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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / acct.2
index 4576985..97e8300 100644 (file)
 .\" Modified 1998-11-04 by Tigran Aivazian <tigran@sco.com>
 .\" Modified 2004-05-27, 2004-06-17, 2004-06-23 by Michael Kerrisk
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HANATAKA Shinya
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated 1997-02-22, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
-.\" Modified 1998-11-30, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
-.\" Updated and Modified 2001-06-02, Yuichi SATO <ysato@h4.dion.ne.jp>
-.\" Updated and Modified 2001-10-15, Yuichi SATO
-.\" Updated and Modified 2004-12-28, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
-.\" Updated 2008-08-04, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\"WORD:       account                 アカウント
-.\"WORD:       process                 プロセス
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.TH ACCT 2 2008-06-16 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH ACCT 2 2008\-06\-16 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 acct \- プロセス・アカウントのオンとオフを切り換える
 .SH 書式
 .ad l
 .nf
-.B #include <unistd.h>
+\fB#include <unistd.h>\fP
 .sp
-.BI "int acct(const char *" filename );
+\fBint acct(const char *\fP\fIfilename\fP\fB);\fP
 .fi
 .ad b
 .sp
 .in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参照):
 .in
 .sp
-.BR acct ():
-_BSD_SOURCE || (_XOPEN_SOURCE && _XOPEN_SOURCE\ <\ 500)
+\fBacct\fP(): _BSD_SOURCE || (_XOPEN_SOURCE && _XOPEN_SOURCE\ <\ 500)
 .SH 説明
-.BR acct ()
-システムコールは、プロセス・アカウントの有効・無効を切り替える。
-既存のファイルの名前を引き数に指定して呼び出されたら、
-アカウント (account) が有効になり、
-終了したプロセスの記録が \fIfilename\fP に追記される。
-NULL を引き数として呼び出されたらアカウントをオフにする。
+\fBacct\fP()  システムコールは、プロセス・アカウントの有効・無効を切り替える。 既存のファイルの名前を引き数に指定して呼び出されたら、
+アカウント (account) が有効になり、 終了したプロセスの記録が \fIfilename\fP に追記される。 NULL
+を引き数として呼び出されたらアカウントをオフにする。
 .SH 返り値
-成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、
-.I errno
-が適切に設定される。
+成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
 .SH エラー
-.TP
-.B EACCES
-指定したファイルへの書き込み許可がなく、書き込みが拒否された。
-.TP
-.B EACCES
-指定したファイルへの書き込み許可がなく、書き込みが拒否された。
-または
-.I filename
-のディレクトリ部分の何れかのディレクトリに検索許可がなく拒否された
-.RB ( path_resolution (7)
-も参照すること)。
-または
-.I filename
-が通常 (regular) のファイルでない。
-.TP
-.B EFAULT
-アクセスできるアドレス空間の外を
-.I filename
-が指している。
-.TP
-.B EIO
-.I filename
-への書き込みにエラーが発生した。
-.TP
-.B EISDIR
-.I filename
-がディレクトリである。
-.TP
-.B ELOOP
-.I filename
-の実体にたどり着くまでのシンボリックリンクの数が多すぎる。
-.TP
-.B ENAMETOOLONG
-.I filename
-が長すぎる。
-.TP
-.B ENFILE
+.TP 
+\fBEACCES\fP
+指定したファイルへの書き込み許可がなく、書き込みが拒否された。 または \fIfilename\fP
+のディレクトリ部分の何れかのディレクトリに検索許可がなく拒否された (\fBpath_resolution\fP(7)  も参照すること)。 または
+\fIfilename\fP が通常 (regular) のファイルでない。
+.TP 
+\fBEFAULT\fP
+アクセスできるアドレス空間の外を \fIfilename\fP が指している。
+.TP 
+\fBEIO\fP
+\fIfilename\fP への書き込みにエラーが発生した。
+.TP 
+\fBEISDIR\fP
+\fIfilename\fP がディレクトリである。
+.TP 
+\fBELOOP\fP
+\fIfilename\fP の実体にたどり着くまでのシンボリックリンクの数が多すぎる。
+.TP 
+\fBENAMETOOLONG\fP
+\fIfilename\fP が長すぎる。
+.TP 
+\fBENFILE\fP
 オープンされたファイルの総数がシステム制限に達した。
-.TP
-.B ENOENT
+.TP 
+\fBENOENT\fP
 指定されたファイルが存在しない。
-.TP
-.B ENOMEM
-メモリが足りない。
-.TP
-.B ENOSYS
-カーネルをコンパイルした時に BSD プロセス・アカウントが有効になっていない。
-この機能はカーネルのコンフィグの
-.B CONFIG_BSD_PROCESS_ACCT
-パラメータによって制御される。
-.TP
-.B ENOTDIR
-.I filename
-の中でディレクトリして扱われている要素が、
-実際はディレクトリでない。
-.TP
-.B EPERM
-呼び出したプロセスにはプロセス・アカウントを有効にするのに十分な特権がない。
-Linux では
-.B CAP_SYS_PACCT
-ケーパビリティ (capability) が必要である。
-.TP
-.B EROFS
-読み込みだけのファイルシステム上のファイルを
-.I filename
-が参照している。
-.TP
-.B EUSERS
+.TP 
+\fBENOMEM\fP
+メモリ不足。
+.TP 
+\fBENOSYS\fP
+カーネルをコンパイルした時に BSD プロセス・アカウントが有効になっていない。 この機能はカーネルのコンフィグの
+\fBCONFIG_BSD_PROCESS_ACCT\fP パラメータによって制御される。
+.TP 
+\fBENOTDIR\fP
+\fIfilename\fP の中でディレクトリして扱われている要素が、 実際はディレクトリでない。
+.TP 
+\fBEPERM\fP
+呼び出したプロセスにはプロセス・アカウントを有効にするのに十分な特権がない。 Linux では \fBCAP_SYS_PACCT\fP ケーパビリティ
+(capability) が必要である。
+.TP 
+\fBEROFS\fP
+読み込みだけのファイルシステム上のファイルを \fIfilename\fP が参照している。
+.TP 
+\fBEUSERS\fP
 使用可能なファイル構造体がないか、メモリが足りない。
 .SH 準拠
+.\" SVr4 documents an EBUSY error condition, but no EISDIR or ENOSYS.
+.\" Also AIX and HP-UX document EBUSY (attempt is made
+.\" to enable accounting when it is already enabled), as does Solaris
+.\" (attempt is made to enable accounting using the same file that is
+.\" currently being used).
 SVr4, 4.3BSD (POSIX ではない)。
-.\" SVr4 には EBUSY エラーが記述されているが、EISDIR, ENOSYS はない。
-.\" AIX と HPUX には、EBUSY について「すでにアカウントが有効にされている場合に、
-.\" さらに有効にしようとした」という記述がある。
-.\" これは Solaris における「現在、アカウントに使われているファイルと
-.\" 同じファイルでアカウントを有効にしようとした」という記述と同じである。
 .SH 注意
-システムがクラッシュした時に実行中だったプログラムのアカウントは生成されない。
-特に、終了しないプログラムがアカウントされることはない。
+システムがクラッシュした時に実行中だったプログラムのアカウントは生成されない。 特に、終了しないプログラムがアカウントされることはない。
 
-アカウント用ファイルに書き込まれるレコードの構造体については
-.BR acct (5)
-に説明がある。
+アカウント用ファイルに書き込まれるレコードの構造体については \fBacct\fP(5)  に説明がある。
 .SH 関連項目
-.BR acct (5)
+\fBacct\fP(5)