obsolete/man8/lilo.8

   1 '\" t
   2 .\" @(#)lilo.8 1.0 950728 aeb
   3 .\" This page is based on the lilo docs, which carry the following
   4 .\" COPYING condition:
   5 .\"
   6 .\" LILO program code, documentation and auxiliary programs are
   7 .\" Copyright 1992-1994 Werner Almesberger.
   8 .\" All rights reserved.
   9 .\"
  10 .\" Redistribution and use in source and binary forms of parts of or the
  11 .\" whole original or derived work are permitted provided that the
  12 .\" original work is properly attributed to the author. The name of the
  13 .\" author may not be used to endorse or promote products derived from
  14 .\" this software without specific prior written permission. This work
  15 .\" is provided "as is" and without any express or implied warranties.
  16 .\"
  17 .\" Original version, Andries Brouwer (aeb@cwi.nl), 950728
  18 .\" Added t directive, as Daniel Quinlan asked, 950824
  19 .\"
  20 .\" Japanese Version Copyright (c) 1996 TACHIBANA Akira
  21 .\"         all rights reserved.
  22 .\" Translated Sun Jul 28 17:42:39 JST 1996
  23 .\"         by TACHIBANA Akira <tati@tky.threewebnet.or.jp>
  24 .\" Modified Sat May  3 12:31:22 JST 1997
  25 .\"     by SUGIURA Yoshiki <yox@in.aix.or.jp>
  26 .\"
  27 .\"WORD:        boot loader             ブートローダ
  28 .\"WORD:        boot sector             ブートセクター
  29 .\"WORD:        disk geometry           ディスクジオメトリ
  30 .\"
  31 .TH LILO 8 "28 July 1995"
  32 .SH 名前
  33 lilo \- ブートローダ をインストールする
  34 .SH 書式
  35 主な使い方:
  36 .LP
  37 .B " /sbin/lilo"
  38 \- ブートローダをインストールする
  39 .LP
  40 他の使い方:
  41 .LP
  42 .B " /sbin/lilo -q"
  43 \- マップを調べる
  44 .br
  45 .B " /sbin/lilo -R"
  46 \- 次回リブートで有効となるデフォルトのコマンドラインパラメータを設定する
  47 .br
  48 .B " /sbin/lilo -I"
  49 \- 現在のカーネルのパス名を調べる
  50 .br
  51 .B " /sbin/lilo {-u|-U}"
  52 \- lilo をアンインストールする
  53 .SH 説明
  54 .LP
  55 .B lilo
  56 \ \は、次回ブート時に有効となるブートローダをインストールする。
  57 以下のオプションがある。
  58 .LP
  59 .TP
  60 .B \-\^v
  61 より多くの情報を出力する。一つまたは複数の \fB-v\fP オプションを
  62 与えることで lilo が出力する情報がより多くなる。
  63 .TP
  64 .B \-\^q
  65 現在のマップファイルの内容を表示する。
  66 .B lilo
  67 \ \はデフォルトで
  68 .IR "/boot/map"
  69 を使用する。このファイルにはブート可能な(複数の)カーネルの名前と
  70 その場所が入っている。
  71 このオプションはその中にあるカーネルの名前を表示する。
  72 .TP
  73 .BI "\-\^m " map-file
  74 デフォルトのマップファイルの代わりに指定されたファイルを使用する。
  75 .TP
  76 .BI "\-\^C " config-file
  77 .B lilo
  78 \ \はデフォルトでは設定を
  79 .IR "/etc/lilo.conf"
  80 \ \から読み込む。
  81 このオプションはデフォルト以外の設定ファイルを指定する場合に
  82 使用する。
  83 .TP
  84 .BI "\-\^d " delay
  85 複数のカーネルをブート可能に設定していた場合、ブート時に Shift キーを押すと、
  86 ブートローダはどのカーネルでブートするかの入力を待つ。
  87 その状態でタイムアウトすると、リストの最初にあるカーネルでブートする。
  88 このオプションはタイムアウトするまでの時間を0.1秒単位で指定する。
  89 .TP
  90 .BI "\-\^D " label
  91 ブート時にリストの最初に現れるデフォルトカーネルの代わりに、
  92 指定されたラベルのカーネルを使用する。
  93 .TP
  94 .BI "\-\^r " root-directory
  95 操作を行う前に、
  96 \fIchroot\fP でルートディレクトリを変更する。
  97 フロッピィでブートし設定を修正するときに使用する。
  98 .TP
  99 .BI "\-\^t "
 100 テストを行う。ブートセクターやマップファイルは書換えない。
 101 \fB-v\fP と共に指定して、
 102 .B lilo
 103 \ \が何を行うかを確認すること。
 104 .TP
 105 .B "\-\^c"
 106 マップの圧縮を有効にする。これにより、ブートセクター 付近への read をマージ
 107 する。ブートのスピードが上がる(特にフロッピィの場合)。
 108 .TP
 109 .BI "\-\^f " disk-tab
 110 ディスクジオメトリパラメータファイルを指定する(デフォルトは
 111 .IR /etc/disktab ) 。
 112 .TP
 113 .BI "\-\^i " boot-sector
 114 ブートセクターとして使うファイルを指定する(デフォルトは
 115 .IR /boot/boot.b )。
 116 .TP
 117 .BI "\-\^l"
 118 sector/head/cylinder アドレスの代わりに、linear sector アドレスを
 119 生成する。
 120 .TP
 121 .BI "\-\^P " "{fix|ignore}"
 122 linear アドレスと  sector/head/cylinder アドレスが一致しなく
 123 なったなどの "異常"の見つかったパーティションテーブルを
 124 修復もしくは無視する。
 125 .TP
 126 .BI "\-\^s " save-file
 127 .B lilo
 128 \ \がブートセクターを上書きするとき、以前の内容を保存するのにデフォルトでは
 129 .I /boot/boot.NNNN
 130 \ \を使用する。
 131 NNNN が何になるかはデバイスに依存する。
 132 このオプションは、その代わりにブートセクタを保存するファイル名を指定する
 133  (または、\fB-u\fP オプションと共に指定し、ブートセクタを復旧するファイル名を
 134 指定する)。
 135 .TP
 136 .BI "\-\^S " save-file
 137 通常、
 138 .B lilo
 139 \ \は既にあるセーブファイルを上書きしないが、このオプションを指定すると
 140 上書きされる。
 141 .TP
 142 .BI "\-\^u " device-name
 143 保存されたブートセクタをコピーして
 144 .BR lilo
 145 \ \をアンインストールする。その際タイムスタンプをチェックする。
 146 .TP
 147 .BI "\-\^U " device-name
 148 上のオプションと同様だがタイムスタンプをチェックしない。
 149 .TP
 150 .BI "\-\^R " "command line"
 151 このオプションは次回ブート時に使用されるデフォルトのコマンドを
 152 設定する。ブートローダは次回ブート後この設定を破棄する。
 153 設定されたコマンドが有効なのは一回限りである。
 154 典型的な使用法はリブートスクリプトの中で、`shutdown -r' を行う前
 155 などである。
 156 .TP
 157 .BI "\-\^I " "label"
 158 スタートアップ後に、環境変数 BOOT_IMAGE で実行したカーネルのラベルが
 159 参照できるようする。
 160 このコマンドは一致したパス名を標準出力(stdout)に表示する。
 161 .TP
 162 .B "\-\^V"
 163 バージョン番号を表示する。
 164
 165 .LP
 166 左のコマンドラインオプションは、右の設定ファイルでのキーワードと
 167 同じ意味である。
 168 .IP
 169 .TS
 170 l l.
 171 -b bootdev      boot=bootdev
 172 -c      compact
 173 -d dsec delay=dsec
 174 -D label        default=label
 175 -i bootsector   install=bootsector
 176 -f file disktab=file
 177 -l      linear
 178 -m mapfile      map=mapfile
 179 -P fix  fix-table
 180 -P ignore       ignore-table
 181 -s file backup=file
 182 -S file force-backup=file
 183 -v      verbose=level
 184 .TE
 185 .SH 関連項目
 186 lilo.conf(5).
 187 .br
 188 lilo のディストリビューションには多くのドキュメントが含まれている。
 189 .SH 著者
 190 Werner Almesberger <almesber@lrc.epfl.ch>