TOPPERS/JSPのsample1アプリケーションをEZ-KIT Lite BF506 移植した。 ビルドに先立って、jsp/config/blackfin/ezkit_bf506/libkernel.dpjを ビルドして、libekernel.dlbを作っておくこと。 また、jsp/utils/blackfin-vdsp/offset.hは、必要に応じて 作り直すこと。 VisualDSP++のICEを使ってロードする場合には、実行直前に次の 二つのレジスタの値に注意すること。 PLL_CTL : 0x1400 EBIU_SDBCTL.EBE : 0 TOPPERS/JSP for Blackfinはこの二つをチェックして、もし違う 値であると外部でPLLとSDRAMを変更したと認識してPLLの初期化を 中止する。これはクロックに依存するデバイスの動作を保護する ためである。 sample1.ldfは、VisualDSP++に作らせたあと、自動更新を 停止し、crtを削除したものである。 異なるシステム依存部用に改造する場合は、プロジェクトの Cコンパイラ、およびアセンブラのインクルード・パスを必ず 変更すること。 2012/07/20追加 Visual DSP++ 5.0 Update 10でビルド&動作確認 sample1では、キャッシュをONにすると、L1-SRAMに収まらないので、 OFFにしている。キャッシュをONにして使用する場合、sample1.ldfの メモリエリアの指定を変更して、カーネルの一部をFLASHに配置する。 例えば、OSとして緊急性の低いchip_dump.cの関数をFLASHに配置するなど。