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Address unmatch newlines in special ja.po
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / draft / man3 / setlocale.3
index 310b7df..4cb046a 100644 (file)
 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
 .\"*******************************************************************
-.TH SETLOCALE 3 2008\-12\-05 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 1998 Tanoshima Hidetohsi
+.\"         all rights reserved.
+.\" Translated May 29 1998, Tanoshima Hidetoshi <tano@sainet.or.jp>
+.\" Modified Mon Oct  2 11:09:18 JST 2000
+.\"         by HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\" Updated Fri May  4 01:49:48 JST 2001
+.\"         by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
+.\" Updated Sat Oct 12 2002 by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
+.\"
+.TH SETLOCALE 3 2014\-05\-28 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 setlocale \- 現在のロケール (locale) を設定する
 .SH 書式
@@ -48,35 +58,41 @@ setlocale \- 現在のロケール (locale) を設定する
 .PP
 \fIlocale\fP が NULL でなければ、プログラムのカレントロケールは引き数に従って変更される。 引き数 \fIcategory\fP
 はプログラムのカレントロケールのどの部分を変更するかを決める。
-.TP 
-\fBLC_ALL\fP
-全てのロケール
-.TP 
-\fBLC_COLLATE\fP
-正規表現のマッチング (範囲表現と等価クラスのマッチングを決定する)  と文字列の照合 (collation)
-.TP 
-\fBLC_CTYPE\fP
-正規表現のマッチング、文字の分類、文字の変換、大文字小文字比較、 ワイド文字関数
-.TP 
-\fBLC_MESSAGES\fP
-地域化可能な自然言語メッセージ
-.TP 
-\fBLC_MONETARY\fP
-通貨の書式
-.TP 
-\fBLC_NUMERIC\fP
-数値の書式 (小数点や 3 桁ごとの区切り)
-.TP 
-\fBLC_TIME\fP
-時刻と日付けの書式
+.TS
+lB lB
+lB l.
+カテゴリー        制御対象
+LC_ALL 全てのロケール
+LC_ADDRESS     T{
+住所と地理関連の
+.br
+要素のフォーマット
+T}
+LC_COLLATE     文字の照合順序
+LC_CTYPE       文字の分類
+LC_IDENTIFICATION      ロケールの説明メタデータ (*)
+LC_MEASUREMENT T{
+単位系に関する設定
+.br
+(メートル法か US 由来の単位系) (*)
+T}
+LC_MESSAGES    地域化可能な自然言語メッセージ
+LC_MONETARY    金額の表示方法
+LC_NAME        人へのあいさつの言葉
+LC_NUMERIC     金額以外の数値の表示方法
+LC_PAPER       標準の紙のサイズに関する設定 (*)
+LC_TELEPHONE   電話サービスで使用されるフォーマット (*)
+LC_TIME        日付と時刻の表示方法
+.TE
+.PP
+上の表でアスタリスクが付い ているたカテゴリーは GNU 拡張である。 ロケールのカテゴリーの詳細な情報は \fBlocale\fP(7) を参照。
 .PP
-引き数 \fIlocale\fP は \fIcategory\fP に設定する文字列へのポインタである。 この文字列はよく知られた定数である "C" や
+å¼\95ã\81\8dæ\95° \fIlocale\fP ã\81¯ \fIcategory\fP ã\81«è¨­å®\9aã\81\99ã\82\8bæ\96\87å­\97å\88\97ã\81¸ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82 ã\81\93ã\81®æ\96\87å­\97å\88\97ã\81¯ã\82\88ã\81\8fç\9f¥ã\82\89ã\82\8cã\81\9få®\9aæ\95°ã\81§ã\81\82ã\82\8b "C" ã\82\84
 "da_DK" などでも良いし (以下を参照)、他のときに \fBsetlocale\fP()  を呼び出した際に返された、内部用の文字列でも良い。
 .PP
-\fIlocale\fP が \fB""\fP の場合、ロケールの各部分の設定には環境変数が参照される。 その詳細は実装依存である。 glibc の場合、まず最初に
-(どんな \fIcategory\fP に対しても) 環境変数 \fBLC_ALL\fP が検査される。 次にカテゴリ (category) と同じ名前の環境変数
-(\fBLC_COLLATE\fP, \fBLC_CTYPE\fP, \fBLC_MESSAGES\fP, \fBLC_MONETARY\fP, \fBLC_NUMERIC\fP,
-\fBLC_TIME\fP)  が検査され、最後に環境変数 \fBLANG\fP が検査される。 最初に見つかった環境変数を使用する。
+\fIlocale\fP が空文字列 \fB""\fP の場合、ロケールの各部分の設定には環境変数が参照される。 その詳細は実装依存である。 glibc
+の場合、まず最初に (どんな \fIcategory\fP に対しても) 環境変数 \fBLC_ALL\fP が検査される。 次にカテゴリー (category)
+と同じ名前の環境変数 (上記の表を参照) が検査され、最後に環境変数 \fBLANG\fP が検査される。 最初に見つかった環境変数を使用する。
 その値がロケール指定として正しくなければ、ロケールは変更されず、 \fBsetlocale\fP()  は NULL を返す。
 .PP
 \fB"C"\fP ロケールや \fB"POSIX"\fP ロケールは互換性のあるロケールである。 この \fBLC_CTYPE\fP の部分は 7 ビット ASCII
@@ -101,22 +117,15 @@ main プログラムの起動時には、 互換性のある \fB"C"\fP ロケー
 \fBstrxfrm\fP(3), \fBwcsxfrm\fP(3)  を用いる。
 .SH 返り値
 \fBsetlocale\fP()  の呼び出しに成功すると、 そのロケール集合に対応する内部文字列 (opaque string) を返す。
-この文字列は静的な記憶域に割り当てられているかもしれない。 この返って来た文字列を、カテゴリ指定と共に、 のちの setlocale
+この文字列は静的な記憶域に割り当てられているかもしれない。 この返って来た文字列を、カテゴリ指定と共に、 のちの setlocale
 の呼び出しに指定すれば、 プロセスのその部分のロケールが復元される。 設定に失敗した場合には、返り値は NULL になる。
 .SH 準拠
 C89, C99, POSIX.1\-2001.
-.SH 注意
-Linux (というか glibc) は互換性のあるロケールとして \fB"C"\fP と \fB"POSIX"\fP をサポートしている。 古きよき時代には
-(例えば libc\-4.5.21 と libc\-4.6.27 などでは)、 European Latin\-1 向けに \fB"ISO\-8859\-1"\fP
-ロケールがサポートされており、 ロシア語 (Russian) 向けに \fB"KOI\-8"\fP (より正確には "koi\-8r")
-ロケールがサポートされていた。 従って環境変数を \fILC_CTYPE=ISO\-8859\-1\fP と指定するだけで \fBisprint\fP(3)
-は正しい答えを返した。 最近では、英語以外を使うヨーロッパ人はもう少々やっかいな作業を必要とし、
-実際のロケールファイルをインストールしなければならない。
 .SH 関連項目
 \fBlocale\fP(1), \fBlocaledef\fP(1), \fBisalpha\fP(3), \fBlocaleconv\fP(3),
 \fBnl_langinfo\fP(3), \fBrpmatch\fP(3), \fBstrcoll\fP(3), \fBstrftime\fP(3),
 \fBcharsets\fP(7), \fBlocale\fP(7)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。