XKeymacs - Windows用キーボードユーティリティ ============================================= 概要 ---- XKeymacsはEmacsのようなキー割り当てを、Windows上のアプリケーションで 実現します。アプリケーションごとにキー割り当てを変更することもできます。 インストール ------------ 1. 以下のランタイムライブラリをインストールします。後者は64bit版の Windowsの場合のみ必要です。 - Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ (x86) - Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ (x64) 2. zipファイルを適切なフォルダに展開します。 アップグレードとアンインストール -------------------------------- 1. "ログオン時に実行"オプションを外します。 2. Windowsを再起動します。 アップグレードの場合 3. 既存のファイルを新しいバージョンのzipファイルの中のファイルで上書きします。 アンインストールの場合 3. XKeymacsを格納しているディレクトリを削除します。 4. レジストリエディタで次の値を削除します。 HKEY_CURRENT_USER\Software\oishi\XKeymacs HKEY_CURRENT_USER\Software\oishi\XKeymacs2 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run\XKeymacs 使用方法 -------- ### 起動と終了 xkeymacs.exeを実行します。64bit版のWindowsではxkeymacs64.exeが自動的 に実行されます。XKeymacsが起動すると、タスクバーに金の鍵が表示されます。 終了するには、タスクバーの金(または銀)の鍵のアイコンを右クリックし、 開いたメニューから"終了(X)"を選択します。 ### プロパティ 金の鍵のアイコンを右クリックして「プロパティ...」を選択すると、 アプリケーションごとにXKeymacsのキー割り当てを設定できます。特に設定 しなければ標準の設定が利用されます。ダイアログにはダイアログ用の設定 を利用できます。 プロパティダイアログには、Basic、Advanced、Listの3つのタブがあります。 これらは同じ設定を異なる形式で表示します。Basicタブではキーの組み合わせが Emacsのように機能するかどうかを、チェックボックスにより簡単に設定できます。 Advancedタブではコマンドごとにキー割り当てを設定できます。Listタブでは 行った設定を一覧できます。 ### 設定の取り込みと書き出し 「設定の取り込み...」を選択すると、「設定の書き出し」によって書き出された ファイルを読み込めます。「設定の書き出し...」を選択すると次のレジストリキー 以下のデータをファイルに書き出します。 **この機能は今のところ機能しません。** HKEY_CURRENT_USER\Software\Oishi\XKeymacs2 ### オプション 「オプション...」を選択すると、Windowsにログオンしたときに自動的に XKeymacsを起動するか、コマンドプロンプトにおけるファイル名補完を有効に するか、タスクバーのステータス領域にC-x, Meta, Shift, Ctrl, Altの 各状態を表示させるかを設定できます。 ### キーボードレイアウト 「キーボードレイアウト...」を選択するとキーボードのレイアウトを変更 できます。上のベースキーボードのキーを下のリマップキーボードに ドラッグ&ドロップすると、下のリマップされたキーが赤くなります。 変更を取り消すときは、リマップキーボードの赤いキーをクリックします。 **この機能は今のところ機能しません。** XKeymacsはWindowsのスキャンコードの再割り当て機能を利用するだけなので、 XKeymacsを無効またはアンインストールしても設定は解除されません。 XKeymacsを用いずに設定を解除するには、レジストリエディタで以下の値を 消します。 HKEY_CURRENT_USER\Keyboard Layout\Scancode Map HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout\Scancode Map ### その他 「無効にする」と「有効にする」でXKeymacsの無効/有効を切り替えられます。 C-qで切り替えることもできます。「リセット」はなにかのはずみで XKeymacsが効かなくなったときに使います。 サポート -------- ウェブサイト メーリングリスト 著作権 ------ XKeymacs 3.48に由来するコードの著作権は 大石さん にあります。各自が貢献した部分の著作権を以下の開発者が持ちます。 * Kazuhiro Fujieda * Tomohiro Kashiwada * Harold Bamford * co ライセンス ---------- このプログラムはフリーソフトウェアです。あなたはこれを、フリーソフト ウェア財団によって発行されたGNU一般公衆利用許諾契約書(バージョン2か、 希望によってはそれ以降のバージョンのうちどれか)の定める条件の下で 再頒布または改変することができます。 このプログラムは有用であることを願って頒布されますが、*全くの無保証* です。商業可能性の保証や特定の目的への適合性は、言外に示されたものも 含め全く存在しません。詳しくは以下のURLのGNU一般公衆利用許諾契約書を ご覧ください。 謝辞 ---- 本プログラムの雛型となったKeymacsの作者である野口さん、英文ドキュメント の作成のみならず、ドキュメントの構成等さまざまなアドバイスをしてくれた Timothy-san、kill-ringにリッチテキストを始めとする任意のデータを保持 するためのクラスを作成してくれた浜田さん、XKeymacsに対し新機能の提案、 バグの報告、そしてパッチの作成をしていただいたXKeymacsメーリングリストの 皆様に感謝します。 XKeymacsを作成し、長年にわたって開発を続けてくださった大石さんに感謝 します。 --- Kazuhiro Fujieda