1 .\" This manpage is Copyright (C) 1992 Drew Eckhardt;
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15 .TH MKDIR 2 2013\-01\-27 Linux "Linux Programmer's Manual"
20 .\" .B #include <unistd.h>
21 \fB#include <sys/stat.h>\fP
22 \fB#include <sys/types.h>\fP
24 \fBint mkdir(const char *\fP\fIpathname\fP\fB, mode_t \fP\fImode\fP\fB);\fP
27 \fBmkdir\fP() は \fIpathname\fP で示される名前のディレクトリを作成しようとする。
29 \fImode\fP 引き数は、作成されたディレクトリの許可属性を決定するのに使われる。 この値に、通常通りプロセスの \fIumask\fP
30 による修正が加えられる。 したがって、作成されたディレクトリの許可属性は (\fImode\fP & ~\fIumask\fP & 0777) となる。
31 作成されたディレクトリのその他のモードビットはオペレーティングシステムに 依存する。Linux の場合は、以下の通りである。
33 新しく作成されたディレクトリの所有者はプロセスの実効ユーザ ID に設定される。 新たに作成されたディレクトリが含まれる親ディレクトリに set
34 group ID ビットがセットされていたり、ファイルシステムが BSD の グループセマンティクス (\fImount \-o bsdgroups\fP
35 あるいは、同じ意味の \fImount \-o grpid\fP) に従ってマウントされている場合には、
36 新たに作成されたディレクトリのグループ所有権は親ディレクトリの ものが継承される (親ディレクトリと同じになる)。
37 それ以外の場合は、グループ所有権はプロセスの実効グループ ID となる。
39 もし親ディレクトリに set group ID ビットがセットされていれば新しく作成される ディレクトリにも set group ID
42 \fBmkdir\fP() は成功した場合 0 を、失敗した場合 \-1 を返す (また、 \fIerrno\fP がエラーの内容にしたがって適切に設定される)。
46 プロセスが親ディレクトリへの書き込み許可を持たない、もしくは \fIpathname\fP 中のディレクトリのどれかに検索許可属性が無い
47 (\fBpath_resolution\fP(7) も参照)。
50 The user's quota of disk blocks or inodes on the file system has been
54 \fIpathname\fP が既に存在している(ただしそれがディレクトリであるとは限らない)。 \fIpathname\fP がシンボリックリンクの場合も
55 (その指定先が存在するかどうかに関らず)エラーになる。
58 \fIpathname\fP がアクセス可能なアドレス空間の外を指している。
61 \fIpathname\fP を解決するときに、解決すべきシンボリックリンクが多すぎた。
64 親ディレクトリへのリンク数が \fBLINK_MAX\fP を超えてしまう。
70 \fIpathname\fP の構成要素のディレクトリのいずれかが存在しないか、 またはリンク先が存在しないシンボリックリンクである。
76 \fIpathname\fP を含むデバイスに新たにディレクトリを作成する空きが無い。
79 もしくはユーザーのディスク quota が使い切られているため、 新たにディレクトリを作成することができない。
82 \fIpathname\fP のディレクトリ部分が実際にはディレクトリでない。
85 \fIpathname\fP を含むファイルシステムがディレクトリの作成をサポートしていない。
88 \fIpathname\fP が読み出し専用ファイルシステム上のファイルを指している。
90 .\" SVr4 documents additional EIO, EMULTIHOP
91 SVr4, BSD, POSIX.1\-2001.
93 Linux では、許可ビット以外で意味を持つのは、 \fBS_ISVTX\fP モードビットだけである。 つまり、Linux
94 では作成されたディレクトリは実際には (\fImode\fP & ~\fIumask\fP & 01777) のモードを持つことになる。 \fBstat\fP(2)
97 NFS を実現しているプロトコルには多くの不備が存在し、 それら中には \fBmkdir\fP() に影響を与えるものもある。
99 \fBmkdir\fP(1), \fBchmod\fP(2), \fBchown\fP(2), \fBmkdirat\fP(2), \fBmknod\fP(2),
100 \fBmount\fP(2), \fBrmdir\fP(2), \fBstat\fP(2), \fBumask\fP(2), \fBunlink\fP(2),
101 \fBpath_resolution\fP(7)
103 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.51 の一部
104 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
105 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。