X-Git-Url: http://git.osdn.net/view?p=linuxjm%2FLDP_man-pages.git;a=blobdiff_plain;f=release%2Fman3%2Fmbsnrtowcs.3;h=8a97a11627479b33d31c4da4cdfab28574eeb5f2;hp=43da63c9815e7764d1a23cb474505c327253bfae;hb=4fa3e54b837e5814a4598ec901d77446bf5cb9b3;hpb=f8a251df75590049b7aa6f3cd698b6ce733b1ea5 diff --git a/release/man3/mbsnrtowcs.3 b/release/man3/mbsnrtowcs.3 index 43da63c9..8a97a116 100644 --- a/release/man3/mbsnrtowcs.3 +++ b/release/man3/mbsnrtowcs.3 @@ -10,103 +10,74 @@ .\" Dinkumware C library reference http://www.dinkumware.com/ .\" OpenGroup's Single UNIX specification http://www.UNIX-systems.org/online.html .\" -.\" Japanese Version Copyright (c) 1999 HANATAKA Shinya -.\" all rights reserved. -.\" Translated Tue Jan 11 00:56:10 JST 2000 -.\" by HANATAKA Shinya +.\"******************************************************************* .\" -.TH MBSNRTOWCS 3 2011-10-01 "GNU" "Linux Programmer's Manual" +.\" This file was generated with po4a. Translate the source file. +.\" +.\"******************************************************************* +.TH MBSNRTOWCS 3 2011\-10\-01 GNU "Linux Programmer's Manual" .SH 名前 mbsnrtowcs \- マルチバイト文字列をワイド文字列に変換する .SH 書式 .nf -.B #include +\fB#include \fP .sp -.BI "size_t mbsnrtowcs(wchar_t *" dest ", const char **" src , -.BI " size_t " nms ", size_t " len ", mbstate_t *" ps ); +\fBsize_t mbsnrtowcs(wchar_t *\fP\fIdest\fP\fB, const char **\fP\fIsrc\fP\fB,\fP +\fB size_t \fP\fInms\fP\fB, size_t \fP\fIlen\fP\fB, mbstate_t *\fP\fIps\fP\fB);\fP .fi .sp .in -4n -glibc 向けの機能検査マクロの要件 -.RB ( feature_test_macros (7) -参照): +glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照): .in .sp -.BR mbsnrtowcs (): +\fBmbsnrtowcs\fP(): .PD 0 .ad l .RS 4 -.TP 4 +.TP 4 glibc 2.10 以降: _XOPEN_SOURCE\ >=\ 700 || _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200809L -.TP +.TP glibc 2.10 より前: _GNU_SOURCE .RE .ad .PD .SH 説明 -.BR mbsnrtowcs () -関数は -.BR mbsrtowcs (3) -関数に似ているが -変換するバイト数が \fI*src\fP から始まる \fInms\fP バイトに制限されている -点が異なっている。 +\fBmbsnrtowcs\fP() 関数は \fBmbsrtowcs\fP(3) 関数に似ているが 変換するバイト数が \fI*src\fP から始まる +\fInms\fP バイトに制限されている 点が異なっている。 .PP -\fIdest\fP が NULL ポインターでなければ -.BR mbsnrtowcs () -関数は -\fI*src\fP からのマルチバイト文字列の最大 \fInms\fP までを -\fIdest\fP からのワイド文字列に変換する。 -最大 \fIlen\fP 文字のワイド文字が \fIdest\fP に書き込まれる。 -同時にシフト状態 \fI*ps\fP を更新する。 -変換は -.I "mbrtowc(dest, *src, n, ps)" -を、この呼び出しが成功する限り、繰り返し実行したのと実質的に同様である。 -ここでの \fIn\fP は正の数であり、繰り返しごとに \fIdest\fP が 1 増加させられ、 -\fI*src\fP が消費したバイト数だけ増加させられる。変換は以下の三つの -いずれかの条件で停止する: +\fIdest\fP が NULL ポインターでなければ \fBmbsnrtowcs\fP() 関数は \fI*src\fP からのマルチバイト文字列の最大 +\fInms\fP までを \fIdest\fP からのワイド文字列に変換する。 最大 \fIlen\fP 文字のワイド文字が \fIdest\fP に書き込まれる。 +同時にシフト状態 \fI*ps\fP を更新する。 変換は \fImbrtowc(dest, *src, n, ps)\fP +を、この呼び出しが成功する限り、繰り返し実行したのと実質的に同様である。 ここでの \fIn\fP は正の数であり、繰り返しごとに \fIdest\fP が 1 +増加させられ、 \fI*src\fP が消費したバイト数だけ増加させられる。変換は以下の三つの いずれかの条件で停止する: .IP 1. 3 -不正なマルチバイト列に遭遇した。この場合には \fI*src\fP は不正な -マルチバイト列を指すようにして、 -.I (size_t)\ \-1 +不正なマルチバイト列に遭遇した。この場合には \fI*src\fP は不正な マルチバイト列を指すようにして、 \fI(size_t)\ \-1\fP を返し、\fIerrno\fP に \fBEILSEQ\fP を設定する。 .IP 2. -\fInms\fP 制限によって強制的に停止するか、\fIlen\fP 文字の L\(aq\\0\(aq 以外の -ワイド文字を \fIdest\fP に格納した場合。この場合は \fI*src\fP は -次に変換されるマルチバイト列を指すようにして、\fIdest\fP に書き込まれた -ワイド文字の数を返す。 +\fInms\fP 制限によって強制的に停止するか、\fIlen\fP 文字の L\(aq\e0\(aq 以外の ワイド文字を \fIdest\fP +に格納した場合。この場合は \fI*src\fP は 次に変換されるマルチバイト列を指すようにして、\fIdest\fP に書き込まれた ワイド文字の数を返す。 .IP 3. -マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\(aq\\0\(aq) -まで含めて完全に変換された場合。 -(この時、副作用として \fI*ps\fP が初期状態に戻される。) -この場合は \fI*src\fP には NULL が設定され、 -\fIdest\fP に書き込まれた文字数 (終端の NULL ワイド文字は含まれない) を返す。 +マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に変換された場合。 (この時、副作用として \fI*ps\fP +が初期状態に戻される。) この場合は \fI*src\fP には NULL が設定され、 \fIdest\fP に書き込まれた文字数 (終端の NULL +ワイド文字は含まれない) を返す。 .PP -\fIdest\fP が NULL の場合、\fIlen\fP は無視され、上記と同様の変換が -行われるが、変換されたワイド文字はメモリに書き込まれず、変換先の上限 +\fIdest\fP が NULL の場合、\fIlen\fP は無視され、上記と同様の変換が 行われるが、変換されたワイド文字はメモリに書き込まれず、変換先の上限 が存在しない。 .PP -上記のどちらの場合でも、\fIps\fP が NULL ポインターならば、代りに -mbsnrtowcs 関数のみが使用する静的で名前のない状態が使用される。 +上記のどちらの場合でも、\fIps\fP が NULL ポインターならば、代りに mbsnrtowcs 関数のみが使用する静的で名前のない状態が使用される。 .PP -プログラマーは \fIdest\fP に最低でも \fIlen\fP ワイド文字を書き込むこ -とができる空間があることを保証しなければならない。 +プログラマーは \fIdest\fP に最低でも \fIlen\fP ワイド文字を書き込むこ とができる空間があることを保証しなければならない。 .SH 返り値 -.BR mbsnrtowcs () -関数はワイド文字列に変換完了したワイド文字の数を返す。 -終端のナルワイド文字は含まない。不正なマルチバイト列に遭遇した場合には -.I (size_t)\ \-1 -を返し、\fIerrno\fP に \fBEILSEQ\fP を設定する。 +\fBmbsnrtowcs\fP() 関数はワイド文字列に変換完了したワイド文字の数を返す。 +終端のナルワイド文字は含まない。不正なマルチバイト列に遭遇した場合には \fI(size_t)\ \-1\fP を返し、\fIerrno\fP に \fBEILSEQ\fP +を設定する。 .SH 準拠 -POSIX.1-2008. +POSIX.1\-2008. .SH 注意 -.BR mbsnrtowcs () -の動作は現在のロケールの -.B LC_CTYPE -カテゴリに依存している。 +\fBmbsnrtowcs\fP() の動作は現在のロケールの \fBLC_CTYPE\fP カテゴリに依存している。 .PP -\fIps\fP として NULL を渡すことはマルチスレッドでは安全でない。 +\fIps\fP に NULL を渡した際の動作はマルチスレッドセーフでない。 .SH 関連項目 -.BR iconv (3), -.BR mbsrtowcs (3) +\fBiconv\fP(3), \fBmbsrtowcs\fP(3)