イベントを通知するためにも使うことができる。 このオブジェクトには、unsigned の 64 ビット整数 (\fIuint64_t\fP)
型のカウンタが含まれており、このカウンタはカーネルにより管理される。 このカウンタは \fIinitval\fP 引き数で指定された値で初期化される。
-以下の値のいくつかをビット単位の論理和 (OR) で指定することで、
-\fBeventfd\fP() の振舞いを変更することができる。
+以下の値のいくつかをビット単位の論理和 (OR) で指定することで、 \fBeventfd\fP() の振舞いを変更することができる。
.TP
\fBEFD_CLOEXEC\fP (Linux 2.6.27 以降)
新しいファイルディスクリプタに対して close\-on\-exec (\fBFD_CLOEXEC\fP) フラグをセットする。
を追加で呼び出す必要がなくなる。
.TP
\fBEFD_SEMAPHORE\fP (Linux 2.6.30 以降)
-新しいファイルディスクリプタからの読み出しにおいて、セマフォ風の動作を行う。
-下記参照。
+新しいファイルディスクリプタからの読み出しにおいて、セマフォ風の動作を行う。 下記参照。
.PP
バージョン 2.6.26 以前の Linux では、 \fIflags\fP 引き数は未使用であり、0 を指定しなければならない。
を返す。返されたファイルディスクリプタに対しては以下の操作を実行できる。
.TP
\fBread\fP(2)
-\fBread\fP(2) は成功すると、8 バイトの整数を返す。
-渡されたバッファの大きさが 8 バイト未満の場合、
-\fBread\fP(2) はエラー \fBEINVAL\fP で失敗する。
+\fBread\fP(2) は成功すると、8 バイトの整数を返す。 渡されたバッファの大きさが 8 バイト未満の場合、 \fBread\fP(2) はエラー
+\fBEINVAL\fP で失敗する。
.IP
-\fBread\fP(2) が返す値は、ホストバイトオーダ、つまり
-そのホストマシンにおける整数の通常のバイトオーダである。
+\fBread\fP(2) が返す値は、ホストバイトオーダ、つまり、そのホストマシンにおける整数の通常のバイトオーダである。
.IP
-\fBread\fP(2) の動作は、 eventfd カウンタの現在の値が 0 以外であるかと、
-eventfd ファイルディスクリプタを作成する際に \fBEFD_SEMAPHORE\fP フラグが
-指定されたか、により変化する。
+\fBread\fP(2) の動作は、 eventfd カウンタの現在の値が 0 以外であるかと、 eventfd ファイルディスクリプタを作成する際に
+\fBEFD_SEMAPHORE\fP フラグが指定されたか、により変化する。
.RS
.IP * 3
-\fBEFD_SEMAPHORE\fP が指定されておらず、eventfd カウンタが 0 以外の値
-の場合、 \fBread\fP(2) はカウンタ値を格納した 8 バイトの値を返し、
-カウンタ値は 0 にリセットされる。
+\fBEFD_SEMAPHORE\fP が指定されておらず、eventfd カウンタが 0 以外の値の場合、 \fBread\fP(2) はカウンタ値を格納した 8
+バイトの値を返し、 カウンタ値は 0 にリセットされる。
.IP *
-\fBEFD_SEMAPHORE\fP が指定されていて eventfd カウンタが 0 以外の値の場合、
-\fBread\fP(2) は値 1 の 8 バイト値を返し、カウンタ値は 1 減算される。
+\fBEFD_SEMAPHORE\fP が指定されていて eventfd カウンタが 0 以外の値の場合、 \fBread\fP(2) は値 1 の 8
+バイト値を返し、カウンタ値は 1 減算される。
.IP *
-\fBread\fP(2) を呼び出した時点で eventfd カウンタが 0 の場合、 \fBread\fP(2)
-はカウンタが 0 以外になるまで停止 (block) する (0 以外になった時点で
-\fBread\fP(2) は上記で述べた通り実行を再開する)、 もしくはファイルディスク
-リプタが非停止 (nonblocking) に設定されている場合はエラー \fBEAGAIN\fPで
-失敗する。
+\fBread\fP(2) を呼び出した時点で eventfd カウンタが 0 の場合、 \fBread\fP(2) はカウンタが 0 以外になるまで停止
+(block) する (0 以外になった時点で \fBread\fP(2) は上記で述べた通り実行を再開する)、 もしくはファイルディスクリプタが非停止
+(nonblocking) に設定されている場合はエラー \fBEAGAIN\fP で失敗する。
.RE
.TP
\fBwrite\fP(2)
ファイルディスクリプタがそれ以降は必要なくなった際には、クローズすべきである。 同じ eventfd
オブジェクトに関連付けられたファイルディスクリプタが全て クローズされると、そのオブジェクト用の資源がカーネルにより解放される。
.PP
-\fBfork\fP(2) で生成された子プロセスは、 \fBeventfd\fP() で生成されたファイル
-ディスクリプタのコピーを継承する。 複製されたファイルディスクリプタは同
-じ eventfd オブジェクトに関連付けられる。
-close\-on\-exec フラグが設定されていない場合、 \fBexecve\fP(2) の前後で
-\fBeventfd\fP() で生成されたファイルディスクリプタは保持される。
+\fBfork\fP(2) で生成された子プロセスは、 \fBeventfd\fP() で生成されたファイルディスクリプタのコピーを継承する。
+複製されたファイルディスクリプタは同じ eventfd オブジェクトに関連付けられる。 close\-on\-exec フラグが設定されていない場合、
+\fBexecve\fP(2) の前後で \fBeventfd\fP() で生成されたファイルディスクリプタは保持される。
.SH 返り値
成功すると、 \fBeventfd\fP() は新規の eventfd ファイルディスクリプタを返す。 エラーの場合、\-1 を返し、 \fIerrno\fP
にエラーを示す値を設定する。
\fBsignalfd\fP(2), \fBtimerfd_create\fP(2), \fBwrite\fP(2), \fBepoll\fP(7),
\fBsem_overview\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
setitimer(which, NULL, &old_value);
-(Solaris, BSD 系やおそらく他のシステムもそうだが) 多くのシステムでは、
-この呼び出しは以下と等価である。
+(Solaris, BSD 系やおそらく他のシステムもそうだが) 多くのシステムでは、この呼び出しは以下と等価である。
getitimer(which, &old_value);
\fBgettimeofday\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBtimer_create\fP(2),
\fBtimerfd_create\fP(2), \fBtime\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fB_exit\fP(2), \fBkillpg\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBtkill\fP(2), \fBexit\fP(3),
\fBsigqueue\fP(3), \fBcredentials\fP(7), \fBcapabilities\fP(7), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fBgetpgrp\fP(2), \fBkill\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBcredentials\fP(7),
\fBcapabilities\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
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.SH 関連項目
\fBkill\fP(2), \fBselect\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsigsuspend\fP(2)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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+.\" Copyright (C) 1998 Andries Brouwer (aeb@cwi.nl)
+.\" and Copyright (C) 2002, 2006, 2008, 2012, 2013 Michael Kerrisk <mtk.manpages@gmail.com>
+.\" and Copyright Guillem Jover <guillem@hadrons.org>
+.\"
+.\" %%%LICENSE_START(VERBATIM)
+.\" Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this
+.\" manual provided the copyright notice and this permission notice are
+.\" preserved on all copies.
+.\"
+.\" Permission is granted to copy and distribute modified versions of this
+.\" manual under the conditions for verbatim copying, provided that the
+.\" entire resulting derived work is distributed under the terms of a
+.\" permission notice identical to this one.
+.\"
+.\" Since the Linux kernel and libraries are constantly changing, this
+.\" manual page may be incorrect or out-of-date. The author(s) assume no
+.\" responsibility for errors or omissions, or for damages resulting from
+.\" the use of the information contained herein. The author(s) may not
+.\" have taken the same level of care in the production of this manual,
+.\" which is licensed free of charge, as they might when working
+.\" professionally.
+.\"
+.\" Formatted or processed versions of this manual, if unaccompanied by
+.\" the source, must acknowledge the copyright and authors of this work.
+.\" %%%LICENSE_END
+.\"
+.\" Modified Thu Nov 11 04:19:42 MET 1999, aeb: added PR_GET_PDEATHSIG
+.\" Modified 27 Jun 02, Michael Kerrisk
+.\" Added PR_SET_DUMPABLE, PR_GET_DUMPABLE,
+.\" PR_SET_KEEPCAPS, PR_GET_KEEPCAPS
+.\" Modified 2006-08-30 Guillem Jover <guillem@hadrons.org>
+.\" Updated Linux versions where the options where introduced.
+.\" Added PR_SET_TIMING, PR_GET_TIMING, PR_SET_NAME, PR_GET_NAME,
+.\" PR_SET_UNALIGN, PR_GET_UNALIGN, PR_SET_FPEMU, PR_GET_FPEMU,
+.\" PR_SET_FPEXC, PR_GET_FPEXC
+.\" 2008-04-29 Serge Hallyn, Document PR_CAPBSET_READ and PR_CAPBSET_DROP
+.\" 2008-06-13 Erik Bosman, <ejbosman@cs.vu.nl>
+.\" Document PR_GET_TSC and PR_SET_TSC.
+.\" 2008-06-15 mtk, Document PR_SET_SECCOMP, PR_GET_SECCOMP
+.\" 2009-10-03 Andi Kleen, document PR_MCE_KILL
+.\" 2012-04 Cyrill Gorcunov, Document PR_SET_MM
+.\" 2012-04-25 Michael Kerrisk, Document PR_TASK_PERF_EVENTS_DISABLE and
+.\" PR_TASK_PERF_EVENTS_ENABLE
+.\" 2012-09-20 Kees Cook, update PR_SET_SECCOMP for mode 2
+.\" 2012-09-20 Kees Cook, document PR_SET_NO_NEW_PRIVS, PR_GET_NO_NEW_PRIVS
+.\" 2012-10-25 Michael Kerrisk, Document PR_SET_TIMERSLACK and
+.\" PR_GET_TIMERSLACK
+.\" 2013-01-10 Kees Cook, document PR_SET_PTRACER
+.\" 2012-02-04 Michael kerrisk, document PR_{SET,GET}_CHILD_SUBREAPER
+.\"
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.\"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 1998-1999 HANATAKA Shinya
+.\" all rights reserved.
+.\" Translated 1999-04-03, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\" Updated 2002-12-20, Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
+.\" Updated 2005-09-06, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\" Updated 2005-10-07, Akihiro MOTOKI
+.\" Updated 2007-01-08, Akihiro MOTOKI, LDP v2.43
+.\" Updated 2007-10-12, Akihiro MOTOKI, LDP v2.66
+.\" Updated 2008-08-12, Akihiro MOTOKI, LDP v3.05
+.\"
+.TH PRCTL 2 2014\-04\-14 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.SH 名前
+prctl \- プロセスの操作を行なう
+.SH 書式
+.nf
+\fB#include <sys/prctl.h>\fP
+.sp
+\fBint prctl(int \fP\fIoption\fP\fB, unsigned long \fP\fIarg2\fP\fB, unsigned long \fP\fIarg3\fP\fB,\fP
+\fB unsigned long \fP\fIarg4\fP\fB, unsigned long \fP\fIarg5\fP\fB);\fP
+.fi
+.SH 説明
+\fBprctl\fP() の動作は最初の引き数によって決定される (この値は \fI<linux/prctl.h>\fP に定義されている)。
+残りの引き数は最初の引き数によって変化する。 一番目の引き数として以下のものを指定できる:
+.TP
+\fBPR_CAPBSET_READ\fP (Linux 2.6.25 以降)
+で指定されたケーパビリティが呼び出したスレッドのケーパビリティ バインディングセット (capability bounding set)
+に含まれている場合、 (関数の結果として) 1 を返し、そうでない場合 0 を返す (ケーパビリティ定数は
+\fI<linux/capability.h>\fP で定義されている)。 ケーパビリティバウンディングセットは、 \fBexecve\fP(2)
+を呼び出した際に、ファイルの許可 (permitted) ケーパビリティの中で そのプロセスが獲得できるケーパビリティを指示するものである。
+
+\fIarg2\fP に指定されたケーパビリティが有効でない場合、 呼び出しはエラー \fBEINVAL\fP で失敗する。
+.TP
+\fBPR_CAPBSET_DROP\fP (Linux 2.6.25 以降)
+呼び出したスレッドがケーパビリティ \fBCAP_SETPCAP\fP を持っている場合、 呼び出したスレッドのケーパビリティバウンディングセットから
+\fIarg2\fP で指定されたケーパビリティを外す。 呼び出したスレッドの子プロセスは変更後のバウンディングセットを 継承する。
+
+呼び出したスレッドが \fBCAP_SETPCAP\fP を持っていない場合、呼び出しはエラー \fBEPERM\fP で失敗する。 \fIarg2\fP
+に指定されたケーパビリティが有効でない場合、 \fBEINVAL\fP で失敗する。 ファイルケーパビリティがカーネルで有効になっていない場合
+(この場合にはバウンディングセットがサポートされない)、 \fBEINVAL\fP で失敗する。
+.TP
+\fBPR_SET_CHILD_SUBREAPER\fP (Linux 3.4 以降)
+.\" commit ebec18a6d3aa1e7d84aab16225e87fd25170ec2b
+If \fIarg2\fP is nonzero, set the "child subreaper" attribute of the calling
+process; if \fIarg2\fP is zero, unset the attribute. When a process is marked
+as a child subreaper, all of the children that it creates, and their
+descendants, will be marked as having a subreaper. In effect, a subreaper
+fulfills the role of \fBinit\fP(1) for its descendant processes. Upon
+termination of a process that is orphaned (i.e., its immediate parent has
+already terminated) and marked as having a subreaper, the nearest still
+living ancestor subreaper will receive a \fBSIGCHLD\fP signal and be able to
+\fBwait\fP(2) on the process to discover its termination status.
+.TP
+\fBPR_GET_CHILD_SUBREAPER\fP (Linux 3.4 以降)
+Return the "child subreaper" setting of the caller, in the location pointed
+to by \fI(int\ *) arg2\fP.
+.TP
+\fBPR_SET_DUMPABLE\fP (Linux 2.3.20 以降)
+.\" See http://marc.theaimsgroup.com/?l=linux-kernel&m=115270289030630&w=2
+.\" Subject: Fix prctl privilege escalation (CVE-2006-2451)
+.\" From: Marcel Holtmann <marcel () holtmann ! org>
+.\" Date: 2006-07-12 11:12:00
+(Linux 2.3.20 以降)
+デフォルトの振る舞いではコアダンプを引き起こすようなシグナルを受信したときに、呼び出し元のプロセスでコアダンプを生成するかどうかを決定するフラグを設定する
+(通常このフラグは、デフォルトではセットされているが、 set\-user\-ID あるいは set\-group\-ID プログラムが実行されたり、
+さまざまなシステムコールによってプロセスの UID や GID が操作されたときに クリアされる)。 2.6.12 以前のカーネルでは、 \fIarg2\fP
+は 0 (プロセスはダンプ不可) あるいは 1 (プロセスはダンプ可能) の どちらかでなければならない。 2.6.13 から 2.6.17
+までのカーネルでは、値 2 も認められていた。 この値を指定すると、通常はダンプされないバイナリが root だけが 読み込み可能な形でダンプされた。
+セキュリティ上の理由から、この機能は削除された (\fBproc\fP(5) の \fI/proc/sys/fs/suid_dumpable\fP の説明も参照)。
+ダンプ不可のプロセスを \fBptrace\fP(2) \fBPTRACE_ATTACH\fP 経由で接続することはできない。
+.TP
+\fBPR_GET_DUMPABLE\fP (Linux 2.3.20 以降)
+.\" Since Linux 2.6.13, the dumpable flag can have the value 2,
+.\" but in 2.6.13 PR_GET_DUMPABLE simply returns 1 if the dumpable
+.\" flags has a nonzero value. This was fixed in 2.6.14.
+(Linux 2.3.20 以降) 呼び出し元プロセスにおけるダンプ可能フラグの 現在の状態を (関数の結果として) 返す。
+.TP
+\fBPR_SET_ENDIAN\fP (Linux 2.6.18 以降、PowerPC のみ)
+.\" Respectively 0, 1, 2
+呼び出し元プロセスのエンディアン設定 (endian\-ness) を \fIarg2\fP で指定された値に設定する。 指定できる値は
+\fBPR_ENDIAN_BIG\fP, \fBPR_ENDIAN_LITTLE\fP, \fBPR_ENDIAN_PPC_LITTLE\fP (PowerPC
+擬似リトルエンディアン) のいずれか一つである。
+.TP
+\fBPR_GET_ENDIAN\fP (Linux 2.6.18 以降、PowerPC のみ)
+呼び出し元プロセスのエンディアン設定 (endian\-ness) を \fI(int\ *) arg2\fP が指す場所に格納して返す。
+.TP
+\fBPR_SET_FPEMU\fP (Linux 2.4.18 以降, 2.5.9, ia64 のみ)
+浮動小数点エミュレーション (floating\-point emulation) 制御ビットを \fIarg2\fP で指定された値に設定する。
+指定できる値は \fBPR_FPEMU_NOPRINT\fP (浮動小数点命令アクセスを黙って エミュレートする) か \fBPR_FPEMU_SIGFPE\fP
+(浮動小数点命令をエミュレートせず、 代わりに \fBSIGFPE\fP を送る) である。
+.TP
+\fBPR_GET_FPEMU\fP (Linux 2.4.18 以降, 2.5.9, ia64 のみ)
+浮動小数点エミュレーション制御ビットの値を \fI(int\ *) arg2\fP が指す場所に格納して返す。
+.TP
+\fBPR_SET_FPEXC\fP (Linux 2.4.21 および 2.5.32 以降、PowerPC のみ)
+浮動小数点例外モード (floating\-point exception mode) を \fIarg2\fP で指定された値に設定する。
+指定できるのは以下の値である: \fBPR_FP_EXC_SW_ENABLE\fP (FPEXC で浮動小数点例外を有効にする)、
+\fBPR_FP_EXC_DIV\fP (0 除算)、 \fBPR_FP_EXC_OVF\fP (オーバーフロー)、 \fBPR_FP_EXC_UND\fP
+(アンダーフロー)、 \fBPR_FP_EXC_RES\fP (不正確な結果 (inexact result))、 \fBPR_FP_EXC_INV\fP
+(不正な命令 (invalid operation))、 \fBPR_FP_EXC_DISABLED\fP (浮動小数点例外を無効にする)、
+\fBPR_FP_EXC_NONRECOV\fP (async nonrecoverable exception mode)、
+\fBPR_FP_EXC_ASYNC\fP (async recoverable exception mode)、 \fBPR_FP_EXC_PRECISE\fP
+(precise exception mode)。
+.TP
+\fBPR_GET_FPEXC\fP(Linux 2.4.21 および 2.5.32 以降、PowerPC のみ)
+浮動小数点例外モードの値を \fI(int\ *) arg2\fP が指す場所に格納して返す。
+.TP
+\fBPR_SET_KEEPCAPS\fP (Linux 2.2.18 以降)
+スレッドの「ケーパビリティ保持」フラグを設定する。 このフラグは、スレッドの実 UID、実効 UID、保存 set\-user\-ID
+のうち少なくとも一つが 0 であった状態から、これら全てが 0 以外に変更されたとき、
+スレッドの許可ケーパビリティ集合がクリアされるかどうかを決定する。
+デフォルトでは、このような変更が行われた場合、許可ケーパビリティセットはクリアされる。「ケーパビリティ保持」フラグを設定すると、許可ケーパビリティセットはクリアされなくなる。
+\fIarg2\fP は 0 (許可ケーパビリティをクリアする) か 1 (許可ケーパビリティを保持する) の どちらかでなければならない。 (このような
+ID の変更が行われた場合、「ケーパビリティ保持」フラグの設定に関わらず、スレッドの\fI実効\fPケーパビリティセットは常にクリアされる。)
+\fBexecve\fP(2) が呼び出されると、「ケーパビリティ保持」フラグは 0 にリセットされる。
+.TP
+\fBPR_GET_KEEPCAPS\fP (Linux 2.2.18 以降)
+呼び出し元スレッドにおける「ケーパビリティ保持」フラグの 現在の状態を (関数の結果として) 返す。
+.TP
+\fBPR_SET_NAME\fP (Linux 2.6.9 以降)
+.\" TASK_COMM_LEN in include/linux/sched.h
+呼び出し元スレッドのプロセス名を \fI(char\ *) arg2\fP が指す場所に格納された値を使って設定する。 名前は最大で 16 バイトであり、
+それより少ないバイト数の場合はヌルで終端すべきである。 これは、 \fBpthread_setname_np\fP(3) で設定でき、
+\fBpthread_getname_np\fP(3) で取得できるのと同じ属性である。 同様に、 \fItid\fP が呼び出し元スレッドの ID の場合、
+この属性は \fI/proc/self/task/[tid]/comm\fP 経由でもアクセス可能である。
+.TP
+\fBPR_GET_NAME\fP (Linux 2.6.11 以降)
+呼び出し元スレッドの名前を \fI(char\ *) arg2\fP が指す場所に格納して返す。 バッファは最大で 16
+バイトを格納できるようにすべきである。 返される文字列は、長さが 16 バイトより短い場合はヌル終端される。
+.TP
+\fBPR_SET_NO_NEW_PRIVS\fP (Linux 3.5 以降)
+Set the calling process's \fIno_new_privs\fP bit to the value in \fIarg2\fP. With
+\fIno_new_privs\fP set to 1, \fBexecve\fP(2) promises not to grant privileges to
+do anything that could not have been done without the \fBexecve\fP(2) call
+(for example, rendering the set\-user\-ID and set\-group\-ID permission bits,
+and file capabilities non\-functional). Once set, this bit cannot be unset.
+The setting of this bit is inherited by children created by \fBfork\fP(2) and
+\fBclone\fP(2), and preserved across \fBexecve\fP(2).
+
+詳しい情報は、カーネルソースファイル \fIDocumentation/prctl/no_new_privs.txt\fP を参照。
+.TP
+\fBPR_GET_NO_NEW_PRIVS\fP (Linux 3.5 以降)
+Return (as the function result) the value of the \fIno_new_privs\fP bit for the
+current process. A value of 0 indicates the regular \fBexecve\fP(2)
+behavior. A value of 1 indicates \fBexecve\fP(2) will operate in the
+privilege\-restricting mode described above.
+.TP
+\fBPR_SET_PDEATHSIG\fP (Linux 2.1.57 以降)
+親プロセス死亡シグナル (parent process death signal) を \fIarg2\fP に設定する (設定できるシグナル値の範囲は
+1..maxsig であり、0 は通知の解除である)。 呼び出し元プロセスの親プロセスが死んだ際に、ここで設定した値が
+シグナルとして通知される。この値は \fBfork\fP(2) の子プロセスでは解除される。 (Linux 2.4.36 以降および 2.6.23 以降では)
+set\-user\-ID もしくは set\-group\-ID されたバイナリを実行した場合にも、このフラグは解除される。この値は \fBexecve\fP(2)
+の前後で保持される。
+.TP
+\fBPR_GET_PDEATHSIG\fP (Linux 2.3.15 以降)
+親プロセス死亡シグナルの現在の値を \fI(int\ *) arg2\fP が指す場所に格納して返す。
+.TP
+\fBPR_SET_PTRACER\fP (Linux 3.4 以降)
+.\" commit 2d514487faf188938a4ee4fb3464eeecfbdcf8eb
+.\" commit bf06189e4d14641c0148bea16e9dd24943862215
+This is meaningful only when the Yama LSM is enabled and in mode 1
+("restricted ptrace", visible via \fI/proc/sys/kernel/yama/ptrace_scope\fP).
+When a "ptracer process ID" is passed in \fIarg2\fP, the caller is declaring
+that the ptracer process can \fBptrace\fP(2) the calling process as if it were
+a direct process ancestor. Each \fBPR_SET_PTRACER\fP operation replaces the
+previous "ptracer process ID". Employing \fBPR_SET_PTRACER\fP with \fIarg2\fP set
+to 0 clears the caller's "ptracer process ID". If \fIarg2\fP is
+\fBPR_SET_PTRACER_ANY\fP, the ptrace restrictions introduced by Yama are
+effectively disabled for the calling process.
+
+詳しい情報は、カーネルソースファイル \fIDocumentation/security/Yama.txt\fP を参照。
+.TP
+\fBPR_SET_SECCOMP\fP (Linux 2.6.23 以降)
+.\" See http://thread.gmane.org/gmane.linux.kernel/542632
+.\" [PATCH 0 of 2] seccomp updates
+.\" andrea@cpushare.com
+Set the secure computing (seccomp) mode for the calling thread, to limit the
+available system calls. The seccomp mode is selected via \fIarg2\fP. (The
+seccomp constants are defined in \fI<linux/seccomp.h>\fP.)
+
+\fIarg2\fP を \fBSECCOMP_MODE_STRICT\fP に設定すると、 そのスレッドが呼び出しを許可されるシステムコールは
+\fBread\fP(2), \fBwrite\fP(2), \fB_exit\fP(2), \fBsigreturn\fP(2) だけになる。
+それ以外のシステムコールを呼び出すと、シグナル \fBSIGKILL\fP が配送される。 パイプやソケットから読み込んだ、
+信頼できないバイトコードを実行する必要がある大量の演算を行うアプリケーションにおいて、 strict secure computing モードは役立つ。
+この操作は利用できるのは、 カーネルが \fBCONFIG_SECCOMP\fP を有効にして作成されている場合だけである。
+
+With \fIarg2\fP set to \fBSECCOMP_MODE_FILTER\fP (since Linux 3.5) the system
+calls allowed are defined by a pointer to a Berkeley Packet Filter passed in
+\fIarg3\fP. This argument is a pointer to \fIstruct sock_fprog\fP; it can be
+designed to filter arbitrary system calls and system call arguments. This
+mode is available only if the kernel is configured with
+\fBCONFIG_SECCOMP_FILTER\fP enabled.
+
+If \fBSECCOMP_MODE_FILTER\fP filters permit \fBfork\fP(2), then the seccomp mode
+is inherited by children created by \fBfork\fP(2); if \fBexecve\fP(2) is
+permitted, then the seccomp mode is preserved across \fBexecve\fP(2). If the
+filters permit \fBprctl\fP() calls, then additional filters can be added; they
+are run in order until the first non\-allow result is seen.
+
+For further information, see the kernel source file
+\fIDocumentation/prctl/seccomp_filter.txt\fP.
+.TP
+\fBPR_GET_SECCOMP\fP (Linux 2.6.23 以降)
+呼び出したスレッドの secure computing モードを (関数の結果として) 返す。 呼び出したスレッドが secure computing
+モードでなかった場合、 この操作は 0 を返す。 呼び出したスレッドが secure computing モードの場合、 \fBprctl\fP()
+を呼び出すとシグナル \fBSIGKILL\fP がそのプロセスに送信される。 呼び出したスレッドがフィルタモードで、 このシステムコールが seccomp
+フィルタにより許可されている場合、 2 を返す。 この操作が利用できるのは、カーネルが \fBCONFIG_SECCOMP\fP
+を有効にして作成されている場合だけである。
+.TP
+\fBPR_SET_SECUREBITS\fP (Linux 2.6.26 以降)
+呼び出したスレッドの "securebits" フラグを \fIarg2\fP で渡された値に設定する。 \fBcapabilities\fP(7) 参照。
+.TP
+\fBPR_GET_SECUREBITS\fP (Linux 2.6.26 以降)
+呼び出したスレッドの "securebits" フラグを (関数の結果として) 返す。 \fBcapabilities\fP(7) 参照。
+.TP
+\fBPR_SET_THP_DISABLE\fP (Linux 3.15 以降)
+.\" commit a0715cc22601e8830ace98366c0c2bd8da52af52
+Set the state of the "THP disable" flag for the calling thread. If \fIarg2\fP
+has a nonzero value, the flag is set, otherwise it is cleared. Setting this
+flag provides a method for disabling transparent huge pages for jobs where
+the code cannot be modified, and using a malloc hook with \fBmadvise\fP(2) is
+not an option (i.e., statically allocated data). The setting of the "THP
+disable" flag is inherited by a child created via \fBfork\fP(2) and is
+preserved across \fBexecve\fP(2).
+.TP
+\fBPR_GET_THP_DISABLE\fP (Linux 3.15 以降)
+呼び出し元スレッドの "THP disable" フラグの現在の設定を (関数の結果として) 返す。フラグがセットされている場合は 1
+が、セットされていない場合は 0 が返る。
+.TP
+\fBPR_GET_TID_ADDRESS\fP (Linux 3.5 以降)
+.\" commit 300f786b2683f8bb1ec0afb6e1851183a479c86d
+Retrieve the \fIclear_child_tid\fP address set by \fBset_tid_address\fP(2) and
+the \fBclone\fP(2) \fBCLONE_CHILD_CLEARTID\fP flag, in the location pointed to by
+\fI(int\ **)\ arg2\fP. This feature is available only if the kernel is built
+with the \fBCONFIG_CHECKPOINT_RESTORE\fP option enabled.
+.TP
+\fBPR_SET_TIMERSLACK\fP (Linux 2.6.28 以降)
+.\" See https://lwn.net/Articles/369549/
+.\" commit 6976675d94042fbd446231d1bd8b7de71a980ada
+.\" It seems that it's not possible to set the timer slack to zero;
+.\" The minimum value is 1? Seems a little strange.
+Set the current timer slack for the calling thread to the nanosecond value
+supplied in \fIarg2\fP. If \fIarg2\fP is less than or equal to zero, reset the
+current timer slack to the thread's default timer slack value. The timer
+slack is used by the kernel to group timer expirations for the calling
+thread that are close to one another; as a consequence, timer expirations
+for the thread may be up to the specified number of nanoseconds late (but
+will never expire early). Grouping timer expirations can help reduce system
+power consumption by minimizing CPU wake\-ups.
+
+.\" List obtained by grepping for futex usage in glibc source
+The timer expirations affected by timer slack are those set by \fBselect\fP(2),
+\fBpselect\fP(2), \fBpoll\fP(2), \fBppoll\fP(2), \fBepoll_wait\fP(2), \fBepoll_pwait\fP(2),
+\fBclock_nanosleep\fP(2), \fBnanosleep\fP(2), and \fBfutex\fP(2) (and thus the
+library functions implemented via futexes, including
+\fBpthread_cond_timedwait\fP(3), \fBpthread_mutex_timedlock\fP(3),
+\fBpthread_rwlock_timedrdlock\fP(3), \fBpthread_rwlock_timedwrlock\fP(3), and
+\fBsem_timedwait\fP(3)).
+
+Timer slack is not applied to threads that are scheduled under a real\-time
+scheduling policy (see \fBsched_setscheduler\fP(2)).
+
+Each thread has two associated timer slack values: a "default" value, and a
+"current" value. The current value is the one that governs grouping of
+timer expirations. When a new thread is created, the two timer slack values
+are made the same as the current value of the creating thread. Thereafter,
+a thread can adjust its current timer slack value via \fBPR_SET_TIMERSLACK\fP
+(the default value can't be changed). The timer slack values of \fIinit\fP
+(PID 1), the ancestor of all processes, are 50,000 nanoseconds (50
+microseconds). The timer slack values are preserved across \fBexecve\fP(2).
+.TP
+\fBPR_GET_TIMERSLACK\fP (Linux 2.6.28 以降)
+呼び出し元スレッドの現在のタイマーのスラック値を (関数の結果として) 返す。
+.TP
+\fBPR_SET_TIMING\fP (Linux 2.6.0\-test4 以降)
+.\" 0
+.\" 1
+.\" PR_TIMING_TIMESTAMP doesn't do anything in 2.6.26-rc8,
+.\" and looking at the patch history, it appears
+.\" that it never did anything.
+(通常の、伝統的に使われてきた) 統計的なプロセスタイミングを使用するか、 正確なタイムスタンプに基づくプロセスタイミングを使用するかを設定する。
+\fIarg2\fP に指定できる値は \fBPR_TIMING_STATISTICAL\fP か \fBPR_TIMING_TIMESTAMP\fP である。
+\fBPR_TIMING_TIMESTAMP\fP は現在のところ実装されていない (このモードに設定しようとするとエラー \fBEINVAL\fP
+が起こることだろう)。
+.TP
+\fBPR_GET_TIMING\fP (Linux 2.6.0\-test4 以降)
+現在使用中のプロセスタイミングを決める方法を (関数の結果として) 返す。
+.TP
+\fBPR_TASK_PERF_EVENTS_DISABLE\fP (Linux 2.6.31 以降)
+呼び出したプロセスに接続されたすべての性能カウンターを無効にする。 カウンターがこのプロセスにより作成されたか他のプロセスにより作成されたかは関係ない。
+呼び出したプロセスが他のプロセス用に作成した性能カウンターは影響を受けない。 性能カウンターの詳細については Linux カーネルソースの
+\fItools/perf/design.txt\fP を参照。
+.IP
+.\" commit 1d1c7ddbfab358445a542715551301b7fc363e28
+以前は \fBPR_TASK_PERF_COUNTERS_DISABLE\fP と呼ばれていた。 Linux 2.6.32 で名前が変更された
+(数値は同じままである)。
+.TP
+\fBPR_TASK_PERF_EVENTS_ENABLE\fP (Linux 2.6.31 以降)
+\fBPR_TASK_PERF_EVENTS_DISABLE\fP の逆。 呼び出したプロセスに接続された性能カウンターを有効にする。
+.IP
+.\" commit 1d1c7ddbfab358445a542715551301b7fc363e28
+.\" commit cdd6c482c9ff9c55475ee7392ec8f672eddb7be6
+以前は \fBPR_TASK_PERF_COUNTERS_ENABLE\fP と呼ばれていた。 Linux 2.6.32 で名前が変更された。
+.TP
+\fBPR_SET_TSC\fP (Linux 2.6.26 以降, x86 のみ)
+そのプロセスがタイムスタンプ・カウンタを読み出せるかを決定する フラグの状態を設定する。 読み出しを許可する場合は \fIarg2\fP に
+\fBPR_TSC_ENABLE\fP を、そのプロセスがタイムスタンプ・カウンタを読み出そうとした際に \fBSIGSEGV\fP を発生させる場合には
+\fBPR_TSC_SIGSEGV\fP を渡す。
+.TP
+\fBPR_GET_TSC\fP (Linux 2.6.26 以降, x86 のみ)
+そのプロセスがタイムスタンプ・カウンタを読み出せるかを決定する フラグの状態を \fI(int\ *) arg2\fP が指す場所に格納して返す。
+.TP
+\fBPR_SET_UNALIGN\fP
+(ia64 では Linux 2.3.48 以降; parisc では Linux 2.6.15 以降; PowerPC では Linux 2.6.18
+以降; Alpha では Linux 2.6.22 以降; これらのアーキテクチャのみ) unaligned アクセス制御ビットを \fIarg2\fP
+で指定された値に設定する。 指定できる値は \fBPR_UNALIGN_NOPRINT\fP (unaligned なユーザアクセスを黙って 修正する) か
+\fBPR_UNALIGN_SIGBUS\fP (unaligned なユーザアクセスがあった場合 \fBSIGBUS\fP を生成する) である。
+.TP
+\fBPR_GET_UNALIGN\fP
+(バージョンとアーキテクチャの情報は \fBPR_SET_UNALIGN\fP 参照) unaligned アクセス制御ビットの値を \fI(int\ *)
+arg2\fP が指す場所に格納して返す。
+.TP
+\fBPR_MCE_KILL\fP (Linux 2.6.32 以降)
+Set the machine check memory corruption kill policy for the current thread.
+If \fIarg2\fP is \fBPR_MCE_KILL_CLEAR\fP, clear the thread memory corruption kill
+policy and use the system\-wide default. (The system\-wide default is defined
+by \fI/proc/sys/vm/memory_failure_early_kill\fP; see \fBproc\fP(5).) If \fIarg2\fP
+is \fBPR_MCE_KILL_SET\fP, use a thread\-specific memory corruption kill policy.
+In this case, \fIarg3\fP defines whether the policy is \fIearly kill\fP
+(\fBPR_MCE_KILL_EARLY\fP), \fIlate kill\fP (\fBPR_MCE_KILL_LATE\fP), or the
+system\-wide default (\fBPR_MCE_KILL_DEFAULT\fP). Early kill means that the
+thread receives a \fBSIGBUS\fP signal as soon as hardware memory corruption is
+detected inside its address space. In late kill mode, the process is killed
+only when it accesses a corrupted page. See \fBsigaction\fP(2) for more
+information on the \fBSIGBUS\fP signal. The policy is inherited by children.
+The remaining unused \fBprctl\fP() arguments must be zero for future
+compatibility.
+.TP
+\fBPR_MCE_KILL_GET\fP (Linux 2.6.32 以降)
+Return the current per\-process machine check kill policy. All unused
+\fBprctl\fP() arguments must be zero.
+.TP
+\fBPR_SET_MM\fP (Linux 3.3 以降)
+.\" commit 028ee4be34a09a6d48bdf30ab991ae933a7bc036
+Modify certain kernel memory map descriptor fields of the calling process.
+Usually these fields are set by the kernel and dynamic loader (see
+\fBld.so\fP(8) for more information) and a regular application should not use
+this feature. However, there are cases, such as self\-modifying programs,
+where a program might find it useful to change its own memory map. This
+feature is available only if the kernel is built with the
+\fBCONFIG_CHECKPOINT_RESTORE\fP option enabled. The calling process must have
+the \fBCAP_SYS_RESOURCE\fP capability. The value in \fIarg2\fP is one of the
+options below, while \fIarg3\fP provides a new value for the option.
+.RS
+.TP
+\fBPR_SET_MM_START_CODE\fP
+プログラムテキストを実行できるアドレスの上限を設定する。 対応するメモリ領域は読み出し可能で実行可能でなければならないが、
+書き込み可能だったり共有可能だったりしてはならない (詳しい情報は \fBmprotect\fP(2) と \fBmmap\fP(2) 参照)。
+.TP
+\fBPR_SET_MM_END_CODE\fP
+プログラムテキストを実行できるアドレスの下限を設定する。 対応するメモリ領域は読み出し可能で実行可能でなければならないが、
+書き込み可能だったり共有可能だったりしてはならない。
+.TP
+\fBPR_SET_MM_START_DATA\fP
+初期化済データや未初期化 (bss) データを配置する領域のアドレス上限を指定する。 対応するメモリ領域は読み書き可能でなければならないが、
+実行可能だったり共有可能だったりしてはならない。
+.TP
+\fBPR_SET_MM_END_DATA\fP
+初期化済データや未初期化 (bss) データを配置する領域のアドレス下限を指定する。 対応するメモリ領域は読み書き可能でなければならないが、
+実行可能だったり共有可能だったりしてはならない。
+.TP
+\fBPR_SET_MM_START_STACK\fP
+スタックの開始アドレスを設定する。 対応するメモリ領域は読み書き可能でなければならない。
+.TP
+\fBPR_SET_MM_START_BRK\fP
+Set the address above which the program heap can be expanded with \fBbrk\fP(2)
+call. The address must be greater than the ending address of the current
+program data segment. In addition, the combined size of the resulting heap
+and the size of the data segment can't exceed the \fBRLIMIT_DATA\fP resource
+limit (see \fBsetrlimit\fP(2)).
+.TP
+\fBPR_SET_MM_BRK\fP
+Set the current \fBbrk\fP(2) value. The requirements for the address are the
+same as for the \fBPR_SET_MM_START_BRK\fP option.
+.P
+.\" commit fe8c7f5cbf91124987106faa3bdf0c8b955c4cf7
+以下のオプションは Linux 3.5 以降で利用できる。
+.TP
+\fBPR_SET_MM_ARG_START\fP
+プログラムのコマンドラインを配置するアドレスの上限を設定する。
+.TP
+\fBPR_SET_MM_ARG_END\fP
+プログラムのコマンドラインを配置するアドレスの下限を設定する。
+.TP
+\fBPR_SET_MM_ENV_START\fP
+プログラムの環境情報 (environment) を配置するアドレスの上限を設定する。
+.TP
+\fBPR_SET_MM_ENV_END\fP
+プログラムの環境情報 (environment) を配置するアドレスの下限を設定する。
+.IP
+\fBPR_SET_MM_ARG_START\fP, \fBPR_SET_MM_ARG_END\fP, \fBPR_SET_MM_ENV_START\fP,
+\fBPR_SET_MM_ENV_END\fP で指定されるアドレスはプロセスのスタック領域に属している必要がある。
+したがって、これらのメモリ領域は読み書き可能でなければならない。 また、 (カーネル設定によっては) \fBMAP_GROWSDOWN\fP
+属性がセットされていなければならない (\fBmmap\fP(2) 参照)。
+.TP
+\fBPR_SET_MM_AUXV\fP
+新しい補助ベクトル (auxiliary vector) を設定する。 \fIarg3\fP 引き数はベクトルのアドレスを指定し、 \fIarg4\fP
+はベクトルのサイズを指定する。
+.TP
+\fBPR_SET_MM_EXE_FILE\fP
+.\" commit b32dfe377102ce668775f8b6b1461f7ad428f8b6
+Supersede the \fI/proc/pid/exe\fP symbolic link with a new one pointing to a
+new executable file identified by the file descriptor provided in \fIarg3\fP
+argument. The file descriptor should be obtained with a regular \fBopen\fP(2)
+call.
+.IP
+To change the symbolic link, one needs to unmap all existing executable
+memory areas, including those created by the kernel itself (for example the
+kernel usually creates at least one executable memory area for the ELF
+\&\fI.text\fP section).
+.IP
+The second limitation is that such transitions can be done only once in a
+process life time. Any further attempts will be rejected. This should help
+system administrators monitor unusual symbolic\-link transitions over all
+processes running on a system.
+.RE
+.\"
+.SH 返り値
+成功すると、 \fBPR_GET_DUMPABLE\fP, \fBPR_GET_KEEPCAPS\fP, \fBPR_GET_NO_NEW_PRIVS\fP,
+\fBPR_GET_THP_DISABLE\fP, \fBPR_CAPBSET_READ\fP, \fBPR_GET_TIMING\fP,
+\fBPR_GET_TIMERSLACK\fP, \fBPR_GET_SECUREBITS\fP, \fBPR_MCE_KILL_GET\fP,
+\fBPR_GET_SECCOMP\fP は上述の負でない値を返す (なお、\fBPR_GET_SECCOMP\fP は返らない場合もある)。 \fIoption\fP
+が他の値の場合は成功時に 0 を返す。 エラーの場合、\-1 を返し、 \fIerrno\fP に適切な値を設定する。
+.SH エラー
+.TP
+\fBEFAULT\fP
+\fIarg2\fP が不正なアドレスである。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP の値が理解できない。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_MCE_KILL\fP, \fBPR_MCE_KILL_GET\fP, \fBPR_SET_MM\fP のいずれかで、かつ未使用の
+\fBprctl\fP() 引き数に 0 が指定されていなかった。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIarg2\fP が指定された \fIoption\fP で有効な値ではない。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_SECCOMP\fP か \fBPR_GET_SECCOMP\fP だが、カーネルが \fBCONFIG_SECCOMP\fP
+を有効にして作成されていなかった。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_MM\fP で、以下のいずれかが真である。
+.RS
+.IP * 3
+\fIarg4\fP が \fIarg5\fP で 0 以外である。
+.IP *
+\fIarg3\fP が \fBTASK_SIZE\fP よりも大きい (\fBTASK_SIZE\fP
+はこのアーキテクチャーでユーザー空間アドレススペースの最大サイズである)。
+.IP *
+\fIarg2\fP が \fBPR_SET_MM_START_CODE\fP, \fBPR_SET_MM_END_CODE\fP,
+\fBPR_SET_MM_START_DATA\fP, \fBPR_SET_MM_END_DATA\fP, \fBPR_SET_MM_START_STACK\fP
+のどれかで、対応するメモリ領域のアクセス許可が要件を満たしていない。
+.IP *
+\fIarg2\fP が \fBPR_SET_MM_START_BRK\fP か \fBPR_SET_MM_BRK\fP で、 \fIarg3\fP
+データセグメントの末尾と同じかそれより前か、 \fIarg3\fP に \fBRLIMIT_DATA\fP リソースリミットを超えてしまうような値が指定されている。
+.RE
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_PTRACER\fP で \fIarg2\fP が 0, \fBPR_SET_PTRACER_ANY\fP, 既存プロセスの
+PID のいずれでもない。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_PDEATHSIG\fP で、 \fIarg2\fP で指定された値は無効なシグナル番号である。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_DUMPABLE\fP で、 \fIarg2\fP が \fBSUID_DUMP_DISABLE\fP でも
+\fBSUID_DUMP_USER\fP でもない。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_TIMING\fP で、 \fIarg2\fP が \fBPR_TIMING_STATISTICAL\fP ではない。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_NO_NEW_PRIVS\fP で、 \fIarg2\fP が 1 以外か、 \fIarg3\fP, \fIarg4\fP,
+\fIarg5\fP のどれかが 0 ではない。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_GET_NO_NEW_PRIVS\fP で、 \fIarg2\fP, \fIarg3\fP, \fIarg4\fP, \fIarg5\fP
+のどれかが 0 ではない。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_THP_DISABLE\fP で \fIarg3\fP, \fIarg4\fP, \fIarg5\fP のどれかが 0 ではない。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_GET_THP_DISABLE\fP で \fIarg2\fP, \fIarg3\fP, \fIarg4\fP, \fIarg5\fP のいずれが
+0 ではない。
+.TP
+\fBEPERM\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_SECUREBITS\fP で、呼び出し元がケーパビリティ \fBCAP_SETPCAP\fP を持っていない。
+または、"locked" フラグを解除しようとした。 または、locked フラグがセットされているフラグをセットしようとした
+(\fBcapabilities\fP(7) 参照)。
+.TP
+\fBEPERM\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_KEEPCAPS\fP で、呼び出し元のフラグ \fBSECURE_KEEP_CAPS_LOCKED\fP
+がセットされている (\fBcapabilities\fP(7) 参照)。
+.TP
+\fBEPERM\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_CAPBSET_DROP\fP で、呼び出し元がケーパビリティ \fBCAP_SETPCAP\fP を持っていない。
+.TP
+\fBEPERM\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_MM\fP で、呼び出し元がケーパビリティ \fBCAP_SYS_RESOURCE\fP を持っていない。
+.TP
+\fBEACCES\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_MM\fP、かつ \fIarg3\fP が \fBPR_SET_MM_EXE_FILE\fP で、ファイルが実行可能ではない。
+.TP
+\fBEBUSY\fP
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_MM\fP で、 \fIarg3\fP が \fBPR_SET_MM_EXE_FILE\fP で、
+\fI/proc/pid/exe\fP シンボリックリンクを変更しようとしたが、 禁止されている。
+.TP
+\fBEBADF\fP
+.\" The following can't actually happen, because prctl() in
+.\" seccomp mode will cause SIGKILL.
+.\" .TP
+.\" .B EPERM
+.\" .I option
+.\" is
+.\" .BR PR_SET_SECCOMP ,
+.\" and secure computing mode is already 1.
+\fIoption\fP が \fBPR_SET_MM\fP で、 \fIarg3\fP が \fBPR_SET_MM_EXE_FILE\fP で、 \fIarg4\fP
+で渡されたファイルディスクリプタが有効ではない。
+.SH バージョン
+.\" The library interface was added in glibc 2.0.6
+\fBprctl\fP() システムコールは Linux 2.1.57 で導入された。
+.SH 準拠
+このコールは Linux 特有である。 IRIX には \fBprctl\fP() システム・コールがあるが (MIPS アーキテクチャにおいて
+irix_prctl として Linux 2.1.44 で同様に導入された)、 そのプロトタイプは
+.sp
+\fBptrdiff_t prctl(int \fP\fIoption\fP\fB, int \fP\fIarg2\fP\fB, int \fP\fIarg3\fP\fB);\fP
+.sp
+である。ユーザー当りのプロセス最大数を取得するオプション、 プロセスの使用できる最大プロッサー数を取得するオプション、
+現在特定のプロセスが停止(block)させられているかどうか調べるオプション、 スタックサイズの最大値の取得や設定を行なうオプションなどがある。
+.SH 関連項目
+\fBsignal\fP(2), \fBcore\fP(5)
+.SH この文書について
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
.SH 準拠
これらのシステムコールは Linux 固有である。
.SH 注意
-glibc はこれらの古いシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。
-あまりないと思うが、これらを呼び出したい場合には \fBsyscall\fP(2) を使うこと。
+glibc はこれらの古いシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。 あまりないと思うが、これらを呼び出したい場合には
+\fBsyscall\fP(2) を使うこと。
これらのシステムコールは、 31 より大きいシグナル番号 (つまり、リアルタイムシグナル) を扱えない。
.SH 関連項目
\fBsigprocmask\fP(2), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
そのシグナルを無視する \fBSIG_IGN\fP、 シグナルハンドラ関数へのポインタが設定できる。
シグナルハンドラ関数の引き数は一つであり、シグナル番号が引き数として 渡される。
.PP
-\fIsa_flags\fP に \fBSA_SIGINFO\fP が指定された場合、 (\fIsa_handler\fP ではなく)
-\fIsa_sigaction\fP により \fIsignum\fP に対応するシグナルハンドラ関数が指定さ
-れる。指定される関数は、最初の引き数としてシグナル番号を、二番目の引き
-数として \fIsiginfo_t\fP へのポインタを、三番目の引き数として (\fIvoid\ *\fP
-にキャストした) \fIucontext_t\fP へのポインタを受けとる。 (一般的には、
-ハンドラ関数の三番目の引き数が使用されない。\fIucontext_t\fP についての
-詳しい情報は \fBgetcontext\fP(3) を参照。)
+\fIsa_flags\fP に \fBSA_SIGINFO\fP が指定された場合、 (\fIsa_handler\fP ではなく) \fIsa_sigaction\fP
+により \fIsignum\fP に対応するシグナルハンドラ関数が指定される。指定される関数は、最初の引き数としてシグナル番号を、二番目の引き数として
+\fIsiginfo_t\fP へのポインタを、三番目の引き数として (\fIvoid\ *\fP にキャストした) \fIucontext_t\fP
+へのポインタを受けとる。 (一般的には、ハンドラ関数の三番目の引き数が使用されない。\fIucontext_t\fP についての詳しい情報は
+\fBgetcontext\fP(3) を参照。)
.PP
\fIsa_mask\fP は、シグナル・ハンドラ実行中に禁止 (block) すべきシグナルのマスクを指定する
(ハンドラ実行中のシグナルの禁止は、シグナル・ハンドラが起動されたスレッド のシグナルのマスクに追加することで行われる)。 さらに、
Linux では一般的には使用されない)。 構造体の残りの部分は、共用体 (union) になっているかもしれない。
その場合は該当するシグナルにおいて意味のあるフィールドのみを読み込む ことができる。
.IP * 2
-\fBkill\fP(2) や \fBsigqueue\fP(3) で送信されたシグナルでは \fIsi_pid\fP と \fIsi_uid\fP が設定される。
-さらに、 \fBsigqueue\fP(3) で送信されたシグナルでは \fIsi_int\fP と \fIsi_pid\fP
+\fBkill\fP(2) や \fBsigqueue\fP(3) で送信されたシグナルでは \fIsi_pid\fP と \fIsi_uid\fP が設定される。 さらに、
+\fBsigqueue\fP(3) で送信されたシグナルでは \fIsi_int\fP と \fIsi_pid\fP
にシグナルの送信者により指定された値が設定される。詳細は \fBsigqueue\fP(3) を参照。
.IP *
-POSIX.1b タイマ (Linux 2.6 以降) は \fIsi_overrun\fP と \fIsi_timerid\fP を
-設定する。 \fIsi_timerid\fP フィールドはカーネルがタイマを特定するのに
-使用する内部 ID であり、 \fBtimer_create\fP(2) が返すタイマ ID と同じではない。
-\fIsi_overrun\fP フィールドはタイマが回り切った回数である。
-これは \fBtimer_getoverrun\fP(2) の呼び出しで取得できる情報と同じである。
-これらのフィールドは非標準で Linux による拡張である。
+POSIX.1b タイマ (Linux 2.6 以降) は \fIsi_overrun\fP と \fIsi_timerid\fP を設定する。
+\fIsi_timerid\fP フィールドはカーネルがタイマを特定するのに使用する内部 ID であり、 \fBtimer_create\fP(2) が返すタイマ
+ID と同じではない。 \fIsi_overrun\fP フィールドはタイマが回り切った回数である。 これは \fBtimer_getoverrun\fP(2)
+の呼び出しで取得できる情報と同じである。 これらのフィールドは非標準で Linux による拡張である。
.IP *
メッセージキューの通知用に送信されたシグナル (\fBmq_notify\fP(3) の \fBSIGEV_SIGNAL\fP の説明を参照) では、
\fIsi_int\fP/\fIsi_ptr\fP に \fBmq_notify\fP(3) に渡された \fIsigev_value\fP が設定される。 \fIsi_pid\fP
.\" But note that these fields still don't return the times of
.\" waited-for children (as is done by getrusage() and times()
.\" and wait4()). Solaris 8 does include child times.
-\fBSIGCHLD\fP は \fIsi_pid\fP, \fIsi_uid\fP, \fIsi_status\fP, \fIsi_utime\fP,
-\fIsi_stime\fP を設定し、子プロセスに関する情報を提供する。
-\fIsi_pid\fP フィールドは子プロセスのプロセス ID で、
-\fIsi_uid\fP フィールドは子プロセスの実ユーザ ID である。
-\fIsi_stime\fP フィールドには、 (\fIsi_code\fP が \fBCLD_EXITED\fP の場合は)
-子プロセスの終了ステータスが、それ以外の場合は状態が変化する原因と
-なったシグナル番号が格納される。
-\fIsi_utime\fP と \fIsi_stime\fP には子プロセスが使用したユーザ CPU 時間とシ
-ステム CPU 時間がそれぞれ格納される。(\fBgetrusage\fP(2) や \fBtime\fP(2) と
-異なり) これらのフィールドには wait 待ちの子プロセスにより使用された時
-間は含まれない。 2.6 より前と 2.6.27 以降のカーネルでは、 これらのフィー
-ルドに格納される CPU 時間の単位は \fIsysconf(_SC_CLK_TCK)\fP である。
-2.6.27 より前の 2.6 系のカーネルでは、バグがあり、 これらのフィールドの
-CPU 時間の単位が (カーネルのコンフィグで指定される) システムの jiffy で
-あった (\fBtime\fP(7) 参照)。
+\fBSIGCHLD\fP は \fIsi_pid\fP, \fIsi_uid\fP, \fIsi_status\fP, \fIsi_utime\fP, \fIsi_stime\fP
+を設定し、子プロセスに関する情報を提供する。 \fIsi_pid\fP フィールドは子プロセスのプロセス ID で、 \fIsi_uid\fP
+フィールドは子プロセスの実ユーザ ID である。 \fIsi_stime\fP フィールドには、 (\fIsi_code\fP が \fBCLD_EXITED\fP
+の場合は) 子プロセスの終了ステータスが、それ以外の場合は状態が変化する原因となったシグナル番号が格納される。 \fIsi_utime\fP と
+\fIsi_stime\fP には子プロセスが使用したユーザ CPU 時間とシステム CPU 時間がそれぞれ格納される。(\fBgetrusage\fP(2) や
+\fBtime\fP(2) と異なり) これらのフィールドには wait 待ちの子プロセスにより使用された時間は含まれない。 2.6 より前と 2.6.27
+以降のカーネルでは、 これらのフィールドに格納される CPU 時間の単位は \fIsysconf(_SC_CLK_TCK)\fP である。 2.6.27
+より前の 2.6 系のカーネルでは、バグがあり、 これらのフィールドの CPU 時間の単位が (カーネルのコンフィグで指定される) システムの
+jiffy であった (\fBtime\fP(7) 参照)。
.IP *
.\" FIXME SIGTRAP also sets the following for ptrace_notify() ?
.\" info.si_code = exit_code;
.\" SVr4 does not document the EINTR condition.
POSIX.1\-2001, SVr4.
.SH 注意
-\fBfork\fP(2) 経由で作成された子プロセスは、親プロセスのシグナルの処理方法の コピーを継承する。
-\fBexecve\fP(2) の前後で、ハンドラが設定されているシグナルの処理方法はデフォルトにリセットされ、
-無視が設定されているシグナルの処理方法は変更されずそのままとなる。
+\fBfork\fP(2) 経由で作成された子プロセスは、親プロセスのシグナルの処理方法の コピーを継承する。 \fBexecve\fP(2)
+の前後で、ハンドラが設定されているシグナルの処理方法はデフォルトにリセットされ、 無視が設定されているシグナルの処理方法は変更されずそのままとなる。
POSIX では、 \fBkill\fP(2) や \fBraise\fP(3) で生成できないシグナル \fBSIGFPE\fP, \fBSIGILL\fP,
\fBSIGSEGV\fP を無視 (ignore) した場合、その後の動作は未定義である。 ゼロによる整数割り算の結果は未定義となる。
そのため、完全に移植性がある方法で、終了した子プロセスがゾンビにならないこと を保証するには、 \fBSIGCHLD\fP シグナルを補足し、
\fBwait\fP(2) などを実行するしかない。
.PP
-POSIX.1\-1990 の仕様では \fBSA_NOCLDSTOP\fP のみが定義されている。
-POSIX.1\-2001 では \fBSA_NOCLDWAIT\fP, \fBSA_RESETHAND\fP, \fBSA_NODEFER\fP,
-\fBSA_SIGINFO\fP が追加された。 UNIX の古い実装で動かすアプリケーションで、
-他の \fIsa_flags\fP フラグを使用すると移植性が下がる。
+POSIX.1\-1990 の仕様では \fBSA_NOCLDSTOP\fP のみが定義されている。 POSIX.1\-2001 では
+\fBSA_NOCLDWAIT\fP, \fBSA_RESETHAND\fP, \fBSA_NODEFER\fP, \fBSA_SIGINFO\fP が追加された。 UNIX
+の古い実装で動かすアプリケーションで、 他の \fIsa_flags\fP フラグを使用すると移植性が下がる。
.PP
\fBSA_RESETHAND\fP フラグは SVr4 の同じ名前のフラグと互換性がある。
.PP
\fBsiginterrupt\fP(3), \fBsigqueue\fP(3), \fBsigsetops\fP(3), \fBsigvec\fP(3),
\fBcore\fP(5), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fBexecve\fP(2), \fBsetrlimit\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsiglongjmp\fP(3),
\fBsigsetjmp\fP(3), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
.PP
.\" libc4 and libc5 define
.\" .IR SignalHandler ;
-\fIsighandler_t\fP の使用は GNU 拡張であり、 \fB_GNU_SOURCE\fP が定義された
-場合に公開される。glibc では \fB_BSD_SOURCE\fP が定義された場合には (BSD
-由来の) \fIsig_t\fP も定義される。このような型を使用しないと、
+\fIsighandler_t\fP の使用は GNU 拡張であり、 \fB_GNU_SOURCE\fP が定義された場合に公開される。glibc では
+\fB_BSD_SOURCE\fP が定義された場合には (BSD 由来の) \fIsig_t\fP も定義される。このような型を使用しないと、
\fBsignal\fP() の宣言は読みにくいものとなる。
.in +4n
.nf
\fBsigqueue\fP(3), \fBsigsetops\fP(3), \fBsigvec\fP(3), \fBsysv_signal\fP(3),
\fBsignal\fP(7)
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-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fBsigprocmask\fP(2), \fBsigwaitinfo\fP(2), \fBtimerfd_create\fP(2), \fBsigsetops\fP(3),
\fBsigwait\fP(3), \fBepoll\fP(7), \fBsignal\fP(7)
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fBkill\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2),
\fBsigsuspend\fP(2), \fBsigsetops\fP(3), \fBsignal\fP(7)
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
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.SH エラー
.TP
\fBEFAULT\fP
-引き数 \fIset\fP か \fIoldset\fP がプロセスに割り当てられた
-アドレス空間の外を指している。
+引き数 \fIset\fP か \fIoldset\fP がプロセスに割り当てられたアドレス空間の外を指している。
.TP
\fBEINVAL\fP
\fIhow\fP に指定された値が有効ではない。
\fBsigsuspend\fP(2), \fBpthread_sigmask\fP(3), \fBsigqueue\fP(3), \fBsigsetops\fP(3),
\fBsignal\fP(7)
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-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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\fBkill\fP(2), \fBrestart_syscall\fP(2), \fBsigaltstack\fP(2), \fBsignal\fP(2),
\fBsignal\fP(7)
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\fBkill\fP(2), \fBpause\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2),
\fBsigwaitinfo\fP(2), \fBsigsetops\fP(3), \fBsigwait\fP(3), \fBsignal\fP(7)
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呼び出し元に対して \fIset\fP の複数のシグナルが処理待ちの場合、 \fBsigwaitinfo\fP()
で取得するシグナルは通常の順序決定ルールに基づいて決定される。 詳細は \fBsignal\fP(7) を参照のこと。
.PP
-\fBsigtimedwait\fP() は、 \fBsigwaitinfo\fP() と次の点を除いて全く同じように
-動作する。この関数にはもう 1 つの引き数 \fItimeout\fP があり、シグナル待ち
-でスレッドが一時停止する時間を指定することができる(この時間はシステ
-ムクロックの粒度に切り上げられ、カーネルのスケジューリング遅延により
-少しだけ長くなる可能性がある)。この引き数の型は以下のとおりである:
+\fBsigtimedwait\fP() は、 \fBsigwaitinfo\fP() と次の点を除いて全く同じように動作する。この関数にはもう 1 つの引き数
+\fItimeout\fP
+があり、シグナル待ちでスレッドが一時停止する時間を指定することができる(この時間はシステムクロックの粒度に切り上げられ、カーネルのスケジューリング遅延により少しだけ長くなる可能性がある)。この引き数の型は以下のとおりである:
.sp
.in +4n
.nf
\fBsigprocmask\fP(2), \fBsigqueue\fP(3), \fBsigsetops\fP(3), \fBsigwait\fP(3),
\fBsignal\fP(7), \fBtime\fP(7)
.SH この文書について
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fBclock_gettime\fP(2), \fBtimer_create\fP(2), \fBtimer_getoverrun\fP(2),
\fBtimer_settime\fP(2), \fBtime\fP(7)
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fInew_value.it_interval\fP のフィールドのうち少なくとも一方に 0 以外の値を設定すると、 繰り返しタイマーが有効になる。
両方のフィールドに 0 を設定した場合、タイマーは \fInew_value.it_value\fP で指定された時間後に、一回だけ満了して停止する。
-\fIflags\fP 引き数には 0 か \fBTFD_TIMER_ABSTIME\fP を指定する。 0 は相対時刻
-タイマーを意味し、 \fInew_value.it_value\fP では \fIclockid\fP で指定された
-クロックの現在の値からの相対的な時刻を指定する。 \fBTFD_TIMER_ABSTIME\fP
-は絶対時刻タイマーを意味し、 \fInew_value.it_interval\fP では \fIclockid\fP
-で指定されたクロックの絶対時刻を指定する。
-つまり、クロックの値が \fInew_value.it_interval\fP で指定された時刻に
-達したら、タイマーが満了する。
+\fIflags\fP 引き数には 0 か \fBTFD_TIMER_ABSTIME\fP を指定する。 0 は相対時刻タイマーを意味し、
+\fInew_value.it_value\fP では \fIclockid\fP で指定されたクロックの現在の値からの相対的な時刻を指定する。
+\fBTFD_TIMER_ABSTIME\fP は絶対時刻タイマーを意味し、 \fInew_value.it_interval\fP では \fIclockid\fP
+で指定されたクロックの絶対時刻を指定する。 つまり、クロックの値が \fInew_value.it_interval\fP
+で指定された時刻に達したら、タイマーが満了する。
.\"
-\fIold_value\fP 引き数が NULL でない場合、 \fIold_value\fP 引き数が指す
-\fIitimerspec\fP 構造体は、 \fBtimerfd_settime\fP() を呼び出した時点での
-タイマーの設定を返すのに使用される。
-下記の \fBtimerfd_gettime\fP() の説明を参照。
+\fIold_value\fP 引き数が NULL でない場合、 \fIold_value\fP 引き数が指す \fIitimerspec\fP 構造体は、
+\fBtimerfd_settime\fP() を呼び出した時点でのタイマーの設定を返すのに使用される。 下記の \fBtimerfd_gettime\fP()
+の説明を参照。
.SS timerfd_gettime()
\fBtimerfd_gettime\fP() は、ファイルディスクリプタ \fIfd\fP で参照されるタイマーの現在の設定が入った \fIitimerspec\fP
構造体を、 \fIcurr_value\fP に格納して返す。
\fBsignalfd\fP(2), \fBtimer_create\fP(2), \fBtimer_gettime\fP(2),
\fBtimer_settime\fP(2), \fBepoll\fP(7), \fBtime\fP(7)
.SH この文書について
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.SH 関連項目
\fBclone\fP(2), \fBgettid\fP(2), \fBkill\fP(2), \fBrt_sigqueueinfo\fP(2)
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\fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBwait4\fP(2), \fBpthread_create\fP(3),
\fBcredentials\fP(7), \fBsignal\fP(7)
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\fBfork\fP(2), \fBgetrusage\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBwait\fP(2),
\fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
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.SH 関連項目
\fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsysv_signal\fP(3), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
.SH 関連項目
\fBkill\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBraise\fP(3)
.SH この文書について
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
.SH 関連項目
\fBgprof\fP(1), \fBsetitimer\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
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.br
\fIsys_siglist\fP: _BSD_SOURCE
.SH 説明
-\fBpsignal\fP() 関数は、文字列 \fIs\fP、コロン、スペース、
-シグナル番号 \fIsig\fP を説明する文字列、終端の改行から
-構成されるメッセージを \fIstderr\fP に表示する。
-文字列 \fIs\fP が NULL か空の場合、コロンとスペースは省略される。
-\fIsig\fP が不正ならば、表示される メッセージは未知のシグナルを示す。
+\fBpsignal\fP() 関数は、文字列 \fIs\fP、コロン、スペース、シグナル番号 \fIsig\fP を説明する文字列、終端の改行から構成されるメッセージを
+\fIstderr\fP に表示する。 文字列 \fIs\fP が NULL か空の場合、コロンとスペースは省略される。 \fIsig\fP が不正ならば、表示される
+メッセージは未知のシグナルを示す。
\fBpsiginfo\fP() 関数は \fBpsignal\fP() と同じだが、 \fIpinfo\fP に書かれたシグナルの情報を表示する点が異なる。
\fIpinfo\fP は有効な \fIsiginfo_t\fP 構造体を指している必要がある。 \fBpsiginfo\fP() は、 シグナルの説明だけでなく、
.SH 関連項目
\fBsigaction\fP(2), \fBperror\fP(3), \fBstrsignal\fP(3), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
C89, C99, POSIX.1\-2001.
.SH 注意
.\" 2.3.2 used the obsolete tkill(), if available.
-glibc バージョン 2.3.3 以降では、カーネルが \fBtgkill\fP(2) システムコール
-をサポートしている場合は\fBraise\fP() は \fBtgkill\fP(2) を使って実装されて
-いる。古いバージョンの glibc では、\fBraise\fP() は \fBkill\fP(2) を使って
-実装されている。
+glibc バージョン 2.3.3 以降では、カーネルが \fBtgkill\fP(2) システムコールをサポートしている場合は\fBraise\fP() は
+\fBtgkill\fP(2) を使って実装されている。古いバージョンの glibc では、\fBraise\fP() は \fBkill\fP(2)
+を使って実装されている。
.SH 関連項目
\fBgetpid\fP(2), \fBkill\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBpthread_kill\fP(3),
\fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
.SH 関連項目
\fBsignal\fP(2)
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fBkill\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2), \fBsigsuspend\fP(2),
\fBsigblock\fP(3), \fBsigvec\fP(3), \fBfeature_test_macros\fP(7)
.SH この文書について
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fBkill\fP(2), \fBrt_sigqueueinfo\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2),
\fBpthread_sigqueue\fP(3), \fBsigwait\fP(3), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
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+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
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\fBkill\fP(2), \fBpause\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2),
\fBraise\fP(3), \fBsigpause\fP(3), \fBsigvec\fP(3), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
.SH 関連項目
\fBsigaction\fP(2), \fBsigpending\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2), \fBsigsuspend\fP(2)
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\fBkill\fP(2), \fBpause\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2),
\fBraise\fP(3), \fBsigpause\fP(3), \fBsigset\fP(3), \fBsignal\fP(7)
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fBsigaction\fP(2), \fBsignalfd\fP(2), \fBsigpending\fP(2), \fBsigsuspend\fP(2),
\fBsigwaitinfo\fP(2), \fBsigsetops\fP(3), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
.SH 関連項目
\fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBbsd_signal\fP(3), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
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\fBgetaddrinfo_a\fP(3), \fBlio_listio\fP(3), \fBmq_notify\fP(3), \fBaio\fP(7),
\fBpthreads\fP(7)
.SH この文書について
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
シグナルの処理方法はプロセス単位の属性である。 マルチスレッドのアプリケーションでは、あるシグナルの処理方法は 全てのスレッドで同じである。
-\fBfork\fP(2) 経由で作成された子プロセスは、親プロセスのシグナルの処理方法の コピーを継承する。
-\fBexecve\fP(2) の前後で、ハンドラが設定されているシグナルの処理方法はデフォルトにリセットされ、
-無視が設定されているシグナルの処理方法は変更されずそのままとなる。
+\fBfork\fP(2) 経由で作成された子プロセスは、親プロセスのシグナルの処理方法の コピーを継承する。 \fBexecve\fP(2)
+の前後で、ハンドラが設定されているシグナルの処理方法はデフォルトにリセットされ、 無視が設定されているシグナルの処理方法は変更されずそのままとなる。
.SS シグナルの送信
以下のシステムコールとライブラリ関数を使って、 呼び出し者はシグナルを送信することができる。
.TP 16
\fBfork\fP(2) 経由で作成された子プロセスでは、処理待ちのシグナル集合は空の集合で初期化される。 \fBexecve\fP(2)
の前後で、処理待ちのシグナル集合は保持される。
.SS 標準シグナル
-Linux は以下に示す標準シグナルに対応している。シグナル番号の一部はアー
-キテクチャ依存であり、"値" 欄に示す通りである。 (3つの値が書かれている
-ものは、 1つ目が alpha と sparc で通常有効な値、 真ん中が x86, arm や
-他のほとんどのアーキテクチャでの有効な値、最後が mips での値である。
-(parisc での値は記載されて\fIいない\fP。 parisc でのシグナル番号は
-Linux カーネルソースを参照してほしい)。 \- はそのアーキテ
-クチャにおいて対応するシグナルがないことを示す。)
+Linux は以下に示す標準シグナルに対応している。シグナル番号の一部はアーキテクチャ依存であり、"値" 欄に示す通りである。
+(3つの値が書かれているものは、 1つ目が alpha と sparc で通常有効な値、 真ん中が x86, arm
+や他のほとんどのアーキテクチャでの有効な値、最後が mips での値である。 (parisc での値は記載されて\fIいない\fP。 parisc
+でのシグナル番号は Linux カーネルソースを参照してほしい)。 \- はそのアーキテクチャにおいて対応するシグナルがないことを示す。)
最初に、POSIX.1\-1990 に定義されているシグナルを示す。
.TS
\fBsigset\fP(3), \fBsigsetops\fP(3), \fBsigvec\fP(3), \fBsigwait\fP(3), \fBstrsignal\fP(3),
\fBsysv_signal\fP(3), \fBcore\fP(5), \fBproc\fP(5), \fBpthreads\fP(7), \fBsigevent\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:50+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-29 22:25+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"This page is part of release 3.65 of the Linux I<man-pages> project. A "
"description of the project, and information about reporting bugs, can be "
"found at \\%http://www.kernel.org/doc/man-pages/."
-msgstr ""
-"この man ページは Linux I<man-pages> プロジェクトのリリース 3.65 の一部\n"
-"である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は\n"
-"http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。"
+msgstr "この man ページは Linux I<man-pages> プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。 プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \\%http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。"
#. type: TH
#: build/C/man2/eventfd.2:22
msgid ""
"The following values may be bitwise ORed in I<flags> to change the behaviour "
"of B<eventfd>():"
-msgstr ""
-"以下の値のいくつかをビット単位の論理和 (OR) で指定することで、\n"
-"B<eventfd>() の振舞いを変更することができる。"
+msgstr "以下の値のいくつかをビット単位の論理和 (OR) で指定することで、 B<eventfd>() の振舞いを変更することができる。"
#. type: TP
#: build/C/man2/eventfd.2:44
msgid ""
"Provide semaphore-like semantics for reads from the new file descriptor. "
"See below."
-msgstr ""
-"新しいファイルディスクリプタからの読み出しにおいて、セマフォ風の動作を行"
-"う。\n"
-"下記参照。"
+msgstr "新しいファイルディスクリプタからの読み出しにおいて、セマフォ風の動作を行う。 下記参照。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/eventfd.2:70 build/C/man2/signalfd.2:99
"Each successful B<read>(2) returns an 8-byte integer. A B<read>(2) will "
"fail with the error B<EINVAL> if the size of the supplied buffer is less "
"than 8 bytes."
-msgstr ""
-"B<read>(2) は成功すると、8 バイトの整数を返す。\n"
-"渡されたバッファの大きさが 8 バイト未満の場合、\n"
-"B<read>(2) はエラー B<EINVAL> で失敗する。"
+msgstr "B<read>(2) は成功すると、8 バイトの整数を返す。 渡されたバッファの大きさが 8 バイト未満の場合、 B<read>(2) はエラー B<EINVAL> で失敗する。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/eventfd.2:91
msgid ""
"The value returned by B<read>(2) is in host byte order\\(emthat is, the "
"native byte order for integers on the host machine."
-msgstr ""
-"B<read>(2) が返す値は、ホストバイトオーダ、つまり\n"
-"そのホストマシンにおける整数の通常のバイトオーダである。"
+msgstr "B<read>(2) が返す値は、ホストバイトオーダ、つまり、そのホストマシンにおける整数の通常のバイトオーダである。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/eventfd.2:98
"The semantics of B<read>(2) depend on whether the eventfd counter currently "
"has a nonzero value and whether the B<EFD_SEMAPHORE> flag was specified when "
"creating the eventfd file descriptor:"
-msgstr ""
-"B<read>(2) の動作は、 eventfd カウンタの現在の値が 0 以外であるかと、\n"
-"eventfd ファイルディスクリプタを作成する際に B<EFD_SEMAPHORE> フラグが\n"
-"指定されたか、により変化する。"
+msgstr "B<read>(2) の動作は、 eventfd カウンタの現在の値が 0 以外であるかと、 eventfd ファイルディスクリプタを作成する際に B<EFD_SEMAPHORE> フラグが指定されたか、により変化する。"
#. type: IP
#: build/C/man2/eventfd.2:99 build/C/man2/eventfd.2:106
"If B<EFD_SEMAPHORE> was not specified and the eventfd counter has a nonzero "
"value, then a B<read>(2) returns 8 bytes containing that value, and the "
"counter's value is reset to zero."
-msgstr ""
-"B<EFD_SEMAPHORE> が指定されておらず、eventfd カウンタが 0 以外の値\n"
-"の場合、 B<read>(2) はカウンタ値を格納した 8 バイトの値を返し、\n"
-"カウンタ値は 0 にリセットされる。"
+msgstr "B<EFD_SEMAPHORE> が指定されておらず、eventfd カウンタが 0 以外の値の場合、 B<read>(2) はカウンタ値を格納した 8 バイトの値を返し、 カウンタ値は 0 にリセットされる。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/eventfd.2:113
"If B<EFD_SEMAPHORE> was specified and the eventfd counter has a nonzero "
"value, then a B<read>(2) returns 8 bytes containing the value 1, and the "
"counter's value is decremented by 1."
-msgstr ""
-"B<EFD_SEMAPHORE> が指定されていて eventfd カウンタが 0 以外の値の場合、\n"
-"B<read>(2) は値 1 の 8 バイト値を返し、カウンタ値は 1 減算される。"
+msgstr "B<EFD_SEMAPHORE> が指定されていて eventfd カウンタが 0 以外の値の場合、 B<read>(2) は値 1 の 8 バイト値を返し、カウンタ値は 1 減算される。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/eventfd.2:123
"the call either blocks until the counter becomes nonzero (at which time, the "
"B<read>(2) proceeds as described above) or fails with the error B<EAGAIN> "
"if the file descriptor has been made nonblocking."
-msgstr ""
-"B<read>(2) を呼び出した時点で eventfd カウンタが 0 の場合、 B<read>(2)\n"
-"はカウンタが 0 以外になるまで停止 (block) する (0 以外になった時点で\n"
-"B<read>(2) は上記で述べた通り実行を再開する)、 もしくはファイルディスク\n"
-"リプタが非停止 (nonblocking) に設定されている場合はエラー B<EAGAIN>で\n"
-"失敗する。"
+msgstr "B<read>(2) を呼び出した時点で eventfd カウンタが 0 の場合、 B<read>(2) はカウンタが 0 以外になるまで停止 (block) する (0 以外になった時点で B<read>(2) は上記で述べた通り実行を再開する)、 もしくはファイルディスクリプタが非停止 (nonblocking) に設定されている場合はエラー B<EAGAIN> で失敗する。"
#. type: TP
#: build/C/man2/eventfd.2:124
"child produced by B<fork>(2). The duplicate file descriptor is associated "
"with the same eventfd object. File descriptors created by B<eventfd>() are "
"preserved across B<execve>(2), unless the close-on-exec flag has been set."
-msgstr ""
-"B<fork>(2) で生成された子プロセスは、 B<eventfd>() で生成されたファイル\n"
-"ディスクリプタのコピーを継承する。 複製されたファイルディスクリプタは同\n"
-"じ eventfd オブジェクトに関連付けられる。\n"
-"close-on-exec フラグが設定されていない場合、 B<execve>(2) の前後で\n"
-"B<eventfd>() で生成されたファイルディスクリプタは保持される。"
+msgstr "B<fork>(2) で生成された子プロセスは、 B<eventfd>() で生成されたファイルディスクリプタのコピーを継承する。 複製されたファイルディスクリプタは同じ eventfd オブジェクトに関連付けられる。 close-on-exec フラグが設定されていない場合、 B<execve>(2) の前後で B<eventfd>() で生成されたファイルディスクリプタは保持される。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/eventfd.2:229
msgid ""
"Many systems (Solaris, the BSDs, and perhaps others) treat this as "
"equivalent to:"
-msgstr ""
-"(Solaris, BSD 系やおそらく他のシステムもそうだが) 多くのシステムでは、\n"
-"この呼び出しは以下と等価である。"
+msgstr "(Solaris, BSD 系やおそらく他のシステムもそうだが) 多くのシステムでは、この呼び出しは以下と等価である。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/getitimer.2:183
"feature has been removed. (See also the description of I</proc/sys/fs/"
"suid_dumpable> in B<proc>(5).) Processes that are not dumpable can not be "
"attached via B<ptrace>(2) B<PTRACE_ATTACH>."
-msgstr ""
-"(Linux 2.3.20 以降) デフォルトの振る舞いではコアダンプを引き起こすよう\n"
-"なシグナルを受信したときに、呼び出し元のプロセスでコアダンプを\n"
-"生成するかどうかを決定するフラグを\n"
-"設定する (通常このフラグは、デフォルトではセットされているが、\n"
-"set-user-ID あるいは set-group-ID プログラムが実行されたり、 さまざまな\n"
-"システムコールによってプロセスの UID や GID が操作されたときに クリアさ\n"
-"れる)。 2.6.12 以前のカーネルでは、 I<arg2> は 0 (プロセスはダンプ不可)\n"
-"あるいは 1 (プロセスはダンプ可能) の どちらかでなければならない。\n"
-"2.6.13 から 2.6.17 までのカーネルでは、値 2 も認められていた。 この値を\n"
-"指定すると、通常はダンプされないバイナリが root だけが 読み込み可能な形\n"
-"でダンプされた。 セキュリティ上の理由から、この機能は削除された\n"
-"(B<proc>(5) の I</proc/sys/fs/suid_dumpable> の説明も参照)。\n"
-"ダンプ不可のプロセスを B<ptrace>(2) B<PTRACE_ATTACH> 経由で接続すること\n"
-"はできない。"
+msgstr "(Linux 2.3.20 以降) デフォルトの振る舞いではコアダンプを引き起こすようなシグナルを受信したときに、呼び出し元のプロセスでコアダンプを生成するかどうかを決定するフラグを設定する (通常このフラグは、デフォルトではセットされているが、 set-user-ID あるいは set-group-ID プログラムが実行されたり、 さまざまなシステムコールによってプロセスの UID や GID が操作されたときに クリアされる)。 2.6.12 以前のカーネルでは、 I<arg2> は 0 (プロセスはダンプ不可) あるいは 1 (プロセスはダンプ可能) の どちらかでなければならない。 2.6.13 から 2.6.17 までのカーネルでは、値 2 も認められていた。 この値を指定すると、通常はダンプされないバイナリが root だけが 読み込み可能な形でダンプされた。 セキュリティ上の理由から、この機能は削除された (B<proc>(5) の I</proc/sys/fs/suid_dumpable> の説明も参照)。 ダンプ不可のプロセスを B<ptrace>(2) B<PTRACE_ATTACH> 経由で接続することはできない。"
#. type: TP
#: build/C/man2/prctl.2:162
"credential change is made, regardless of the setting of the \"keep "
"capabilities\" flag.) The \"keep capabilities\" value will be reset to 0 on "
"subsequent calls to B<execve>(2)."
-msgstr ""
-"スレッドの「ケーパビリティ保持」フラグを設定する。\n"
-"このフラグは、スレッドの実 UID、実効 UID、保存 set-user-ID のうち少なく\n"
-"とも一つが 0 であった状態から、これら全てが 0 以外に変更されたとき、\n"
-"スレッドの許可ケーパビリティ集合がクリアされるかどうかを決定する。\n"
-"デフォルトでは、このような変更が行われた場合、許可ケーパビリティセット\n"
-"はクリアされる。「ケーパビリティ保持」フラグを設定すると、\n"
-"許可ケーパビリティセットはクリアされなくなる。\n"
-"I<arg2> は 0 (許可ケーパビリティをクリアする) か 1 (許可ケーパビリティ\n"
-"を保持する) の どちらかでなければならない。\n"
-"(このような ID の変更が行われた場合、「ケーパビリティ保持」フラグの設定\n"
-"に関わらず、スレッドのI<実効>ケーパビリティセットは常にクリアされる。)\n"
-"B<execve>(2) が呼び出されると、「ケーパビリティ保持」フラグは 0\n"
-"にリセットされる。"
+msgstr "スレッドの「ケーパビリティ保持」フラグを設定する。 このフラグは、スレッドの実 UID、実効 UID、保存 set-user-ID のうち少なくとも一つが 0 であった状態から、これら全てが 0 以外に変更されたとき、 スレッドの許可ケーパビリティ集合がクリアされるかどうかを決定する。 デフォルトでは、このような変更が行われた場合、許可ケーパビリティセットはクリアされる。「ケーパビリティ保持」フラグを設定すると、許可ケーパビリティセットはクリアされなくなる。 I<arg2> は 0 (許可ケーパビリティをクリアする) か 1 (許可ケーパビリティを保持する) の どちらかでなければならない。 (このような ID の変更が行われた場合、「ケーパビリティ保持」フラグの設定に関わらず、スレッドのI<実効>ケーパビリティセットは常にクリアされる。) B<execve>(2) が呼び出されると、「ケーパビリティ保持」フラグは 0 にリセットされる。"
#. type: TP
#: build/C/man2/prctl.2:232
"or B<PR_TIMING_TIMESTAMP> to I<arg2>. B<PR_TIMING_TIMESTAMP> is not "
"currently implemented (attempting to set this mode will yield the error "
"B<EINVAL>)."
-msgstr ""
-"(通常の、伝統的に使われてきた) 統計的なプロセスタイミングを使用するか、\n"
-"正確なタイムスタンプに基づくプロセスタイミングを使用するかを設定する。\n"
-"I<arg2> に指定できる値は B<PR_TIMING_STATISTICAL> か\n"
-"B<PR_TIMING_TIMESTAMP> である。 B<PR_TIMING_TIMESTAMP> は現在のところ実\n"
-"装されていない (このモードに設定しようとするとエラー B<EINVAL> が起こる\n"
-"ことだろう)。"
+msgstr "(通常の、伝統的に使われてきた) 統計的なプロセスタイミングを使用するか、 正確なタイムスタンプに基づくプロセスタイミングを使用するかを設定する。 I<arg2> に指定できる値は B<PR_TIMING_STATISTICAL> か B<PR_TIMING_TIMESTAMP> である。 B<PR_TIMING_TIMESTAMP> は現在のところ実装されていない (このモードに設定しようとするとエラー B<EINVAL> が起こることだろう)。"
#. type: TP
#: build/C/man2/prctl.2:553
msgid ""
"Originally called B<PR_TASK_PERF_COUNTERS_DISABLE>; renamed (with same "
"numerical value) in Linux 2.6.32."
-msgstr ""
-"以前は B<PR_TASK_PERF_COUNTERS_DISABLE> と呼ばれていた。\n"
-"Linux 2.6.32 で名前が変更された (数値は同じままである)。"
+msgstr "以前は B<PR_TASK_PERF_COUNTERS_DISABLE> と呼ばれていた。 Linux 2.6.32 で名前が変更された (数値は同じままである)。"
#. type: TP
#: build/C/man2/prctl.2:572
#: build/C/man2/prctl.2:584
msgid ""
"Originally called B<PR_TASK_PERF_COUNTERS_ENABLE>; renamed in Linux 2.6.32."
-msgstr ""
-"以前は B<PR_TASK_PERF_COUNTERS_ENABLE> と呼ばれていた。\n"
-"Linux 2.6.32 で名前が変更された。"
+msgstr "以前は B<PR_TASK_PERF_COUNTERS_ENABLE> と呼ばれていた。 Linux 2.6.32 で名前が変更された。"
#. type: TP
#: build/C/man2/prctl.2:584
msgid ""
"I<option> is B<PR_SET_MM>, and the caller does not have the "
"B<CAP_SYS_RESOURCE> capability."
-msgstr ""
-"I<option> が B<PR_SET_MM> で、呼び出し元がケーパビリティ\n"
-"B<CAP_SYS_RESOURCE> を持っていない。"
+msgstr "I<option> が B<PR_SET_MM> で、呼び出し元がケーパビリティ B<CAP_SYS_RESOURCE> を持っていない。"
#. type: TP
#: build/C/man2/prctl.2:1021
"and a trailing newline. If the string I<s> is NULL or empty, the colon and "
"space are omitted. If I<sig> is invalid, the message displayed will "
"indicate an unknown signal."
-msgstr ""
-"B<psignal>() 関数は、文字列 I<s>、コロン、スペース、\n"
-"シグナル番号 I<sig> を説明する文字列、終端の改行から\n"
-"構成されるメッセージを I<stderr> に表示する。\n"
-"文字列 I<s> が NULL か空の場合、コロンとスペースは省略される。\n"
-"I<sig> が不正ならば、表示される メッセージは未知のシグナルを示す。"
+msgstr "B<psignal>() 関数は、文字列 I<s>、コロン、スペース、シグナル番号 I<sig> を説明する文字列、終端の改行から構成されるメッセージを I<stderr> に表示する。 文字列 I<s> が NULL か空の場合、コロンとスペースは省略される。 I<sig> が不正ならば、表示される メッセージは未知のシグナルを示す。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/psignal.3:86
"Since version 2.3.3, glibc implements B<raise>() by calling B<tgkill>(2), "
"if the kernel supports that system call. Older glibc versions implemented "
"B<raise>() using B<kill>(2)."
-msgstr ""
-"glibc バージョン 2.3.3 以降では、カーネルが B<tgkill>(2) システムコール\n"
-"をサポートしている場合はB<raise>() は B<tgkill>(2) を使って実装されて\n"
-"いる。古いバージョンの glibc では、B<raise>() は B<kill>(2) を使って\n"
-"実装されている。"
+msgstr "glibc バージョン 2.3.3 以降では、カーネルが B<tgkill>(2) システムコールをサポートしている場合はB<raise>() は B<tgkill>(2) を使って実装されている。古いバージョンの glibc では、B<raise>() は B<kill>(2) を使って実装されている。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/raise.3:89
msgid ""
"Glibc does not provide wrappers for these obsolete system calls; in the "
"unlikely event that you want to call them, use B<syscall>(2)."
-msgstr ""
-"glibc はこれらの古いシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。\n"
-"あまりないと思うが、これらを呼び出したい場合には B<syscall>(2) を使うこと。"
+msgstr "glibc はこれらの古いシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。 あまりないと思うが、これらを呼び出したい場合には B<syscall>(2) を使うこと。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/sgetmask.2:75
"to I<void\\ *>) as its third argument. (Commonly, the handler function "
"doesn't make any use of the third argument. See B<getcontext>(3) for "
"further information about I<ucontext_t>.)"
-msgstr ""
-"I<sa_flags> に B<SA_SIGINFO> が指定された場合、 (I<sa_handler> ではなく)\n"
-"I<sa_sigaction> により I<signum> に対応するシグナルハンドラ関数が指定さ\n"
-"れる。指定される関数は、最初の引き数としてシグナル番号を、二番目の引き\n"
-"数として I<siginfo_t> へのポインタを、三番目の引き数として (I<void\\ *>\n"
-"にキャストした) I<ucontext_t> へのポインタを受けとる。 (一般的には、\n"
-"ハンドラ関数の三番目の引き数が使用されない。I<ucontext_t> についての\n"
-"詳しい情報は B<getcontext>(3) を参照。)"
+msgstr "I<sa_flags> に B<SA_SIGINFO> が指定された場合、 (I<sa_handler> ではなく) I<sa_sigaction> により I<signum> に対応するシグナルハンドラ関数が指定される。指定される関数は、最初の引き数としてシグナル番号を、二番目の引き数として I<siginfo_t> へのポインタを、三番目の引き数として (I<void\\ *> にキャストした) I<ucontext_t> へのポインタを受けとる。 (一般的には、ハンドラ関数の三番目の引き数が使用されない。I<ucontext_t> についての詳しい情報は B<getcontext>(3) を参照。)"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/sigaction.2:165
"I<si_uid>. In addition, signals sent with B<sigqueue>(3) fill in I<si_int> "
"and I<si_ptr> with the values specified by the sender of the signal; see "
"B<sigqueue>(3) for more details."
-msgstr ""
-"B<kill>(2) や B<sigqueue>(3) で送信されたシグナルでは I<si_pid> と I<si_uid> "
-"が設定される。\n"
-"さらに、 B<sigqueue>(3) で送信されたシグナルでは I<si_int> と I<si_pid> にシ"
-"グナルの送信者により指定された値が設定される。詳細は B<sigqueue>(3) を参照。"
+msgstr "B<kill>(2) や B<sigqueue>(3) で送信されたシグナルでは I<si_pid> と I<si_uid> が設定される。 さらに、 B<sigqueue>(3) で送信されたシグナルでは I<si_int> と I<si_pid> にシグナルの送信者により指定された値が設定される。詳細は B<sigqueue>(3) を参照。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/sigaction.2:329
"B<timer_create>(2). The I<si_overrun> field is the timer overrun count; "
"this is the same information as is obtained by a call to B<timer_getoverrun>"
"(2). These fields are nonstandard Linux extensions."
-msgstr ""
-"POSIX.1b タイマ (Linux 2.6 以降) は I<si_overrun> と I<si_timerid> を\n"
-"設定する。 I<si_timerid> フィールドはカーネルがタイマを特定するのに\n"
-"使用する内部 ID であり、 B<timer_create>(2) が返すタイマ ID と同じではな"
-"い。\n"
-"I<si_overrun> フィールドはタイマが回り切った回数である。\n"
-"これは B<timer_getoverrun>(2) の呼び出しで取得できる情報と同じである。\n"
-"これらのフィールドは非標準で Linux による拡張である。"
+msgstr "POSIX.1b タイマ (Linux 2.6 以降) は I<si_overrun> と I<si_timerid> を設定する。 I<si_timerid> フィールドはカーネルがタイマを特定するのに使用する内部 ID であり、 B<timer_create>(2) が返すタイマ ID と同じではない。 I<si_overrun> フィールドはタイマが回り切った回数である。 これは B<timer_getoverrun>(2) の呼び出しで取得できる情報と同じである。 これらのフィールドは非標準で Linux による拡張である。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/sigaction.2:344
"to 2.6, and since 2.6.27, these fields report CPU time in units of I<sysconf"
"(_SC_CLK_TCK)>. In 2.6 kernels before 2.6.27, a bug meant that these fields "
"reported time in units of the (configurable) system jiffy (see B<time>(7))."
-msgstr ""
-"B<SIGCHLD> は I<si_pid>, I<si_uid>, I<si_status>, I<si_utime>,\n"
-"I<si_stime> を設定し、子プロセスに関する情報を提供する。\n"
-"I<si_pid> フィールドは子プロセスのプロセス ID で、\n"
-"I<si_uid> フィールドは子プロセスの実ユーザ ID である。\n"
-"I<si_stime> フィールドには、 (I<si_code> が B<CLD_EXITED> の場合は) \n"
-"子プロセスの終了ステータスが、それ以外の場合は状態が変化する原因と\n"
-"なったシグナル番号が格納される。\n"
-"I<si_utime> と I<si_stime> には子プロセスが使用したユーザ CPU 時間とシ\n"
-"ステム CPU 時間がそれぞれ格納される。(B<getrusage>(2) や B<time>(2) と\n"
-"異なり) これらのフィールドには wait 待ちの子プロセスにより使用された時\n"
-"間は含まれない。 2.6 より前と 2.6.27 以降のカーネルでは、 これらのフィー\n"
-"ルドに格納される CPU 時間の単位は I<sysconf(_SC_CLK_TCK)> である。\n"
-"2.6.27 より前の 2.6 系のカーネルでは、バグがあり、 これらのフィールドの\n"
-"CPU 時間の単位が (カーネルのコンフィグで指定される) システムの jiffy で\n"
-"あった (B<time>(7) 参照)。"
+msgstr "B<SIGCHLD> は I<si_pid>, I<si_uid>, I<si_status>, I<si_utime>, I<si_stime> を設定し、子プロセスに関する情報を提供する。 I<si_pid> フィールドは子プロセスのプロセス ID で、 I<si_uid> フィールドは子プロセスの実ユーザ ID である。 I<si_stime> フィールドには、 (I<si_code> が B<CLD_EXITED> の場合は) 子プロセスの終了ステータスが、それ以外の場合は状態が変化する原因となったシグナル番号が格納される。 I<si_utime> と I<si_stime> には子プロセスが使用したユーザ CPU 時間とシステム CPU 時間がそれぞれ格納される。(B<getrusage>(2) や B<time>(2) と異なり) これらのフィールドには wait 待ちの子プロセスにより使用された時間は含まれない。 2.6 より前と 2.6.27 以降のカーネルでは、 これらのフィールドに格納される CPU 時間の単位は I<sysconf(_SC_CLK_TCK)> である。 2.6.27 より前の 2.6 系のカーネルでは、バグがあり、 これらのフィールドの CPU 時間の単位が (カーネルのコンフィグで指定される) システムの jiffy であった (B<time>(7) 参照)。"
#. FIXME SIGTRAP also sets the following for ptrace_notify() ?
#. info.si_code = exit_code;
"dispositions. During an B<execve>(2), the dispositions of handled signals "
"are reset to the default; the dispositions of ignored signals are left "
"unchanged."
-msgstr ""
-"B<fork>(2) 経由で作成された子プロセスは、親プロセスのシグナルの処理方法の コ"
-"ピーを継承する。\n"
-"B<execve>(2) の前後で、ハンドラが設定されているシグナルの処理方法はデフォルト"
-"にリセットされ、\n"
-"無視が設定されているシグナルの処理方法は変更されずそのままとなる。"
+msgstr "B<fork>(2) 経由で作成された子プロセスは、親プロセスのシグナルの処理方法の コピーを継承する。 B<execve>(2) の前後で、ハンドラが設定されているシグナルの処理方法はデフォルトにリセットされ、 無視が設定されているシグナルの処理方法は変更されずそのままとなる。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/sigaction.2:706 build/C/man2/signal.2:134
"B<SA_NOCLDWAIT>, B<SA_RESETHAND>, B<SA_NODEFER>, and B<SA_SIGINFO>. Use of "
"these latter values in I<sa_flags> may be less portable in applications "
"intended for older UNIX implementations."
-msgstr ""
-"POSIX.1-1990 の仕様では B<SA_NOCLDSTOP> のみが定義されている。\n"
-"POSIX.1-2001 では B<SA_NOCLDWAIT>, B<SA_RESETHAND>, B<SA_NODEFER>,\n"
-"B<SA_SIGINFO> が追加された。 UNIX の古い実装で動かすアプリケーションで、\n"
-"他の I<sa_flags> フラグを使用すると移植性が下がる。"
+msgstr "POSIX.1-1990 の仕様では B<SA_NOCLDSTOP> のみが定義されている。 POSIX.1-2001 では B<SA_NOCLDWAIT>, B<SA_RESETHAND>, B<SA_NODEFER>, B<SA_SIGINFO> が追加された。 UNIX の古い実装で動かすアプリケーションで、 他の I<sa_flags> フラグを使用すると移植性が下がる。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/sigaction.2:740
"defined; glibc also defines (the BSD-derived) I<sig_t> if B<_BSD_SOURCE> is "
"defined. Without use of such a type, the declaration of B<signal>() is the "
"somewhat harder to read:"
-msgstr ""
-"I<sighandler_t> の使用は GNU 拡張であり、 B<_GNU_SOURCE> が定義された\n"
-"場合に公開される。glibc では B<_BSD_SOURCE> が定義された場合には (BSD\n"
-"由来の) I<sig_t> も定義される。このような型を使用しないと、\n"
-"B<signal>() の宣言は読みにくいものとなる。"
+msgstr "I<sighandler_t> の使用は GNU 拡張であり、 B<_GNU_SOURCE> が定義された場合に公開される。glibc では B<_BSD_SOURCE> が定義された場合には (BSD 由来の) I<sig_t> も定義される。このような型を使用しないと、 B<signal>() の宣言は読みにくいものとなる。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/signal.2:166
"for mips. (Values for parisc are I<not> shown; see the Linux kernel source "
"for signal numbering on that architecture.) A - denotes that a signal is "
"absent on the corresponding architecture.)"
-msgstr ""
-"Linux は以下に示す標準シグナルに対応している。シグナル番号の一部はアー\n"
-"キテクチャ依存であり、\"値\" 欄に示す通りである。 (3つの値が書かれている\n"
-"ものは、 1つ目が alpha と sparc で通常有効な値、 真ん中が x86, arm や\n"
-"他のほとんどのアーキテクチャでの有効な値、最後が mips での値である。\n"
-"(parisc での値は記載されてI<いない>。 parisc でのシグナル番号は\n"
-"Linux カーネルソースを参照してほしい)。 - はそのアーキテ\n"
-"クチャにおいて対応するシグナルがないことを示す。)"
+msgstr "Linux は以下に示す標準シグナルに対応している。シグナル番号の一部はアーキテクチャ依存であり、\"値\" 欄に示す通りである。 (3つの値が書かれているものは、 1つ目が alpha と sparc で通常有効な値、 真ん中が x86, arm や他のほとんどのアーキテクチャでの有効な値、最後が mips での値である。 (parisc での値は記載されてI<いない>。 parisc でのシグナル番号は Linux カーネルソースを参照してほしい)。 - はそのアーキテクチャにおいて対応するシグナルがないことを示す。)"
#. type: Plain text
#: build/C/man7/signal.7:236
msgid ""
"the I<set> or I<oldset> argument points outside the process's allocated "
"address space."
-msgstr ""
-"引き数 I<set> か I<oldset> がプロセスに割り当てられた\n"
-"アドレス空間の外を指している。"
+msgstr "引き数 I<set> か I<oldset> がプロセスに割り当てられたアドレス空間の外を指している。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/sigprocmask.2:112
"interval will be rounded up to the system clock granularity, and kernel "
"scheduling delays mean that the interval may overrun by a small amount.) "
"This argument is of the following type:"
-msgstr ""
-"B<sigtimedwait>() は、 B<sigwaitinfo>() と次の点を除いて全く同じように\n"
-"動作する。この関数にはもう 1 つの引き数 I<timeout> があり、シグナル待ち\n"
-"でスレッドが一時停止する時間を指定することができる(この時間はシステ\n"
-"ムクロックの粒度に切り上げられ、カーネルのスケジューリング遅延により\n"
-"少しだけ長くなる可能性がある)。この引き数の型は以下のとおりである:"
+msgstr "B<sigtimedwait>() は、 B<sigwaitinfo>() と次の点を除いて全く同じように動作する。この関数にはもう 1 つの引き数 I<timeout> があり、シグナル待ちでスレッドが一時停止する時間を指定することができる(この時間はシステムクロックの粒度に切り上げられ、カーネルのスケジューリング遅延により少しだけ長くなる可能性がある)。この引き数の型は以下のとおりである:"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/sigwaitinfo.2:95
"timer (I<new_value.it_value> specifies an absolute time for the clock "
"specified by I<clockid>; that is, the timer will expire when the value of "
"that clock reaches the value specified in I<new_value.it_value>)."
-msgstr ""
-"I<flags> 引き数には 0 か B<TFD_TIMER_ABSTIME> を指定する。 0 は相対時刻\n"
-"タイマーを意味し、 I<new_value.it_value> では I<clockid> で指定された\n"
-"クロックの現在の値からの相対的な時刻を指定する。 B<TFD_TIMER_ABSTIME>\n"
-"は絶対時刻タイマーを意味し、 I<new_value.it_interval> では I<clockid>\n"
-"で指定されたクロックの絶対時刻を指定する。\n"
-"つまり、クロックの値が I<new_value.it_interval> で指定された時刻に\n"
-"達したら、タイマーが満了する。"
+msgstr "I<flags> 引き数には 0 か B<TFD_TIMER_ABSTIME> を指定する。 0 は相対時刻タイマーを意味し、 I<new_value.it_value> では I<clockid> で指定されたクロックの現在の値からの相対的な時刻を指定する。 B<TFD_TIMER_ABSTIME> は絶対時刻タイマーを意味し、 I<new_value.it_interval> では I<clockid> で指定されたクロックの絶対時刻を指定する。 つまり、クロックの値が I<new_value.it_interval> で指定された時刻に達したら、タイマーが満了する。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/timerfd_create.2:181
"that it points to is used to return the setting of the timer that was "
"current at the time of the call; see the description of B<timerfd_gettime>"
"() following."
-msgstr ""
-"I<old_value> 引き数が NULL でない場合、 I<old_value> 引き数が指す\n"
-"I<itimerspec> 構造体は、 B<timerfd_settime>() を呼び出した時点での\n"
-"タイマーの設定を返すのに使用される。\n"
-"下記の B<timerfd_gettime>() の説明を参照。"
+msgstr "I<old_value> 引き数が NULL でない場合、 I<old_value> 引き数が指す I<itimerspec> 構造体は、 B<timerfd_settime>() を呼び出した時点でのタイマーの設定を返すのに使用される。 下記の B<timerfd_gettime>() の説明を参照。"
#. type: SS
#: build/C/man2/timerfd_create.2:181
イベントを通知するためにも使うことができる。 このオブジェクトには、unsigned の 64 ビット整数 (\fIuint64_t\fP)
型のカウンタが含まれており、このカウンタはカーネルにより管理される。 このカウンタは \fIinitval\fP 引き数で指定された値で初期化される。
-以下の値のいくつかをビット単位の論理和 (OR) で指定することで、
-\fBeventfd\fP() の振舞いを変更することができる。
+以下の値のいくつかをビット単位の論理和 (OR) で指定することで、 \fBeventfd\fP() の振舞いを変更することができる。
.TP
\fBEFD_CLOEXEC\fP (Linux 2.6.27 以降)
新しいファイルディスクリプタに対して close\-on\-exec (\fBFD_CLOEXEC\fP) フラグをセットする。
を追加で呼び出す必要がなくなる。
.TP
\fBEFD_SEMAPHORE\fP (Linux 2.6.30 以降)
-新しいファイルディスクリプタからの読み出しにおいて、セマフォ風の動作を行う。
-下記参照。
+新しいファイルディスクリプタからの読み出しにおいて、セマフォ風の動作を行う。 下記参照。
.PP
バージョン 2.6.26 以前の Linux では、 \fIflags\fP 引き数は未使用であり、0 を指定しなければならない。
を返す。返されたファイルディスクリプタに対しては以下の操作を実行できる。
.TP
\fBread\fP(2)
-\fBread\fP(2) は成功すると、8 バイトの整数を返す。
-渡されたバッファの大きさが 8 バイト未満の場合、
-\fBread\fP(2) はエラー \fBEINVAL\fP で失敗する。
+\fBread\fP(2) は成功すると、8 バイトの整数を返す。 渡されたバッファの大きさが 8 バイト未満の場合、 \fBread\fP(2) はエラー
+\fBEINVAL\fP で失敗する。
.IP
-\fBread\fP(2) が返す値は、ホストバイトオーダ、つまり
-そのホストマシンにおける整数の通常のバイトオーダである。
+\fBread\fP(2) が返す値は、ホストバイトオーダ、つまり、そのホストマシンにおける整数の通常のバイトオーダである。
.IP
-\fBread\fP(2) の動作は、 eventfd カウンタの現在の値が 0 以外であるかと、
-eventfd ファイルディスクリプタを作成する際に \fBEFD_SEMAPHORE\fP フラグが
-指定されたか、により変化する。
+\fBread\fP(2) の動作は、 eventfd カウンタの現在の値が 0 以外であるかと、 eventfd ファイルディスクリプタを作成する際に
+\fBEFD_SEMAPHORE\fP フラグが指定されたか、により変化する。
.RS
.IP * 3
-\fBEFD_SEMAPHORE\fP が指定されておらず、eventfd カウンタが 0 以外の値
-の場合、 \fBread\fP(2) はカウンタ値を格納した 8 バイトの値を返し、
-カウンタ値は 0 にリセットされる。
+\fBEFD_SEMAPHORE\fP が指定されておらず、eventfd カウンタが 0 以外の値の場合、 \fBread\fP(2) はカウンタ値を格納した 8
+バイトの値を返し、 カウンタ値は 0 にリセットされる。
.IP *
-\fBEFD_SEMAPHORE\fP が指定されていて eventfd カウンタが 0 以外の値の場合、
-\fBread\fP(2) は値 1 の 8 バイト値を返し、カウンタ値は 1 減算される。
+\fBEFD_SEMAPHORE\fP が指定されていて eventfd カウンタが 0 以外の値の場合、 \fBread\fP(2) は値 1 の 8
+バイト値を返し、カウンタ値は 1 減算される。
.IP *
-\fBread\fP(2) を呼び出した時点で eventfd カウンタが 0 の場合、 \fBread\fP(2)
-はカウンタが 0 以外になるまで停止 (block) する (0 以外になった時点で
-\fBread\fP(2) は上記で述べた通り実行を再開する)、 もしくはファイルディスク
-リプタが非停止 (nonblocking) に設定されている場合はエラー \fBEAGAIN\fPで
-失敗する。
+\fBread\fP(2) を呼び出した時点で eventfd カウンタが 0 の場合、 \fBread\fP(2) はカウンタが 0 以外になるまで停止
+(block) する (0 以外になった時点で \fBread\fP(2) は上記で述べた通り実行を再開する)、 もしくはファイルディスクリプタが非停止
+(nonblocking) に設定されている場合はエラー \fBEAGAIN\fP で失敗する。
.RE
.TP
\fBwrite\fP(2)
ファイルディスクリプタがそれ以降は必要なくなった際には、クローズすべきである。 同じ eventfd
オブジェクトに関連付けられたファイルディスクリプタが全て クローズされると、そのオブジェクト用の資源がカーネルにより解放される。
.PP
-\fBfork\fP(2) で生成された子プロセスは、 \fBeventfd\fP() で生成されたファイル
-ディスクリプタのコピーを継承する。 複製されたファイルディスクリプタは同
-じ eventfd オブジェクトに関連付けられる。
-close\-on\-exec フラグが設定されていない場合、 \fBexecve\fP(2) の前後で
-\fBeventfd\fP() で生成されたファイルディスクリプタは保持される。
+\fBfork\fP(2) で生成された子プロセスは、 \fBeventfd\fP() で生成されたファイルディスクリプタのコピーを継承する。
+複製されたファイルディスクリプタは同じ eventfd オブジェクトに関連付けられる。 close\-on\-exec フラグが設定されていない場合、
+\fBexecve\fP(2) の前後で \fBeventfd\fP() で生成されたファイルディスクリプタは保持される。
.SH 返り値
成功すると、 \fBeventfd\fP() は新規の eventfd ファイルディスクリプタを返す。 エラーの場合、\-1 を返し、 \fIerrno\fP
にエラーを示す値を設定する。
\fBsignalfd\fP(2), \fBtimerfd_create\fP(2), \fBwrite\fP(2), \fBepoll\fP(7),
\fBsem_overview\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
setitimer(which, NULL, &old_value);
-(Solaris, BSD 系やおそらく他のシステムもそうだが) 多くのシステムでは、
-この呼び出しは以下と等価である。
+(Solaris, BSD 系やおそらく他のシステムもそうだが) 多くのシステムでは、この呼び出しは以下と等価である。
getitimer(which, &old_value);
\fBgettimeofday\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBtimer_create\fP(2),
\fBtimerfd_create\fP(2), \fBtime\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fB_exit\fP(2), \fBkillpg\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBtkill\fP(2), \fBexit\fP(3),
\fBsigqueue\fP(3), \fBcredentials\fP(7), \fBcapabilities\fP(7), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fBgetpgrp\fP(2), \fBkill\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBcredentials\fP(7),
\fBcapabilities\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
.SH 関連項目
\fBkill\fP(2), \fBselect\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsigsuspend\fP(2)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
.SH 準拠
これらのシステムコールは Linux 固有である。
.SH 注意
-glibc はこれらの古いシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。
-あまりないと思うが、これらを呼び出したい場合には \fBsyscall\fP(2) を使うこと。
+glibc はこれらの古いシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。 あまりないと思うが、これらを呼び出したい場合には
+\fBsyscall\fP(2) を使うこと。
これらのシステムコールは、 31 より大きいシグナル番号 (つまり、リアルタイムシグナル) を扱えない。
.SH 関連項目
\fBsigprocmask\fP(2), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
そのシグナルを無視する \fBSIG_IGN\fP、 シグナルハンドラ関数へのポインタが設定できる。
シグナルハンドラ関数の引き数は一つであり、シグナル番号が引き数として 渡される。
.PP
-\fIsa_flags\fP に \fBSA_SIGINFO\fP が指定された場合、 (\fIsa_handler\fP ではなく)
-\fIsa_sigaction\fP により \fIsignum\fP に対応するシグナルハンドラ関数が指定さ
-れる。指定される関数は、最初の引き数としてシグナル番号を、二番目の引き
-数として \fIsiginfo_t\fP へのポインタを、三番目の引き数として (\fIvoid\ *\fP
-にキャストした) \fIucontext_t\fP へのポインタを受けとる。 (一般的には、
-ハンドラ関数の三番目の引き数が使用されない。\fIucontext_t\fP についての
-詳しい情報は \fBgetcontext\fP(3) を参照。)
+\fIsa_flags\fP に \fBSA_SIGINFO\fP が指定された場合、 (\fIsa_handler\fP ではなく) \fIsa_sigaction\fP
+により \fIsignum\fP に対応するシグナルハンドラ関数が指定される。指定される関数は、最初の引き数としてシグナル番号を、二番目の引き数として
+\fIsiginfo_t\fP へのポインタを、三番目の引き数として (\fIvoid\ *\fP にキャストした) \fIucontext_t\fP
+へのポインタを受けとる。 (一般的には、ハンドラ関数の三番目の引き数が使用されない。\fIucontext_t\fP についての詳しい情報は
+\fBgetcontext\fP(3) を参照。)
.PP
\fIsa_mask\fP は、シグナル・ハンドラ実行中に禁止 (block) すべきシグナルのマスクを指定する
(ハンドラ実行中のシグナルの禁止は、シグナル・ハンドラが起動されたスレッド のシグナルのマスクに追加することで行われる)。 さらに、
Linux では一般的には使用されない)。 構造体の残りの部分は、共用体 (union) になっているかもしれない。
その場合は該当するシグナルにおいて意味のあるフィールドのみを読み込む ことができる。
.IP * 2
-\fBkill\fP(2) や \fBsigqueue\fP(3) で送信されたシグナルでは \fIsi_pid\fP と \fIsi_uid\fP が設定される。
-さらに、 \fBsigqueue\fP(3) で送信されたシグナルでは \fIsi_int\fP と \fIsi_pid\fP
+\fBkill\fP(2) や \fBsigqueue\fP(3) で送信されたシグナルでは \fIsi_pid\fP と \fIsi_uid\fP が設定される。 さらに、
+\fBsigqueue\fP(3) で送信されたシグナルでは \fIsi_int\fP と \fIsi_pid\fP
にシグナルの送信者により指定された値が設定される。詳細は \fBsigqueue\fP(3) を参照。
.IP *
-POSIX.1b タイマ (Linux 2.6 以降) は \fIsi_overrun\fP と \fIsi_timerid\fP を
-設定する。 \fIsi_timerid\fP フィールドはカーネルがタイマを特定するのに
-使用する内部 ID であり、 \fBtimer_create\fP(2) が返すタイマ ID と同じではない。
-\fIsi_overrun\fP フィールドはタイマが回り切った回数である。
-これは \fBtimer_getoverrun\fP(2) の呼び出しで取得できる情報と同じである。
-これらのフィールドは非標準で Linux による拡張である。
+POSIX.1b タイマ (Linux 2.6 以降) は \fIsi_overrun\fP と \fIsi_timerid\fP を設定する。
+\fIsi_timerid\fP フィールドはカーネルがタイマを特定するのに使用する内部 ID であり、 \fBtimer_create\fP(2) が返すタイマ
+ID と同じではない。 \fIsi_overrun\fP フィールドはタイマが回り切った回数である。 これは \fBtimer_getoverrun\fP(2)
+の呼び出しで取得できる情報と同じである。 これらのフィールドは非標準で Linux による拡張である。
.IP *
メッセージキューの通知用に送信されたシグナル (\fBmq_notify\fP(3) の \fBSIGEV_SIGNAL\fP の説明を参照) では、
\fIsi_int\fP/\fIsi_ptr\fP に \fBmq_notify\fP(3) に渡された \fIsigev_value\fP が設定される。 \fIsi_pid\fP
.\" But note that these fields still don't return the times of
.\" waited-for children (as is done by getrusage() and times()
.\" and wait4()). Solaris 8 does include child times.
-\fBSIGCHLD\fP は \fIsi_pid\fP, \fIsi_uid\fP, \fIsi_status\fP, \fIsi_utime\fP,
-\fIsi_stime\fP を設定し、子プロセスに関する情報を提供する。
-\fIsi_pid\fP フィールドは子プロセスのプロセス ID で、
-\fIsi_uid\fP フィールドは子プロセスの実ユーザ ID である。
-\fIsi_stime\fP フィールドには、 (\fIsi_code\fP が \fBCLD_EXITED\fP の場合は)
-子プロセスの終了ステータスが、それ以外の場合は状態が変化する原因と
-なったシグナル番号が格納される。
-\fIsi_utime\fP と \fIsi_stime\fP には子プロセスが使用したユーザ CPU 時間とシ
-ステム CPU 時間がそれぞれ格納される。(\fBgetrusage\fP(2) や \fBtime\fP(2) と
-異なり) これらのフィールドには wait 待ちの子プロセスにより使用された時
-間は含まれない。 2.6 より前と 2.6.27 以降のカーネルでは、 これらのフィー
-ルドに格納される CPU 時間の単位は \fIsysconf(_SC_CLK_TCK)\fP である。
-2.6.27 より前の 2.6 系のカーネルでは、バグがあり、 これらのフィールドの
-CPU 時間の単位が (カーネルのコンフィグで指定される) システムの jiffy で
-あった (\fBtime\fP(7) 参照)。
+\fBSIGCHLD\fP は \fIsi_pid\fP, \fIsi_uid\fP, \fIsi_status\fP, \fIsi_utime\fP, \fIsi_stime\fP
+を設定し、子プロセスに関する情報を提供する。 \fIsi_pid\fP フィールドは子プロセスのプロセス ID で、 \fIsi_uid\fP
+フィールドは子プロセスの実ユーザ ID である。 \fIsi_stime\fP フィールドには、 (\fIsi_code\fP が \fBCLD_EXITED\fP
+の場合は) 子プロセスの終了ステータスが、それ以外の場合は状態が変化する原因となったシグナル番号が格納される。 \fIsi_utime\fP と
+\fIsi_stime\fP には子プロセスが使用したユーザ CPU 時間とシステム CPU 時間がそれぞれ格納される。(\fBgetrusage\fP(2) や
+\fBtime\fP(2) と異なり) これらのフィールドには wait 待ちの子プロセスにより使用された時間は含まれない。 2.6 より前と 2.6.27
+以降のカーネルでは、 これらのフィールドに格納される CPU 時間の単位は \fIsysconf(_SC_CLK_TCK)\fP である。 2.6.27
+より前の 2.6 系のカーネルでは、バグがあり、 これらのフィールドの CPU 時間の単位が (カーネルのコンフィグで指定される) システムの
+jiffy であった (\fBtime\fP(7) 参照)。
.IP *
.\" FIXME SIGTRAP also sets the following for ptrace_notify() ?
.\" info.si_code = exit_code;
.\" SVr4 does not document the EINTR condition.
POSIX.1\-2001, SVr4.
.SH 注意
-\fBfork\fP(2) 経由で作成された子プロセスは、親プロセスのシグナルの処理方法の コピーを継承する。
-\fBexecve\fP(2) の前後で、ハンドラが設定されているシグナルの処理方法はデフォルトにリセットされ、
-無視が設定されているシグナルの処理方法は変更されずそのままとなる。
+\fBfork\fP(2) 経由で作成された子プロセスは、親プロセスのシグナルの処理方法の コピーを継承する。 \fBexecve\fP(2)
+の前後で、ハンドラが設定されているシグナルの処理方法はデフォルトにリセットされ、 無視が設定されているシグナルの処理方法は変更されずそのままとなる。
POSIX では、 \fBkill\fP(2) や \fBraise\fP(3) で生成できないシグナル \fBSIGFPE\fP, \fBSIGILL\fP,
\fBSIGSEGV\fP を無視 (ignore) した場合、その後の動作は未定義である。 ゼロによる整数割り算の結果は未定義となる。
そのため、完全に移植性がある方法で、終了した子プロセスがゾンビにならないこと を保証するには、 \fBSIGCHLD\fP シグナルを補足し、
\fBwait\fP(2) などを実行するしかない。
.PP
-POSIX.1\-1990 の仕様では \fBSA_NOCLDSTOP\fP のみが定義されている。
-POSIX.1\-2001 では \fBSA_NOCLDWAIT\fP, \fBSA_RESETHAND\fP, \fBSA_NODEFER\fP,
-\fBSA_SIGINFO\fP が追加された。 UNIX の古い実装で動かすアプリケーションで、
-他の \fIsa_flags\fP フラグを使用すると移植性が下がる。
+POSIX.1\-1990 の仕様では \fBSA_NOCLDSTOP\fP のみが定義されている。 POSIX.1\-2001 では
+\fBSA_NOCLDWAIT\fP, \fBSA_RESETHAND\fP, \fBSA_NODEFER\fP, \fBSA_SIGINFO\fP が追加された。 UNIX
+の古い実装で動かすアプリケーションで、 他の \fIsa_flags\fP フラグを使用すると移植性が下がる。
.PP
\fBSA_RESETHAND\fP フラグは SVr4 の同じ名前のフラグと互換性がある。
.PP
\fBsiginterrupt\fP(3), \fBsigqueue\fP(3), \fBsigsetops\fP(3), \fBsigvec\fP(3),
\fBcore\fP(5), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
\fBexecve\fP(2), \fBsetrlimit\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsiglongjmp\fP(3),
\fBsigsetjmp\fP(3), \fBsignal\fP(7)
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
.PP
.\" libc4 and libc5 define
.\" .IR SignalHandler ;
-\fIsighandler_t\fP の使用は GNU 拡張であり、 \fB_GNU_SOURCE\fP が定義された
-場合に公開される。glibc では \fB_BSD_SOURCE\fP が定義された場合には (BSD
-由来の) \fIsig_t\fP も定義される。このような型を使用しないと、
+\fIsighandler_t\fP の使用は GNU 拡張であり、 \fB_GNU_SOURCE\fP が定義された場合に公開される。glibc では
+\fB_BSD_SOURCE\fP が定義された場合には (BSD 由来の) \fIsig_t\fP も定義される。このような型を使用しないと、
\fBsignal\fP() の宣言は読みにくいものとなる。
.in +4n
.nf
\fBsigqueue\fP(3), \fBsigsetops\fP(3), \fBsigvec\fP(3), \fBsysv_signal\fP(3),
\fBsignal\fP(7)
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\fBsigprocmask\fP(2), \fBsigwaitinfo\fP(2), \fBtimerfd_create\fP(2), \fBsigsetops\fP(3),
\fBsigwait\fP(3), \fBepoll\fP(7), \fBsignal\fP(7)
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\fBkill\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2),
\fBsigsuspend\fP(2), \fBsigsetops\fP(3), \fBsignal\fP(7)
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.SH エラー
.TP
\fBEFAULT\fP
-引き数 \fIset\fP か \fIoldset\fP がプロセスに割り当てられた
-アドレス空間の外を指している。
+引き数 \fIset\fP か \fIoldset\fP がプロセスに割り当てられたアドレス空間の外を指している。
.TP
\fBEINVAL\fP
\fIhow\fP に指定された値が有効ではない。
\fBsigsuspend\fP(2), \fBpthread_sigmask\fP(3), \fBsigqueue\fP(3), \fBsigsetops\fP(3),
\fBsignal\fP(7)
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\fBkill\fP(2), \fBrestart_syscall\fP(2), \fBsigaltstack\fP(2), \fBsignal\fP(2),
\fBsignal\fP(7)
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\fBkill\fP(2), \fBpause\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2),
\fBsigwaitinfo\fP(2), \fBsigsetops\fP(3), \fBsigwait\fP(3), \fBsignal\fP(7)
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呼び出し元に対して \fIset\fP の複数のシグナルが処理待ちの場合、 \fBsigwaitinfo\fP()
で取得するシグナルは通常の順序決定ルールに基づいて決定される。 詳細は \fBsignal\fP(7) を参照のこと。
.PP
-\fBsigtimedwait\fP() は、 \fBsigwaitinfo\fP() と次の点を除いて全く同じように
-動作する。この関数にはもう 1 つの引き数 \fItimeout\fP があり、シグナル待ち
-でスレッドが一時停止する時間を指定することができる(この時間はシステ
-ムクロックの粒度に切り上げられ、カーネルのスケジューリング遅延により
-少しだけ長くなる可能性がある)。この引き数の型は以下のとおりである:
+\fBsigtimedwait\fP() は、 \fBsigwaitinfo\fP() と次の点を除いて全く同じように動作する。この関数にはもう 1 つの引き数
+\fItimeout\fP
+があり、シグナル待ちでスレッドが一時停止する時間を指定することができる(この時間はシステムクロックの粒度に切り上げられ、カーネルのスケジューリング遅延により少しだけ長くなる可能性がある)。この引き数の型は以下のとおりである:
.sp
.in +4n
.nf
\fBsigprocmask\fP(2), \fBsigqueue\fP(3), \fBsigsetops\fP(3), \fBsigwait\fP(3),
\fBsignal\fP(7), \fBtime\fP(7)
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\fBclock_gettime\fP(2), \fBtimer_create\fP(2), \fBtimer_getoverrun\fP(2),
\fBtimer_settime\fP(2), \fBtime\fP(7)
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\fInew_value.it_interval\fP のフィールドのうち少なくとも一方に 0 以外の値を設定すると、 繰り返しタイマーが有効になる。
両方のフィールドに 0 を設定した場合、タイマーは \fInew_value.it_value\fP で指定された時間後に、一回だけ満了して停止する。
-\fIflags\fP 引き数には 0 か \fBTFD_TIMER_ABSTIME\fP を指定する。 0 は相対時刻
-タイマーを意味し、 \fInew_value.it_value\fP では \fIclockid\fP で指定された
-クロックの現在の値からの相対的な時刻を指定する。 \fBTFD_TIMER_ABSTIME\fP
-は絶対時刻タイマーを意味し、 \fInew_value.it_interval\fP では \fIclockid\fP
-で指定されたクロックの絶対時刻を指定する。
-つまり、クロックの値が \fInew_value.it_interval\fP で指定された時刻に
-達したら、タイマーが満了する。
+\fIflags\fP 引き数には 0 か \fBTFD_TIMER_ABSTIME\fP を指定する。 0 は相対時刻タイマーを意味し、
+\fInew_value.it_value\fP では \fIclockid\fP で指定されたクロックの現在の値からの相対的な時刻を指定する。
+\fBTFD_TIMER_ABSTIME\fP は絶対時刻タイマーを意味し、 \fInew_value.it_interval\fP では \fIclockid\fP
+で指定されたクロックの絶対時刻を指定する。 つまり、クロックの値が \fInew_value.it_interval\fP
+で指定された時刻に達したら、タイマーが満了する。
.\"
-\fIold_value\fP 引き数が NULL でない場合、 \fIold_value\fP 引き数が指す
-\fIitimerspec\fP 構造体は、 \fBtimerfd_settime\fP() を呼び出した時点での
-タイマーの設定を返すのに使用される。
-下記の \fBtimerfd_gettime\fP() の説明を参照。
+\fIold_value\fP 引き数が NULL でない場合、 \fIold_value\fP 引き数が指す \fIitimerspec\fP 構造体は、
+\fBtimerfd_settime\fP() を呼び出した時点でのタイマーの設定を返すのに使用される。 下記の \fBtimerfd_gettime\fP()
+の説明を参照。
.SS timerfd_gettime()
\fBtimerfd_gettime\fP() は、ファイルディスクリプタ \fIfd\fP で参照されるタイマーの現在の設定が入った \fIitimerspec\fP
構造体を、 \fIcurr_value\fP に格納して返す。
\fBsignalfd\fP(2), \fBtimer_create\fP(2), \fBtimer_gettime\fP(2),
\fBtimer_settime\fP(2), \fBepoll\fP(7), \fBtime\fP(7)
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.SH 関連項目
\fBclone\fP(2), \fBgettid\fP(2), \fBkill\fP(2), \fBrt_sigqueueinfo\fP(2)
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\fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBwait4\fP(2), \fBpthread_create\fP(3),
\fBcredentials\fP(7), \fBsignal\fP(7)
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\fBfork\fP(2), \fBgetrusage\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBwait\fP(2),
\fBsignal\fP(7)
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.SH 関連項目
\fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsysv_signal\fP(3), \fBsignal\fP(7)
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.SH 関連項目
\fBkill\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBraise\fP(3)
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.SH 関連項目
\fBgprof\fP(1), \fBsetitimer\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2)
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.br
\fIsys_siglist\fP: _BSD_SOURCE
.SH 説明
-\fBpsignal\fP() 関数は、文字列 \fIs\fP、コロン、スペース、
-シグナル番号 \fIsig\fP を説明する文字列、終端の改行から
-構成されるメッセージを \fIstderr\fP に表示する。
-文字列 \fIs\fP が NULL か空の場合、コロンとスペースは省略される。
-\fIsig\fP が不正ならば、表示される メッセージは未知のシグナルを示す。
+\fBpsignal\fP() 関数は、文字列 \fIs\fP、コロン、スペース、シグナル番号 \fIsig\fP を説明する文字列、終端の改行から構成されるメッセージを
+\fIstderr\fP に表示する。 文字列 \fIs\fP が NULL か空の場合、コロンとスペースは省略される。 \fIsig\fP が不正ならば、表示される
+メッセージは未知のシグナルを示す。
\fBpsiginfo\fP() 関数は \fBpsignal\fP() と同じだが、 \fIpinfo\fP に書かれたシグナルの情報を表示する点が異なる。
\fIpinfo\fP は有効な \fIsiginfo_t\fP 構造体を指している必要がある。 \fBpsiginfo\fP() は、 シグナルの説明だけでなく、
.SH 関連項目
\fBsigaction\fP(2), \fBperror\fP(3), \fBstrsignal\fP(3), \fBsignal\fP(7)
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C89, C99, POSIX.1\-2001.
.SH 注意
.\" 2.3.2 used the obsolete tkill(), if available.
-glibc バージョン 2.3.3 以降では、カーネルが \fBtgkill\fP(2) システムコール
-をサポートしている場合は\fBraise\fP() は \fBtgkill\fP(2) を使って実装されて
-いる。古いバージョンの glibc では、\fBraise\fP() は \fBkill\fP(2) を使って
-実装されている。
+glibc バージョン 2.3.3 以降では、カーネルが \fBtgkill\fP(2) システムコールをサポートしている場合は\fBraise\fP() は
+\fBtgkill\fP(2) を使って実装されている。古いバージョンの glibc では、\fBraise\fP() は \fBkill\fP(2)
+を使って実装されている。
.SH 関連項目
\fBgetpid\fP(2), \fBkill\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBpthread_kill\fP(3),
\fBsignal\fP(7)
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.SH 関連項目
\fBsignal\fP(2)
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\fBkill\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2), \fBsigsuspend\fP(2),
\fBsigblock\fP(3), \fBsigvec\fP(3), \fBfeature_test_macros\fP(7)
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\fBkill\fP(2), \fBrt_sigqueueinfo\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2),
\fBpthread_sigqueue\fP(3), \fBsigwait\fP(3), \fBsignal\fP(7)
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\fBkill\fP(2), \fBpause\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2),
\fBraise\fP(3), \fBsigpause\fP(3), \fBsigvec\fP(3), \fBsignal\fP(7)
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\fBsigaction\fP(2), \fBsigpending\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2), \fBsigsuspend\fP(2)
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\fBkill\fP(2), \fBpause\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2),
\fBraise\fP(3), \fBsigpause\fP(3), \fBsigset\fP(3), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
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\fBsigaction\fP(2), \fBsignalfd\fP(2), \fBsigpending\fP(2), \fBsigsuspend\fP(2),
\fBsigwaitinfo\fP(2), \fBsigsetops\fP(3), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
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+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
.SH 関連項目
\fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBbsd_signal\fP(3), \fBsignal\fP(7)
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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\fBgetaddrinfo_a\fP(3), \fBlio_listio\fP(3), \fBmq_notify\fP(3), \fBaio\fP(7),
\fBpthreads\fP(7)
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-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
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シグナルの処理方法はプロセス単位の属性である。 マルチスレッドのアプリケーションでは、あるシグナルの処理方法は 全てのスレッドで同じである。
-\fBfork\fP(2) 経由で作成された子プロセスは、親プロセスのシグナルの処理方法の コピーを継承する。
-\fBexecve\fP(2) の前後で、ハンドラが設定されているシグナルの処理方法はデフォルトにリセットされ、
-無視が設定されているシグナルの処理方法は変更されずそのままとなる。
+\fBfork\fP(2) 経由で作成された子プロセスは、親プロセスのシグナルの処理方法の コピーを継承する。 \fBexecve\fP(2)
+の前後で、ハンドラが設定されているシグナルの処理方法はデフォルトにリセットされ、 無視が設定されているシグナルの処理方法は変更されずそのままとなる。
.SS シグナルの送信
以下のシステムコールとライブラリ関数を使って、 呼び出し者はシグナルを送信することができる。
.TP 16
\fBfork\fP(2) 経由で作成された子プロセスでは、処理待ちのシグナル集合は空の集合で初期化される。 \fBexecve\fP(2)
の前後で、処理待ちのシグナル集合は保持される。
.SS 標準シグナル
-Linux は以下に示す標準シグナルに対応している。シグナル番号の一部はアー
-キテクチャ依存であり、"値" 欄に示す通りである。 (3つの値が書かれている
-ものは、 1つ目が alpha と sparc で通常有効な値、 真ん中が x86, arm や
-他のほとんどのアーキテクチャでの有効な値、最後が mips での値である。
-(parisc での値は記載されて\fIいない\fP。 parisc でのシグナル番号は
-Linux カーネルソースを参照してほしい)。 \- はそのアーキテ
-クチャにおいて対応するシグナルがないことを示す。)
+Linux は以下に示す標準シグナルに対応している。シグナル番号の一部はアーキテクチャ依存であり、"値" 欄に示す通りである。
+(3つの値が書かれているものは、 1つ目が alpha と sparc で通常有効な値、 真ん中が x86, arm
+や他のほとんどのアーキテクチャでの有効な値、最後が mips での値である。 (parisc での値は記載されて\fIいない\fP。 parisc
+でのシグナル番号は Linux カーネルソースを参照してほしい)。 \- はそのアーキテクチャにおいて対応するシグナルがないことを示す。)
最初に、POSIX.1\-1990 に定義されているシグナルを示す。
.TS
\fBsigset\fP(3), \fBsigsetops\fP(3), \fBsigvec\fP(3), \fBsigwait\fP(3), \fBstrsignal\fP(3),
\fBsysv_signal\fP(3), \fBcore\fP(5), \fBproc\fP(5), \fBpthreads\fP(7), \fBsigevent\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。