--- /dev/null
+.. index::
+ single: Ring ノートパッド; はじめに
+
+=======================
+Ring ノートパッドの用法
+=======================
+
+この章では Ring ノートパッドの用法、および Ring プログラムの作成と実行方法を学びます。
+
+Ring ノートパッドは Ring で作成された Ring 用の簡易統合開発環境アプリケーションです。
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; Ring ノートパッド - メインウィンドウ
+
+Ring ノートパッド - メインウィンドウ
+====================================
+
+Ring ノートパッドの実行後に着脱可能なウィンドウが表示されます。
+
+.. image:: urn_shot1.png
+ :alt: Ring ノートパッドの用法
+
+
+ウィンドウの機能と用途:
+
+.. csv-table::
+ :header: "名称", "説明"
+ :widths: 20, 80
+
+ "プロジェクトファイル", "Ring ファイル (\*.ring) を選択して開くことができます。"
+ "ソースコード", "ソースコードを記述する場所です。"
+ "フォームデザイナー", "フォームデザイナーでは GUI アプリケーションのフォームを作成します。"
+ "ウェブブラウザ", "取扱説明書を読む、またはウェブサイトを開くことができます。"
+ "実行結果", "標準出力への表示を行うプログラムを実行すると結果が出力されます。"
+ "関数", "現在のソースにおける関数のリストです。"
+ "クラス", "現在のソースにおけるクラスのリストです。"
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; Ring ノートパッド - コンソールアプリケーションの作成と実行
+
+コンソールアプリケーションの作成と実行
+======================================
+
+ソースコードを入力します。
+
+.. code-block:: ring
+
+ See "Hello, World!"
+
+この画像の通りにします。
+
+.. image:: urn_shot2.png
+ :alt: Ring ノートパッドの用法
+
+ツールバーの保存ボタンをクリックします (または CTRL+S を押します)。
+
+.. image:: urn_shot3.png
+ :alt: Ring ノートパッドの用法
+
+ソースコード名と保存場所を指定します。
+
+例えば、このように入力します : hello
+
+新しいソースコードファイルを作成します : hello.ring
+
+.. image:: urn_shot4.png
+ :alt: Ring ノートパッドの用法
+
+プログラムを実行するには、ツールバーの“デバッグ - 実行後に待機”ボタンをクリックします。
+
+.. image:: urn_shot5.png
+ :alt: Ring ノートパッドの用法
+
+このスクリーンショットでは、実行中のアプリケーションを表示しています。
+
+Ring ノートパッドへ戻って作業を続行するには Enter キーを押します。
+
+.. image:: urn_shot6.png
+ :alt: Ring ノートパッドの用法
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; Ring ノートパッド - GUI / モバイル・アプリケーションの作成と実行
+
+GUI / モバイル・アプリケーションの作成と実行
+============================================
+
+Ring による GUI アプリケーションの作成方法は“RingQt を使用したデスクトップとモバイルの開発”の章を参照してください。
+
+ソースコード:
+
+.. code-block:: ring
+
+ Load "guilib.ring"
+
+ New qApp {
+ new qWidget() {
+ resize(400,400)
+ setWindowTitle("Hello, World!")
+ show()
+ }
+ exec()
+ }
+
+Ring ノートパッドには、コンソールウィンドウの表示を行わずに GUI アプリケーションを実行するための特別なボタンがあります。
+
+.. image:: urn_shot7.png
+ :alt: Ring ノートパッドの用法
+
+このスクリーンショットでは、実行中のアプリケーションを表示しています。
+
+.. image:: urn_shot8.png
+ :alt: Ring ノートパッドの用法
+
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; Ring ノートパッド - ウェブアプリケーションの作成と実行
+
+ウェブアプリケーションの作成と実行
+==================================
+
+ウェブサーバーでの Ring 対応方法、そして Ring でウェブアプリケーションを作成する方法については “ウェブ開発 (CGI ライブラリ)” の章を参照してください。
+
+.. note:: この用例を実行するには、ウェブサーバーで Ring に対応する必要があります。
+
+ソースコード:
+
+.. code-block:: ring
+
+ #!ring.exe -cgi
+
+ load "weblib.ring"
+
+ Import System.Web
+
+ new page {
+
+ text("Hello, World!")
+
+ }
+
+
+Ring ノートパッド内蔵のブラウザ、または外部ウェブブラウザでアプリケーションを実行できます。
+
+.. image:: urn_shot9.png
+ :alt: Ring ノートパッドの用法
+
+Ring には Apache ウェブサーバー (Windows 版) が添付されています!
+
+設定は一切不要で指定フォルダからウェブアプリケーションを実行できます。
+
+.. image:: runwebapp1.png
+ :alt: Ring ノートパッド - ウェブアプリケーションの実行 - スクリーンショット 1
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; Ring ノートパッド - デスクトップとモバイルゲームの作成と実行
+
+デスクトップとモバイルゲームの作成と実行
+========================================
+
+Ring で 2D ゲームを作成する方法は“デモプロジェクト - 2D ゲームエンジン”の章を参照してください。
+
+ソースコード:
+
+.. code-block:: ring
+
+ Load "gameengine.ring"
+
+ func main
+
+ oGame = New Game
+ {
+ title = "My First Game"
+ sprite
+ {
+ type = GE_TYPE_PLAYER
+ x=400 y=400 width=100 height=100
+ file = "images/player.png"
+ transparent = true
+ Animate=false
+ Move=true
+ Scaled=true
+ }
+ }
+
+
+アプリケーションは GUI アプリケーションとして実行できます。
+
+.. image:: urn_shot10.png
+ :alt: Ring ノートパッドの用法
+
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; プロジェクトのメインファイル
+
+プロジェクトのメインファイル
+============================
+
+メインファイルツールバーの考えは、プロジェクトに複数のソースコードのファイルがある場合にプロジェクトのメインファイルを決定することです。
+
+この機能を使うとプロジェクトでほかのファイルを開いているときに、プロジェクトを実行するためにメインファイルを切り替えることなくプロジェクトを実行できます。
+
+この機能を使うには、プロジェクトのメインファイルを開きます。
+
+現在のソースコードファイルをメインファイルとして設定するには Ctrl+Shift+M を押してください。
+
+プロジェクトで別のソースコードファイルを開いて修正します。
+
+プロジェクト (メインファイル) を実行したいときは Ctrl+Shift+F5 (GUI) または Ctrl+Shift+D (コンソール) を押してください。
+
+スクリーンショット:
+
+.. image:: urn_shot11.png
+ :alt: Ring ノートパッド
+
+.. image:: urn_shot12.png
+ :alt: Ring ノートパッド
+
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; ファイルメニュー
+
+ファイルメニュー
+================
+
+このメニューからソースコードの新規作成、開く、保存ができます。
+
+このメニューには“PDF へ出力”もあります。
+
+.. image:: rnotemenu_file.png
+ :alt: Ring ノートパッド - ファイルメニュー
+
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; 編集メニュー
+
+編集メニュー
+=============
+
+編集メニューからテキストの切り取り、コピーと貼り付けます。
+
+フォントと配色の変更もできます。
+
+指定行へ移動、または検索と置換ウィンドウを使うことでテキストの検索と置換ができます。
+
+さらに、タブ幅も設定できます (スペースの文字数)
+
+Ring 1.8 からファイルの検索オプションがあります。
+
+Ring 1.11 からテキストの挿入、小文字へ変換、大文字へ変換、および単語の一文字目を大文字へ変換のオプションがあります。
+
+
+.. image:: rnotemenu_edit.png
+ :alt: Ring ノートパッド - 編集メニュー
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; 表示メニュー
+
+表示メニュー
+============
+
+このメニューから着脱可能なウィンドウの表示、または非表示にできます。
+
+また、 Ring ノートパッドのスタイルを変更できます。
+
+通常のスタイルは「フュージョン : 白」と「フュージョン : 黒」です。
+
+.. image:: rnotemenu_view.png
+ :alt: Ring ノートパッド - 表示メニュー
+
+さらにコンテキストにより着脱可能なウィンドウのグループを表示、または非表示にできます。
+
+.. image:: rnotemenu_mode.png
+ :alt: Ring ノートパッド - 表示メニュー - モード の設定
+
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; プログラムメニュー
+
+プログラムメニュー
+==================
+
+このメニューからプログラムを実行します。
+
+また、メインファイルをプロジェクトに設定できます。
+
+.. image:: rnotemenu_program.png
+ :alt: Ring ノートパッド - プログラムメニュー
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; ブラウザメニュー
+
+ブラウザメニュー
+================
+
+このメニューからウェブサイトのリンクをブラウザで開きます。
+
+.. image:: rnotemenu_browser.png
+ :alt: Ring ノートパッド - ブラウザメニュー
+
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; ツールメニュー
+
+ツールメニュー
+==============
+
+このメニューからフォームデザイナーを別のウィンドウで実行します。
+
+また REPL (Read-Eval-Print-Loop : 読み取り、評価、出力、繰り返し) を実行できます。
+
+.. image:: rnotemenu_tools.png
+ :alt: Ring ノートパッド - ツールメニュー
+
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; 配布メニュー
+
+配布メニュー
+============
+
+このメニューからアプリケーションの実行可能ファイルをビルドします。
+
+またアプリケーションの配布準備を行うこともできます。
+
+.. image:: rnotedistributemenu.png
+ :alt: Ring ノートパッド - 配布メニュー
+
+
+.. index::
+ pair: Ring ノートパッド; ヘルプメニュー
+
+ヘルプメニュー
+==============
+
+このメニューからヘルプファイルを閲覧できます。 (CHM と PDF 形式)
+
+.. image:: rnotemenu_help.png
+ :alt: Ring ノートパッド - ヘルプメニュー
+