ARToolKit Java class library NyARToolkit. Copyright (C)2008 R.Iizuka version 2.4.0 http://nyatla.jp/nyartoolkit/ airmail(at)ebony.plala.or.jp wm(at)nyatla.jp -------------------------------------------------- ・NyARToolkit/2.4 NyARToolkitは、Pure Javaで実装したARToolKitクラスライブラリです。 ARToolKit 2.72.1をベースに構築されています。 J2SEでのみ動作を確認しました。 J2MEやMIDP2.0にはそのうち対応します。 ARToolkitは加藤博一先生とHuman Interface Technology Labにより 開発されたAugmented Reality (AR) ライブラリです。 詳しくはこちらをご覧下さい。 http://www.hitl.washington.edu/artoolkit/ ・NyARToolkitの特徴 -ARToolKitと同等な処理シーケンスを、クラスベースで再構築しています。 -ARToolKitと比較して、処理構造が最適化されています。 -ARToolKit互換モードと、NyARToolkit最適化モードを搭載しています。(Version/2.4.0より)   --NyARToolkit最適化モード いくつかのアルゴリズムをARToolKitのものと差換え、高速化・精度の向上を図ります。 ARToolKit比で、約2倍高速です。(JIT有効時)複数マーカー取り扱い時は、 更に高速になります。ただし、計算結果はARToolKitのそれと若干ズレがでます。 --ARToolKit互換モード ARToolKitのアルゴリズムを最適化し、高速化を図ります。 ARToolKit比で、約1倍高速です。(JIT有効時) -取り扱える画像サイズに制限がありません。 -取り扱えるマーカー個数の最大値が可変です。 -Idマーカシステム(NyId)が利用できます。(Version/2.3.0より) ・構成 +-----------------------------------------------+ | Application | +-------+---------+--------+--------+-----------+ |NyARJMF|CaptureQT| NyARJoglNyARJ3d | | +-------+---------+--------+--------+ | | JMF |QuickTime| JOGL | Java3D |NyARToolkit| +-------+---------+--------+--------+ | | Camera | 3D | | ------------------------------------+-----------+ 映像キャプチャにはJMF、又はQuickTimeを使用することが出来ます。 3D描画にはJOGL又はJava3Dを使用することが出来ます。 NyARJMF/CaptureQT/NyARJog/NyARJ3dは、下位のキャプチャモジュール や3Dライブラリを使いやすくするためのラッパークラス群です。 各モジュールとNyARToolkitは分離可能であり、個々を単独で使用する ことも可能です。 ・サンプルなど 1.動作させる前に、JMFとJOGLかJava3Dをインストールしてください。   QuickTimeを使う場合には、QuickTime for Javaも必要です。 動作確認したバージョンと入手先はこちらです。 JMF JavaTM Media Framework 2.1.1e http://java.sun.com/products/java-media/jmf/index.jsp jogl-1.1.1-pre-20080328-xxxx-i586.zip https://jogl.dev.java.net/ java3d-1_5_1-xxxx-i586.exe https://java3d.dev.java.net/binary-builds.html QuickTime 7.5 http://www.apple.com/quicktime/qtjava/ 2.eclipseで空のワークスペースを作成し、sample,src,src.utils   ディレクトリをインポートしてください。 srcディレクトリには、NyARToolkit本体(計算クラス群)があります。 src.utilsディレクトリには、カメラキャプチャクラスや、3Dライブラリ用のラッパークラス群があります。 sampleディレクトリには、NyARToolkitを使用したサンプルプログラムがあります。 ・プロジェクトの説明 ライブラリ NyARToolkit  NyARToolkitライブラリの本体です。依存する外部モジュールはありません。 NyARToolkit.utils.jmf  JMFからの画像をNyARToolkitに取り込むクラス群があります。  外部ライブラリは、JMFに依存します。 NyARToolkit.utils.qt  QuickTimeからの画像をNyARToolkitに取り込むクラス群があります。  外部ライブラリは、JMF、QuickTime for Javaに依存します。 NyARToolkit.utils.jogl  OpenGLとNyARToolkitのインタフェイスクラス群があります。  外部ライブラリは、JMF,JOGLに依存します。 NyARToolkit.utils.java3d  Java3DとNyARToolkitのインタフェイスクラス群があります。  外部ライブラリは、JMF,Java3Dに依存します。 サンプル NyARToolkit.sample.jogl  JOGL/JMFを使ったサンプルプログラムがあります。 -jp.nyatla.nyartoolkit.jogl.sample.JavaSimpleLite 単一のARToolKit用マーカーを認識するARToolkitのsimpleLite相当のサンプルです。 -jp.nyatla.nyartoolkit.jogl.sample.JavaSimpleLite2 複数のARToolKit用マーカーを認識するサンプルです。1~100個程度のマーカーを 同時に認識します。 -jp.nyatla.nyartoolkit.jogl.sample.SingleNyIdMarker 単一のNyIdマーカを認識するためのサンプルです。アプリケーションフレームワーク SingleNyIdMarkerProcesserのリファレンス実装です。 NyARToolkit.sample.java3d  JOGL/JMFを使ったサンプルプログラムです。   -jp.nyatla.nyartoolkit.java3d.sample simpleLiteをJava3Dで動かすサンプルがあります。 NyARToolkit.sample.jmf JMFを使ったサンプルプログラムです。 -jp.nyatla..nyartoolkit.jmf.sample   JMFでキャプチャした画像をNyARToolkitで処理するサンプルプログラムです。   NyARToolkit.sample.qt  Quicktime for Javaを使ったサンプルプログラムです。  -jp.nyatla.nyartoolkit.qt.sample   QuickTimeでキャプチャした画像をNyARToolkitで処理するサンプルプログラムです。   ・足りない機能等 カメラキャリブレーション、マーカーのセーブ機能等が相変わらずありません。 今後実装していきます。 ・ライセンス NyARToolkitは、商用ライセンスとGPLv3以降のデュアルライセンスを採用しています。 (Version/2.4.0より、GPLv3ライセンスになりました。) -GPL GPLについては、LICENCE.txtをお読みください。 -商用ライセンス 商用ライセンスについては、ARToolWorks社に管理を委託しております。 http://www.artoolworks.com/Home.html 日本国内での販売については、下記にお問い合わせ下さい。 http://www.msoft.co.jp/pressrelease/press090928-1.html ・謝辞 arc@dmzさん http://digitalmuseum.jp/ QuickTimeキャプチャモジュールを提供をして頂きました。有難うございます。