OSDN Git Service

(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / fpathconf.3
index a3255e7..57caf85 100644 (file)
 .\" the source, must acknowledge the copyright and authors of this work.
 .\" License.
 .\" Modified Wed Jul 28 11:12:26 1993 by Rik Faith (faith@cs.unc.edu)
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1998 NAKANO Takeo all rights reserved.
-.\" Translated Fri Mar 20 1998 by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.TH FPATHCONF 3  1993-04-04 "GNU" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH FPATHCONF 3 1993\-04\-04 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 fpathconf, pathconf \- ファイルの設定値を取得する
 .SH 書式
 .nf
-.B #include <unistd.h>
+\fB#include <unistd.h>\fP
 .sp
-.BI "long fpathconf(int " fd ", int " name );
+\fBlong fpathconf(int \fP\fIfd\fP\fB, int \fP\fIname\fP\fB);\fP
 .br
-.BI "long pathconf(char *" path ", int " name );
+\fBlong pathconf(char *\fP\fIpath\fP\fB, int \fP\fIname\fP\fB);\fP
 .fi
 .SH 説明
-.BR fpathconf ()
-はオープンされているファイルデスクリプター
-.I fd
-に対して設定されているオプション
-.I name
+\fBfpathconf\fP()  はオープンされているファイルデスクリプター \fIfd\fP に対して設定されているオプション \fIname\fP
 の値を取得する。
 .PP
-.BR pathconf ()
-はファイル名
-.I path
-に対して設定されているオプション
-.I name
-の値を取得する。
+\fBpathconf\fP()  はファイル名 \fIpath\fP に対して設定されているオプション \fIname\fP の値を取得する。
 .PP
-対応するマクロのうち
-.I <unistd.h>
-で定義されているものは最小値である。アプリケーションによってはこれらの
-値を変更してより有利な動作を行おうとするものがある。この場合でも
-.BR fpathconf ()
-または
-.BR pathconf ()
+対応するマクロのうち \fI<unistd.h>\fP で定義されているものは最小値である。アプリケーションによってはこれらの
+値を変更してより有利な動作を行おうとするものがある。この場合でも \fBfpathconf\fP()  または \fBpathconf\fP()
 は呼び出すことができる。この場合はより大きな値が返ることになろう。
 .PP
-.I name
-を以下の定数のどれかにすると、対応する設定オプションが返される。
-.TP
-.B _PC_LINK_MAX
-ファイルへのリンクの最大数を返す。
-.I fd
-または
-.I path
-がディレクトリの場合は、この値はディレクトリ全体に適用される。対応する
-マクロは
-.B _POSIX_LINK_MAX
-である。
-.TP
-.B _PC_MAX_CANON
-フォーマット付き入力行の最大長を返す。このとき
-.I fd
-または
-.I path
-は端末を参照していなければならない。
-対応するマクロは
-.B _POSIX_MAX_CANON
-である。
-.TP
-.B _PC_MAX_INPUT
-入力行の最大長を返す。このとき
-.I fd
-または
-.I path
-は端末を参照していなければならない。
-対応するマクロは
-.B _POSIX_MAX_INPUT
-である。
-.TP
-.B _PC_NAME_MAX
-ディレクトリ
-.I path
-または
-.I fd
-内に、そのプロセスが作成することができるファイル名の最大長を返す。
-対応するマクロは
-.B _POSIX_NAME_MAX
-である。
-.TP
-.B _PC_PATH_MAX
-.I path
-または
-.I fd
-がカレントディレクトリの場合、相対パス名の最大長を返す。
-対応するマクロは
-.B _POSIX_PATH_MAX
-である。
-.TP
-.B _PC_PIPE_BUF
-パイプ (pipe) バッファのサイズを返す。このとき
-.I fd
-はパイプか FIFO を参照していなければならず、
-.I path
-は FIFO を参照していなければならない。
-対応するマクロは
-.B _POSIX_PIPE_BUF
-である。
-.TP
-.B _PC_CHOWN_RESTRICTED
-このファイルに対する
-.BR chown (2)
-の呼び出しが許されていない場合には 0 以外の値を返す。
-.I fd
-または
-.I path
-がディレクトリを参照している場合は、この制限はそのディレクトリのすべて
-のファイルに適用される。
-対応するマクロは
-.B _POSIX_CHOWN_RESTRICTED
-である。
-.TP
-.B _PC_NO_TRUNC
-アクセス中のファイル名が
-.B _POSIX_NAME_MAX
-よりも長く、エラーとなる場合には 0 以外の値を返す。
-対応するマクロは
-.B _POSIX_NAME_MAX
+\fIname\fP を以下の定数のどれかにすると、対応する設定オプションが返される。
+.TP 
+\fB_PC_LINK_MAX\fP
+ファイルへのリンクの最大数を返す。 \fIfd\fP または \fIpath\fP がディレクトリの場合は、この値はディレクトリ全体に適用される。対応する マクロは
+\fB_POSIX_LINK_MAX\fP である。
+.TP 
+\fB_PC_MAX_CANON\fP
+フォーマット付き入力行の最大長を返す。このとき \fIfd\fP または \fIpath\fP は端末を参照していなければならない。 対応するマクロは
+\fB_POSIX_MAX_CANON\fP である。
+.TP 
+\fB_PC_MAX_INPUT\fP
+入力行の最大長を返す。このとき \fIfd\fP または \fIpath\fP は端末を参照していなければならない。 対応するマクロは
+\fB_POSIX_MAX_INPUT\fP である。
+.TP 
+\fB_PC_NAME_MAX\fP
+ディレクトリ \fIpath\fP または \fIfd\fP 内に、そのプロセスが作成することができるファイル名の最大長を返す。 対応するマクロは
+\fB_POSIX_NAME_MAX\fP である。
+.TP 
+\fB_PC_PATH_MAX\fP
+\fIpath\fP または \fIfd\fP がカレントディレクトリの場合、相対パス名の最大長を返す。 対応するマクロは \fB_POSIX_PATH_MAX\fP
 である。
-.TP
-.B _PC_VDISABLE
-特殊文字 (special character) の処理が許されていない場合は 0 以外の値を
-返す。このとき
-.I fd
-または
-.I path
+.TP 
+\fB_PC_PIPE_BUF\fP
+パイプ (pipe) バッファのサイズを返す。このとき \fIfd\fP はパイプか FIFO を参照していなければならず、 \fIpath\fP は FIFO
+を参照していなければならない。 対応するマクロは \fB_POSIX_PIPE_BUF\fP である。
+.TP 
+\fB_PC_CHOWN_RESTRICTED\fP
+このファイルに対する \fBchown\fP(2)  の呼び出しが許されていない場合には 0 以外の値を返す。 \fIfd\fP または \fIpath\fP
+がディレクトリを参照している場合は、この制限はそのディレクトリのすべて のファイルに適用される。 対応するマクロは
+\fB_POSIX_CHOWN_RESTRICTED\fP である。
+.TP 
+\fB_PC_NO_TRUNC\fP
+アクセス中のファイル名が \fB_POSIX_NAME_MAX\fP よりも長く、エラーとなる場合には 0 以外の値を返す。 対応するマクロは
+\fB_POSIX_NAME_MAX\fP である。
+.TP 
+\fB_PC_VDISABLE\fP
+特殊文字 (special character) の処理が許されていない場合は 0 以外の値を 返す。このとき \fIfd\fP または \fIpath\fP
 は端末を参照していなければならない。
 .SH 返り値
-(存在していれば) 制限値が返される。要求されたリソースへのシステムの制
-限が存在していなければ \-1 が返され、
-.I errno
-は変更されない。エラーが起こった場合には \-1 が返され、
-.I errno
-がエラーに対応した値に設定される。
+(存在していれば) 制限値が返される。要求されたリソースへのシステムの制 限が存在していなければ \-1 が返され、 \fIerrno\fP
+は変更されない。エラーが起こった場合には \-1 が返され、 \fIerrno\fP がエラーに対応した値に設定される。
 .SH 準拠
-POSIX.1-2001.
+POSIX.1\-2001.
 .SH 注意
-.I name
-に
-.B _PC_NAME_MAX
-を入れて返された値よりも長いファイル名を持つファイルが、与えられたディ
+\fIname\fP に \fB_PC_NAME_MAX\fP を入れて返された値よりも長いファイル名を持つファイルが、与えられたディ
 レクトリに存在するかもしれない。
 .PP
-返り値は非常に大きな値になることもある。メモリーの割り当て用の値には大
-きすぎて適さないかも知れない。
+いくつかの返り値はとても大きくなることがある。これらを使って メモリの割り当てを行うのは適当ではない。
 .SH 関連項目
-.BR getconf (1),
-.BR open (2),
-.BR statfs (2),
-.BR sysconf (3)
+\fBgetconf\fP(1), \fBopen\fP(2), \fBstatfs\fP(2), \fBsysconf\fP(3)