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-.\" Japanese Version Copyright (c) 2006 Yuichi SATO
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-.TH SOCKATMARK 3 2008-12-03 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
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+.\"*******************************************************************
+.TH SOCKATMARK 3 2008\-12\-03 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
-sockatmark \- どのソケットに帯域外 (out-of-band) マークが付けられているかを調べる
+sockatmark \- どのソケットに帯域外 (out\-of\-band) マークが付けられているかを調べる
.SH 書式
-.B #include <sys/socket.h>
+\fB#include <sys/socket.h>\fP
.sp
-.BI "int sockatmark(int " sockfd );
+\fBint sockatmark(int \fP\fIsockfd\fP\fB);\fP
.sp
.in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照):
.in
.sp
.ad l
-.BR sockatmark ():
-_POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200112L || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 600
+\fBsockatmark\fP(): _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200112L || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 600
.ad b
.SH 説明
-.BR sockatmark ()
-はファイルディスクリプタ
-.I sockfd
-で参照されるソケットに帯域外マークが付けられているか否かを返す。
-ソケットにマークが付けられている場合は、1 が返される。
-ソケットにマークが付けられていない場合は、0 が返される。
+\fBsockatmark\fP() はファイルディスクリプタ \fIsockfd\fP で参照されるソケットに帯域外マークが付けられているか否かを返す。
+ソケットにマークが付けられている場合は、1 が返される。 ソケットにマークが付けられていない場合は、0 が返される。
この関数は帯域外マークを削除しない。
.SH 返り値
-.BR sockatmark ()
-の呼び出しが成功した場合、ソケットに帯域外マークが
-付けられていれば 1 を返し、付けられていなければ 0 を返す。
+\fBsockatmark\fP() の呼び出しが成功した場合、ソケットに帯域外マークが 付けられていれば 1 を返し、付けられていなければ 0 を返す。
エラーの場合は \-1 が返され、エラーを表す \fIerrno\fP が設定される。
.SH エラー
-.TP
-.B EBADF
-.I sockfd
-が有効なファイルディスクリプタでない。
-.TP
-.B EINVAL
+.TP
+\fBEBADF\fP
+\fIsockfd\fP が有効なファイルディスクリプタでない。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
.\" POSIX.1 says ENOTTY for this case
-.I sockfd
-は
-.BR sockatmark ()
-が適用できないファイルディスクリプタである。
+\fIsockfd\fP は \fBsockatmark\fP() が適用できないファイルディスクリプタである。
.SH バージョン
-.BR sockatmark ()
-は glibc バージョン 2.2.4 で追加された。
+\fBsockatmark\fP() は glibc バージョン 2.2.4 で追加された。
.SH 準拠
-POSIX.1-2001.
+POSIX.1\-2001.
.SH 注意
-.BR sockatmark ()
-が 1 を返す場合、帯域外データは
-.B MSG_OOB
-を指定した
-.BR recv (2)
-で読み込むことができる。
+\fBsockatmark\fP() が 1 を返す場合、帯域外データは \fBMSG_OOB\fP を指定した \fBrecv\fP(2) で読み込むことができる。
-帯域外データは、いくつかのストリームソケットプロトコルでしか
-サポートされていない。
+帯域外データは、いくつかのストリームソケットプロトコルでしか サポートされていない。
-.BR sockatmark ()
-は
-.B SIGURG
-シグナルのハンドラから安全に呼び出すことができる。
+\fBsockatmark\fP() は \fBSIGURG\fP シグナルのハンドラから安全に呼び出すことができる。
-.BR sockatmark ()
-は
-.B SIOCATMARK
-.BR ioctl (2)
-操作を使って実装されている。
+\fBsockatmark\fP() は \fBSIOCATMARK\fP \fBioctl\fP(2) 操作を使って実装されている。
.SH バグ
-glibc 2.4 より前のバージョンでは、
-.BR sockatmark ()
-は動作しない。
+glibc 2.4 より前のバージョンでは、 \fBsockatmark\fP() は動作しない。
.SH 例
-以下のコードは、
-.B SIGURG
-シグナルを受け取った後にマークまでの全てのデータを読み込んで (破棄し)、
+以下のコードは、 \fBSIGURG\fP シグナルを受け取った後にマークまでの全てのデータを読み込んで (破棄し)、
マークされたデータのバイトを読み込むのに使用できる。
.nf
}
.fi
.SH 関連項目
-.BR fcntl (2),
-.BR recv (2),
-.BR send (2),
-.BR tcp (7)
+\fBfcntl\fP(2), \fBrecv\fP(2), \fBsend\fP(2), \fBtcp\fP(7)