release/man2/io_destroy.2

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   2 .\"
   3 .\" %%%LICENSE_START(GPL_NOVERSION_ONELINE)
   4 .\" This file is distributed according to the GNU General Public License.
   5 .\" %%%LICENSE_END
   6 .\"
   7 .\"*******************************************************************
   8 .\"
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  10 .\"
  11 .\"*******************************************************************
  12 .TH IO_DESTROY 2 2013\-04\-08 Linux "Linux Programmer's Manual"
  13 .SH 名前
  14 io_destroy \- 非同期 I/O コンテキストの消去
  15 .SH 書式
  16 .nf
  17 \fB#include <linux/aio_abi.h>\fP          /* 必要な型の定義 */
  18
  19 \fBint io_destroy(aio_context_t \fP\fIctx_id\fP\fB);\fP
  20 .fi
  21
  22 \fI注\fP: このシステムコールには glibc のラッパー関数は存在しない。「注意」の節を参照。
  23 .SH 説明
  24 .PP
  25 The \fBio_destroy\fP()  system call will attempt to cancel all outstanding
  26 asynchronous I/O operations against \fIctx_id\fP, will block on the completion
  27 of all operations that could not be cancelled, and will destroy the
  28 \fIctx_id\fP.
  29 .SH 返り値
  30 成功した場合、 \fBio_destroy\fP()  は 0 を返す。 失敗時の返り値については、「注意」の節を参照すること。
  31 .SH エラー
  32 .TP
  33 \fBEFAULT\fP
  34 データ構造の中に無効なデータを指しているものがある。
  35 .TP
  36 \fBEINVAL\fP
  37 \fIctx_id\fP で指定された AIO コンテキストが無効である。
  38 .TP
  39 \fBENOSYS\fP
  40 \fBio_destroy\fP()  はこのアーキテクチャでは実装されていない。
  41 .SH バージョン
  42 .PP
  43 非同期 I/O システム・コールは Linux 2.5 で初めて登場した。
  44 .SH 準拠
  45 .PP
  46 \fBio_destroy\fP()  は Linux 固有であり、移植を想定したプログラムで使用すべきではない。
  47 .SH 注意
  48 .\" http://git.fedorahosted.org/git/?p=libaio.git
  49 glibc はこのシステムコールのラッパー関数を提供していない。
  50 \fBsyscall\fP(2) を使ってこのシステムコールを起動することができる。
  51 しかし、たいていは、このシステムコールを呼び出したいのではなく、
  52  \fIlibaio\fP が提供している \fBio_destroy\fP ラッパー関数を呼び出したい
  53 場合がほとんどであろう。
  54
  55 .\" But glibc is confused, since <libaio.h> uses 'io_context_t' to declare
  56 .\" the system call.
  57 \fIlibaio\fP のラッパー関数では \fIctx_id\fP 引き数に別の型
  58 (\fIio_context_t\fP) が使われることに注意すること。
  59 また、\fIlibaio\fP のラッパー関数は、エラーの通知が通常の C ライブラリの
  60 慣習にしたがっておらず、エラーの場合には負のエラー番号 (エラーの節に列
  61 挙されている値の一つを負にしたもの) が返り値となる点にも注意すること。
  62 \fBsyscall\fP(2) 経由でシステムコールを起動すると、返り値は通常のエラー通
  63 知の慣習に したがってものとなり、エラーの場合には \-1 が返り、 \fIerrno\fP
  64 にエラーを示す (正の) 値が設定される。
  65 .SH 関連項目
  66 .\" .SH AUTHOR
  67 .\" Kent Yoder.
  68 \fBio_cancel\fP(2), \fBio_getevents\fP(2), \fBio_setup\fP(2), \fBio_submit\fP(2),
  69 \fBaio\fP(7)
  70 .SH この文書について
  71 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.51 の一部
  72 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
  73 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。