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Simple DirectMedia Layer

Simple DirectMedia Layer (SDL) はオーディオ, キーボード, マウス, ジョイスティック, OpenGLやDirect3D経由のグラフィックハードウェアへの低レベルアクセスを提供する開発ライブラリである. 動画再生, エミュレータ, そしてValveの入賞作やHumble Bundleの数多くの作品を含む有名なゲームでも使われている.

SDLはWindows, Mac OS X, Linux, iOS, そしてAndroidに公式に対応している. 他の環境に対応したソースコードも存在する.

SDLはCで書かれていて, ネイティブのC++で使うことができる. そしてC#やPythonなどの他の言語のバインドも存在する.

SDL 2.0 はzlib licenseの下で配布される. このライセンスの下でSDLはあらゆるソフトウェアで自由に使える.


SDL_image

SDL_imageはSDLと共に使用する画像ライブラリで, ほとんどが多環境対応である. プログラマは読み込みや変換のアルゴリズムを自分自身で書くことなく, 複数の形式の画像を扱うことができる.


SDL_mixer

SDL_mixerはSDLと共に使用するサウンドミキシングライブラリで, ほとんどが多環境対応である. プログラマはミキシングのアルゴリズムを自分自身で書くことなく, 音楽と複数のサンプリング音声をミキシングできる. また, 多数の形式のサンプリング音声や音楽ファイルの読み込みと再生を簡単に行える.

SDL_net

SDL_netはSDLと共に使用するネットワークライブラリで, ほとんどが多環境対応である. プログラマは環境ごとに違うコードを書くことなくネットワークの機能を使うことができる. また, ネットワーク接続とデータ転送を簡単に行える.

SDL_ttf

SDL_ttfはSDLライブラリと共に使用するTrueTypeフォントレンダラーライブラリで, ほとんどが多環境対応である. TrueTypeフォントデータの扱いにはfreetype2を使用している プログラマはレンダラールーチンを自分自身で書くことなく, 様々なTrueTypeフォントを使うことができる. アウトラインフォントとアンチエイリアスによる高品質な文字の出力を簡単に行える.

SDL 2.0 日本語リファレンスマニュアル プロジェクトページ

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