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18 .TH GETTTYENT 3 2013\-07\-22 GNU "Linux Programmer's Manual"
20 getttyent, getttynam, setttyent, endttyent \- ttys ファイルのエントリを取得する
22 \fB#include <ttyent.h>\fP
24 \fBstruct ttyent *getttyent(void);\fP
26 \fBstruct ttyent *getttynam(const char *\fP\fIname\fP\fB);\fP
28 \fBint setttyent(void);\fP
30 \fBint endttyent(void);\fP
32 これらの関数はファイル \fB_PATH_TTYS\fP (例えば \fI/etc/ttys\fP) へのインタフェースを提供する。
34 関数 \fBsetttyent\fP() はファイルをオープンする。 また既にオープンされている場合は、巻き戻す。
36 関数 \fBendttyent\fP() はファイルをクローズする。
38 関数 \fBgetttynam\fP() は指定された端末名についてファイルを検索する。 この関数は (以下で説明されている) \fIttyent\fP
41 関数 \fBgetttyent\fP() は (もし必要であれば) ファイル \fB_PATH_TTYS\fP をオープンし、最初のエントリを返す。
42 ファイルが既にオープンされている場合は、次のエントリを返す。 \fIttyent\fP 構造体は以下の通りである。
47 char *ty_name; /* 端末デバイス名 */
48 char *ty_getty; /* 実行するコマンド。通常は getty */
49 char *ty_type; /* termcap のための端末タイプ */
50 int ty_status; /* 状態フラグ */
51 char *ty_window; /* ウィンドウマネージャを起動するコマンド */
52 char *ty_comment; /* コメントフィールド */
57 \fIty_status\fP は以下のいずれか値をとることができる。
61 #define TTY_ON 0x01 /* ログインを有効にする (ty_getty プログラムを開始する) */
62 #define TTY_SECURE 0x02 /* ユーザ ID 0 でのログインを許可する */
65 .SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
66 関数 \fBgetttyent\fP() は静的変数へのポインタを返す。そのため、スレッドセーフではない。
68 関数 \fBsetttyent\fP() と \fBendttyent\fP() は静的変数を使用する。そのため、スレッドセーフではない。
70 関数 \fBgetttynam\fP() はスレッドセーフではない関数 \fBgetttyent\fP() を呼び出す。そのため、スレッドセーフではない。
72 POSIX.1\-2001 にはない。 BSD 系に存在し、おそらく他のシステムにもあるだろう。
74 Linux では、ファイル \fI/etc/ttys\fP と上で説明した関数は使われていない。
76 \fBttyname\fP(3), \fBttyslot\fP(3)
78 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.67 の一部
79 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
80 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。