NAME PukiWiki - 自由にページを追加・削除・編集できるWebページ構築スクリプト PukiWiki 1.4.6 Copyright (C) 2001-2005 PukiWiki Developers Team 2001-2002 yu-ji (Based on PukiWiki 1.3 by yu-ji) License: GPL version 2 or (at your option) any later version SYNOPSIS http://pukiwiki.org/ http://pukiwiki.sourceforge.jp/dev/ http://sourceforge.jp/projects/pukiwiki/ DESCRIPTION PukiWiki(ぷきうぃき)は自由にページを追加・削除・編集できる ページ群を作ることができるWebアプリケーション(WikiWikiWeb) です。Web掲示板が単にメッセージを追加するだけなのに対して、 コンテンツ全体を自由に変更することができます。 特にPukiWikiはPHP言語で書かれたPHPスクリプトですので、PHPが 動作するWebサーバならば容易に設置できます。 PukiWikiは、結城浩さんが作られたYukiWikiの仕様を参考に独自に 開発されました。PukiWiki バージョン1.3まではyu-jiさんが個人 で製作し、1.3.1b 以降は PukiWiki Developers Team によって開発 が続けられています。 PukiWikiは、yu-jiさんを含む PukiWiki Develpers Team やその貢献 者が、各自の著作物にGPLバージョン2(または _あなたの選択で_ それ以降のGPL)を適用している「フリーソフトウェア(自由なソフト ウェア)」です。最新版はPukiWiki公式サイトから入手できます。 設置方法 PukiWikiはPHPスクリプトなので、(例えばPerlのように)スクリプト に実行権を付ける必要はありません。CGI起動でないのであれば、 スクリプトの一行目を修正する必要もありません。 Webサーバーへのシェルアクセスが可能であれば、PukiWikiのアー カイブをそのままサーバーに転送し、サーバー上で解凍 (tar pzxf pukiwiki*.tar.gz) するだけでパーミッションの設定も 行われ、すぐに使い始める事ができるでしょう。 以下に、事前にクライアントPCで作業を行う場合の例を記します。 1. PukiWikiのアーカイブを展開します。 2. 必要に応じて設定ファイル(*.ini.php)の内容を確認します。 スクリプトの中の日本語は(あれば、基本的に)EUC-JPで、また改行 コードはLFで記述されていますので、日本語文字コードと改行コード の自動判別ができ、それを元のまま保存できるテキストエディタを 使用して下さい。 * 共通設定ファイル 全体 : pukiwiki.ini.php ユーザ定義 : rules.ini.php * ユーザーエージェント別設定ファイル デスクトップPC : default.ini.php 携帯電話およびPDA : keitai.ini.php (旧 i_mode.ini.php/jphone.ini.php) 3. ファイルをFTPなどでサーバに転送します。 ※FTPの転送モードは「バイナリ(bin)」を使用して下さい 4. サーバ上のファイルおよびディレクトリのパーミッションを確認します。 ディレクトリ パーミッション attach 777 添付ファイル格納ディレクトリ backup 777 バックアップファイル格納ディレクトリ cache 777 キャッシュファイル格納ディレクトリ counter 777 カウンタファイル格納ディレクトリ diff 777 差分ファイル格納ディレクトリ image 755 画像ファイル image/face 755 (画像ファイル)フェイスマーク lib 755 ライブラリ plugin 755 プラグイン skin 755 スキン、CSS、JavaScirptファイル trackback 777 TrackBackファイル格納ディレクトリ wiki 777 データの格納ディレクトリ ファイル パーミッション データの種類(参考) .htaccess 644 ASCII .htpasswd 644 ASCII */.htaccess 644 ASCII ファイル パーミッション データの種類(参考) *.php 644 ASCII */*.php 644 ASCII attach/* 666 BINARY (インストール時は存在せず) backup/*.gz 666 BINARY (インストール時は存在せず) backup/*.txt 666 ASCII (多くの環境では存在せず) cache/* 666 ASCII (一部のプラグインはバイナリファイルを保存します) counter/* 666 ASCII (インストール時は存在せず) diff/*.txt 666 ASCII (インストール時は存在せず) wiki/*.txt 666 ASCII image/* 644 BINARY image/face/* 644 BINARY lib/* 644 ASCII plugin/* 644 ASCII skin/* 644 ASCII 5. サーバーに設置した PukiWiki の index.php あるいは pukiwiki.php に、Webブラウザからアクセスします。 6. 必要に応じて、さらに設定やデザインを調整して下さい。 ※CSS(外見)は skin/スキン名.css.php にあります。これは目的に 応じたCSSを出力することのできる、単独のPHPスクリプトです。 これを静的なファイルにしたい場合は、出力結果をWebブラウザ で取り出して下さい。どのようなCSSが求められているかはスキン に記述されています。 ※スキン(外見の骨組み)に関する設定項目は skin/スキン名.skin.php の先頭にあります。また tDiaryスキン の使用法は BugTrack/769 を参照して下さい ※プラグイン独自の設定項目は plugin/プラグイン名.inc.php の 先頭にあります データのバックアップ/リストア方法 ページの最新データを収めているディレクトリ (デフォルトの名前は wiki)以下を、また必要に応じて他の データを収めているディレクトリ以下をバックアップして 下さい。(同 attach, backup, cache, counter, diff, trackback) ※cacheディレクトリもバックアップすることをお薦めします。 1. cache/*.rel ファイルと cache/*.ref ファイルは linksプラグインで再生成可能ですが、この処理は非常 に重く、環境によっては処理が必ず失敗する(中断する)場 合があります。 2. cache/*.rel ファイルがPukiWikiに全くない時に既存の ページを編集すると、linksプラグインを実行した状態と ほぼ同等の負荷がかかります。(詳細:BugTrack2/56) 3. amazonプラグインはここに画像(のキャッシュ)を保存し ます。 データを配置した時は、ファイルのパーミッションが期待さ れている通りかどうか、また実際に動作するかどうかを確認 して下さい。 (例: 配置したページの更新を試みる) PukiWiki 1.4.5 以降では、添付されているdumpプラグイン で wiki/attach/backup ディレクトリのリモートバック アップ(*.tar.gzないし*.tar形式)が可能です。 * 起動の例 http://path/to/pukiwiki/index.php?plugin=dump dumpプラグインにはdumpプラグインで取得したファイルの 中身をPukiWikiに展開する機能(リモートリストア)も用意 されています。 ただしファイルに含まれていないデータをPukiWikiから削除 する機能はありませんし、WebサーバーやPHPのアップロード ファイルサイズ制限を越えるファイルを利用することはでき ません。またこの機能はデフォルトで無効になっています。 その他、PukiWikiの更新内容をメールで通知する機能は、 既存のデータを失わないための機能としてとらえる事も 可能です。 新しいページの作り方 「新規」リンクから新しくページを作成する以外に、ページの中に 書いた語句からそのページ名のページを作成することができます。 1. まず、適当なページ(例えばFrontPage)を選び、 ページの上下にある「編集」リンクをたどります。 2. するとテキスト入力ができる状態になるので、 そこにNewPageのような単語 (大文字小文字混在している英文字列)や、 [[新しいページ名]] の様に 二重のブラケットで囲んだ語句を書いて「保存」します。 3. 保存すると、FrontPageのページが書き換わり、 あなたが書いたNewPageという単語や「新しいページ名」という語句の の後ろに '?' という小さなリンクが表示されます。 このリンク はそのページがまだ存在しないことを示す印です。 4. その '?' をクリックすると新しいページができますので、 あなたの好きな文章をその新しいページに書いて保存します。 5. 新しいページができるとFrontPageのそれらの語句から '?' は消えて、 普通のハイパーリンクとなります。 テキスト整形のルール [[ヘルプ]] [[整形ルール]] のページを参照してください。 InterWikiについて InterWiki とは、Wikiサーバーをつなげる機能です。 最初はそうだったんで InterWiki という名前なのだそうですが、 今は、Wikiサーバーだけではなくて、いろんなサーバーを引けます。 なかなか便利です。そうなると InterWiki という名前はあまり機能を 表していないことになります。 この機能は Tiki からほぼ完全に移植しています。 詳細は [[InterWikiテクニカル]] のページを参照してください。 RDF/RSSの出力 1.2.1から、RecentChangesのRDF/RSSを出力できるようになりました。 1.4.5から、RSS 2.0 を出力できるようになりました。 * 出力方法の例 RSS 0.91 http://path/to/pukiwiki/index.php?plugin=rss RSS 1.0 http://path/to/pukiwiki/index.php?plugin=rss&ver=1.0 RSS 2.0 http://path/to/pukiwiki/index.php?plugin=rss&ver=2.0 FAQ PukiWiki.orgのそれぞれのページをチェックして下さい。 FAQ http://pukiwiki.org/?FAQ 質問箱 http://pukiwiki.org/?%E8%B3%AA%E5%95%8F%E7%AE%B1 続・質問箱 http://pukiwiki.org/?%E7%B6%9A%E3%83%BB%E8%B3%AA%E5%95%8F%E7%AE%B1 BUG PukiWikiのセキュリティに関する情報は以下でまとめられています。 http://pukiwiki.org/?PukiWiki/Errata バグ報告は devサイトまでお願いします。 (我々はPukiWikiでPukiWikiのバグトラッキングを行っています) http://pukiwiki.sourceforge.jp/dev/?BugTrack2 謝辞 PukiWiki Develpers Teamの皆さん、PukiWikiユーザの皆さんに感謝します。 PukiWiki を開発した、yu-ji(旧sng)さんに感謝します。 YukiWiki のクローン化を許可していただいた結城浩さんに感謝します。 本家のWikiWikiを作ったCunningham & Cunningham, Inc.に 感謝します。 参照リンク * PukiWikiホームページ http://pukiwiki.org/ * yu-jiさんのホームページ http://factage.com/yu-ji/ * 結城浩さんのホームページ http://www.hyuki.com/ * YukiWikiホームページ http://www.hyuki.com/yukiwiki/ * Tiki http://todo.org/cgi-bin/tiki/tiki.cgi * 本家WikiWikiWeb http://c2.com/cgi/wiki?WikiWikiWeb * WikiWikiWebの作者(Cunningham & Cunningham, Inc.) http://c2.com/