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coreutils: Download ja.po.8.32 from translation project
[linuxjm/jm.git] / manual / GNU_coreutils / release / man1 / install.1
index 6ac4ca8..9285076 100644 (file)
-.\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.35.
-.\"*******************************************************************
-.\"
-.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
-.\"
-.\"*******************************************************************
-.TH INSTALL 1 "March 2012" "GNU coreutils 8.16" ユーザーコマンド
+.\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.47.13.
+.TH INSTALL "1" "2021年5月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
 .SH 名前
-install \- ファイルをコピーし、属性を設定する
+install \- install 8.32 のマニュアルページ
 .SH 書式
-\fBinstall\fP [\fIOPTION\fP]... [\fI\-T\fP] \fISOURCE DEST\fP
+.B install
+[\fI\,OPTION\/\fR]... [\fI\,-T\/\fR] \fI\,SOURCE DEST\/\fR
 .br
-\fBinstall\fP [\fIOPTION\fP]... \fISOURCE\fP... \fIDIRECTORY\fP
+.B install
+[\fI\,OPTION\/\fR]... \fI\,SOURCE\/\fR... \fI\,DIRECTORY\/\fR
 .br
-\fBinstall\fP [\fIOPTION\fP]... \fI\-t DIRECTORY SOURCE\fP...
+.B install
+[\fI\,OPTION\/\fR]... \fI\,-t DIRECTORY SOURCE\/\fR...
 .br
-\fBinstall\fP [\fIOPTION\fP]... \fI\-d DIRECTORY\fP...
+.B install
+[\fI\,OPTION\/\fR]... \fI\,-d DIRECTORY\/\fR...
 .SH 説明
 .\" Add any additional description here
 .PP
-install プログラムは、ファイル (通常は直前にコンパイルしたファイル) を
-選択した場所にコピーします。
-GNU/Linux システムですぐに利用できるパッケージをダウンロードして
-インストールしたい場合は、yum(1) や apt\-get(1) のような
-パッケージ管理プログラムを代わりに使って下さい。
+install プログラムは選択したコピー先にファイル (通常は直前にコンパイルした
+ファイル) をコピーします。 GNU/Linuxシステムですぐに使用できるパッケージ
+をダウンロードしてインストールしたい場合は、 yum(1) や apt\-get(1) のような
+パッケージマネージャーを代わりに使用してください。
 .PP
-最初の 3 つの形式では、SOURCE の DEST へのコピー、もしくは
-複数の SOURCE を既存の DIRECTORY にコピーします。
-コピーする際にパーミッション、ファイルの所有権とグループを設定します。
-4 つ目の形式では、指定された DIRECTORY のパスの全ての構成要素を作成します。
+最初の 3 個の書式は SOURCE から DEST へ、または複数の SOURCE を既存の DIRECTORY
+に、パーミッションモード、所有者/グループを設定しながらコピーします。
+4 番目の書式は、指定された DIRECTORY を必要であれば親ディレクトリも含めて作成します。
 .PP
-長いオプションでの必須の引き数は、短いオプションにおいても必須です。
-.TP 
-\fB\-\-backup\fP[=\fICONTROL\fP]
-コピー先にファイルが存在する場合、バックアップを作成します。
-.TP 
-\fB\-b\fP
-\fB\-\-backup\fP と同様だが、引き数を取りません。
-.TP 
-\fB\-c\fP
-(無視されます)
-.TP 
-\fB\-C\fP, \fB\-\-compare\fP
-コピー元とコピー先をそれぞれ比較します。
-場合によっては、コピー先を全く変更しないこともあります。
-.TP 
-\fB\-d\fP, \fB\-\-directory\fP
-全ての引き数をディレクトリ名として扱います。
-指定されたディレクトリのパスの構成要素を全て作成します。
-.TP 
-\fB\-D\fP
-DEST のパスの構成要素のうち、最後の要素以外の全ての構成要素を作成し、
-それから SOURCE を DEST にコピーします。
-.TP 
-\fB\-g\fP, \fB\-\-group\fP=\fIGROUP\fP
-プロセスの現在のグループではなく、グループを指定された値に設定します。
-.TP 
-\fB\-m\fP, \fB\-\-mode\fP=\fIMODE\fP
-パーミッションを rwxr\-xr\-x ではなく指定されたモード (指定方法は
-chmod と同じ) に設定します。
-.TP 
-\fB\-o\fP, \fB\-\-owner\fP=\fIOWNER\fP
-所有権を設定します (スーパーユーザのみ)。
-.TP 
-\fB\-p\fP, \fB\-\-preserve\-timestamps\fP
-コピー先のファイルのアクセス時刻/修正時刻として対応する SOURCE の時刻を設定します。
-.TP 
-\fB\-s\fP, \fB\-\-strip\fP
-シンボルテーブルを削除 (strip) します。
-.TP 
-\fB\-\-strip\-program\fP=\fIPROGRAM\fP
-バイナリを strip する際に指定したプログラムを使用します。
-.TP 
-\fB\-S\fP, \fB\-\-suffix\fP=\fISUFFIX\fP
-通常のバックアップの接尾辞 (suffix) を上書きします。
-.TP 
-\fB\-t\fP, \fB\-\-target\-directory\fP=\fIDIRECTORY\fP
-SOURCE 引き数のすべてを DIRECTORY にコピーします。
-.TP 
-\fB\-T\fP, \fB\-\-no\-target\-directory\fP
-DEST を通常のファイルとして扱います。
-.TP 
-\fB\-v\fP, \fB\-\-verbose\fP
-ディレクトリを作成したときにその名前を表示します。
-.TP 
-\fB\-\-preserve\-context\fP
-SELinux のセキュリティコンテキストを保持します。
-.TP 
-\fB\-Z\fP, \fB\-\-context\fP=\fICONTEXT\fP
-ファイルとディレクトリの SELinux のセキュリティコンテキストを
-指定した値に設定します。
-.TP 
-\fB\-\-help\fP
-この使い方を表示して終了します。
-.TP 
-\fB\-\-version\fP
-バージョン情報を表示して終了します。
+長いオプションで必須となっている引数は短いオプションでも必須です。
+.TP
+\fB\-\-backup\fR[=\fI\,CONTROL\/\fR]
+コピー先にファイルが存在する場合は各ファイルのバック
+アップを作成する
+.HP
+\fB\-b\fR                  \fB\-\-backup\fR と同様だが引数を取ることができない
+.TP
+\fB\-c\fR
+(無視される)
+.TP
+\fB\-C\fR, \fB\-\-compare\fR
+コピー元とコピー先の組をそれぞれ比較する。それらが同じ
+場合はコピー先を変更しない
+.TP
+\fB\-d\fR, \fB\-\-directory\fR
+全ての引数をディレクトリとして扱う。指定したディレクトリ
+の構成要素を全て作成する
+.TP
+\fB\-D\fR
+DEST の指定で存在しないディレクトリがあればすべて作成する
+(但し DEST 自身は除く)。 \fB\-\-target\-directory\fR の場合は
+親ディレクトリも含めてすべてのディレクトリを作成する。
+その後、SOURCED から DEST へのコピーを行う。
+.TP
+\fB\-g\fR, \fB\-\-group\fR=\fI\,GROUP\/\fR
+グループ所有権を、プロセスの現在のグループではなく、
+GROUP に設定する
+.TP
+\fB\-m\fR, \fB\-\-mode\fR=\fI\,MODE\/\fR
+パーミッションを rwxr\-xr\-x ではなく MODE (chmod と同じ
+指定方法) に設定する
+.TP
+\fB\-o\fR, \fB\-\-owner\fR=\fI\,OWNER\/\fR
+所有権を設定する (スーパーユーザーのみ)
+.TP
+\fB\-p\fR, \fB\-\-preserve\-timestamps\fR
+DESTINATION ファイルのアクセス/更新時刻を
+SOURCE の時刻に設定する
+.TP
+\fB\-s\fR, \fB\-\-strip\fR
+シンボルテーブルを strip する
+.TP
+\fB\-\-strip\-program\fR=\fI\,PROGRAM\/\fR
+バイナリを strip する時に使用されるプログラム
+.TP
+\fB\-S\fR, \fB\-\-suffix\fR=\fI\,SUFFIX\/\fR
+バックアップ接尾子を SUFFIX にする
+.TP
+\fB\-t\fR, \fB\-\-target\-directory\fR=\fI\,DIRECTORY\/\fR
+全ての SOURCE 引数を DIRECTORY にコピーする
+.TP
+\fB\-T\fR, \fB\-\-no\-target\-directory\fR
+DEST を通常ファイルとして扱う
+.TP
+\fB\-v\fR, \fB\-\-verbose\fR
+ディレクトリを作成したときにその名前を表示する
+.TP
+\fB\-\-preserve\-context\fR
+SELinux セキュリティコンテキストを保持する
+.TP
+\fB\-Z\fR
+コピー先ファイルと作成されたディレクトリの
+SELinux セキュリティコンテキストを
+デフォルトタイプに設定する
+.TP
+\fB\-\-context\fR[=\fI\,CTX\/\fR]     \fB\-Z\fR と同様だが、 CTX が指定された場合は、
+SELinux や SMACK のセキュリティコンテキストを
+CTX に設定する
+.TP
+\fB\-\-help\fR
+使い方を表示して終了する
+.TP
+\fB\-\-version\fR
+バージョン情報を表示して終了する
 .PP
-\fB\-\-suffix\fP も環境変数 SIMPLE_BACKUP_SUFFIX も設定されていない場合、
-バックアップ接尾辞 (suffix) は '~' になります。
-.TP 
+\fB\-\-suffix\fR も環境変数 SIMPLE_BACKUP_SUFFIX も設定されていない場合、
+バックアップ接尾辞は '~' になります。
+バージョン管理方法は \fB\-\-backup\fR オプションや VERSION_CONTROL 環境変数で
+選択できます。以下の値を指定できます:
+.TP
 none, off
-(\fB\-\-backup\fP を指定した場合でも) バックアップを作成しません。
-.TP 
+バックアップを作成しない (\fB\-\-backup\fR を付けた時でも)
+.TP
 numbered, t
\95ªå\8f·ä»\98ã\81\8dã\81®ã\83\90ã\83\83ã\82¯ã\82¢ã\83\83ã\83\97ã\82\92ä½\9cæ\88\90ã\81\97ã\81¾ã\81\99ã\80\82
-.TP 
\95ªå\8f·ä»\98ã\81\8dã\83\90ã\83\83ã\82¯ã\82¢ã\83\83ã\83\97ã\82\92ä½\9cæ\88\90ã\81\99ã\82\8b
+.TP
 existing, nil
-番号付きのバックアップがある場合は番号付きのバックアップを作成します。
-そうでなければ単純なバックアップを行います。
-.TP 
+番号付きバックアップがあれば番号付き、
+.IP
+そうでなければ、simple で作成する
+.TP
 simple, never
-常に単純なバックアップを行います。
+常に簡易バックアップを作成
+.PP
+GNU coreutils のオンラインヘルプ: <https://www.gnu.org/software/coreutils/>
+翻訳に関するバグは <https://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
+詳細な文書 <https://www.gnu.org/software/coreutils/install>
+(ローカルでは info '(coreutils) install invocation' で参照可能)。
 .SH 作者
-David MacKenzie が作成しました。
-.SH バグ報告
-install のバグは bug\-coreutils@gnu.org に報告してください。
-.br
-GNU coreutils のホームページは <http://www.gnu.org/software/coreutils/> です。
-.br
-GNU ソフトウェアを使用するための一般的なヘルプは
-<http://www.gnu.org/gethelp/> にあります。
-.br
-install の翻訳のバグは <http://translationproject.org/team/> に報告してください。
+作者 David MacKenzie。
 .SH 著作権
-Copyright \(co 2012 Free Software Foundation, Inc.  License GPLv3+: GNU GPL
-version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
+Copyright \(co 2020 Free Software Foundation, Inc.
+ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>.
 .br
-This is free software: you are free to change and redistribute it.  There is
-NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
+This is free software: you are free to change and redistribute it.
+There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
 .SH 関連項目
-\fBinstall\fP の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして用意されています。
-\fBinfo\fP と \fBinstall\fP のプログラムがお使いの環境に適切にインストールされているならば、
-コマンド
+.B install
+の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
+.B info
+および
+.B install
+のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
 .IP
-\fBinfo coreutils \(aqinstall invocation\(aq\fP
+.B info install
 .PP
-を実行すると、完全なマニュアルを読むことができるはずです
+を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ