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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / draft / man3 / fwide.3
1 .\" Copyright (c) Bruno Haible <haible@clisp.cons.org>
2 .\"
3 .\" %%%LICENSE_START(GPLv2+_DOC_ONEPARA)
4 .\" This is free documentation; you can redistribute it and/or
5 .\" modify it under the terms of the GNU General Public License as
6 .\" published by the Free Software Foundation; either version 2 of
7 .\" the License, or (at your option) any later version.
8 .\" %%%LICENSE_END
9 .\"
10 .\" References consulted:
11 .\"   GNU glibc-2 source code and manual
12 .\"   Dinkumware C library reference http://www.dinkumware.com/
13 .\"   OpenGroup's Single UNIX specification http://www.UNIX-systems.org/online.html
14 .\"   ISO/IEC 9899:1999
15 .\"
16 .\"*******************************************************************
17 .\"
18 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
19 .\"
20 .\"*******************************************************************
21 .TH FWIDE 3 2011\-09\-17 GNU "Linux Programmer's Manual"
22 .SH 名前
23 fwide \- FILE ストリームの入出力単位を設定または取得する
24 .SH 書式
25 .nf
26 \fB#include <wchar.h>\fP
27 .sp
28 \fBint fwide(FILE *\fP\fIstream\fP\fB, int \fP\fImode\fP\fB);\fP
29 .fi
30 .sp
31 .in -4n
32 glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参照):
33 .in
34 .ad l
35 .sp
36 \fBfwide\fP():
37 .RS 4
38 _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 || _ISOC99_SOURCE ||
39 .br
40 _ISOC95_SOURCE /* Since glibc 2.12 */ ||
41 .br
42 _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200112L;
43 .br
44 or \fIcc\ \-std=c99\fP
45 .RE
46 .ad
47 .SH 説明
48 \fImode\fP がゼロならば \fBfwide\fP()  関数は \fIstream\fP の現在の 入出力単位を決定して返す。\fIstream\fP
49 がワイド文字単位のとき、 すなわちワイド文字 I/O は許されてバイト (char) I/O は許されていない ときには、正の値を返す。
50 \fIstream\fP がバイト単位のとき、すなわちバイト I/O は許されて ワイド文字 I/O は許されていないときには、負の値を返す。
51 \fIstream\fP の入出力単位がまだ決定されていない場合にはゼロが返される。 この場合には次の I/O 操作によって入出力単位が変更される (バイト
52 I/O 操作の場合にはバイト単位に、ワイド文字 I/O 操作の場合には ワイド文字単位になる)。
53 .PP
54 一度ストリームの入出力単位が決まると、変更することはできず、 ストリームがクローズ (close) されるまで保持される。
55 .PP
56 \fImode\fP がゼロでない場合には \fBfwide\fP()  関数は最初に \fIstream\fP の入出力単位を設定しようとする (\fImode\fP が 0
57 より大きい場合にはワイド文字単位に、 \fImode\fP が 0 より小さい場合にはバイト単位に設定しようとする)。
58 そして上記と同様に現在の入出力単位を返す。
59 .SH 返り値
60 \fBfwide\fP()  関数はストリームの入出力単位の設定を試みた後にその値を返す。 正の返り値はワイド文字単位を、負の返り値はバイト単位を意味する。
61 返り値が 0 ならば未決定を意味する。
62 .SH 準拠
63 C99, POSIX.1\-2001.
64 .SH 注意
65 バイト単位のストリームにワイド文字を出力にするには \fBfprintf\fP(3)  関数の \fB%lc\fP 変換や \fB%ls\fP
66 変換を使用することができる。
67 .PP
68 ワイド文字単位のストリームにバイト単位の出力を行うには \fBfwprintf\fP(3)  関数の \fB%c\fP 変換や \fB%s\fP
69 変換を使用することができる。
70 .SH 関連項目
71 \fBfprintf\fP(3), \fBfwprintf\fP(3)
72 .SH この文書について
73 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部
74 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
75 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。