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8 .\" Japanese Version Copyright (c) 2000 Yuichi SATO
9 .\" Japanese Version Copyright (c) 2012 Akihiro MOTOKI
10 .\" all rights reserved.
11 .\" Translated 2000-06-06, Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
12 .\" Updated 2012-06-02, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
16 mt \- 磁気テープドライブの操作を制御する
18 \fBmt\fP [\-V] [\-f device] [\-\-file=device] [\-\-version] operation [count]
20 このマニュアルページは GNU 版の \fBmt\fP について説明している。 \fBmt\fP はテープドライブに対して、指示された操作 \fIoperation\fP
21 を行う。 この操作は、以下に列挙されているテープ操作のうちのいずれかでなければならない。
23 デフォルトで操作対象となるテープデバイスは、 \fBmt\fP がコンパイルされる際にファイル \fI/usr/include/sys/mtio.h\fP
24 から取得される。環境変数 \fBTAPE\fP でデバイスファイル名を指定したり、コマンドラインオプション (下記参照)
25 を使うことで、これを変更することができる。コマンドラインオプションは環境変数より優先される。
27 デバイスは、キャラクタースペシャルファイルか、リモートテープドライブでなければならない。他のマシンののテープドライブをアーカイブとして使うには、`HOSTNAME:'
28 で始まるファイル名を使うこと。リモートテープドライブに特定のユーザーでアクセスできる場合 (通常は、そのユーザーの `~/.rhosts'
29 ファイルにエントリがある場合が多い)、ホスト名の前にユーザ名と `@' を置くことで、そのユーザでリモートのテープドライブにアクセスできる。
31 指定できる操作を以下のリストに示す。他の操作と重ならない範囲で省略形も使える。あらゆるシステムとあらゆるタイプのテープドライブで、すべての操作が可能であるとは限らない。オプションとして繰り返し回数を指定できる操作もある。回数は操作名の後に指定でき、デフォルトは
34 現在の位置に \fIcount\fP で指定された数の EOF マークを書き込む。
36 \fIcount\fP で指定された数のファイル分だけ進める。 テープの位置は次のファイルの第 1 ブロックになる。
38 \fIcount\fP で指定された数のファイル分だけ戻す。 テープの位置は次のファイルの第 1 ブロックになる。
40 \fIcount\fP で指定された数のレコード分だけ進める。
42 \fIcount\fP で指定された数のレコード分だけ戻す。
44 \fIcount\fP で指定された数のファイルマーク分だけ戻す。 テープの位置はファイルマークのテープ先頭側になる。
46 \fIcount\fP で指定された数のファイルマーク分だけ進める。 テープの位置はファイルマークのテープ先頭側になる。
48 絶対ファイル番号 \fIcount\fP に進める。 巻き戻してから fsf \fIcount\fP とした場合と同じ。
50 ブロック番号 \fIcount\fP に進める。
52 (テープにファイルを追加するために) テープ上の記録済み領域の末尾に移動する。
55 .IP "offline, rewoffl"
56 テープを巻き戻し、可能であればアンロードする。
58 テープユニットの状態についての情報を表示する。
60 テープを巻き戻した後、リールの最後まで進め、 さらにもう一度巻き戻す。
64 \fBmt\fP は操作が成功した場合、状態 0 で終了する。 指示された操作またはデバイス名が無効な場合、状態 1 で終了する。 操作が失敗した場合、状態
68 \fI\-f, \-\-file=device\fP
69 ファイル名が \fIdevice\fP のテープドライブを操作対象とする。他のマシンののテープドライブをアーカイブとして使うには、`HOSTNAME:'
70 で始まるファイル名を使うこと。リモートテープドライブに特定のユーザーでアクセスできる場合 (通常は、そのユーザーの `~/.rhosts'
71 ファイルにエントリがある場合が多い)、ホスト名の前にユーザ名と `@' を置くことで、そのユーザでリモートのテープドライブにアクセスできる。
73 \fI\-V, \-\-version\fP
74 \fBmt\fP のバージョン番号を表示する。