ARToolKit Java class library NyARToolkit. Copyright (C)2008-2010 Ryo Iizuka version 2.5.2 http://nyatla.jp/nyartoolkit/ airmail(at)ebony.plala.or.jp wm(at)nyatla.jp -------------------------------------------------- [[NyARToolkit/2.5]] NyARToolkitは、Pure Javaで実装したARToolKitクラスライブラリです。 ARToolKit 2.72.1をベースに作られています。 ※ARToolkitは加藤博一先生とHuman Interface Technology Labにより  開発されたAugmented Reality (AR) ライブラリです。  詳しくは、下記URLをご覧ください。  http://www.hitl.washington.edu/artoolkit/ [[NyARToolkitの特徴]] -ARToolKitと同等な機能を、クラスベースAPIで提供します。 -計算器チューニングにより、ARToolKitと比較して、処理性能が 向上しています。より高い性能を持つNyARToolkit最適化モード と、ARToolKitと互換性のある互換モードを搭載しています。 --NyARToolkit最適化モード いくつかのアルゴリズムをARToolKitのものと差換え、高速化・精度の向上を図ります。 ARToolKit比で、約2倍の性能があります。(JIT有効時) ただし、計算結果はARToolKitのそれと若干ズレがでます。 --ARToolKit互換モード ARToolKitのアルゴリズムを最適化し、高速化を図ります。 ARToolKitとほぼ同等の処理性能です。(JIT有効時) -取り扱える画像サイズに制限がなく、静止画も扱えます。 -取り扱えるマーカー個数の最大値が可変です。 -Idマーカシステム(NyId)が利用できます。 [[構成]] NyARToolkitは、環境に依存しない計算部分の"NyARToolkit" と、カメラ/3Dレンダラに接続するための、インタフェイス クラスモジュールで作られています。 +-----------------------------------------------+ | Application | +-------+---------+--------+--------+-----------+ |NyARJMF|CaptureQT| NyARJoglNyARJ3d | | +-------+---------+--------+--------+ | | JMF |QuickTime| JOGL | Java3D |NyARToolkit| +-------+---------+--------+--------+ | | Camera | 3D | | ------------------------------------+-----------+ -カメラインタフェイス カメラインタフェイスは、イメージソースからリアルタイムに画像を 取り込む為のモジュールです。 JMF(NyARJMF)、又はQuickTime(CaptureQT)が用意されています。 -3Dレンダラインタフェイス 3Dレンダラインタフェイスは、3Dレンダリングシステムに、画像や、 計算値を設定するためのモジュールです。 JOGL(NyARJolg)又はJava3D(NyARJ3d)を使用することが出来ます。 -NyARToolkitコア NyARToolkitの中心的なモジュールです。数学処理、画像処理、管理機能 などが、機能毎にクラス化されています。 [[サンプルの動かし方]] 1.動作させる前に、JMFとJOGLかJava3Dをインストールしてください。 QuickTimeを使う場合には、QuickTime for Javaも必要です。 動作確認したバージョンと入手先はこちらです。 JMF JavaTM Media Framework 2.1.1e http://java.sun.com/products/java-media/jmf/index.jsp jogl-1.1.1-pre-20080328-xxxx-i586.zip https://jogl.dev.java.net/ java3d-1_5_1-xxxx-i586.exe https://java3d.dev.java.net/binary-builds.html QuickTime 7.5 http://www.apple.com/quicktime/qtjava/ 2.eclipseで空のワークスペースを作成し、sample,src,src.utils ディレクトリをインポートしてください。 各ディレクトリの説明については、 -ディレクトリの説明 --srcディレクトリには、NyARToolkitコアモジュールを配置してあります。 --src.utilsディレクトリには、カメラキャプチャクラスや、3Dライブラリ 用のラッパークラス等の、インタフェイスモジュールが配置してあります。 があります。 --sampleディレクトリには、NyARToolkitを使用したサンプルプログラムがあります。 [[プロジェクトの説明]] [[[ライブラリ]]] -NyARToolkit NyARToolkitライブラリの本体です。依存する外部モジュールはありません。 -NyARToolkit.utils.jmf JMF用のインタフェイスモジュールです。 JMFからの画像をNyARToolkitに取り込むクラス群があります。 外部ライブラリは、JMFに依存します。 -NyARToolkit.utils.qt QuickTime用のインタフェイスモジュールです。 QuickTimeからの画像をNyARToolkitに取り込むクラス群があります。 外部ライブラリは、JMF、QuickTime for Javaに依存します。 -NyARToolkit.utils.jogl OpenGL用のインタフェイスモジュールです。 OpenGLとNyARToolkitのインタフェイスクラス群があります。 外部ライブラリは、JMF,JOGLに依存します。 -NyARToolkit.utils.java3d Java3D用のインタフェイスモジュールです。 Java3DとNyARToolkitのインタフェイスクラス群があります。 外部ライブラリは、JMF,Java3Dに依存します。 [[[サンプル]]] NyARToolkit.sample.jogl JOGL/JMFを使ったサンプルプログラムがあります。 -jp.nyatla.nyartoolkit.jogl.sample.JavaSimpleLite 単一のARToolKit用マーカーを認識するARToolkitのsimpleLite相当のサンプルです。 -jp.nyatla.nyartoolkit.jogl.sample.JavaSimpleLite2 複数のARToolKit用マーカーを認識するサンプルです。1~100個程度のマーカーを 同時に認識します。 -jp.nyatla.nyartoolkit.jogl.sample.SingleNyIdMarker 単一のNyIdマーカを認識するためのサンプルです。アプリケーションフレームワーク SingleNyIdMarkerProcesserのリファレンス実装です。 NyARToolkit.sample.java3d JAVA3D/JMFを使ったサンプルプログラムです。 -jp.nyatla.nyartoolkit.java3d.sample simpleLiteをJava3Dで動かすサンプルがあります。 NyARToolkit.sample.jmf JMFを使ったサンプルプログラムです。 -jp.nyatla..nyartoolkit.jmf.sample JMFでキャプチャした画像をNyARToolkitで処理するサンプルプログラムです。 NyARToolkit.sample.qt Quicktime for Javaを使ったサンプルプログラムです。 -jp.nyatla.nyartoolkit.qt.sample QuickTimeでキャプチャした画像をNyARToolkitで処理するサンプルプログラムです。 NyARToolkit.sandbox 正式サポートされていない開発中の実験クラス群です。動作しないものもあります。 [[足りない機能等]] カメラキャリブレーション、マーカーのセーブ機能等が相変わらずありません。 今後実装していきます。 [[ライセンス]] NyARToolkitは、商用ライセンスとGPLv3以降のデュアルライセンスを採用しています。 (Version/2.4.0より、GPLv3になりました。) -GPLv3 GPLv3については、LICENCE.txtをお読みください。 -商用ライセンス 商用ライセンスについては、ARToolWorks社に管理を委託しております。 http://www.artoolworks.com/Home.html -日本国内での販売については、下記にお問い合わせ下さい。 http://www.msoft.co.jp/pressrelease/press090928-1.html ・謝辞 arc@dmzさん http://digitalmuseum.jp/ QuickTimeキャプチャモジュールを提供をして頂きました。有難うございます。