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-.\" Japanese Version Copyright (c) 2006 Yuichi SATO
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-.TH RENAMEAT 2 2009-12-13 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
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+.\"*******************************************************************
+.TH RENAMEAT 2 2009\-12\-13 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
renameat \- ディレクトリファイルディスクリプタから相対的な位置にあるファイルの名前を変更する
.SH 書式
.nf
-.B #include <fcntl.h> /* AT_* 定数の定義 */
-.B #include <stdio.h>
+\fB#include <fcntl.h> /* AT_* 定数の定義 */\fP
+\fB#include <stdio.h>\fP
.sp
-.BI "int renameat(int " olddirfd ", const char *" oldpath ,
-.BI " int " newdirfd ", const char *" newpath );
+\fBint renameat(int \fP\fIolddirfd\fP\fB, const char *\fP\fIoldpath\fP\fB,\fP
+\fB int \fP\fInewdirfd\fP\fB, const char *\fP\fInewpath\fP\fB);\fP
.fi
.sp
.in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照):
.in
.sp
-.BR renameat ():
+\fBrenameat\fP():
.PD 0
.ad l
.RS 4
-.TP 4
+.TP 4
glibc 2.10 以降:
_XOPEN_SOURCE\ >=\ 700 || _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200809L
-.TP
+.TP
glibc 2.10 より前:
_ATFILE_SOURCE
.RE
.ad
.PD
.SH 説明
-.BR renameat ()
-システムコールは、この man ページで説明している違いがある以外は、
-.BR rename (2)
+\fBrenameat\fP() システムコールは、この man ページで説明している違いがある以外は、 \fBrename\fP(2)
と全く同じように動作する。
-.I oldpath
-で指定されるパス名が相対パスである場合、
-ファイルディスクリプタ
-.I olddirfd
-で参照されるディレクトリからの相対パス名として解釈される
-.RB ( rename (2)
-では、相対パスは呼び出し元プロセスのカレントワーキングディレクトリからの
-相対パスとなる)。
+\fIoldpath\fP で指定されるパス名が相対パスである場合、 ファイルディスクリプタ \fIolddirfd\fP
+で参照されるディレクトリからの相対パス名として解釈される (\fBrename\fP(2)
+では、相対パスは呼び出し元プロセスのカレントワーキングディレクトリからの 相対パスとなる)。
-.I oldpath
-が相対パスであり、かつ
-.I olddirfd
-が特別な値
-.B AT_FDCWD
-である場合、
-.I oldpath
-は
-.RB ( rename (2)
-と同じように) 呼び出し元プロセスの
-カレントワーキングディレクトリからの相対パス名として解釈される。
+\fIoldpath\fP が相対パスであり、かつ \fIolddirfd\fP が特別な値 \fBAT_FDCWD\fP である場合、 \fIoldpath\fP は
+(\fBrename\fP(2) と同じように) 呼び出し元プロセスの カレントワーキングディレクトリからの相対パス名として解釈される。
-.I oldpath
-が絶対パスである場合、
-.I olddirfd
-は無視される。
+\fIoldpath\fP が絶対パスである場合、 \fIolddirfd\fP は無視される。
-.I newpath
-の解釈は
-.I oldpath
-と同様であるが、
-相対パス名はファイルディスクリプタ
-.I newdirfd
+\fInewpath\fP の解釈は \fIoldpath\fP と同様であるが、 相対パス名はファイルディスクリプタ \fInewdirfd\fP
で参照されるディレクトリからの相対パス名として解釈される。
.SH 返り値
-成功した場合、
-.BR renameat ()
-は 0 を返す。
-エラーの場合、\-1 が返されて、
-.I errno
-にはエラーを示す値が設定される。
+成功した場合、 \fBrenameat\fP() は 0 を返す。 エラーの場合、\-1 が返されて、 \fIerrno\fP にはエラーを示す値が設定される。
.SH エラー
-.BR rename (2)
-と同じエラーが
-.BR renameat ()
-でも起こる。
-.BR renameat ()
+\fBrename\fP(2) と同じエラーが \fBrenameat\fP() でも起こる。 \fBrenameat\fP()
では、その他に以下のエラーが起こる:
-.TP
-.B EBADF
-.I olddirfd
-または
-.I newdirfd
-が有効なファイルディスクリプタでない。
-.TP
-.B ENOTDIR
-.I oldpath
-が相対パスで、かつ
-.I olddirfd
-がディレクトリ以外のファイルを参照するファイルディスクリプタである。
-または
-.I newpath
-と
-.I newdirfd
-について、同様のことが起きている。
+.TP
+\fBEBADF\fP
+\fIolddirfd\fP または \fInewdirfd\fP が有効なファイルディスクリプタでない。
+.TP
+\fBENOTDIR\fP
+\fIoldpath\fP が相対パスで、かつ \fIolddirfd\fP がディレクトリ以外のファイルを参照するファイルディスクリプタである。 または
+\fInewpath\fP と \fInewdirfd\fP について、同様のことが起きている。
.SH バージョン
-.BR renameat ()
-は Linux カーネル 2.6.16 で追加された。
+\fBrenameat\fP() は Linux カーネル 2.6.16 で追加された。
.SH 準拠
-POSIX.1-2008.
+POSIX.1\-2008.
.SH 注意
-.BR renameat ()
-が必要な理由については、
-.BR openat (2)
-を参照すること。
+\fBrenameat\fP() が必要な理由については、 \fBopenat\fP(2) を参照すること。
.SH 関連項目
-.BR openat (2),
-.BR rename (2),
-.BR path_resolution (7)
+\fBopenat\fP(2), \fBrename\fP(2), \fBpath_resolution\fP(7)