目次 - API(機能別) - サーフェイスの生成と単純な描画 - SDL_CreateRGBSurface

SDL_CreateRGBSurface

新しいRGBサーフェイスを生成する

構文

SDL_Surface* SDL_CreateRGBSurface(Uint32 flags, int width, int height, int depth, Uint32 Rmask, Uint32 Gmask, Uint32 Bmask, Uint32 Amask)

引数

flags未使用 常に0にすること
widthサーフェイスの幅
heightサーフェイスの高さ
depthサーフェイスのビット深度 (詳細を参照すること)
Rmaskピクセルの赤マスク
Gmaskピクセルの緑マスク
Bmaskピクセルの青マスク
Amaskピクセルのαマスク

戻り値

成功のとき生成されたSDL_Surface, 失敗のときNULLを戻す. SDL_GetError()を呼んで詳細を知ることができる.

サンプルコード

    /* OpenGLのテクスチャとして使うために
       各ピクセルがR,G,B,A順の32bitサーフェイスを生成する */
    SDL_Surface *surface;
    Uint32 rmask, gmask, bmask, amask;

    /* SDLはピクセルを32bitの値として解釈する.
       よって, マスクはマシンのエンディアン(バイト順)に依存する */
#if SDL_BYTEORDER == SDL_BIG_ENDIAN
    rmask = 0xff000000;
    gmask = 0x00ff0000;
    bmask = 0x0000ff00;
    amask = 0x000000ff;
#else
    rmask = 0x000000ff;
    gmask = 0x0000ff00;
    bmask = 0x00ff0000;
    amask = 0xff000000;
#endif

    surface = SDL_CreateRGBSurface(0, width, height, 32,
                                   rmask, gmask, bmask, amask);
    if (surface == NULL) {
        SDL_Log("CreateRGBSurface 失敗: %s", SDL_GetError());
        exit(1);
    }

    /* または, 指定のビット深度のデフォルトのマスクを使う */
    surface = SDL_CreateRGBSurface(0, width, height, 32, 0, 0, 0, 0);

詳細

depthが4または8のとき, 空のパレットが生成される. depthが8を超えるとき, 引数の[RGBA]maskを使ったピクセル形式が設定される.

[RGBA]maskはピクセルの色を指定するためのビットマスクとして使われる. 例えば, RmaskがFF0000ならば, 赤のデータは最上位バイトに格納される. [RGB]maskを0にすると, ビット深度に基づいたデフォルトの値になる. (例: SDL_CreateRGBSurface(0,w,h,32,0,0,0,0);) しかし, Amaskを0にすると, αマスクは0になる.

αマスク付きサーフェイスのブレンドモードの初期値は SDL_SetSurfaceBlendMode(surface, SDL_BLENDMODE_BLEND) である. SDL_SetSurfaceBlendMode()で別のブレンドモードに変えることができる.

関連項目(関数)

SDL_CreateRGBSurfaceFrom
SDL_CreateRGBSurfaceWithFormat
SDL_FreeSurface

SDL Wikiへのリンク

SDL_CreateRGBSurface - SDL Wiki