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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man4 / wavelan.4
1 .\" From jt@hplb.hpl.hp.com Thu Dec 19 18:31:49 1996
2 .\" From: Jean Tourrilhes <jt@hplb.hpl.hp.com>
3 .\" Address: HP Labs, Filton Road, Stoke Gifford, Bristol BS12 6QZ, U.K.
4 .\" Jean II - HPLB - '96
5 .\" wavelan.c.4
6 .\"
7 .\" Provenance of this page is unclear.
8 .\"
9 .\" %%%LICENSE_START(GPL_NOVERSION_ONELINE)
10 .\" Licensed under the GPL,
11 .\" after inquiries with Jean Tourrilhes and Bruce Janson
12 .\" (mtk, July 2006)
13 .\" %%%LICENSE_END
14 .\"
15 .\"*******************************************************************
16 .\"
17 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
18 .\"
19 .\"*******************************************************************
20 .TH WAVELAN 4 1996\-10\-22 Linux "Linux Programmer's Manual"
21 .SH 名前
22 wavelan \- AT&T GIS WaveLAN ISA デバイスドライバ
23 .SH 書式
24 \fBinsmod wavelan_cs.o [io=\fP\fIB,B..\fP\fB] [ irq=\fP\fII,I..\fP\fB]
25 [name=\fP\fIN,N..\fP\fB]\fP
26 .SH 説明
27 \fIwavelan\fP は、NCR / AT&T / Lucent の \fBWaveLan ISA\fP と Digital(DEC) の
28 \fBRoamAbout DS\fP というワイアレス・イーサネット (wireless ethernet) アダプタのための
29 ローレベル・デバイスドライバである。このドライバはモジュールとしても、また、 カーネルに組み込んだ形でも利用できる。また、どちらの場合でも、複数カード
30 (最大 4 枚まで) をサポートし、明示的にデバイスの名前を指定しない限り (これに関しては、下を見よ)、発見されたそれぞれのカードには、利用可能な
31 次のイーサネットデバイス(eth0..eth#)が割り当てられる。このデバイス名は MAC アドレス、NWID、カードによって利用される周波数とともに
32 カーネルログファイルに報告される。
33 .SS パラメータ
34 このセクションのパラメーターは、モジュールとして使用する場合 に適用され、 \fBinsmod\fP(8)  のコマンド・ライン引き数として用いる。
35 カーネルにドライバが含まれている場合は、 \fIether=IRQ,IO,NAME\fP という形式のパラメータをカーネル・コマンドラインに渡す。
36 .TP 
37 \fBio\fP
38 wavelan カードを検出する時にどこのベースアドレスをサーチするかという リストを指定する (カードが利用するベースアドレスはカードのディップ
39 スイッチで設定する)。もし io アドレスが指定されなければドライバは 0x390 と 0x3E0
40 をスキャンする(このアドレスは他のハードと衝突することも考えられる)。
41 .TP 
42 \fBirq\fP
43 それぞれの wavelan カードが利用する irq のリストをセットする (この値は 将来的な利用のためにパーマネント・ストレージに保存される)。
44 .TP 
45 \fBname\fP
46 それぞれの wavelan カードデバイスに (\fBifconfig\fP(8)  が利用する)名前のリストをセットする。
47 .SS "Wireless extensions"
48 ワイアレス拡張の操作には \fBiwconfig\fP(8)  を使う。
49 .SS "NWID (or ドメイン)"
50 ネットワーク IDを [\fI0\fP から \fIFFFF\fP] に設定するか、 [\fIoff\fP] その利用を無効にする。 NWID
51 はカードのパーマネント・ストレージエリア (Permanent Strage Area) に 格納されるので、NWID
52 はドライバが呼び出されるたびに利用できる。
53 .SS 周波数とチャネル
54 2.4GHz 2.00 ハードウェアでは、10 の定義済みのチャネル (\fI2.412\fP \fI2.422, 2.425, 2.4305, 2.432,
55 2.442, 2.452, 2.460, 2.462\fP \fI2.484\fP)  のうちの一つを指定するか、その値を直接指定することによって周波数を設定
56 することができる。 周波数は直後に変更され、また、その変更は恒久的である。 どの周波数が利用できるかということは、(その国の) 法律に依存する…
57 .SS "統計スパイ (Statics spy)"
58 (8 つまでの) MAC アドレスのリストをドライバに設定して、 それぞれのリンクの品質を得る (\fBiwspy\fP(8)  を参照)。
59 .SS /proc/net/wireless
60 \fIstatus\fP はモデムから報告されたステータスである。 \fIlink quality\fP
61 は通信中の(直接拡散スペクトラム通信方式における)変調の品質を報告する [最大 = 16]。 \fILevel\fP と \fINoise\fP
62 は信号レベルとノイズのレベルを参照する [最大 = 64]。 \fI暗号化されていて廃棄されたパケット(crypt discarded packet)\fP
63 と \fIそれ以外の廃棄されたパケット(misc discarded packet)\fP のカウンターは実装されていない。
64 .SS "Private ioctl"
65 \fBiwpriv\fP(8)  をドライバ固有の ioctl の操作のために利用できる。
66 .SS "Quality and level threshold"
67 モデムで使われる品質とレベルの閾値 (そのレベルを下回ったパケットは 破棄される) を定義することができる。
68 .SS "ヒストグラム (Histogram)"
69 この機能により、 シグナルレベル区間の数の設定と、設定したそれぞれの区間での 受信パケット数をカウントすることができる。
70 この分布はシグナルレベルの最瀕値標準偏差の計算に役立つだろう。
71 .SS "Specific notes"
72 このドライバはいくつかの \fBNCR/AT&T/Lucent ではない\fP Wavelan カードの検出に失敗するだろう。
73 これがあなたの持っているカードで起こった場合 、そのカードの検出処理をどのように加えればいいかと いうことについてソースコードを確認する必要がある。
74 .PP
75 .\" .SH AUTHOR
76 .\" Bruce Janson \(em bruce@cs.usyd.edu.au
77 .\" .br
78 .\" Jean Tourrilhes \(em jt@hplb.hpl.hp.com
79 .\" .br
80 .\" (and others; see source code for details)
81 .\"
82 .\" SEE ALSO part
83 .\"
84 ここまでで述べてきた機能のうちのいくつかは、選択可能である。 ドライバの先頭部分のフラグを変更してコンパイルしなおすことによって、
85 その機能を無効にすることも可能である。
86 .SH 関連項目
87 \fBwavelan_cs\fP(4), \fBifconfig\fP(8), \fBinsmod\fP(8), \fBiwconfig\fP(8),
88 \fBiwpriv\fP(8), \fBiwspy\fP(8)
89 .SH この文書について
90 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
91 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
92 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。