1 .\" Copyright (c) Bruno Haible <haible@clisp.cons.org>
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7 .\" the License, or (at your option) any later version.
10 .\" References consulted:
11 .\" GNU glibc-2 source code and manual
12 .\" Dinkumware C library reference http://www.dinkumware.com/
13 .\" OpenGroup's Single UNIX specification http://www.UNIX-systems.org/online.html
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20 .TH MBSNRTOWCS 3 2011\-10\-01 GNU "Linux Programmer's Manual"
22 mbsnrtowcs \- マルチバイト文字列をワイド文字列に変換する
25 \fB#include <wchar.h>\fP
27 \fBsize_t mbsnrtowcs(wchar_t *\fP\fIdest\fP\fB, const char **\fP\fIsrc\fP\fB,\fP
28 \fB size_t \fP\fInms\fP\fB, size_t \fP\fIlen\fP\fB, mbstate_t *\fP\fIps\fP\fB);\fP
32 glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照):
41 _XOPEN_SOURCE\ >=\ 700 || _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200809L
49 \fBmbsnrtowcs\fP() 関数は \fBmbsrtowcs\fP(3) 関数に似ているが 変換するバイト数が \fI*src\fP から始まる
50 \fInms\fP バイトに制限されている 点が異なっている。
52 \fIdest\fP が NULL ポインターでなければ \fBmbsnrtowcs\fP() 関数は \fI*src\fP からのマルチバイト文字列の最大
53 \fInms\fP までを \fIdest\fP からのワイド文字列に変換する。 最大 \fIlen\fP 文字のワイド文字が \fIdest\fP に書き込まれる。
54 同時にシフト状態 \fI*ps\fP を更新する。 変換は \fImbrtowc(dest, *src, n, ps)\fP
55 を、この呼び出しが成功する限り、繰り返し実行したのと実質的に同様である。 ここでの \fIn\fP は正の数であり、繰り返しごとに \fIdest\fP が 1
56 増加させられ、 \fI*src\fP が消費したバイト数だけ増加させられる。変換は以下の三つの いずれかの条件で停止する:
58 不正なマルチバイト列に遭遇した。この場合には \fI*src\fP は不正な マルチバイト列を指すようにして、 \fI(size_t)\ \-1\fP
59 を返し、\fIerrno\fP に \fBEILSEQ\fP を設定する。
61 \fInms\fP 制限によって強制的に停止するか、\fIlen\fP 文字の L\(aq\e0\(aq 以外の ワイド文字を \fIdest\fP
62 に格納した場合。この場合は \fI*src\fP は 次に変換されるマルチバイト列を指すようにして、\fIdest\fP に書き込まれた ワイド文字の数を返す。
64 マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に変換された場合。 (この時、副作用として \fI*ps\fP
65 が初期状態に戻される。) この場合は \fI*src\fP には NULL が設定され、 \fIdest\fP に書き込まれた文字数 (終端の NULL
68 \fIdest\fP が NULL の場合、\fIlen\fP は無視され、上記と同様の変換が 行われるが、変換されたワイド文字はメモリに書き込まれず、変換先の上限
71 上記のどちらの場合でも、\fIps\fP が NULL ポインターならば、代りに mbsnrtowcs 関数のみが使用する静的で名前のない状態が使用される。
73 プログラマーは \fIdest\fP に最低でも \fIlen\fP ワイド文字を書き込むこ とができる空間があることを保証しなければならない。
75 \fBmbsnrtowcs\fP() 関数はワイド文字列に変換完了したワイド文字の数を返す。
76 終端のナルワイド文字は含まない。不正なマルチバイト列に遭遇した場合には \fI(size_t)\ \-1\fP を返し、\fIerrno\fP に \fBEILSEQ\fP
81 \fBmbsnrtowcs\fP() の動作は現在のロケールの \fBLC_CTYPE\fP カテゴリに依存している。
83 \fIps\fP に NULL を渡した際の動作はマルチスレッドセーフでない。
85 \fBiconv\fP(3), \fBmbsrtowcs\fP(3)
87 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
88 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
89 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。