名 */ + char *gr_passwd; /* グループのパスワード */ + gid_t gr_gid; /* グループ ID */ + char **gr_mem; /* グループのメンバ名へのポインター + の配列 (配列はヌルで終端する) */ }; .fi .in .PP この構造体のフィールドの詳細は \fBgroup\fP(5) を参照のこと。 .SH 返り値 -\fBgetgrent\fP() 関数は \fIgroup\fP 構造体へのポインタを返す。 これ以上エントリが無いか、エラーが発生した場合は NULL を返す。 +\fBgetgrent\fP() 関数は \fIgroup\fP 構造体へのポインターを返す。 これ以上エントリーが無いか、エラーが発生した場合は NULL +を返す。 .LP エラーが発生すると、 \fIerrno\fP が適切に設定される。 この関数の呼び出し後に \fIerrno\fP をチェックしたい場合は、呼び出し前に \fIerrno\fP を 0 に設定しておかないといけない。 返り値は静的な領域を指しており、その後の \fBgetgrent\fP(), \fBgetgrgid\fP(3), \fBgetgrnam\fP(3) -の呼び出しで上書きされるかもしれない。 (返されたポインタを \fBfree\fP(3) に渡さないこと。) +の呼び出しで上書きされるかもしれない。 (返されたポインターを \fBfree\fP(3) に渡さないこと。) .SH エラー .TP +\fBEAGAIN\fP +サービスが一時的に利用できなかったこと。あとでもう一度試してほしい。 NSS バックエンドの場合、glibc +では、バックエンドとの通信中に一時的なエラーが発生したことを示す。 このエラーは直るかもしれないので、あとでもう一度試すよう提案している。 +.TP \fBEINTR\fP シグナルが捕捉された。 .TP @@ -118,16 +124,20 @@ I/O エラー。 \fBENFILE\fP システム上にオープンされたファイルが多過ぎる。 .TP +.\" not in POSIX +\fBENOENT\fP +必要な入力ファイルが見つからなかった。 NSS バックエンドの場合、glibc では、このエラーはバックエンドが正しく設定されていないことを示す。 +.TP \fBENOMEM\fP .\" not in POSIX -\fIgroup\fP 構造体を割り当てるためのメモリが不十分。 +\fIgroup\fP 構造体を割り当てるためのメモリーが不十分。 .TP \fBERANGE\fP -与えられたバッファ空間が不十分である。 +与えられたバッファー空間が不十分である。 .SH ファイル .TP \fI/etc/group\fP -ローカルのグループ・データベースファイル +ローカルのグループデータベースファイル .SH 属性 .SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)" \fBgetgrent\fP() 関数はスレッドセーフではない。 @@ -139,6 +149,6 @@ SVr4, 4.3BSD, POSIX.1\-2001. \fBfgetgrent\fP(3), \fBgetgrent_r\fP(3), \fBgetgrgid\fP(3), \fBgetgrnam\fP(3) \fBgetgrouplist\fP(3), \fBputgrent\fP(3), \fBgroup\fP(5) .SH この文書について -この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.68 の一部 +この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。