X-Git-Url: http://git.osdn.net/view?p=linuxjm%2FLDP_man-pages.git;a=blobdiff_plain;f=release%2Fman4%2Fvcs.4;h=8d7ea553e7e41ba9cf5037d5a24a41428c023c4b;hp=e26337c4c970e73b203cfa88b577197c6e535236;hb=4fa3e54b837e5814a4598ec901d77446bf5cb9b3;hpb=f8a251df75590049b7aa6f3cd698b6ce733b1ea5 diff --git a/release/man4/vcs.4 b/release/man4/vcs.4 index e26337c4..8d7ea553 100644 --- a/release/man4/vcs.4 +++ b/release/man4/vcs.4 @@ -25,65 +25,32 @@ .\" 2007-12-17, Samuel Thibault : .\" document the VT_GETHIFONTMASK ioctl .\" " -.\" Japanese Version Copyright (c) 1996,1997,1998 ISHIKAWA Mutsumi -.\" all rights reserved. -.\" Translated Tue Feb 6 16:30:31 JST 1997 -.\" by ISHIKAWA Mutsumi +.\"******************************************************************* .\" -.\" Japanese Version Last Modified Sun Jan 11 03:55:54 1998 -.\" by ISHIKAWA Mutsumi -.\" Updated Sat Feb 10 23:17:30 JST 2001 -.\" by Yuichi SATO -.\" Updated 2008-02-12, Akihiro MOTOKI , LDP v2.77 +.\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" -.\" WORD: virtual console 仮想コンソール -.\" WORD: memory メモリ -.\" WORD: permission パーミッション -.\" WORD: prefix プレフィックス -.\" WORD: screen スクリーン -.\" WORD: cursor カーソル -.\" WORD: Braille ブライユ点字 -.\" -.TH VCS 4 2007-12-17 "Linux" "Linux Programmer's Manual" +.\"******************************************************************* +.TH VCS 4 2007\-12\-17 Linux "Linux Programmer's Manual" .SH 名前 vcs, vcsa \- 仮想コンソールメモリ (virtual console memory) .SH 説明 -\fI/dev/vcs0\fP はメジャーナンバー (major number) 7、マイナーナンバー -(minor number) 0 のキャラクターデバイス (character device) で、 -通常、そのモードは 0644、オーナは root.tty である。 -このデバイスファイル (device file) は -現在表示されている仮想コンソール端末のメモリを参照する。 +\fI/dev/vcs0\fP はメジャーナンバー (major number) 7、マイナーナンバー (minor number) 0 +のキャラクターデバイス (character device) で、 通常、そのモードは 0644、オーナは root.tty である。 +このデバイスファイル (device file) は 現在表示されている仮想コンソール端末のメモリを参照する。 .LP -\fB/dev/vcs[1\-63]\fP は仮想コンソール端末のための -キャラクターデバイスで、メジャーナンバーが 7、マイナーナンバーが 1 から 63、 -通常はモードが 0644、オーナーが root.tty である。 -\fB/dev/vcsa[0\-63]\fP は \fB/dev/vcs[1\-63]\fP と同様であるが、 -属性を格納するのに (ホストバイトオーダの) -.I "unsigned short" -を使用している点、スクリーンのサイズ・カーソルの位置を表す -4 バイトの情報 -\fIlines\fP, \fIcolumns\fP, \fIx\fP, \fIy\fP +\fB/dev/vcs[1\-63]\fP は仮想コンソール端末のための キャラクターデバイスで、メジャーナンバーが 7、マイナーナンバーが 1 から 63、 +通常はモードが 0644、オーナーが root.tty である。 \fB/dev/vcsa[0\-63]\fP は \fB/dev/vcs[1\-63]\fP +と同様であるが、 属性を格納するのに (ホストバイトオーダの) \fIunsigned short\fP +を使用している点、スクリーンのサイズ・カーソルの位置を表す 4 バイトの情報 \fIlines\fP, \fIcolumns\fP, \fIx\fP, \fIy\fP (\fIx\fP =\fIy\fP = 0 が画面の左上) が先頭にある点が異なる。 -512 文字から成るフォントをロードした場合、 -9 ビット目の情報は \fI/dev/tty[1\-63]\fP に対して -.BR ioctl (2) -\fBVT_GETHIFONTMASK\fP 操作を行うことで取得できる -(\fBVT_GETHIFONTMASK\fP 操作はカーネル 2.6.18 以降の Linux で -利用可能である)。 -値は -.BR ioctl (2) -の 3 番目の引き数が指す -.I "unsigned short" +512 文字から成るフォントをロードした場合、 9 ビット目の情報は \fI/dev/tty[1\-63]\fP に対して \fBioctl\fP(2) +\fBVT_GETHIFONTMASK\fP 操作を行うことで取得できる (\fBVT_GETHIFONTMASK\fP 操作はカーネル 2.6.18 以降の +Linux で 利用可能である)。 値は \fBioctl\fP(2) の 3 番目の引き数が指す \fIunsigned short\fP に格納されて返される。 .PP -これらのデバイスは -.BR console (4) -の screendump -.BR ioctl (2) -を代替となる。 -従って、システム管理者はファイルシステムパーミッション -(filesystem permission) を使ってアクセスをコントロールできる。 +これらのデバイスは \fBconsole\fP(4) の screendump \fBioctl\fP(2) を代替となる。 +従って、システム管理者はファイルシステムパーミッション (filesystem permission) を使ってアクセスをコントロールできる。 .PP 最初の 8 つの仮想端末のためのデバイスは、次のようにして作る事ができる: @@ -95,30 +62,24 @@ vcs, vcsa \- 仮想コンソールメモリ (virtual console memory) chown root:tty /dev/vcs* .fi -.BR ioctl (2) -による要求はサポートされない。 +\fBioctl\fP(2) による要求はサポートされない。 .SH ファイル /dev/vcs[0\-63] .br -/dev/vcsa[0\-63] -.\" .SH 著者 +.\" .SH AUTHOR .\" Andries Brouwer +/dev/vcsa[0\-63] .SH バージョン Linux カーネルバージョン 1.1.92 で導入された。 .SH 例 -vt3 のスクリーンダンプを実行するには、端末を vt1 に切替えて -\fIcat /dev/vcs3 >foo\fP とタイプすればよい。 -気を付けて欲しいのは、この出力は改行文字 (newline character) を -含んでいないという事である。 -従って、\fIfold \-w 81 /dev/vcs3 | lpr\fP や -(ぞっとするが) \fIsetterm \-dump 3 \-file /proc/self/fd/1\fP のような +vt3 のスクリーンダンプを実行するには、端末を vt1 に切替えて \fIcat /dev/vcs3 >foo\fP とタイプすればよい。 +気を付けて欲しいのは、この出力は改行文字 (newline character) を 含んでいないという事である。 従って、\fIfold \-w 81 +/dev/vcs3 | lpr\fP や (ぞっとするが) \fIsetterm \-dump 3 \-file /proc/self/fd/1\fP のような 何らかの処理が必要になるかもしれない。 .LP -\fI/dev/vcsa0\fP デバイスを使うことで、 -ブライユ点字をサポートすることができる。 +\fI/dev/vcsa0\fP デバイスを使うことで、 ブライユ点字をサポートすることができる。 -以下のプログラムは二つ目の仮想コンソールのカーソル位置のスクリーン属性と文字 -を表示した後、カーソル位置の背景色を変更する : +以下のプログラムは二つ目の仮想コンソールのカーソル位置のスクリーン属性と文字 を表示した後、カーソル位置の背景色を変更する : .nf #include @@ -161,7 +122,7 @@ main(void) if (attrib & mask) ch |= 0x100; attrib = ((s & ~mask) >> 8); - printf("ch=\(aq%c\(aq attrib=0x%02x\\n", ch, attrib); + printf("ch=\(aq%c\(aq attrib=0x%02x\en", ch, attrib); attrib ^= 0x10; (void) lseek(fd, \-1, 1); (void) write(fd, &attrib, 1); @@ -169,7 +130,4 @@ main(void) } .fi .SH 関連項目 -.BR console (4), -.BR tty (4), -.BR ttyS (4), -.BR gpm (8) +\fBconsole\fP(4), \fBtty\fP(4), \fBttyS\fP(4), \fBgpm\fP(8)