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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / obsolete / man1 / dircolors.1
1 .\" Copyright Andries Brouwer, Ragnar Hojland Espinosa and A. Wik, 1998.
2 .\"
3 .\" Japanese Version Copyright (c) 1998 Kanda Mitsuru
4 .\"         all rights reserved.
5 .\" Translated Fri Sep 11 21:02:34 JST 1998
6 .\"         by Kanda Mitsuru <kanda@nn.iij4u.or.jp>
7 .\" Updated Thu Aug 31 21:00:12 JST 2000
8 .\"         by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
9 .\" 
10 .\" This file may be copied under the conditions described
11 .\" in the LDP GENERAL PUBLIC LICENSE, Version 1, September 1998
12 .\" that should have been distributed together with this file.
13 .\"
14 .\" Modified, James Sneeringer <jvs@ocslink.com>, Wed Sep 22 23:21:19 1999
15 .\"
16 .TH DIRCOLORS 1 "November 1998" "GNU fileutils 4.0"
17 .SH 名前
18 dircolors \- 'ls' のための色付けの設定
19 .SH 書式
20 .B dircolors
21 .B [\-b] [\-\-sh] [\-\-bourne\-shell]
22 .B [\-c] [\-\-csh] [\-\-c\-shell]
23 .B [\-p] [\-\-print\-database]
24 .B [\-\-help] [\-\-version]
25 .BI [ FILE ]
26 .SH 説明
27 .B dircolors
28
29 .B ls
30 (及び
31 .BR dir 、
32 その他)
33 から望みのカラー出力を定義するためのシェルコマンドのシーケンスを出力する。
34 典型的な使用法は以下の通り:
35 .br
36 .RS
37 eval `dircolors [OPTION]... [FILE]`
38 .RE
39 .PP
40 もし
41 .I FILE
42 が指定されていれば、
43 .B dircolors
44 はファイルの型と拡張子に対して使用する色の対応を記述したものとして
45 それを読み込む。指定されていない場合には、あらかじめコンパイルされた
46 データベースが使用される。これらのファイルの詳しいフォーマットは
47 `dircolors \-\-print\-database' を実行すると表示される。
48 .PP
49 出力は環境変数
50 .B LS_COLORS
51 を設定するシェルコマンドである。コマンドライン上でカラー出力を使用するために
52 シェルの構文に従って指定できる。もしくは
53 .B dircolors
54
55 .B SHELL
56 の環境変数の値からそれを推測する。
57 .PP
58 このコマンドの実行後 
59 `ls \-\-color'(もしかしたら ls にエイリアスされているかもしれない)とすることで、
60 望みの色でファイルのリストを表示する。
61 .PP
62 .SH オプション
63 .TP
64 .B "\-b, \-\-sh, \-\-bourne\-shell"
65 Bourne shell コマンドを出力する。もし
66 .B SHELL
67 環境変数が設定されていて、それが
68 .I csh
69 もしくは
70 .I tcsh
71 で終わっていなければこれがデフォルトとなる。
72 .TP
73 .B "\-c, \-\-csh, \-\-c\-shell"
74 C shell コマンドを出力する。もし
75 .B SHELL
76
77 .I csh
78 もしくは
79 .I tcsh
80 で終わっているならこれがデフォルトになる。
81 .TP
82 .B "\-p, \-\-print\-database"
83 (コンパイルされた)デフォルトのカラー設定データベースを出力する。
84 この出力はそれ自身有効な設定ファイルであり、実際に有効なフォーマットで書かれている。
85 .SH "GNU 標準オプション"
86 .TP
87 .B "\-\-help"
88 使用法を標準出力に表示する。
89 .TP
90 .B "\-\-version"
91 バージョン情報を標準出力に表示する。
92 .TP
93 .B "\-\-"
94 オプションの終了。
95 .SH 環境変数
96 環境変数 SHELL と TERM は 適切なシェルコマンドの形式を
97 判定するために用いられる。
98 環境変数 LANG, LC_ALL, LC_TYPE, LC_MESSAGES はいつも通りの意味を持つ。
99 環境変数 LS_COLORS は
100 .B ls
101 の情報を変換するために用いられる。
102 .SH 準拠
103 .BR ls (1)
104 のカラー出力は GNU の拡張である。
105 この実装は Slackware Linux で配布された
106 .BR dircolors / color-ls
107 パッケージと完全に互換ではない。
108 特に、Z shell と Korn shell のための特別のサポートは存在しない。
109 これらのシェルのユーザーは Bourne shell (-b) モードを使うべきである。
110 .SH 関連項目
111 .BR ls (1)
112 .SH ファイル
113 .TP
114 .I /etc/dir_colors
115 システム全体に適用される
116 .B dircolors
117 の設定ファイル。
118 .TP
119 .I ~/.dir_colors
120 ユーザー毎の
121 .B dircolors
122 の設定ファイル。
123 .SH 注意
124 この man ページは
125 file\%utils-4.0 パッケージに含まれる
126 .B dircolors
127 を説明している。
128 他のバージョンはもしかしたらわずかに異なっているかもしれない。
129 説明の訂正や追加については
130 aeb@cwi.nl にメールしてほしい。
131 プログラムのバグ報告は  fileutils-bugs@gnu.ai.mit.edu に報告してほしい。