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util-linux: update the manpages of fdisk, cfdisk and sfdisk to 2.35.2.
[linuxjm/jm.git] / manual / util-linux / po4a / man8 / sfdisk.patch
1 --- sfdisk.8.orig       2020-07-13 11:52:57.520991511 +0900
2 +++ sfdisk.8    2020-07-13 12:34:45.755575253 +0900
3 @@ -15,6 +15,20 @@
4  .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
5  .\"
6  .\"*******************************************************************
7 +.\"
8 +.\" Japanese Version Copyright (c) 2001-2005 Yuichi SATO
9 +.\"   and 2020 Yoichi Chonan,
10 +.\"         all rights reserved.
11 +.\" Translated Sun Mar  4 15:57:26 JST 2001
12 +.\"         by Yuichi SATO <ysato@h4.dion.ne.jp>
13 +.\" Updated & Modified Fri Jan 25 05:42:49 JST 2002 by Yuichi SATO
14 +.\" Updated & Modified Mon Mar 10 04:26:24 JST 2003
15 +.\"         by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
16 +.\" Updated & Modified Sun May  2 12:41:19 JST 2004 by Yuichi SATO
17 +.\" Updated & Modified Mon May  9 03:21:52 JST 2005 by Yuichi SATO
18 +.\" Updated & Modified (util-linux 2.35.2) Jul 12 10:04:12 JST 2020
19 +.\"         by Yoichi Chonan <cyoichi@maple.con.ne.jp>
20 +.\"
21  .TH SFDISK 8 "June 2015" util\-linux "System Administration"
22  .SH 名前
23  sfdisk \- ディスクパーティションテーブルの表示や操作を行う
24 @@ -31,7 +45,14 @@
25  によるアドレシングの機能はもはや提供していない。CHS が Linux
26  にとって重要だったことは一度もなかったし、
27  このアドレシング方法は、最近のデバイスでは全く無意味なのである。
28 -.sp
29 +.IP "[\fB訳注\fP]" 8
30 +util-linux の fdisk
31 +グループのマニュアルでは、「パーティションテーブル」と「ディスクラベル」の両方を、
32 +ほぼ同じ意味で、混ぜて使っている。強いて言えば、Linux や DOS
33 +(GPT や MBR) については「パーティションテーブル」を使い、他の OS
34 +の場合も含めて、より一般的に言うときは「ディスクラベル」を使うようにしているらしいが、
35 +必ずしもそうとは言えないところもある。
36 +.PP
37  \fBsfdisk\fP は、(バージョン 2.26 以来) デフォルトの値が使用された場合や、
38  パーティションの開始点に相対的なサイズが指定された場合、
39  あるいは、サイズに (MiB などの) 乗数を表す接尾辞が使用された場合に、
40 @@ -41,7 +62,19 @@
41  パーティションのサイズが相対的な形で、すなわち乗数接尾辞を付けて指定されているならば、
42  I/O リミットに揃えるために、パーティションサイズの最適化が行われるかもしれない
43  (すなわち、サイズが増減されるかもしれない)。
44 -
45 +.IP "[\fB訳注\fP]" 8
46 +util-linux 所収の \fBblkid\fP(8) の man によれば、\fBblkid \-i\fP \fIdevice\fP
47 +で「I/O Limits (aka I/O topology)
48 +の情報を表示する」ことになっている。そこで、それを実行すると、MINIMUM_IO_SIZE,
49 +PHYSICAL_SECTOR_SIZE, LOGICAL_SECTOR_SIZE が表示された。I/O
50 +リミットとは、そうしたもののことなのだろう。「I/O 境界」「I/O 制約」と訳せるかもしれない。
51 +.sp
52 +なお、上のパラグラフでは、「パーティションの開始点に相対的なサイズを指定する」ということが、
53 +わかりにくいかもしれない。 たとえば、開始点を \fB+100M\fP
54 +といった形で指定することで、現在の開始点より
55 +100MiB 後方という指示が可能なのである。\fB\-\-move\-data\fP
56 +オプションの用例の最初のコマンドがその一例である。
57 +.PP
58  我々が推奨するのは、開始オフセットを全く指定せず、パーティションサイズを
59  MiB, GiB などの単位で指定する方法だ。その場合、sfdisk
60  は、すべてのパーティションをブロックデバイスの I/O リミットに合わせて整える
61 @@ -100,6 +133,28 @@
62  パーティションテーブルから取得されるデフォルトの値に従い、
63  プログラムに埋め込まれたデフォルトは使用しない。
64  \fB\-\-append\fP も参照していただきたい。
65 +.RS
66 +.IP "[\fB訳注\fP]" 8
67 +対話セッションを行わず、いわゆる sfdisk
68 +互換スクリプトの読み込みも行わない場合の、sfdisk
69 +の典型的、かつ単純な使用法は、次のように指示を標準入力から読み込ませることである。
70 +.sp
71 +.nf
72 +    # sfdisk /dev/sda <<END
73 +    > 2048,300GiB,L
74 +    > ,20GiB,S
75 +    > ,
76 +    > END
77 +.fi
78 +.sp
79 +上記の指示は、/dev/sda に 3 個のパーティションを作っている。まず、2048
80 +セクタを開始オフセットとして 300 GiB の Linux filesystem (L)、/dev/sda1
81 +を作り、続いて開始オフセットの決定を sfdisk にまかせて、20 GiB の
82 +Linux swap (S)、/dev/sda2 を作る。
83 +そして最後に残りのすべてを /dev/sda3 にしている 
84 +(タイプは、自動的にデフォルトの Linux filesystem になる)。
85 +指示の書式についての詳しいことは、「\fB入力の書式\fP」セクションをご覧いただきたい。
86 +.RE
87  .TP 
88  \fB\-A\fP,\fB \-\-activate \fP\fIdevice \fP[\fIpartition\-number...]\fP
89  指定されたパーティション (複数指定可) のブート可能フラグを ON