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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / msync.2
index 4b3843f..0b8079e 100644 (file)
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-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HANATAKA Shinya
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-.\"         by HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
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-.\"         by Suzuki Takashi.
-.\" Updated 2007-01-01 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\"WORD: in-core                メモリ上の
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-.TH MSYNC 2 2008-04-22 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH MSYNC 2 2008\-04\-22 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 msync \- ファイルをマップしたメモリと同期させる
 .SH 書式
-.B #include <sys/mman.h>
+\fB#include <sys/mman.h>\fP
 .sp
-.BI "int msync(void *" addr ", size_t " length ", int " flags );
+\fBint msync(void *\fP\fIaddr\fP\fB, size_t \fP\fIlength\fP\fB, int \fP\fIflags\fP\fB);\fP
 .SH 説明
-.BR msync ()
-は
-.BR mmap (2)
-を使ってメモリにマップされたファイルの、
-メモリ上のコピーになされた変更をディスクに反映させる。
-この関数を使用しないと、
-.BR munmap (2)
-が呼び出されるまで変更が書き戻される保証はない。
-より正確には、ファイルのうち
-.I addr
-から始まり長さ
-.I length
-のメモリ領域に対応する部分が更新される。
+\fBmsync\fP()  は \fBmmap\fP(2)  を使ってメモリにマップされたファイルの、 メモリ上のコピーになされた変更をディスクに反映させる。
+この関数を使用しないと、 \fBmunmap\fP(2)  が呼び出されるまで変更が書き戻される保証はない。 より正確には、ファイルのうち \fIaddr\fP
+から始まり長さ \fIlength\fP のメモリ領域に対応する部分が更新される。
 
-.I flags
-引数にはビット
-.BR MS_ASYNC ,
-.BR MS_SYNC ,
-.B MS_INVALIDATE
-を設定することができるが、
-.B MS_ASYNC
-と
-.B MS_SYNC
-を同時に指定することはできない。
-.B MS_ASYNC
-は更新を予定に組み込むことを表し、呼び出しは直ちに返る。
-.B MS_SYNC
-は更新を要求し、更新が完了するまで待つ。
-.B MS_INVALIDATE
-は(たった今書き込んだ新しい値でマッピングを更新することができるように)
+\fIflags\fP 引数にはビット \fBMS_ASYNC\fP, \fBMS_SYNC\fP, \fBMS_INVALIDATE\fP を設定することができるが、
+\fBMS_ASYNC\fP と \fBMS_SYNC\fP を同時に指定することはできない。 \fBMS_ASYNC\fP
+は更新を予定に組み込むことを表し、呼び出しは直ちに返る。 \fBMS_SYNC\fP は更新を要求し、更新が完了するまで待つ。
+\fBMS_INVALIDATE\fP は(たった今書き込んだ新しい値でマッピングを更新することができるように)
 同じファイルに対する他のマッピングを無効にすることを要求する。
 .SH 返り値
-成功した場合、 0 が返る。エラーの場合、 \-1 が返り、
-.I errno
-が適切に設定される。
+成功した場合、 0 が返る。エラーの場合、 \-1 が返り、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
 .SH エラー
-.TP
-.B EBUSY
-I flags
-に
-.B MS_INVALIDATE
-が指定されたが、指定されたアドレス範囲にロックが存在する。
-.TP
-.B EINVAL
-.I addr
-が PAGESIZE の倍数でない。または、
-.I flags
-に
-.BR MS_ASYNC 、 MS_INVALIDATE 、 MS_SYNC
-以外のビットが設定された。
-または、
-.I flags
-に
-.B MS_SYNC
-と
-.B MS_ASYNC
-の両方が設定された。
-.TP
-.B ENOMEM
+.TP 
+\fBEBUSY\fP
+I flags に \fBMS_INVALIDATE\fP が指定されたが、指定されたアドレス範囲にロックが存在する。
+.TP 
+\fBEINVAL\fP
+\fIaddr\fP が PAGESIZE の倍数でない。または、 \fIflags\fP に
+\fBMS_ASYNC\fP、\fBMS_INVALIDATE\fP、\fBMS_SYNC\fP 以外のビットが設定された。 または、 \fIflags\fP に
+\fBMS_SYNC\fP と \fBMS_ASYNC\fP の両方が設定された。
+.TP 
+\fBENOMEM\fP
 指定されたメモリ (またはその一部) がマップされていない。
 .SH 準拠
-POSIX.1-2001.
+POSIX.1\-2001.
 
-この関数は Linux 1.3.21 で導入されたが、
-.B ENOMEM
-ではなく
-.B EFAULT
-が使われていた。
-これは Linux 2.4.19 で POSIX における値
-.B ENOMEM
-に変更された。
+この関数は Linux 1.3.21 で導入されたが、 \fBENOMEM\fP ではなく \fBEFAULT\fP が使われていた。 これは Linux
+2.4.19 で POSIX における値 \fBENOMEM\fP に変更された。
 .SH 可用性
-.BR msync ()
-が使用可能な POSIX システムでは
-.B _POSIX_MAPPED_FILES
-と
-.B _POSIX_SYNCHRONIZED_IO
-の両方が \fI<unistd.h>\fP で 0 より大きい値に定義される。
-.RB ( sysconf (3)
-を参照すること。 )
-.\" POSIX.1-2001: これらの値は -1 または 0 または 200112L と定義される。
-.\" -1 は使用不可能、 0 は sysconf() に問い合わせる
-.\" glibc では 1 と定義している。
+.\" POSIX.1-2001: It shall be defined to -1 or 0 or 200112L.
+.\" -1: unavailable, 0: ask using sysconf().
+.\" glibc defines them to 1.
+\fBmsync\fP()  が使用可能な POSIX システムでは \fB_POSIX_MAPPED_FILES\fP と
+\fB_POSIX_SYNCHRONIZED_IO\fP の両方が \fI<unistd.h>\fP で 0 より大きい値に定義される。
+(\fBsysconf\fP(3)  を参照すること。 )
 .SH 関連項目
-.BR mmap (2)
+\fBmmap\fP(2)
 .br
-B.O. Gallmeister, POSIX.4, O'Reilly, pp. 128-129 and 389-391.
+B.O. Gallmeister, POSIX.4, O'Reilly, pp. 128\-129 and 389\-391.