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FAQ:ユーザ

特定のビデオドライバを選択する方法は?

環境変数 "SDL_VIDEODRIVER" に使用したいビデオドライバの名前を設定することができる. 使用できるドライバは環境とSDLのコンパイル時のオプションによる. いくつかの環境の設定の一部:

Linux

名称説明1.22.0
x11(デフォルト) X11 ウィンドウシステムを使う
dgaフルスクリーン ハードウェア アクセラレーションとしてXFree86 DGA 2.0を使う-
fbconフレームバッファ コンソールを使う-
directfbDirectFB API を使う
svgalibSVGAlib API を使う-
ggiGeneral Graphics Interface API を使う-
aalibAscii Art library を使う-

Win32

名称説明1.22.0
directx(デフォルト) DirectDraw API を使う-
windibWin32 GDI を使う-
windowSDLビデオドライバを使う-

特定のオーディオドライバを選択する方法は?

環境変数 "SDL_AUDIODRIVER" に使用したいオーディオドライバの名前を設定することができる. 使用できるドライバは環境とSDLのコンパイル時のオプションによる. いくつかの環境の設定の一部:

Linux

名称説明1.22.0
dsp(デフォルト) /dev/dsp を開き OSS API を使う
dmaOSS API で/dev/dspのDMAにアクセスする-
esdESound オーディオデーモンに接続する
artscARTS オーディオデーモンに接続する-
plusePluseAudioを使う-
alsaALSA PCMオーディオを使う
artsAnalog RealTime Synthesizerを使う
pluseaudioPulseAudioを使う-

Win32

名称説明1.22.0
dsound(デフォルト) DirectSound API を使う-
waveoutWin32 MultiMedia API を使う-
directsoundDirectSoundを使う-
winmmWindows Waveform Audioを使う-

SDLではどのような環境変数が使えるか?

Mattias Engdegardの作成したSDLが使用する環境変数の一部の一覧がある. これらの環境変数は公式に対応したものではなく, 変更や廃止される可能性があるので注意すること. ftp://ptah.lnf.kth.se/pub/misc/sdl-env-vars

なぜSDLはデフォルトでスクリーンセーバーを無効にするのか?

SDLを使った多くのアプリケーションはゲームやスクリーンセーバーやメディアプレイヤーで, ユーザは長時間何かを見ていたり, 通常はスクリーンセーバーの起動を防がないジョイスティックを操作していたりする.

この動作は環境変数の設定 SDL_VIDEO_ALLOW_SCREENSAVER=1 で無効にできる. これはユーザが全てのSDLを使ったアプリケーションに対して設定でき, またコードでアプリケーションごとにできる.

SDL 2.0.2では, これはSDL_HINT_VIDEO_ALLOW_SCREENSAVERヒントで設定することもできる.

さらに, SDL 2.0ではSDL_EnableScreenSaver()関数もある.

SDL Wikiへのリンク

FAQ: Using SDL - SDL Wiki