すなわち、入力を ASCII NUL で分離された項目として扱い、出力する各項目の末尾に
ASCII NUL を付加する。このオプションは、@samp{perl -0},
@samp{find -print0}, @samp{xargs -0} などと組み合わせて使用すると、
-便利なことがある。そうしたコマンドも、わがままなファイル名を
+便å\88©ã\81ªã\81\93ã\81¨ã\81\8cã\81\82ã\82\8bã\80\82ã\81\9dã\81\86ã\81\97ã\81\9fã\82³ã\83\9eã\83³ã\83\89ã\81§ã\82\82ã\80\81ã\82\8fã\81\8cã\81¾ã\81¾ã\81ªã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«å\90\8dã\82\92
(空白などの特殊文字を含んでいる場合でも) きちんと確実に処理するために、
同様なことをしているのである。
@end macro
いくつかのオプションは、このマニュアルで取り上げるすべてのプログラムで利用することができる。
そうしたオプションについては、個々のプログラムで同じ説明を繰り返すことはせず、この場で説明しておく
-(å®\9fã\81®ã\81¨ã\81\93ã\82\8dã\80\81ã\81\93うしたオプションは、GNU のすべてのプログラムで使用できる (はずである))。
+(å®\9fã\81®ã\81¨ã\81\93ã\82\8dã\80\81ã\81\9dうしたオプションは、GNU のすべてのプログラムで使用できる (はずである))。
@vindex POSIXLY_CORRECT
通常、オプションとオペランドは、どんな順番で指定してもよい。
GNU の @command{chown}, @command{chgrp}, @command{chroot},@command{id}
は、この問題に対する回避策を用意している。この回避策を使用すると、
データベースの検索を省略するので、処理速度が著しく向上することがあるというおまけまで付く。
-ユーザやグループに ID 番号を指定する際には、
-その前に @samp{+} を付けさえすればよいのだ。
-そうすることで、整数として解釈するように強制できるのである。
+ユーザやグループに ID 番号を指定する際には、その前に @samp{+}
+を付けさえすればよい。そうすれば、整数として解釈するように強制できるのである。
@example
chown +42 F
@opindex --no-target-directory
@cindex target directory
@cindex destination directory
-最後のオペランドが、ディレクトリやディレクトリへのシンボリックリンクであっても、
-それを特別扱いしない。このオプションは、共有領域で作業する複数のプログラムが、
-競合状態にならないようにしてくれる。
+最後のオペランドが、ディレクトリやディレクトリへのシンボリックリンクであっても、それを特別扱いしない。
+このオプションは、複数のプログラムが共有領域で作業するとき、競合状態を防止する一助になる。
たとえば、@samp{mv /tmp/source /tmp/dest} というコマンドが正常終了しても、
@file{/tmp/source} が @file{/tmp/dest} にリネームされたという保証はない。
もし、何かほかのプロセスが @file{/tmp/dest} をディレクトリとして作成していたら、
何故なら、@code{mv * ../d/} では、引数を入れておくための領域を使い切ってしまうかもしれないし、
そうかと言って、@code{ls | xargs ...} には、実行対象コマンド (訳注: ここでは、@command{mv})
を起動するたびに最後の引数を特別に指定するためのすっきりした方法がないからである。
-(ã\81\82ã\82\8bã\82·ã\82§ã\83«ã\83»ã\82³ã\83\9eã\83³ã\83\89ã\82\92é§\86使ã\81\99ã\82\8cã\81°ã\80\81ã\82\84ã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\81\8cã\81§ã\81\8dã\82\8bが、それでは、人間の労力と脳力を過当に要求することになる。)
+(ã\82·ã\82§ã\83«ã\82³ã\83\9eã\83³ã\83\89ã\82\92é§\86使ã\81\99ã\82\8cã\81°ã\80\81ã\81§ã\81\8dã\81ªã\81\84ã\81\93ã\81¨ã\81¯ã\81ªã\81\84が、それでは、人間の労力と脳力を過当に要求することになる。)
@option{--target-directory} (@option{-t}) オプションを使用すると、
@command{cp}, @command{mv}, @command{ln}, @command{install}
ls | xargs mv -t ../d --
@end smallexample
-しかし、これでは、ファイル名の先頭に @samp{.} の付くファイルが移動しない。
-GNU @command{find} プログラムを使用しているなら、
-次のコマンドでそうしたファイルも移動させることができる。
+しかし、これでは、ファイル名の先頭に @samp{.}
+の付くファイルが移動しない。GNU @command{find}
+プログラムを使えば、次のコマンドでそうしたファイルも移動させることができる。
@example
find . -mindepth 1 -maxdepth 1 \
@opindex -m
@opindex --merge
@cindex merging sorted files
-指定された複数のファイルを、一つのグループとしてソートすることでデータの統合を行う。
+指定された複数のファイルを一つのグループとしてソートすることでデータの統合を行う。
各入力ファイルは、必ずそれぞれがソート済みでなければならない。
マージモードの代わりにソートモードを使えば、
そうした条件なしで、ソートとマージを行うことができる。
@cindex general numeric sort
@vindex LC_NUMERIC
各行の先頭部分を倍精度浮動小数点数 (long double-precision floating
-point number) に変換して、数値としてソートする。
+point number) に変換して、数値としてソートする
+(訳注: 実際には、各行の先頭と言うより、比較される各フィールドの先頭部分を対象にする)。
@xref{Floating point}. オーバーフロー、アンダーフロー、変換エラーが起きても、
通知しない。行の並ぶ順番は以下のようになる。
@item --debug
各行のソートに使われている部分を強調表示する。
-ã\81¾ã\81\9fã\80\81使ç\94¨æ³\95ã\81«å\95\8fé¡\8cã\81\8cã\81\82ã\82\8bときは、標準エラーに警告メッセージを出す。
+ã\81¾ã\81\9fã\80\81使ç\94¨æ³\95ã\81«å\95\8fé¡\8cã\81\8cã\81\82ã\82\8aã\81\9dã\81\86ã\81ªときは、標準エラーに警告メッセージを出す。
@item --batch-size=@var{nmerge}
@opindex --batch-size
@cindex setup for color
@command{dircolors} は、@command{ls} (や @command{dir} など)
-ã\81§ã\82«ã\83©ã\83¼å\87ºå\8a\9bã\82\92ã\81\99ã\82\8bã\81®ã\81«å¿\85è¦\81ã\81ªç«¯æ\9c«è¨å®\9aã\81®ã\81\9fã\82\81ã\81®ã\82·ã\82§ã\83«ã\83»ã\82³ã\83\9eã\83³ã\83\89ã\81®ã\82·ã\83¼ã\82±ã\83³ã\82¹ã\82\92å\87ºå\8a\9bã\81\99ã\82\8bã\80\82
+でカラー出力をするのに必要な端末設定のためのシェルコマンドのシーケンスを出力する。
通常、次のような形で使用される。
@example
@vindex LS_COLORS
@vindex SHELL @r{environment variable, and color}
@command{dircolors} の出力は、環境変数 @env{LS_COLORS}
-ã\82\92è¨å®\9aã\81\99ã\82\8bã\82·ã\82§ã\83«ã\83»ã\82³ã\83\9eã\83³ã\83\89ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82ã\81©ã\81®ã\82·ã\82§ã\83«ã\81®æ\96\87æ³\95ã\81«ã\81\99ã\82\8bã\81\8bã\81¯ã\80\81
+を設定するシェルコマンドである。どのシェルの文法にするかは、
コマンドラインで指定することができる。指定しない場合は、環境変数 @env{SHELL}
の値から @command{dircolors} が推測する。
@itemx --logical
@opindex -L
@opindex --logical
-æ\8c\87å®\9aã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«å\90\8dä¸ã\81«ã\81\82ã\82\8bã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83ªã\83³ã\82¯ã\82\92å±\95é\96\8bã\81\99ã\82\8bã\80\82
-ã\81\9fã\81 ã\81\97ã\80\81ã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83ªã\83³ã\82¯ã\81« @samp{..} ã\81¨ã\81\84ã\81\86è¦\81ç´ ã\81\8cå¾\8cç¶\9aã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bå ´å\90\88ã\81¯ã\80\81
-ã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83ªã\83³ã\82¯ã\81®å±\95é\96\8bã\82\92è¡\8cã\81\86前に、そちらを先に処理する。
+æ\8c\87å®\9aã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«å\90\8dä¸ã\81«ã\81\82ã\82\8bã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83ªã\83³ã\82¯ã\81®å±\95é\96\8bã\82\92è¡\8cã\81\86ã\81\8cã\80\81
+シンボリックリンクに @samp{..} という要素が後続している場合は、
+ã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83ªã\83³ã\82¯ã\82\92å±\95é\96\8bã\81\99ã\82\8bã\82\88ã\82\8a前に、そちらを先に処理する。
(訳注: 例を挙げた方が、わかりやすいだろう。@samp{symlink-directory/../..}
といったファイル名が与えられた場合、symlink-directory
というシンボリックリンクそのものの親ディレクトリの親ディレクトリに展開するということ。
@itemx --physical
@opindex -P
@opindex --physical
-æ\8c\87å®\9aã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«å\90\8dä¸ã\81«ã\81\82ã\82\8bã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83ªã\83³ã\82¯ã\82\92å±\95é\96\8bã\81\99ã\82\8bã\80\82
+æ\8c\87å®\9aã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«å\90\8dä¸ã\81«ã\81\82ã\82\8bã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83ªã\83³ã\81®å±\95é\96\8bã\82\92è¡\8cã\81\86é\9a\9bã\80\81
シンボリックリンクに @samp{..} という要素が後続している場合も、
シンボリックリンクを展開してから、@samp{..} の処理を行う。
こちらがデフォルトの動作モードである。(訳注: すなわち、
* Literal conversion specifiers:: 文字変換指定子 %[%nt]。
* Padding and other flags:: 0 や空白による空き埋め、その他。
* Setting the time:: システムクロックの変更。
-* Options for date:: 現在の日時以外の指定。
+* Options for date:: ç\8f¾å\9c¨ã\81®æ\97¥æ\99\82以å¤\96ã\81®æ\8c\87å®\9aã\81ªã\81©ã\80\82
@detailmenu
* Date input formats:: 日付文字列の指定法。
@end detailmenu
coreutils-8.26 を元に増補・改訂 by 長南洋一
@item
-2017-08-15@*
+2018-03-31@*
訳文の訂正と変更 by 長南洋一
@end itemize