1 .\" Copyright 1999 SuSE GmbH Nuernberg, Germany
2 .\" Author: Thorsten Kukuk <kukuk@suse.de>
4 .\" %%%LICENSE_START(GPLv2+_SW_3_PARA)
5 .\" This program is free software; you can redistribute it and/or
6 .\" modify it under the terms of the GNU General Public License as
7 .\" published by the Free Software Foundation; either version 2 of the
8 .\" License, or (at your option) any later version.
10 .\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
11 .\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
12 .\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the GNU
13 .\" General Public License for more details.
15 .\" You should have received a copy of the GNU General Public
16 .\" License along with this manual; if not, see
17 .\" <http://www.gnu.org/licenses/>.
20 .\" Modified, 6 May 2002, Michael Kerrisk, <mtk.manpages@gmail.com>
21 .\" Change listed order of /usr/lib and /lib
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26 .\"*******************************************************************
27 .TH LDCONFIG 8 2012\-05\-10 GNU "Linux Programmer's Manual"
29 ldconfig \- 動的リンカによる実行時の結合関係を設定する
31 \fB/sbin/ldconfig\fP [ \fB\-nNvXV\fP ] [ \fB\-f\ conf\fP ] [ \fB\-C\ cache\fP ] [ \fB\-r\ root\fP ] \fIdirectory\fP\ ...
35 \fB/sbin/ldconfig\fP \fB\-l\fP [ \fB\-v\fP ] \fIlibrary\fP\ ...
39 \fB/sbin/ldconfig\fP \fB\-p\fP
41 \fBldcofig\fP は最新の共有ライブラリに対して必要なリンクを作成したり、 ライブラリをキャッシュしたりする。 ライブラリは、コマンドラインや
42 \fI/etc/ld.so.conf\fP ファイルで指定されたディレクトリや、共有ライブラリが 通常置かれるディレクトリ (\fI/lib\fP と
43 \fI/usr/lib\fP) から検索される。 キャッシュは実行時リンカ \fIld.so\fP または \fIld\-linux.so\fP によって使われる。
44 \fBldconfig\fP は処理するライブラリのヘッダ部分とファイル名をチェックし、 どのバージョンに対してリンクを更新すべきかを判断する。
46 .\" The following sentence looks suspect
47 .\" (perhaps historical cruft) -- MTK, Jul 2005
48 .\" Therefore, when making dynamic libraries,
49 .\" it is wise to explicitly link against libc (use \-lc).
50 \fBldconfig\fP は ELF ライブラリの種類 (libc5 か libc6/glibc か) を判断するとき、 そのライブラリがリンクしている
53 すでに存在しているライブラリの中には、種類を区別するために充分な 情報が含まれていないものもある。 このため \fI/etc/ld.so.conf\fP
54 ファイルでライブラリの形式を指定することができるようになっている。 これは区別不能な ELF ライブラリ「だけ」に用いるものである。 フォーマットは
55 "dirname=TYPE" とする。 ここで TYPE は libc4, libc5, libc6 のいずれかである
56 (この書式はコマンドラインでも使える)。 「スペースを入れてはならない」。 \fB\-p\fP オプションも見ておくこと。 \fBldconfig\fP
57 は通常スーパーユーザー権限で実行しなければならない。 root が所有しているディレクトリやファイルへの書き込み権限が 必要になるからである。
61 詳細表示モード。 現在のバージョン番号を表示する。 またそれぞれのディレクトリをスキャンし、 新しいリンクを生成するたびに、その内容を表示する。
65 コマンドラインで指定されたディレクトリのみを処理する。 通常共有ライブラリが置かれるディレクトリ (\fI/lib\fP と \fI/usr/lib\fP) や
66 \fI/etc/ld.so.conf\fP で指定されたディレクトリは処理しない。 暗黙のうちに \fB\-N\fP が指定される。
69 キャッシュを再構成しない。 同時に \fB\-X\fP が同時に指定されなければ、リンクのほうは更新される。
72 リンクを更新しない。 \fB\-N\fP が同時に指定されなければ、キャッシュのほうは再構成される。
75 \fBconf\fP を \fI/etc/ld.so.conf\fP の代わりに用いる。
78 \fBcache\fP を \fI/etc/ld.so.cache\fP の代わりに用いる。
81 \fIroot\fP にカレントディレクトリを変更し、ここをルートディレクトリとして用いる。
84 ライブラリモード。それぞれのライブラリを手動でリンクする。 熟練者のみが用いるべきである。
87 現在のキャッシュに保存されているディレクトリのリストと、 ライブラリの候補を表示する。
95 コロン・スペース・タブ・改行・コンマで区切られたディレクトリのリスト。 それぞれのディレクトリでライブラリが検索される。
97 \fI/etc/ld.so.cache\fP
98 \fI/etc/ld.so.conf\fP で指定されたディレクトリにあるライブラリ、および \fI/lib\fP と \fI/usr/lib\fP
102 \fBldd\fP(1), \fBld.so\fP(8)
104 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
105 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
106 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。