release/man8/sync.8

   1 .\" Reboot/halt and Linux information extracted from Rick Faith's original
   2 .\" sync(8) manpage, dating back to the Linux 0.99 days.  The Linux-specific
   3 .\" information is attributed to Linus Torvalds
   4 .\" Copyright 1992, 1993 Rickard E. Faith (faith@cs.unc.edu)
   5 .\"
   6 .\" %%%LICENSE_START(GPL_NOVERSION_ONELINE)
   7 .\" May be distributed under the GNU General Public License
   8 .\" %%%LICENSE_END
   9 .\"
  10 .\"*******************************************************************
  11 .\"
  12 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
  13 .\"
  14 .\"*******************************************************************
  15 .\"
  16 .\" Japanese Version Copyright (c) 2000 Yuichi SATO
  17 .\"         all rights reserved.
  18 .\" Translated Tue Jun 13 14:04:28 JST 2000
  19 .\"         by by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
  20 .\"
  21 .TH SYNC 8 1998\-11\-01 GNU "Linux Programmer's Manual"
  22 .SH 名前
  23 sync \- ディスク上のデータをメモリと同期させる
  24 .SH 書式
  25 \fBsync [\-\-help] [\-\-version]\fP
  26 .SH 説明
  27 \fBsync\fP はメモリにバッファされたすべてのデータをディスクに書き込む。 これには、変更されたスーパーブロック・変更された inode・
  28 遅延した読み書きが含まれる (他にもあるかもしれない)。 これはカーネルに実装されているべきである。 なぜなら \fBsync\fP プログラムは
  29 \fBsync\fP(2)  システムコールを行使するだけだからである。
  30 .PP
  31 The kernel keeps data in memory to avoid doing (relatively slow) disk reads
  32 and writes.  This improves performance, but if the computer crashes, data
  33 may be lost or the filesystem corrupted as a result.  \fBsync\fP ensures that
  34 everything in memory is written to disk.
  35 .PP
  36 (新しいカーネルコードをデバックしていてカーネルパニックを引き起こす前などの)  通常と異なる方法でプロセッサーを停止させる前には、 \fBsync\fP
  37 を呼び出すべきである。 一般的には \fBsync\fP(2)  を呼び出す前に、 システムを静止状態にさせる \fBshutdown\fP(8),
  38 \fBreboot\fP(8), \fBhalt\fP(8)  といったコマンドを使ってプロセッサーを停止させるべきである。
  39 (これらのコマンドにはいろいろな実装があるので、 ドキュメントを当ること。 \fBreboot\fP(8), \fBhalt\fP(8)
  40 を直接呼び出すべきではないシステムもある。)
  41 .SH オプション
  42 .TP
  43 \fB\-\-help\fP
  44 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
  45 .TP
  46 \fB\-\-version\fP
  47 標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
  48 .TP
  49 \fB\-\-\fP
  50 オプションリストを終了する。
  51 .SH 環境変数
  52 変数 \fBLANG\fP, \fBLC_ALL\fP, \fBLC_CTYPE\fP, \fBLC_MESSAGES\fP は通常の意味を持つ。
  53 .SH 準拠
  54 POSIX.2.
  55 .SH 注意
  56 Linux では、 \fBsync\fP は (まだ書き込まれていない) ダーティなブロックの書き込みを スケジューリングすることのみを保証する。
  57 つまり、すべてのブロックの書き込みが終るまでに、実際には少し時間がかかる。 \fBreboot\fP(8), \fBhalt\fP(8)  コマンドは
  58 \fBsync\fP(2)  を呼んだ後に数秒間スリープすることで、これを考慮に入れている。
  59 .PP
  60 このページでは file\%utils\-4.0 パッケージでの \fBsync\fP コマンドについて説明しているので、
  61 その他のバージョンでは少し違いがあるかもしれない。
  62 .SH 関連項目
  63 \fBsync\fP(2), \fBhalt\fP(8), \fBreboot\fP(8), \fBupdate\fP(8)
  64 .SH この文書について
  65 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.54 の一部
  66 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
  67 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。